映画
『ワンピースフィルム ゼット』お台場に麦わら海賊団が集結!!

映画『ワンピースフィルム ゼット』イルミネーション点灯式&プレミアム舞台挨拶の模様をレポート!!

 2012年12月15日(土)より、いよいよ全国ロードショーとなるアニメーション映画『ワンピースフィルム ゼット』。本作は、人気マンガ『ONE PIECE』の約3年ぶりとなる劇場用長編アニメーションで、原作者・尾田栄一郎氏も総合プロデューサーとして濃密に関わっている注目作だ。

 そして、去る11月7日(水)、お台場においてイルミネーション点灯式(アクアシティお台場)、プレミアム試写会舞台挨拶(お台場シネマメディアージュ)が行われた。本稿では両イベントの模様をお伝えする。

●麦わらの一味、そして篠原涼子さん&香川照之さんも登場!

 今回行われた点灯式では、今作でオリジナルキャラクターのボイスを担当する篠原涼子さん(アイン役)、香川照之さん(ビンズ役)に加え、田中真弓さん(ルフィー役)、中井和哉さん(ゾロ役)、岡村明美さん(ナミ役)、山口勝平さん(ウソップ役)、大谷育江さん(チョッパー役)、山口由里子さん(ロビン役)、矢尾一樹さん(フランキー役)、チョーさん(ブルック役)の計10名という豪華メンバーが登壇。

 篠原さんと香川さんによる点灯式からスタート。続いて田中さん、中井さん、岡村さん、山口(勝)さん、大谷さん、山口(由)さん、矢尾さん、チョーさんが登場してトークが展開。トークでは、作品に関してや、クリスマスの予定の話題で盛り上がった。

●豪華メンバーによる濃密なトークが展開!!

 点灯式から場所をシアターに移し、舞台挨拶へ。点灯式に出席したメンバーに加え、この舞台挨拶より脚本を担当した鈴木おさむさん、そして監督の長峯達也さんが登場。ファンたちは、本編を楽しむ前に豪華なメンバーたちによるトークを堪能した。なお、トークの内容は以下の通りだ。

――それでは、本作の見どころとともに、出演者の方々に挨拶をして頂きたいと思います。

田中真弓さん(ルフィー役/以下、田中):「海賊王に俺はなる!」モンキー・D・ルフィ役の田中真弓です。よろしくお願いします。今作の“見どろこ”は、ルフィもかっこいいんですけど、ゼットがすごくかっこよくて。2人のガチのケンカをお楽しみください、というところです。

――戦いというよりは「ケンカ」ですか?

田中:ケンカです! 気持ちのいいケンカです。

田中真弓さん(ルフィー役/以下、中井):「背中の傷は剣士の恥だ」ゾロ役の中井和哉です。本作の“見どろこ”(見どころ)は、ゾロもかっこいい、ルフィも、ゼットもかっこいいんですが、青キジ……言っていいですよね? 僕の心の中では「エピソードオブ青ピー」と呼んでいるこの映画。是非皆さんもお楽しみください。ゾロのアクションシーンもかっこいいのでご注目です。よろしくお願いします。

岡村明美さん(ナミ役/以下、岡村):「この船の航海士は誰?」(観客から「ナミさーん」との返答)。ありがとう御座います。ナミ役の岡村明美です。今回の映画の“見どろこ”は、ものすっごい迫力です! 瞬きしたら、どんどんどんどん置いていかれるので、皆さん瞬きせずに凝視して下さい。

山口勝平さん(ウソップ役/以下、山口(勝)):「8千人の部下たちよー! 今日を楽しみにしていたぞー!」。ウソップ役の山口勝平です。今回の“見どろこ”もそうですけど、「ストロングワールド」から3年。こういう映画という形で、またお目にかかれてすごく嬉しいです。すごくかっちょいい映画できました。なんていうんですか、ちょっと昭和風みたいなね。昔のマンガみたいな。わかりやすいお話なので、あんまり深く考えずに楽しめると思いますので、大迫力を楽しんでください。

大谷育江さん(チョッパー役/以下、大谷):「俺、こんなに人が集まってくれて、嬉しいぞ、コノヤロー!」トニートニー・チョッパー役の大谷育江です。今回“見どろこ”は…えっとケンカのシーンはたくさんあるんです。今日、残念ながら、ここに来れなかった平田さん演じるサンジくんとゾロの、それはそれはニヤニヤしちゃう、私の中では子どものケンカのようなシーンがあるんですが……

中井和哉さん(ゾロ役/以下、中井):そんなシーンがあるんですか?

