テレビアニメ最終回直前に『絶園のテンペスト』の豊永利行さん、内山昂輝さん、浅沼晋太郎さんが生放送でトーク! 放送レポート&インタビュー到着!!
当サイトにて配信中の『本チャンwebラジオ 絶園のテンペスト』。テレビアニメの最終回がMBSにて放送された3月28日(木)。アニメの放送直前にUstreamにて生配信を敢行! 出演は同番組のパーソナリティで、真広役の豊永利行さん、ゲストには吉野役の内山昂輝さん、早河役の浅沼晋太郎さん。駆け抜けた1時間の模様と生放送後のインタビューをお届けします!
●テレビアニメ『絶園のテンペスト』の最終回数時間前、webラジオがUstreamに出張!
『絶園のテンペスト』は普通の高校生の滝川吉野が、妹を失った親友の不破真広の復しゅう劇と、「関節のはずれた世界」の出来事に巻き込まれていくストーリー。サスペンスとミステリー、ラブロマンスなどの要素が詰まった作品で、話題&人気作になったが、ついに最終回に。
そんなアニメと並行して配信されていたのが『本チャンwebラジオ 絶園のテンペスト』。豊永さんがパーソナリティのweb動画ラジオで、イラストのお面を付けたままだったり、居酒屋やイベント会場で収録、リムジンまで繰り出し、作品ともまったくノーリンクの破天荒な番組(ちなみに“本チャン”はプレ配信があった後の本番の番組という意味)。
斜め上を行くラジオ番組だが、ひと足先に最終回を迎えるテレビアニメの放送直前に『本チャンwebラジオ 絶園のテンペスト 特別編「本チャン Ustream 絶園のテンペスト! アニメ絶園のテンペスト最終回を見る前にみんなときゃっきゃする祭!」』として、Ustreamで生配信を行うことに。リスナーのツイートも随時、募集していくリアルタイム参加型番組。
スタジオには畳にちゃぶ台、お茶にお菓子というベタベタなセットにあぐらをかいて、すっかりリラックスムード。内山さんは30秒前を知らされ、「時間ってあっという間だね」と言いながらもあわてる様子がなく、逆にスタッフが焦っていた。
午後10時、本番が始まると、台本にはCMと書いてあるが、内容は本チャンラジオの各回収録のダイジェスト映像。最初は1話でいきなり打ち合わせと思ったら収録が始まっていたというドッキリ。2話では打ち上げ会場で収録した映像が。この後のCMタイムでも3話でBD&DVD発売イベントで収録、4話はサンタ姿でクリスマス、5話で小山さんと年賀状作り、9話公開録音、10話の前後編に分けての食材ゲットクイズなどの映像が流れる。果たして、これは『絶園のテンペスト』のラジオなのか? と疑いたくなる内容(笑)。
●大はしゃぎの3人、コロコロ変わる話題にディレクターも冷や汗!?
スタジオに映像が切り替わると豊永さんと浅沼さんが声を上げての大はしゃぎ。リスナーから「静かにして!(笑)」のツイートが来るほど。しかし内山さんは冷静で、仕切り始めると、「うっちーが仕切るの?」とあわてるメインMCの豊永さん。浅沼さんがいきなり、「俺、(この番組に)いるか? (葉風役の)沢城みゆきの方がよかったよ!」とやさぐれると、「男だらけの大運動会で」と言いながらなぜか、靴下を見せ合う。豊永さんは既に脱いで裸足に。自由過ぎる!
Twitter上では内山さんのテンションについて「このテンションにダメ出し」、「今日はテンション高いよ」とうっちーのテンション論争が湧き上がったが、「どっちでもいいから中身のあることやろうよ!」と、どこまでも優等生の内山さん。しかしメール紹介で「いつも見てます」のメールに対し「見るって、ラジオなのに?」と豊永さんに尋ねると、「動画番組だから! 1回くらい見てよ!」とキツいダメ出しが(笑)。昨年のアニメ放送前の試写会で、卒論に取り掛かっていないと話していた内山さんに、「卒業できたらテンペストに手を抜いていたってことだね」と豊永さんと左門役の小山力也さんに突っ込まれていたが、「今日、卒業証書をもらいました!」と報告。
またエヴァンジェリン山本役の水樹奈々さんからバレンタインデーに現場で手作りチョコをもらったという話題から「俺のほうが甘かった」、「俺のほうの包装が豪華だった」と3人が言い争い。ホワイトデースペシャルではリムジンとタキシードと豪華だったのに比べ、浅沼さんがゲスト出演したバレンタインデースペシャルでは、驚くほどに質素な作りだったことに浅沼さんは「安くなかった? 理不尽だよ!」と怒りの声を上げていた。次々話題が変わる楽しいトークが展開されるが、ディレクターのキューになかなか気付かず、「もう次に行って!」とブースの外は焦りまくり。
●愛花派VS.葉風派論争もぼっ発!
