
アイドルカレッジ特集 第1弾 ROAD TO MAJOR(1) 投票上位メンバー5人のホンネ
地下アイドルとして4年近く活動してきたアイドルカレッジが、ついにメジャーデビューした。インディーズシングル5000枚販売という課題をクリアして。10人のメンバーから、定期公演でのファン投票で1位=センターとなった重本未紗ら上位5人に集まってもらい、3回に渡って特集します。初回はそれぞれの素顔をクローズアップ!
アイドルカレッジ
「未来のアイドルをみんなと育てて行こう」と“開校”したプロジェクト。公開授業(レッスンイベント)、ホームルーム(ファン感謝イベント)などのイベントやライブを通じて、メンバーを成長させていく。「アイドルだけど伝えたいことがある」をテーマに活動。2012年7月発売のインディーズシングル「雨のち晴れ」を1ヵ月で5000枚販売し、メジャーデビューが決定した。
■ 説明も主語もなくて会話が通じません(笑)
――まず、それぞれの好きな言葉を教えてください。
重本:私は“笑顔”が一番かな。ライブやイベントでは私たちも笑顔で、観てくれる方も笑顔。プライベートの生活でも笑顔。それがいいなーと思います。他人の笑顔を見ているだけで、自分も笑顔になれるし。
齋藤:二つあって“全力”と“幸せ”です。私のキャッチフレーズにも“全力パフォーマー”と入ってますけど、何事も手を抜かず、できる限りの力をライブやイベントで出したくて。自分の最大を観て欲しいんです。頑張って練習して難しいダンスもうまくなった姿を、クラスメイトさん(=ファン)に見せたい。それで「自分もできなかったことを頑張ろう」と思ってもらえたら、うれしいです。“幸せ”のほうは願いですね。私たちのステージを見て、幸せな気分になって欲しくて。
宮城:私は“ゆいまーる”という沖縄の方言が好きです。“助け合う仲間”とか“みんなで一つになる”って感じの意味で、「みんなでゆいまーるして頑張ろう!」みたいに使います。アイカレのライブでも「みんな一つになれ」ってテーマで、定期公演やライブをやってきました。
床爪:私の好きな言葉は“自分らしさ”です。どんなことにチャレンジするときも、自分らしさは絶対忘れずにいたいし、飾った自分ではなく素の自分を好きになってもらいたいです。
南:私は“シャイン”です。
――“社員”?
南:“社員”が好きと言ったらハンパないですけど(笑)、“輝く”の“shine”です。
重本:いきなり英語で来たよ(笑)。
南:アイカレに入った頃から、ずっと「キラキラ輝きたい」と言ってます。“輝く”って言葉が大好きで、さらに英語が好きだから“shine”。よく“将来の夢”を聞かれるじゃないですか。私はコレって夢より、その時に自分のやりたいことをやって、常に輝いていたい。それが夢というか、未来の自分像なんです。
――では、自分の自慢できることは?
齋藤:私はいつもテンションが高いです(笑)! たぶんアイカレで一番ハッチャけてますね。うるさいです(笑)。みんなが緊張しているときも、「テンション上げて行こうよ!」みたいな感じで、明るい空気にしたいと思ってるので。
――しゃべる系のテンションの高さなんですか?
齋藤:楽屋でも元気ではしゃいでます(笑)。でも、最後はよく分からなくなって、納まりがつかなくなって、未紗がツッコんで止めてくれます(笑)。
重本:きっさ(齋藤)はこう見えて、アイカレで年齢は上から2番目なんです。下に何人もいるのに、精神年齢は若いというか。幼いんじゃなくて、フレッシュ? だと思います。
南:いや、幼いんじゃない(笑)? 私がアイカレの正規メンバーで最年長ですけど、私の次がきっさだとは、まったく思えない(笑)。
齋藤:はい(笑)。
南:今日も朝から、会話が通じませんでした(笑)。
齋藤:普通に話し掛けたんですけど、「分からない」と言われました(笑)。
南:何の話をしてるのかも分からなかったんですよ(笑)。“どこから来た人?”みたいな感じ(笑)。で、「通じないんだけど、どうしたらいい?」って聞いたら、「アハハハ」って去って行きました(笑)。
齋藤:頭に浮かんだことをパッと言っちゃうので、たぶん説明がないんですよね。
南:主語もないし(笑)。のんのん(宮城)のほうが年下だけど、のんのんから見て、きっさはどう?
