声優
下野さん、神谷さん、遠藤さんが登場!『カーニヴァル』開幕公演レポ

下野さん、神谷さん、遠藤さんによる、息の合ったトークとちょっぴり天然な解答が飛び交ったアニメ『カーニヴァル』開幕公演イベントの模様をレポート

 2013年2月10日(日)、ニッショーホールにおいて4月から放送を開始するテレビアニメ『カーニヴァル』の開幕公演イベントが行われた。イベントには、无(ナイ)役の下野紘さん、花礫(ガレキ)役の神谷浩史さん、ツクモ役の遠藤綾さんが出演し、会場には約700人のファンが駆けつけた。後のトークで明らかになった話では、本イベントには会場の収容人数をはるかに上回る1万以上の応募があったとのこと。

 原作コミックが一迅社・月刊コミック「ZERO-SUM」で好評連載中、コミックスは全10巻、ドラマCDが7本リリースされていることもあり、アニメ放送前にしてファンたちの本作への期待が高いことが伺えた。


●キャストが語るアニメ化への気持ち

 熱烈な声援で迎えられたのは、下野紘さん、神谷浩史さん、遠藤綾さん。晴れてアニメ化となった、今の心持ちをオープニングトークで語った。キャスト陣は、アニメに先んじてドラマCDに出演していることもあり「ドラマCDで関わらせていただいて、どれだけの月日が経ったかですよね……」と作品との関わりの深さを振り返る。2009年からドラマCDに出演しているということを改めて知った下野さんは「すごい前からですね」と笑いがこぼれていた。

 下野さんと神谷さんは、出演当初から「この役は自分でいいのか?」と未だに疑問と不安を抱き続けているとか。お互いに大丈夫かなと、話をしていたことがありましたと冗談混じりにドラマCD収録当初の思い出話に花を咲かせた。

 アニメ化にあたってのトークでは、ドラマCDから引き続き出演させていただける嬉しさがあったと下野さん。花礫役の神谷さんは、ドラマCDでは声だけで表現しなければならない側面があり、作品の魅力である先生のイラストの世界を越えられないという想いがあった。アニメになったことで、キレイでものすごく動く絵がバックアップしてくれるので、心強くもあり、絵の魅力に負けない演技をしなければと意気込んでいた。

 つづく遠藤さんも、原作の絵を見てぜひ映像で見てみたいと常々思っていた。それが叶うのは本当に嬉しく、みなさんに早く映像を見ていただきたくてしょうがないと胸の内をコメントした。

●ED曲を大発表! 担当アーティストは、あのユニットだった!

 オープニングトーク後は、『カーニヴァル』第1譜「なないろ導花線」をサプライズ上映! 繊細なタッチで描かれる作品の世界を、観客は食い入るように見つめていたようだ。そして、初公開となったEDテーマが流れると会場に歓声が響く。なんと、EDクレジットにてユニットと曲名が公開。EDテーマ曲は神谷浩史さん、入野自由さんによるユニット「KAmiYU」による楽曲『REASON』だったのだ。神谷さんからは、『REASON』の作詞は、シンガーソングライターのこだまさおりさんで、カーニヴァルの世界観もイメージした詞になっており、ぜひ歌詞カードを見ながら曲を聴いて欲しいというコメントがあった。

 対するOP曲は、KISHOW(谷山紀章さん)と、e-ZUKA(飯塚昌明さん)による「GRANRODEO」の『偏愛の輪舞曲』。ビデオメッセージ内で語られたコメントでは、「作品の世界を踏襲しながらメロディを作り、歌詞をはめ込んだ一曲」と谷山さんが熱弁。4月にリリースが決定したこの曲は、放送でぜひ聴いて欲しいと熱いメッセージを届けてくれた。

●「めざせ『カーニヴァル』入團講座」コーナー

 與儀(ヨギ)役の宮野真守さん、「GRANRODEO」からのビデオメッセージの次は、『カーニヴァル』の世界観やキャラクターをより理解するために、キャスト陣がトークで解説する「めざせ『カーニヴァル』入團講座」コーナーへ。