大谷:男性もちょっとセクシーなショットがありますよね~。あれは“見どろこ”ですよ!

中井:あれは“見どろこ”だ。

大谷:あれはちょっと、ジュルジュルジュルって感じです。ハンカチ用意しておいて下さいね。

中井:何を言い出すんだ。何拭きようだよ。

大谷:よだれ、よだれ。垂れないかな!楽しんで下さい!

山口由里子さん(ロビン役/以下、山口(由)):咲く場所をいとわない、私の体はあなたを決して逃がさない。セイスフルール! 会場の男の人たちにクラッチ!

大谷:かかった人がいます!

山口(由):見えました。何人か。ありがとう御座います。ニコ・ロビン役の山口由里子です。今回の映画の“見どろこ”さんはですねぇ、壮大な男のロマンを感じさせる映画です。ゼットの生き様が、すっっごくかっこいいです!! 私、本当に見終って男だったらよかったなって、ちょっと思ってしまいました。是非、男の人たちには観てほしいなと思います。そして、女性にはサービスショットが満載です。お楽しみに~。

矢尾一樹さん(フランキー役/以下、矢尾):「みんなこの後、映画スーパーに楽しんでくれよ!」矢尾一樹です。本当にサービスカットが満載で、いろんな楽しみ方ができます。そして昨日栄一郎とも話したんですけど、あれは18禁ですっていうカットもあります。そこを、楽しみにして頂きたいと思います。それは、一体誰のどの箇所でしょう~?後でいっぱい、お手紙下さい。

チョーさん(ブルック役/以下、チョー):「ヨホホホホホ! 私、脱いでもすごいんですよ……」(ブルックと)握手しました。こういうことでもない限り、一緒にいられないものですから。だって、降りてきた時に皆さん握手したでしょう? 僕初めてなんです。良かったです。以上です!

――ありがとう御座います。個別にご質問します。篠原さん、香川さんは、今回ゲスト声優を務められて周りの方の反応はいかがでしたか?

篠原:私の知り合いには、ほとんど全部と言っていいくらい周りにファンが多くて、私も声優がやりたいとずっと願っていて、念願が叶って、その作品が『ONE PIECE』というのに、かなり驚いて。それを、周りの知人が新聞を観て私が出演することに気づいて、いろんな人から連絡が届いて。

 もちろん、自分の息子もすごく喜んでいて「ママ、すごいね!かっこいい」とか言われて。何もかっこいいことはしてないんだけど、『ONE PIECE』の作品の一部になれたということで、株が上がりました。

――チョーさん、作品の“見どろこ”はいいんですか?

チョー:もう、見ろころ、見ろころはいっぱい!! それは、ここでは言いません。

――ありがとうございました(笑)。続いてNEO海軍幹部の美女・アインと、忍者の男・ビンズを演じられましたお二人にもお願いします。

篠原涼子さん(アイン役/以下、篠原):皆さん、こんばんは。アイン役を努めさせて頂きました、篠原涼子です。今回はこんなに素晴らしい偉大な作品からオファーが来るとは思っていなかったので、かなり緊張して。

 声を録る時もかなりプレッシャーだったんですけど、皆様たちのおかげで、どうにかアインがアインらしくなってるんじゃないかなと思っていますけど。いろいろ言うよりも、皆さんの目で見て感じて頂けたらなと思います。とっても、楽しい作品にパワーアップしているんじゃないかなと思っていますので楽しみにご覧になって下さい。

香川照之さん(ビンズ役/以下、香川):こんばんは。ビンズをやらせて頂いた香川照之です。ここにいらっしゃる方々は、本当に『ONE PIECE』を愛されて、70巻近い単行本を読破されて、また映画もご覧になっていらっしゃっていることと思います。

 僕も遅ればせながら、今年に入って『ONE PIECE』の世界に触れさせていただき、このような偉大な作品のアニメーションに声優として出させて頂いて本当に感謝しております。皆さんが作り上げてきた世界観を、どうにか下げないように一所懸命にビンズという役を務めたつもりで御座います。また、原作の尾田先生も総合プロデュースに関わって下さって、本当に偉大な作品になっていると思います。ゆっくりと楽しんでください。

――ありがとう御座いました。では、本作の脚本を担当された鈴木おさむさんお願いします。

鈴木おさむさん(以下、鈴木):放送作家の鈴木おさむです。僕が『ONE PIECE』と出会ったのは今から16年ほど前ですか。「週刊少年ジャンプで」連載が始まって、どんどんどんどん好きになって。30を超えても、そして40になってもマンガで、わくわくすることがあるのかと思い続けて本当に好きです。本当に好きだから、今回脚本の話をいただいたときに、すごく悩んだんですけども今回、この映画を携わらせていただいて、プロデューサー、監督さん、尾田さんと一緒にお話を作らせていただきました。

 僕はファンですから、ファンが観たい物語を提案できたつもりです。たぶん、僕がこの中で唯一、完成したフィルムを観ていないと思うんですけど。なぜなら、僕はファンなのでこの後皆さまと一緒に観てドキドキしたいなと思っております。一緒に楽しみましょう。よろしくお願いします!