宮城:さっき普通に遊んでました。
齋藤:そう。遊んでたんですよ(笑)。
宮城:「グー、チョキ、パーで……」って手遊びをしてました。
齋藤:楽しかったです(笑)。
南:のんのんときっさの精神年齢が一緒ぐらい(笑)?
齋藤:未紗も私より年下ですけど、すごいしっかりしてます。頼れるんですよ。
重本:私に頼るの、おかしいから(笑)。
重本未紗(しげもと・みさ)
1996年3月22日生まれ、東京都出身、O型。
床爪さくら(とこつめ・さくら)
1996年2月28日生まれ、大阪府出身、O型。
南千紗登(みなみ・ちさと)
1991年11月26日生まれ、神奈川県出身、A型。
宮城乃奈実(みやぎ・のなみ)
1996年1月17日生まれ、沖縄県出身、A型。
齋藤綺咲(さいとう・きさき)
1994年8月16日生まれ、神奈川県出身、AB型。
■ 1人で他のメンバー全員にツッコむのは大変です(笑)
南:私の自慢できるところは……何だろうな?
齋藤:他のメンバーの良いところだと、言いやすいんじゃない?
南:そうだね。未紗はきっさも言ってた通り、年下だけど私よりしっかりしてます。私が見えてないところも見てるんですよ。たとえば誰かが体調悪かったりすると、いち早く「大丈夫?」と声を掛けたり、荷物を持ってあげたり、進んでやってます。
重本:めちゃテレるじゃん、これ(笑)。
重本未紗
齋藤:確かに未紗は、よく気が付くんです。一緒にいても、みんなを遠くから見守ってる感じ?
重本:ママ的な(笑)。
宮城:ツッコミも速いし、何もかも速くて(笑)。
重本:アイカレメンバーは10人いて、ツッコミ担当はちいちい(南)と私しかいなくて、いつも大変なわけです。8人にツッコむから(笑)。
宮城:そのちいさんも最近は……。
床爪さくら
南:ボケになってる(笑)?
宮城:ツッコまれるキャラになってきたので(笑)、未紗ちゃんは……。
重本:もう忙しくて(笑)!
南:でも未紗は、ここで明かすと、非を認めないところがあります(笑)。ツッコんでも正当化するから、ツッコまないの、私(笑)。
重本:良く言えば、負けず嫌いってことですね(笑)。悪く言えば、頑固?
南千紗登
齋藤:でも、未紗は友達が多いんです。いつも周りに人がいてワイワイしてる感じ。のんのんもたまにお祭り将軍的になって、「いいねー」って感じはするよね。
宮城:ホントですか?
南:最近よく思うのは、のんのんはもっと自信を持てばいいのに。かわいいし、ダンスもすごくうまい。先生に習ったというより自分でやってきて、なのにクセがなくて。いいところがいっぱいあるのに、もったいないんです。イケイケGOGOのときはメッチャいいから。
齋藤:自信を持ったら「ホエーイ!」って感じなんです(笑)。
南:だから、常に自信を持っていて欲しい。
宮城乃奈実
――乃奈実さん自身はその辺り、どう思ってるんですか?
宮城:こんなことを言ったらダメかもしれないんですけど……。
床爪:ネガティブ(笑)?
宮城:そうなんですよ~。ネガティブに考えちゃって……。
齋藤:でも、ダンスのときはすごくキラキラしてます。定期公演でダンスだけのコーナーがあって、そのときはキラキラ踊っていて。たぶん、そこには自信があるんだよね? パキパキとカッコよくて、尊敬します。
宮城:そうですね。ダンスには(自信が)あります。
南:あと、のんのんは自分がアイドルさんを好きで、アイドルさんの話をしているときもキラキラしてます(笑)。
宮城:楽しくなっちゃうので(笑)。東京女子流さんが大好きで。最近は℃-uteさんやベイビーレイズさんのライブ映像を観て勉強もしていて……って話が止まらなくなります(笑)。
南:何事にもそういう彼女でいてくれたら、もっとキラキラするのになー。
齋藤綺咲
■ メールに分からない漢字があればすぐ調べます
――で、そんな千紗登さんの良いところは?