 それぞれのキャラクターを演じるポイントとして、无はドラマCDの中と変わらない天真爛漫な无を演じていますと下野さん。神谷さんは花礫について繊細な乱暴者とコメント。ひとりで存在しているときは考え方も、行動もスゴクカッコイイけれど、誰かといっしょに行動しているときの不器用さに注目してほしいと、出演者ならではのポイントをピックアップ。

 遠藤さんが思うツクモは、大半のシーンでは笑顔ではなく、すました顔で口数の少ない不器用なキャラクター。ドラマCDでは、无や花礫と打ち解けやわらかな表情がでてきたところ。しかし、アニメではキャラクターの関係性をまたゼロにもどさなければならないので、アニメでのツクモはどのくらいの温度になっているのかが気になっているそうだ。

 平門や與儀などのキャラクターについては、平門は「チームの大人。難しいことを言う担当」、ヨギは「やぶれた服を着た、子どもなイケメン(笑)」と、ざっくり解説。終始ほんわかとした空気の中、下野さんと神谷さんの息の合ったボケとツッコミが光り、遠藤さんの天然な発言が観客を笑顔にしていたコーナーだった。

●WEBラジオスタッフの頑張りが光った!? 『カニラジ』公開録音!

 イベント後半は、現在アニメイトTVにて配信中のWEBラジオ『カーニヴァルRadio』略して『カニラジ』の公開録音タイム。メインパーソナリティーの下野さんに加え、神谷さん、遠藤さんをゲストにドキドキの公録がスタート。番組に寄せられた「ふつおたコーナー」、目隠しで音の正体を解答する「无のお耳は優れもの」コーナーが展開した。

 なかでも、「无のお耳は優れもの」ではスタッフの体当たり感あふれる“ベルトのムチ”、“ゴムパッチン”、“風船ロシアンルーレット”の実演問題の数々に、会場も異様な盛り上がりをみせていた。そこでの、遠藤さんの珍回答っぷりには、キャスト、観客、スタッフともに大笑いしてしまうほどだった。

 最後の最後まで笑いの溢れた『カニラジ』公開録音終了後は、キャスト陣よりコメントが述べられイベントの幕が閉じられた。

无役・下野紘さん:
 今日はお越しいただきまして本当にありがとうございます。沢山の方とお会いできて、「カーニヴァル」は本当に人気があって愛されている作品なんだな、ということを改めて実感しました。アニメの放送は始まっていないですし、まだ色々と言えない情報などもありましたが、今回公開録音をした「カーニヴァルRadio」も含め、今後も様々な「カーニヴァル」の展開があると思いますので、引き続き応援のほどよろしくお願いします。

花礫役・神谷浩史さん:
 本日はありがとうございました。非常に楽しいイベントでした。プレゼント抽選会では、原作者の御巫先生、菅沼監督、キャラクターデザインの川村さんより描きおろしのイラスト色紙が当選者にプレゼントされるという、かなり豪華な企画がありましたが、なかなかこんなに協力的なプレゼントが振舞われるのは珍しいと思うので、スタッフの皆さん達にとってもとても熱が入っている作品なんだなと感じました。オンエアまであと2ヶ月ほどありますが、楽しみに待っていてください。

ツクモ役・遠藤綾さん:
 本当に楽しくて、あっという間の時間でした。お客さん達が「カーニヴァル」のことを本当に良く知っていて、とても好きなんだという気持ちが伝わってきました。皆さんが楽しんでくださっているのが一緒に体感できて、私もすごく楽しかったです。また機会があればもっと沢山のお客さん達と一緒に楽しめたらな、と思いました。ありがとうございました!

◆『カーニヴァル』
2013年4月よりテレビアニメ放送スタート!