――最後に、本作のメガホンを取りました、監督お願いします。

長峯達也さん(以下、長峯):本作の監督を務めました、長峯達也と申します。尾田さんと、がっつり組んでかなり大変だったんですけど、『ONE PIECE』の世界を凝縮して皆さんに楽しんでいただけるようなフィルムが出来ましたので、是非とも楽しんで下さい。よろしくお願いします。

――お子さんとは、一緒にご覧にはなりましたか?

篠原:今朝、拝見させて頂きました。ナミさんのおっぱいに興奮していました。すごい大好きみたい。

山口(勝):ナミの胸は映画ならではの動きをしますからね。

篠原:映画のタイトルバックが流れた瞬間に、子どもはまだ4歳なのに「かっこいい~!!」って言ってましたね。わかるんだ、と思って。さすがだなと思いました。親バカです。すみません(笑)。

香川:僕も、子どもたちのいる父親としてはですね『ONE PIECE』を一日も早く読みたいと思っていたんですが、周りにあまりにもファンが多くて、いつ始めていいのかわからない二の足を踏んでいる状況が、ずっとありまして。子どもと一緒に「この月から読もうね」と話していた頃に偶然にも、このお話を頂きまして。本当にびっくりして。こんな偶然もあるんだなと思って。

 それで、この役をやることになり今までの作品のDVDも観させていただくことになりました。やっぱり子どもは吸収が早くて、マンガを読んだ時に「ゴムゴムの……」って自分が思っていた発音とアニメで田中さんが「ゴムゴムの……」って言った時の発音が違ったらしくて「へぇ、こう発音するんだ~」って言ってました。子どもの方が先に勉強して、僕が教えてもらっていました。うちの息子も、ご多分に漏れずナミさんの胸には反応し、うちの息子はゾロが何より大好きです。

中井:いいお子さんですねぇ。

香川:家に帰ると十中八九、刀を咥えています。シャーってやってますよ。プラスティックのやつですけど。お寿司屋さんとかで、包丁を見ると「あれはゾロの刀と、どっちが斬れるのパパ?」って。

中井:それは、どういうふうにお答えされるんですか?

香川:そりゃ、ゾロの刀だよって。何の質問でしたっけ(笑)?

――お子さんと一緒に『ONE PIECE』を楽しんでおられるということですね。

香川:そうですね。ビンズも悪魔の実を食べているので、それのセリフをちょっと言ったら「違うな」ってダメ出しされました。僕が次の日に、演じるのにですよ(笑)。

――演じるというお仕事の中でも、動画に声をあてるというと、いつもとは違ったと思うのですが、いかがでしたか?

篠原:すごく勉強になりました。プロの声優さんが収録をされている様子を初日に拝見して、こんなに素晴らしい作品を引き受けちゃって大丈夫なのかなって。すごいパワーを感じたので、一瞬、焦ったんですけど2週間後ぐらいに収録だったので、その時にはしっかりやらなくてはと思ってやらせて頂いて。

 次回も声優のお仕事をやらせて頂きたいなと思うほど、楽しい経験になりましたし役者という仕事をさせて頂く上でも、本当に何かの糧になるような経験をさせて頂いたので、これからも機会があれば、またやらせて頂ければと思っています。

香川:この作品の中で動いている登場人物たちは、人間の際限をはるかに超えた、ギリギリの本当なら死んでもおかしくないようなところでも絶対に死なないっていう頑張りを見せている躍動感があるので、それに負けないように声を出すというのは本当に大変なことだなと。本当に声優の皆さんが、こういう大きな作品で声を出すというのは声のボリュームだけじゃなく、心のボリュームも大きくしながら出すというのは、とても体力も精神力いることなんだなと思って。改めて、このお仕事の大変さを痛感しました。

――田中船長はお二人のご参加を、どのように受け止められましたか?