床爪:しっかりしてます。でも、キャッチフレーズで「見た目と中身のギャップに注意」と言ってる通りだと思います。私が初めて会ったときは、まだ女子高生。いわゆるJKでしたけど、すごい大人びてキリッとしてたんですよ。それが、いざ絡んでみると、逆の意味で“何歳?”みたいな(笑)。
齋藤:近寄りやすいよね。たぶん一番。
床爪:それは違うと思う(笑)。
齋藤:関わるようになったら、親しみやすいと思う。
宮城:ちいさんが未紗さんのことを「他のメンバーのことを気付くのが早い」と言ってましたけど、ちいさんもそういうところがあります。私がアイカレに入った頃とか、すごく気に掛けて声を掛けてくれたり。その頃の私はオドオドしていて。今もしてますけど(笑)、そんな性格だから“どうしよう……?”となっちゃったとき、背中をポンと叩いてくれることが多いんです。
齋藤:あと、ちいちいは一番素直なんですよ。言うことがストレートで、分かりにくいところがない。言いにくいことも、ズバッと言ってくれるし。
南:私は分かりやすいタイプだと思う。
齋藤:言葉にウソがないから、良いことを言われたら素直にうれしいし、ダメ出しをされても「そうだな」と思える。直球で言ってくれるところが、いいなと思います。
床爪:とにかく責任感は人一倍強いと思います。
――千紗登さん的に、そこは最年長の自覚もあったうえで?
南:「私が引っ張って行かなきゃ」という気持ちは強いです。「いろいろ見てなきゃ」「やっていかなきゃ」って。でも、メンバーからは逆に「もっと頼っていいよ」と言われます。ヘタに頑張ろうとして、1人で空回りしやすいんですよ(笑)。「しっかりしてる」と言ってもらったけど、ぶっちゃけ、そんなに頼りになりません(笑)。頑張ってはいますけど。
床爪:頼りになりますよ。
南:逆に、さくらちゃんは全体を冷静に見ているな、って。たとえばライブについて話し合ってるとき、みんな主観的にアレコレ言うんですけど、彼女が「それって、こうじゃない?」と言うと、「あっ、そうか」って、みんなが冷静になれる。「お客さんから見たら、そうだよね」って、客観的なところを言ってくれるので。そこは私にない部分で尊敬します。最近だと4年目になって、いっそう“頑張ろう”という姿勢が、まっすぐ向いてきたと思います。上から目線でゴメンナサイだけど、本当にそれが良い感じです。
――そのさくらさんの姿勢は、レッスンとかで出てたり?
南:やっぱりライブですね。MCや演出の話し合いでも、積極的に発言してくれて。自分の意見を発するのって、勇気がいるじゃないですか。だけど彼女はどんどんと、昔より引っ張ろうとする姿勢が出てます。さっきも言ったように、意見自体もしっかりしてるし。
重本:さくらはすごく頭の回転が速くて。リハーサルが終わって本番まで30分で、トークの内容について「やっぱりこっちのほうがいいんじゃない? どうしよう?」となって、言いたいことがまとまらなくても、さくらは全部サラッと、きれいに収めてくれます。たぶん引き出しが多いんですよ。
床爪:ボキャブラリーを増やそうと思って、たくさん本を読むようにはしてます。重松清さんの小説とか。「これを伝えたいのに、うまく言えない」ってときに、すぐ辞書を引くクセもあるので、そういうのは役立ってますね。メールが来て分からない漢字があったら、iPhoneですぐ調べたりもします(笑)。
PHOTO:梅木麗子 TEXT:斉藤貴志
《データ》
『少女卒業/YOZORA』/2月13日発売
初回プレス分に「アイドルカレッジ写真」封入
2012アイドルカレッジ定期公演「AFTER SCHOOL」
日程:2月28日(木)・3月7日(木)・14日(木)・21日(木)
時間:開場/18:30 開演/19:00
会場:マウントレーニアホール渋谷プレジャープレジャー
【アイドルカレッジ大特集】
>>【第01弾】 アイドルカレッジ特集 投票上位メンバー5人のホンネ
《近日公開予定》
【第02弾】 アイドルカレッジ特集 アイドル活動の喜びと不安
【第03弾】 アイドルカレッジ特集 デビューシングルへの想い
>>アイドルカレッジオフィシャルサイト
【通常盤】MUCD-5213 1000円(税込)
【初回盤A】MUCD-9049 DVD付 2000円(税込)
【初回盤B】MUCD-5211 1000円(税込)
【初回盤C】MUCD-5212 1000円(税込)