2ndシングル『蛍火』発売直前！　今回の曲に込めた思いを原由実さんに語っていただきました！

　テレビアニメ『THE IDOLM@STER』の四条貴音役、『黄昏乙女×アムネジア』の庚夕子役などで人気急上昇中の原由実さんが、3月27日に2ndシングル『蛍火』をリリースすることが決定！　表題曲は人気ゲーム『コープスパーティー』シリーズのOVA化作品『コープスパーティ Tortured Souls― 暴虐された魂の呪叫―』のエンディング曲となる。デビュー曲『HANABI』から約半年。沈黙を破り、新たな一歩を踏み出す原由実さんが表題曲『蛍火』とカップリング曲の魅力と制作秘話を明かす！

　なお、同日発売となる、今井麻美さんのインタビューも実施しているので、ぜひ併せてご覧あれ！
・アニメイトTV-10thシングル発売間近の今井麻美さんにインタビュー！

──2ndシングルとなる『蛍火』の企画が決まったときの感想は？
原由実さん（以下、原）：『HANABI』の制作・発売からかなり期間が空いたこともあり、2ndシングルの話が出たときは単純に嬉しかったです。『HANABI』のときは右も左も分からない状態でしたが、歌う機会が多く、いろんな経験ができました。あれから少しでも成長した自分が見せられるといいなと、今回のお話を頂いたとき思いましたね。

──初めて『蛍火』の曲や聞いたときの感想は？
原：すごく綺麗な曲だと思いました。まだギターなどが入っていない状態でしたが、その時点でもすごく美しかったです。「OVA『コープス』のエンディングで、劇中のラストに流れます」と聞いていて、まさにその場面にピッタリと合う曲であり、まるで情景が思い浮かぶような壮大な曲だなと思いました。

──歌詞に関してはいかがでしたか？
原：曲と歌詞がとてもリンクしている感覚があります。一番注目して欲しいポイントがそこです。歌詞を読んだ段階ではただ切ない印象を受けましたが、レコーディングの際に「前向きな気持ちを秘めた歌詞なんだよ」という話を伺ってから、切なさだけではない素敵な歌詞だなと思うようになりました。

──レコーディング時のエピソードなどはありますか？
原：じつは私が色々と勘違いを起こして、翌日レコーディングがあることを前日の夜に知ったんです（笑）。しかも、その日は夕方から仕事で、帰るのは遅くなるだろうと思っていたという……。曲自体は聞いていましたが、『HANABI』と比べても断然練習時間が短い。ちょっとレコーディングが怖いなぁと思っていました。でも、この曲は私にすごく合っているのか、曲が自然と体に馴染んできたんです。練習時間が短いわりに全然苦労せず、それこそ『HANABI』や『天ノ紅』のときは10本ほど録りましたが、今回は3本ぐらいしか録っていません。それでも仕上がりとしてはかなり気に入っています。もちろん、歌い方など迷った部分はありました。Aメロをハッキリと歌うか、それとも囁くように歌うのかなど、色んなパターンを試していきながらも、レコーディング自体はすんなりといきましたよ。

──歌詞の部分で気に入っている部分は？
原：ラストの「信じている。。。」ですね。この歌詞のなかで大事な箇所だと思います。私がこだわった部分でもあり、ディレクションでOKを出して頂いても、「ここはすごく大事なところなので、もう少し録らせて頂いてもいいですか？」と相談したりしました。

──この句点3つはなにか意味が……？
原：なんでしょうね……でもオシャレですよね！（笑）。ただ、それが有るのと無いのでは全然歌い方が違ってきます。やはり「。。。」だと余韻を残すような印象を与えるので、言葉の伸ばしが大事になってくるんですよ。

──完成した物を聞いたときの感想は？
原：とても感動しました。じつはレコーディングのときに、まだまだラフ段階のものをお持ち帰りしたんですよ。すごく自分に合った曲だなって。普段はなかなかラフ段階の物を持ち帰ることはありませんが、『蛍火』はすぐに欲しくなっちゃっいました。そこからエンジニアさんなどの力が加わって、さらに耳心地良く響く曲に仕上がり、本当に素敵な曲と出会えたなと感動しました。

──「自分に合っている」と思えるのはなぜでしょう？
原：自分の声とすごく合っているからかもしれません。耳にスーッと入ってくるんですよ。この曲を聴くと、自分の声質とテンポやメロディ、アレンジ、声の響き方など、それらがすべてピッタリとハマったという感覚になるんです。今まで自分は爽やかで明るい系の曲が合うと思っていました。『蛍火』のように切ないバラードで「合う！」と思ったのは初めてかもしれません。