まだ中盤にも差し掛からない頃、内山さんはセットに置かれたガイコツのおもちゃのひもをおもむろに持つとくるくる回し始め、ずっとそのまま。Twitterではリスナーから「もう飽きたの?」というツッコミも。
スタジオにはアニメの23話までの台本が置かれており、せっかくだから読むことに。内山さんが「吉野、今、送っていくから」とセリフを読み始めると「そんなにヘタだったっけ?」と豊永さん。浅沼さんは「原作よりも、思ったより出番が早くて。早河は今まで演じたことが少ない珍しいタイプかもしれない」と語り、内山さんは「シェイクスピアのセリフを読む時、舞台調になるのが楽しかった」と語った。
ここでイベントからずっと続く、愛花派or葉風派論争へ。豊永さんは葉風派だが、内山さんは愛花派。浅沼さんに聞くと、「僕はエヴァンジェリン派。でもこの作品の女性陣はみんな強いよね。強いて言うなら葉風かな。消去法で」と話す。すかさず豊永さんは「消去法なんて失礼な!」、内山さんは「弱いところを見せる葉風はわざとらしい」と、どこまでも主張を曲げない。ここまで愛される愛花と葉風は幸せ?
●ファンが選ぶ名シーンベスト3を大発表!
スペシャルコーナーは事前にサイトで募集していた、作品の名シーンのトップ3を発表する“ファンが選ぶ名シーンベスト3”。ちなみに浅沼さんの印象的なシーンは「山本さんが戦う前に『推参なり』と言っていたシーン。カッコイイけど笑っちゃう」。内山さんは「真広が愛花ちゃんが死んでいるのを見つけたシーン」と言うと、真広が驚く様子のモノマネを。「俺、そんなにヘタだった?」と笑う豊永さんに、「この番組が終わった後、俺達、ギスギスしない?(笑」と浅沼さん。「『テンペスト』も終わるしね)」とさらっと言う内山さんに爆笑。1位から3位までの発表の時、投票からのメッセージも紹介。
3位は1話で山本に吉野が投げ飛ばされた後、真広が山本を顔面にキックしたシーン。「ああいうことしちゃダメってシーン。主人公なのに大丈夫?って思った」(豊永さん)。2位は18話の浴衣でヨシノと葉風が言い合い、号泣するヨシノを葉風が抱きしめるシーン。浅沼さんいわく「湯煙サスペンスみたいなシーン」。内山さんは「吉野が初めて感情を見せた山場になるシーンなので、情けなく見えないといけないと思った」と語った。
そして1位は19話での真広が愛花を回想し、吉野に愛花への愛情を告げるシーン。吉野と愛花が密かに付き合っていたことを知り、「殴るとしたら一発じゃすまねえよ」の真広のセリフに「そうなんです」と言いながら内山さんをふざけて蹴ろうとする豊永さん。「フレームアウトしちゃうから」とまたも内山さんが冷静なツッコミに笑う豊永さんだったが「妹が親友と密かに付き合ってたら、どう思うんだろう」とポツリ。1位まで発表が終わると「3シーンとも俺出てねえ!」と浅沼さんの悲しみの叫び。「縁の下の力持ちですから」と内山さん。
●最後までバカ騒ぎの生放送。本チャンラジオ最終回は4月11日配信!
番組が終盤に差し掛かる頃、Twitterのハッシュタグのランキングで『絶テン』が13位と発表される。アニメの最終回予告を流した後、予告冒頭の「牛ダブ持ち帰り」のセリフから、「オンエア中に“牛ダブ!”をホットワードに!」作戦が発動。ここで唐突に「最終話は最後の引き、終わり方がかっこよかったよね」と話しだした内山さんに、「どうしたの? 突然まともなこと言って?」と問いかける豊永さんと浅沼さん。内山さんは「最後にちょっとまともなことを言ったら仕事したことになるかなと思って」と黒い部分が(笑)。
締めのトークで生放送を振り返ることに。内山さんは「最後までわけわかんなかった。あとお茶がおいしかった(笑)」、浅沼さんは「2時間くらいできそう。またやりたいね」。ここで豊永さんが「本チャンラジオは4月11日が最終回です。ゲストが力也さんと内山君で」と告げると、もう残り時間も数10秒。最後は豊永さんと浅沼さんが足を見せて「おやすみ靴下!」、横で内山さんがクールにたたずむシュールなエンディングだった。
なお本チャンラジオ最終回の配信は4月11日。ゲストは内山さんと小山さん。この番組、ゲストは結局、浅沼さん、内山さん、小山さんの3人しか来てないじゃん! というツッコミはともかく、どんなハチャメチャな内容になるのか。“関節がはずれまくった”ラジオ番組のラストをぜひ聴いて、見てみよう!