【放送情報】
ABC朝日放送:4月3日より毎週水曜深夜2:48~
TOKYO MX:4月7日より毎週日曜22:30~
AT-X:4月9日より毎週火曜23:00~
BS11:4月13日より毎週土曜23:00~
テレビ愛知:~放送スケジュールは後日お知らせします~
※放送日時は都合により変更になる可能性がございます。

【STAFF】
原作:御巫桃也(月刊コミック「ZERO-SUM」連載中/一迅社)
監督:菅沼栄治
シリーズ構成:待田堂子
キャラクターデザイン・総作画監督:川村敏江
武器デザイン:さとう 陽
ヴァルガ デザイン:安彦英二
美術監督:鈴木武志
色彩設計:中尾総子
撮影監督:髙橋賢司
音響監督:矢野さとし
音楽:浜口史郎・井内啓二
オープニング:GRANRODEO『偏愛の輪舞曲』
エンディング:KAmiYU『REASON』
制作:マングローブ
製作:カーニヴァル製作委員会

【CAST】
无(ナイ):下野紘
花礫(ガレキ):神谷浩史
與儀(ヨギ):宮野真守
ツクモ:遠藤綾
平門(ヒラト):小野大輔
朔(ツキタチ):遊佐浩二
喰(ジキ):中村悠一
燭(アカリ):平川大輔
キイチ:喜多村英梨
イヴァ:本名陽子
羊&兎:五十嵐裕美
エリシュカ:佐藤聡美
嘉禄(カロク):保志総一朗
黒白(ウロ):諏訪部順一
パルネド:広瀬正志
ミネ:小林沙苗

【INTRODUCTION】
 原作はこれが初連載となる御巫桃也の『カーニヴァル』(月刊コミックZERO-SUM/一迅社刊)。自分の名前と“嘉禄”(カロク)のことしか知らない不思議な少年・无(ナイ)。嘉禄のものであるという「輪」(サーカス)の腕輪を手掛かりに、嘉禄を捜していた无は、旅の途中で花礫(ガレキ)という少年に助けられる。

 助けた対価として、その腕輪を要求する花礫と行動を共にするようになった无は、国家防衛機関である「輪」のメンバーと列車のハイジャック事件をきっかけに関わっていく。人とのかかわりあいの中で、さまざまなことを学んでいく无。そして花礫にとっても、それはこれまで知らなかった世界が幕を開けるものとなる―。

【RADIO】
◆「カーニヴァルRadio」

配信サイト:アニメイトTV
配信ページURL:https://www.animatetimes.com/radio/karneval

【DRAMA CD】
<ドラマCD「カーニヴァル」それぞれの時>

発売日:2013年4月24日
定価:3,150円(税込)
品番:FCCC-0211

[STORY]
无達と別れ、学園都市「クロノメイ」に入学した花礫。
「輪(サーカス)」になるための訓練で、これまで自分がいかに與儀やツクモ達に守られていたかを痛感し、少しでも早く彼らに追いつこうと日々トレーニングに励んでいた。

一方、「輪(サーカス)」に残った无は、嘉禄の世話をするも、記憶を失った嘉禄に冷たくあたられてしまう。
嘉禄の反応に落ち込みつつも、諦めずに嘉禄と触れ合おうとする无。

それぞれの場所で、前へ進もうとする无と花礫。
再び出会う時を信じて――――――。

[CAST(敬称略)]
无(ナイ):下野 紘
花礫(ガレキ):神谷浩史
與儀(ヨギ):宮野真守
ツクモ:遠藤 綾
平門(ヒラト):小野大輔
朔(ツキタチ):遊佐浩二
喰(ジキ):中村悠一
キイチ:喜多村英梨
燭(アカリ):平川大輔
嘉禄(カロク):保志総一朗
蘭二:逢坂良太
獅示:小野友樹
ツバメ:矢作紗友里 他


>>テレビアニメ『カーニヴァル』公式サイト
>>テレビアニメ『カーニヴァル』公式Twitter 推奨ハッシュタグ:#karneval
>>「カーニヴァルRadio」配信ページ-アニメイトTV
>>TVアニメ『カーニヴァル』プロモーション映像
>>ドラマCD『カーニヴァル』公式サイト
>>ドラマCD『カーニヴァル』それぞれの時 通販ページ

(C)御巫桃也/一迅社・カーニヴァル製作委員会
(C)御巫桃也/一迅社
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