『2.5次元てれび』に同人誌活動も行なっている人気声優・浅野真澄さんが登場
毎月第2/第4木曜日、21:00から生放送で配信しているインターネット声優バラエティー『2.5次元てれび』。司会は岩田光央さんと南條愛乃さん。番組では毎回豪華声優をゲストに招き、さまざまなオタクカルチャーを紹介している。番組リポーター兼アシスタントは新人声優の持月玲依さんと村川梨衣さん、綾瀬有さんだ。
2013年第1回目の放送となった1月10日(木)の番組は、『一騎当千』の孫策伯符や『BLOOD-C』の網埜優花を演じる声優・浅野真澄さん。浅野真澄さんは同人誌活動も精力的に行なっており、2012年末のコミックマーケットでも新刊『それが声優!EX』を頒布したばかり。当日の放送は、こちらの同人誌の内容を紹介するコーナーも用意された。
●岩田光央さんと交流の深い浅野真澄さん!
司会の岩田光央さんは浅野真澄さんが新人声優のころから交流があるというだけあって、番組はとても和やかな雰囲気でスタートした。オープニングトークの後に始まったコーナーは、pixiv連動企画第4弾の「ご当地大戦」。これは全国の名産品を使ったカードバトルで、そのカードに描かれるイラストとテキストを視聴者から募集するというものだ。募集は1月10日から始まっているので、我が町の名産や特産など、ご当地のアイテムを描いて投稿してみよう。
このコーナーの最中に、出身地である秋田県の名産を聞かれた浅野真澄さんは、「いぶりがっこ」を紹介した。いぶりがっことは、燻製にした大根で作られた漬物のこと。わかりやすく言えば「たくあん」のような感じの漬物だ。ひと通りの説明が終わると、スタジオにいぶりがっこが運ばれてきた。これには出演者一同大喜び! いぶりがっこが大好物だという岩田光央さんは、とてもおいしそうに試食していた。きっと番組を見た視聴者は食べたくなったに違いない。なお、いぶりがっこは東京有楽町にある「秋田ふるさと館」にて販売中。詳しい情報は番組アーカイブをご覧ください。
●浅野真澄さんの同人誌『それが声優 EX』を紹介!
番組中盤のコーナーでは、2.5次元てれびの番組から生まれた企画『魔法少女大戦』の同人誌と、浅野真澄さんが漫画家の畑健二郎さんと共に制作した同人誌『それが声優 EX』が紹介された。『魔法少女大戦』はpixivとのコラボで作られた同人誌で、視聴者から投稿されたイラストからハイクオリティーな魔法少女を集めて収録したイラスト集。
そしてもうひとつ、ゲストの浅野真澄さんの同人誌『それが声優 EX』は、シリーズ3作目となる新刊。これは新人声優の成長を描いたストーリーで、声優・浅野真澄さんの実体験や現場での取材活動を元に制作されている。この同人誌の特徴は、声優ファンはもちろん、現役の声優たちの間でも話題となっている。司会の南條愛乃さんは、「ずっと気になっていて1巻と2巻を読ませていただきました。これは声優あるある本ですね! 最後のほうは感動してホロッとしてしまいました」と大絶賛。いずれの同人誌もCOMIC ZINにて取扱中なので、欲しい読者はぜひ手に取ってみてください。
●番組後の延長戦では放送禁止のハプニング!?
1時間の番組が終わったあとで、台本ナシのまったりトークを楽しむ「延長戦」が始まった。ここでは番組中に語り尽くせなかったことの補足や、ゲストが番組の感想を述べていた。司会の岩田光央さんがいつものように浅野真澄さんに質問をしながらトークを繰り広げていたのだが、話題が『ご当地大戦』になったときに事件が起こった!
秋田出身の浅野真澄さんが、秋田の名産「きりたんぽ」をモチーフにしたゆるキャラについて説明をし始めたのだが、なんとそのゆるキャラの名前が放送禁止用語で、後に発売禁止になってしまったらしい。岩田光央さんは「おいっ!(笑)」と話を中断しようとするが、浅野真澄さんは何度もその単語をクチにする。浅野真澄さんは説明をしたい一心でしゃべってしまっただけなのでわざとではないのだが、スタジオは大爆笑。そのゆるキャラの名前は……当然ここでも書けないので、アーカイブでご確認ください!
●番組終了後、浅野真澄さんにインタビュー!
番組終了後、恒例のインタビューを行なった。1時間の番組と大爆笑の延長戦を終えたばかりの浅野真澄さんは、ニコニコと笑顔でたくさんお話ししてくれました!
――とてもおもしろい放送でした。番組を終えた感想は?
浅野真澄さん(以下、浅野):放送中にお話したのですが、私が新人のころに番組に出させていただいたとき、「他の出演者のみなさんのテンションと同じテンションでしゃべらなきゃ~」って思っていたんです。でも『2.5次元てれび』は誰も岩田光央さんのテンションについていかず、スルーできてすごいなって思いました(笑)。
――岩田光央さんはいつもハイテンションですからついていくのがタイヘンだと思います。
浅野:そうですね。でも、スルーするところはスルーして、出るとこは出るという使い分けができるのは、みなさんさすがです!
――同人誌『それが声優 EX』について伺います。とても好評のようですね!
浅野:いろんな方から反響をいただいています。最近、声優を扱った書籍は「憧れの職業」として描かれていることが多いですが、私の同人誌は生の声優の姿や、世間にはあまり知られていないことを扱っているんです。
――この同人誌はtwitterから誕生したとおっしゃってましたが、同人誌の感想もtwitter経由で届きますか?
浅野:はい、コメントをいただくこともあります。普段、ファンのみなさんから感想を聞く機会って、なかなかないんです。ハガキで書いてくれる人もいますが、ハガキは個人情報保護の関係から直接渡してもらえないので、私が受け取るのはコピーなんです。それに、ハガキを投函するのって、まずはハガキを買いに行くところから初めないといけないので敷居が高いと思います。それがtwitterだと「いま買いました!」とか、ライブ感が伝わってくるのがいいですね。そういう意見を聞けるのが嬉しいです。どんなものが読みたいとか、アイデアをいただくこともあります。
――ファンのみなさんからの意見は、どんなときに役立ちますか?
浅野:私は10年以上声優をやっているので、みんながなにを知っていて、なにを知らないのかがわからないときがあります。なのでファンのみなさんのコメントはありがたいですね。
――好評の『これが声優』の次回作の構想はありますか?
浅野:はい! 「こんなストーリーにしたい」というアイデアはあるので、あとはネタを出していくところです。
――同人誌活動は今後も続けて行きますか?
浅野:そうですね、「読みたい」と言ってくれる人がいる間は続けたいです。これからも自分たちだからこそ作れる本を作り続けていきたいです。今回は友達の堀江由衣ちゃんにも登場してもらったんですが、これは同人誌だから実現できたことです。
――最後にファンにコメントを!
浅野:『それが声優』シリーズはこれからも続けていくので、声優になりたい人や声優が好きな人など、ぜひ手に取って読んでほしいです。知ってるつもりで知らないことがあると思います。そして『2.5次元てれび』は岩田光央さんのハイテンションと、その他のみなさんのクールなところのコントラストがおもしろい番組でした。これからもおもしろい番組作りをしてください!
――ありがとうございました!
>>「2.5次元てれび」公式サイト