●生放送後インタビュー
――生放送お疲れ様でした。放送を終えての感想は?
豊永利行さん(以下、豊永):本チャンWEBラジオはいつもほとんど一人なので、ゲストが来てくれるだけでもうれしいのに、今回は初めてのゲスト2人ということで楽しみでした。でも生放送ゆえに、こんなにわちゃわちゃになってしまって……。
浅沼晋太郎さん(以下、浅沼):でもあっという間だったよね。
内山昂輝さん(以下、内山):1時間って長いかなと思ってたけど・・・
豊永:もっとゆったり話してもおもしろかったかも。
浅沼: Twitterに寄せられたコメントも全部読みたかったくらい。
豊永:ホットワードは最終的に18位になって。途中で13位だったのに……。
内山:それは終盤で「牛タブをつぶやきまくって!」とかお願いするから。
浅沼:「牛タブ」がホットワードの1位になったらおもしろいんじゃないとか言うから。
内山:普通にハッシュタグで何かつぶやいてでよかったのに。
豊永:ちょっと失敗だったね(笑)。まあ、そういう反省も次に活かして。
――最初、皆さんがあまりにも自由過ぎるので、時間内に必要なことを消化できるのか、心配でしたが、最後はきっちり収めるところはさすがですね。
豊永:こう見えてもちゃんと時間を見てますから。
内山:スタッフさんもうまくディレクションしてくれましたしね。
豊永:でも生放送なんて、あんまりやったことがなくて。
内山:俺は、今回が初めてだよ。
豊永:進行しながら、頭の中で次のことを考えたり、大変だったけど、皆さんの生の反応を見られたり、交流ができて楽しかったですね。
浅沼:とっしーやうっちーのファンの反応って、一緒にイベントに出ない限りわからないけど、今回一緒にやって、うっちーのファンはみんなお母さんみたいだなと(笑)。
――確かに番組中、「うっちー、お水飲んだ?」とか「お腹へってない?」とか「眠くない?」とか、心配するつぶやきが多かったですね(笑)。
豊永:うっちーのファンの人はみんな、保育士さんじゃないかって思う。
浅沼:うっちーはきっと母性本能をくすぐるんだよ。
内山:そんなことないよ。
浅沼:アニメの収録現場でも『お菓子管理組合』と呼ばれる方々がいて。組合長が水樹奈々さん、副組合長が沢城みゆきさんなんですけど、まあ、うっちーを気にかけていて。「ちゃんと食べてるの?」とか。
内山:いろいろ気を遣っていただいて、最終回が終わった後には青汁の粉末を差し入れしていただきました。
豊永:俺、ちょっと嫉妬したもん!
浅沼:わかる!
豊永:みんな、うっちーばっかり、ちやほやしてさ。俺のことも見てくれよと。
浅沼:でも、とっしーのことは(夏村役の)諏訪部さんがいつも見てたよ。
豊永:収録ではいつも隣りにいてくれて。ありがたかったです。
――最終回の数時間前の生放送というのも斬新でした。
豊永:「最終回が楽しみです」とか「うれしいけど寂しい」とか、いろいろな心境が届いて、作品を愛してくれていることや最終回への期待の大きさがわかりました。
内山:今度できるなら、コーナーなしで1時間、メールやTwitterを紹介する形でやってみたいですね。それだけでも十分楽しそう。
豊永:でも、それハードルかなり高いよ。
浅沼:今日はとっしーが一番頑張ってたよね。
豊永:うん、頑張った。メインMCだからちゃんとおもてなししなきゃいけないし。
内山:あのちゃぶ台のセットは変だったよね(笑)。
豊永:それはうちのスタッフのセンスだから(笑)。今度はDVDとブルーレイのヒット御礼でやれたらいいよね?
浅沼:ここでちょっといいかな。俺、4月のイベントに出られないんだから、もっと表に出してよ! だいたいさ、俺がゲストで出たバレンタインスペシャル! なんか紙で出来た早河のお面を付けられてそれがまた、ホッチキスでゴムを止めてるもんだから、ぱっちんぱっちん切れんの。で、聞いたらホワイトデースペシャルの時はリムジンとタキシード? 何それ!
豊永:あのリムジンの回は、俺よりタキシードのほうがスタッフに大切にされてて、複雑な心境でした(笑)。
●『絶園のテンペスト』は得るものが多かった作品
――この記事が出る頃にはテレビアニメが無事に終了しました。改めて収録を終えての感想は?