田中:本当に、ピッタリでしたっていうと、まるで香川さんがビンズに似ているみたいになりますが……(笑)。アインは、篠原さんにあてて描いたみたいなくらいにピッタリでした。さっき、お二人が小声で「“みどろこ”って言いそびれた」って仰っていたのが可愛くて。私の息子が『ONE PIECE』が中学1年のときに始まって、26歳なんですが作品が大好きでありまして、そして篠原涼子さんが大好きでありまして「いいなぁ~!!!!」ってすごく言われました。

 そしてうちの事務所のマネージャーが『ONE PIECE』の担当ではないのに今日何故来たのかと言うと、香川さんが舞台挨拶に来ると聞いて「香川さんが来るの、行くわ!」と言って来てしまいました。

香川:いいマネージャーさんですね。

田中:参加して頂けたことが本当にうれしいですよね。ありがとう御座いました。

――映画でさらにワンピースファミリーが生まれた感じがしますよね。今回、篠原さんと香川さんは「モドモドの実」と「モサモサの実」という能力者を演じられましたが、もし自分に新たな能力を身につけられるとしたら、どんな力が欲しいでしょうか?

篠原:私は、この「モドモドの実」がいいと思います。この実を食べると、12年若返るんですよね。アンチエイジングは女性にとっては嬉しいですね。自分にやっちゃいたいですね!「モドモド~」つって。

田中:これは自分もできるんですよね? 鈴木さん?

――自分にもOKなんですかね?

鈴木:自分は無理ですね。NGで御座います。

大谷:鏡に向かってやったらどうだろうか?

鈴木:それもダメですね。

チョー:触ると12歳若返るということは、好きな人がいてもタッチできないんですか?

鈴木:そうですね。でも、気合を入れると能力を封じられる。それは、僕も書いていて思ったんですけど。

――香川さんはどんな能力が欲しいですか?

香川:先ほども申し上げましたが、子どもが『ONE PIECE』を大きく深くはまっていくので、ありとあらゆる知識を、重箱の隅をつつくように拾ってくるんですよ。別冊の図鑑も端の端まで読んで、一緒にお風呂に入った時に『ONE PIECE』クイズをやろうと言って。僕が問題を出すときに、非常に浅い問題を出すと「ケッ」って言われるんですよ。なので、僕はこの実さえ食べれば『ONE PIECE』のことを息子よりもはるかに知り尽くせる「ワピワピの実」が欲しいですね。

――鈴木さん、こういうものはアリですか?

鈴木:アリですね。

――今回、新しい悪魔の実を考案されました、鈴木おさむさんはどんな実が食べたいですか?

鈴木:「ヤセヤセの実」というのが欲しくてですね、僕の妻が結婚して11年目なんですけど、今年に入って僕の体重を超えるという事件が起きまして。僕が触ると痩せさせることのできる実が欲しいですね。

――女性は、結構欲しいですよね。さて、今作で新世界編に突入しまして、さらに新たな歴史を刻み始めた『ONE PIECE』ですが、皆さんにとって最近始められたこと、新世界に突入したことを教えて頂きたいなと思います。

田中:私はパソコンを持っていなくて、携帯ではいろいろやれるようになったのですが、つい昨日のことなんですけど、初めてネットカフェというところへ行って、パソコンをいじりました。大変でした。検索するにも小さい「つ」とかどうやって出すのか分からなくて。ものすごく時間をかけて。ちょっと新世界が、パソコンをいじった。新世界です。

――突入しましたね。篠原さんは何か最近、新世界に突入したことは、ありますか?

篠原:やっぱり声優ですね。輝いてますね。輝いている方々と一緒にこうやって、こういうところに立てるのは素晴らしいエネルギーをいただけますね。

香川:新しい世界が見えるようになったんですね。それは、何かと言うと小さい話なんですけど、2.0あった視力が、もう老眼なんですね、最近。今年、初めて眼鏡というものを作りまして。良く観えるんですね、眼鏡をかけると。小さい「つ」とかもよく見えます。新しい世界は眼鏡をかけてみております。

――『ONE PIECE』を楽しむ時も眼鏡をかけて?

香川:もちろんです。ゾロの輝かしい姿が見えています。

◆『ONE PIECE FILM Z』

原作・総合プロデューサー:尾田栄一郎
脚本:鈴木おさむ
監督:長峯達也
出演:
篠原涼子、香川照之
田中真弓、中井和哉、岡村明美、山口勝平、平田広明、大谷育江、山口由里子、矢尾一樹、チョー

>>映画『ONE PIECE FILM Z』公式サイト
>>ワンピース 公式サイト(東映アニメーション)
>>ONE PIECE WEB

(C)尾田栄一郎/2012「ワンピース」製作委員会
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