──続いて、原さんのラジオで使用されている『あふれる想い』（カップリング曲）についてですが、こちらは作詞も担当されていますよね。
原：はい。以前、ワンコーラスだけ作詞させて頂いたことはありましたが、フルで作詞させて頂くのは初めてです。私はよく言葉が詰まったりするので、言葉で伝えるのが下手なのかなと思っていたこともあり、作詞は個人的にハードルの高い作業でした。最初に作詞のお話を頂いたときは、大丈夫なのかな……と不安のほうが大きかったです。なので、あらかじめ「期間がたっぷりあれば挑戦してみます」と答えていたこともあり、制作期間は約1ヵ月も頂くことができました。
　最初はなにから始めたらいいのか分からない状態でしたが、私は楽譜が読めないこともあり、まず音資料でメロディの数を数えることにしました。その数の多さに最初は「大変だ……」と思って、書き始めるまで本当に時間がかかりましたね。ですが、自分にとって初めてで、とても大切な存在であるソロラジオのことを考えると、「世界」や「恋」などのフィクションではなく、今自分の考えていることを素直に書こうと決めてからは、すんなり動き出すことができました。
　自分は周りの方に支えて頂いている、応援してくださる方がいて本当にありがたい、そういった日頃自分が思っている気持ちをこの曲に乗せようと思ったんです。ただ、先ほども言ったとおり、最初に苦労したのは書き始めにもある頭サビです。5文字のブロックで、とても重要な部分。5文字で自分が一番伝えたいこと。色々と考えましたが、結局「ありがとう」しかないなという結論に至りました。

　その後、Aメロは少し昔のこと振り返り、Bメロは普段皆さんがして下さることなどを思いながら書いています。苦労した分、この曲に対する思い入れがすごく強くなりました。曲も含めて、聞いた方が明るい気持ちになって下さったらすごく嬉しいですね。ちなみに、この曲は去年の12月にあった今井麻美さんのライブにゲストで出させて頂いたときに初披露したものですが、その時点ではまだレコーディングはしていませんでした。じつは後に歌詞を変更した部分があり、ライブのときに披露したのは私が書いた歌詞をそのままだったんです。

──お客さんの反応はどうでした？
原：ライブ後に頂いたお手紙などでは、Bメロの歌詞に触れてくださる方が多かったです。自分たちが送ったメールや励ましへの感謝の気持ちを曲にしてくれて、すごく嬉しい。曲を聴きながら涙が出ましたという感想を多く頂けました。すごく嬉しかったです、みんなに私の想いが届いたことが。

──完成した曲を聴いての感想は？
原：今回収録されている『あふれる想い』はアップテンポ目のガールズロックみたいに仕上がっていますが、じつはラジオで使用しているバージョンはもっと爽やかでローテンポな曲です。私の好きなギターやベースのパワーがさらに増していて、さらに元気が出る曲になったなと。自分に自然と馴染んでくる、とても自分らしさが出たと思います。

──（インタビュー当時はまだ明らかになっていない）3曲目はどんな感じになるのでしょうか？
原：明るくて、テンポ的には『あふれる想い』より少し早い感じで、格好いい楽曲になる予定です。私の好きなギターの音色を取り入れたうえで作って頂けているので、とても楽しみにしています！

──シングル全体としてはどのような仕上がりになりましたか？
原：自分というものがたっぷり入ったシングルになりそうですね。私が出会えてよかったと思える曲を多くの方に聞いて頂ければ嬉しいなと思います。

──発売記念イベントに関して教えて下さい
原：ポストカードお渡し会やトーク＆ライブ等のイベントが6回、同時発売の今井さんとの共同イベントが4回、計10回行います。ただただ楽しみですね！　私の実家である大阪でのイベントもありますし（笑）。とくにとくにお渡し会や握手会などは、『あふれる想い」で伝えたかった気持ちをお客さんに直接伝えられるので、すごく楽しみです。なにを話そうかなって今から考えていて、とにかくたくさんお話したいですね。

──2013年になりましたが、アーティストとしての今後の目標は？
原：最近になってギター熱が再燃してきて、自宅でも弾くようになりました。いつかは作曲にチャレンジしてみたいですね。いつになるかは分かりませんが（笑）。

──最後にメッセージをお願いします
原：3曲ともお気に入りの仕上がりになっています。どの曲にも思い入れがあり、みなさんに届くといいなって心から思っているので、ぜひ聞いて頂けると嬉しいです。イベントでは、みなさんと楽しい時間が過ごせるように、『HANABI』とは違った内容に挑戦しようと思っています。ぜひ参加してみて下さい。

　原さんの想いがたくさん詰まった2ndシングル『蛍火』。CD発売にあわせて、イベントも多く行われるので、こちらも要チェックだ！

【CD情報】
タイトル：蛍火
リリース：2013年3月27日
価格：1,680円（税込）
品番：FVCG-1234
発売元：5pb.
販売元：メディアファクトリー
初回先着特典：撮り下ろしB2発売告知ポスター

【収録内容】
収録曲数：3曲＋off vocal
1.蛍火（作詞：山科蓮／作曲：濱田智之／編曲：大島こうすけ）
　OVA『コープスパーティ Tortured Souls― 暴虐された魂の呪叫―』エンディング曲
2.あふれる想い（作詞：原由実／作曲：濱田智之／編曲：奥山アキラ）
　「原由実の○○ラジオ（はらまる）」オープニングテーマ
3.Spiral Moment
4.蛍火（off vocal）
5.あふれる想い（off vocal）
6.Spiral Moment（off vocal）

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