浅沼:原作のマンガとほぼ同時に終わるアニメって珍しいですよね。だから展開が楽しみで、視聴者さんの皆さんの反応も楽しみでした。
内山:自分の役を原作の最後まで演じられることは役者冥利なので、こういう形はありがたいですね。
浅沼:あと私事ですが、『アニメ紅白』のステージで『Sprit Inspiration』を歌わせていただいたのもいい思い出です。1万人の前で、カラオケ歌う機会なんてそうそうないですか。それがきっかけで、Nothing’s Carved In Stoneのメンバーの方と交流が始まったりなど、いい出会いもありました。
豊永:交流と言えば、うっちーとは別の現場でよく一緒になったけど、浅沼さんと現場でお芝居をさせてもらうのが初めてで。浅沼さんは脚本を書いたり、演出をされたりしていて、同じ舞台人としてお話ができることもうれしかったですね。
浅沼:これからもよろしくお願いします。
豊永:こちらこそ。今回、演じたことのないタイプのキャラだったので、役者としての引き出しが増えて、たくさんの方からも「クレジットを見るまでわからなかったです」や「意外でした」の声をいただいたのもうれしくて。また一段、この作品を通して成長できました。
浅沼:他のキャストも『普段あまり演じたことがないキャラを演じられて新鮮』という声が多かったです。
内山:マンガ原作のアニメ化の場合、原作とアニメでは違うおもしろさがあると思っていましたが、今回特に実感し、自分の中でいろいろな閃きを与えてくれた作品でした。
浅沼:まさに“Sprit Inspiration”だね。
豊永:うっちーは俺が歌う「ふわっと Inspiration」が好きなんだよね。移動中の車の中で、英語詞を適当にふわっと歌うんです。真広の名字も不破だし。
内山:あれはひどかった。
浅沼:Nothing’sさんにあやまれ!(笑)
豊永:でもサビでうっちー、爆笑してたじゃん!
内山:そうだけど……これってちゃんと感想になってるかなあ(笑)。
●大好きな作品をずっと愛してほしい。WEBラジオの最後もお聴き逃しなく!
――最後までテレビアニメをご覧になってくださった皆さんへメッセージをお願いします。
浅沼:物語が進んでいくにつれて、アクションからミステリーになり、ラブコメになって、SFになるという、フルコースな流れが飽きさせない展開になっていて。また吉野と真広、葉風、それぞれの視点から見ることで違った見方ができる物語でした。最後まで見てくださった方も、見られなかった方も、DVDやブルーレイで何度でも見ていただけたらと思います。そして時には早河のことも気にかけてくれたら幸いです(笑)。。
豊永:俺は見てますよ!
浅沼:あまりにもきれいに終わっていて、次、または別の展開を考えるのは難しいと思うので、またイベントやラジオなどで作品のお話ができたらいいなと。それも皆さんの応援あってのことなので、何卒よろしくお願いします!
内山:2クール、あっという間に終わってしまったなという感覚です。今回、2クールというとても貴重な時間を頂き、幸せでした。アニメとマンガが同時に終わるためにスタッフさんや周りの方々のお力のおかげで実現できたことだと思います。アニメ本編は後編になるにつれて、群像劇っぽくなってきたり、葉風の道具を借りて、魔法は使ったりしたけど、普通の高校生が巻き込まれていく形を最後まで貫けたことも良かったです。このWEBラジオも含めて、この作品を通して、たくさん幸せな体験をさせていただきました。作品を見守ってくれた皆さん、本当にありがとうございました。
豊永:また新しい扉を開いてくれた作品でした。そしてラストシーンをみんなと見届けられたこともうれしかったです。試写会や発売記念イベントなど、この作品まわりのものはすべて出させていただいて、経験値を上げてもらえた作品でもあるので思い入れが深いです。WEBラジオでもいい意味でも悪い意味でもいろいろやらされて。動画番組だし、プレ配信ではうっちーも一緒だったのに、本チャンラジオでは1人になって……。
内山:逃げたわけじゃないからね!
豊永:わかってるよ(笑)。1人しゃべりでトーク力、対応力も磨かれて。アニラジの枠を超えた番組作りをしてきたので……。
浅沼:リムジンとかケーキとか作品にまったく関係ないよね。アニメより関節がはずれた番組。もうぐんにゃぐにゃ(笑)。
豊永:番組中、ほとんど作品の宣伝をした記憶がないんです。ラジオ自体が楽しくなれば、作品も好きになってくれるかなと。そんなラジオも最終回です。うっちーと(小山)力也さんをお迎えしますが、きっと関係ないことをします。「最後まで作品に関係なかったね。でもおもしろかったね」と言ってもらえるように、ハチャメチャでいきます。ぜひチェックしてみてください。そして『絶園のテンペスト』を末永く、愛し続けてください!
>>『本チャンwebラジオ 絶園のテンペスト』-アニメイトTV
>>テレビアニメ『絶園のテンペスト』公式サイト