【ACE2013】『絶園のテンペスト』トークショーに内山昂輝さん、豊永利行さんが登場！世界の命運をかけたラブコメの裏側に迫る！！

　2013年3月30日・31日に千葉・幕張メッセにて催された「アニメ コンテンツ エキスポ 2013」のオープンステージにおいて『絶園のテンペスト』の出演者によるトークショーが行われた。登壇者は、滝川吉野役の内山昂輝さん、不破真広役の豊永利行さんだ。

　『絶園のテンペスト』は2012年10月から2013年3月まで、全24話で放送されたテレビアニメだ。「魔法」の力で世界を救うというファンタジー要素と、少年少女たちの等身大の恋模様を交えたストーリーになっている。先行予約なしで自由に観覧できるオープンステージには、男女ともに多くののファンが詰め寄り、観覧席は立ち見が出る賑わいとなった。

◆内山さんと、豊永さんが選ぶ「俺とお前のベストシーン」

　内山さんと豊永さんが、自分演じたキャラクターのお気に入りのシーンと、相手が演じたキャラクターのお気に入りのシーンを、それぞれ紹介するコーナーからイベントはスタートした。

＜内山さんが選ぶ吉野の名場面＞
第1話　吉野がシェイクスピアを引用するシーン

内山さん「シェイクスピアの引用にこそ『絶園のテンペスト』の特色があると思って選びました。引用部分は普通の会話よりは、少しオーバーに演じました」

＜内山さんが選ぶ真広の名場面＞
第13話　愛花の死を目前にして、絶叫するシーン

内山さん「事の発端でもあるし、豊永さんの演技がカッコよかったです。全24話の前半の話と後半の話がつながった重要な場面でもあるので印象的です」

続いて、豊永さんが選ぶ名場面はこちら。

＜豊永さんが選ぶ真広の名場面＞
第13話　真広による前半話数の振り返りシーン

豊永さん「真広のセリフが長いので役者魂の見せどころでした。台本のページをめくっても、ずっと真広っていう。ブースの後ろで沢城さんや奈々さんが見ていると思うと緊張しました」

＜豊永さんが選ぶ吉野の名場面＞
第18話　葉風の前で初めて心情を露わにして泣き崩れるシーン

豊永さん「今まであまり感情を表に出さなった吉野が、初めて人に頼る姿を見せるシーンなので印象的でした」
内山さん「原作を読んでいてもひとつの山場となるシーンだと思っていたので、あえて情けなく滑稽に見えるように演じました。嗚咽する部分は、別作品でやっていた梶くんの演技を目指してやりました」

　お互いの演技を称えあい、2クールを演じきった様子がうかがえた。


◆後半からのラブコメ的展開も見逃せない！「絶園の男子会」

　吉野と真広の活躍もさることながら『絶園のテンペスト』といえば女性キャラの強さ／可憐さも見どころのひとつといえるだろう。そこで、主役を演じた二人が選んだ女性キャラの名場面を挙げることに。

＜内山さんが選ぶ名場面＞
第1幕　真広が運転する自転車の座席に座り、吉野に視線を送る愛花

内山さん「真広の見ていないところで、二人の気持ちが繋がっているっていう秘密の関係がポイントですね。机の下で手を握ってるみたいな感じですね」

＜豊永さんが選ぶ名場面＞
鎖部左門さんが困惑して、背景がグニャグニャになっているシーン全て

豊永さん「胸キュンするでしょ！あんなにラスボスっぽかった左門さんが、後半からは高校生に振り回される残念なキャラになっていくギャップがよかったです」とコメントし会場は大爆笑。左門を演じる小山力也さんにも監督から「もっとたじろいで下さい！」など細かな演出が入っていたようだ。

その後も「女子って怖い！と思った名場面」で、豊永さんは「女子って怖いと思った左門さん」を挙げるなど、左門さんに夢中だったようだ。

◆「女性キャラを○○に当てはめてみた」のコーナー

　さらに、女性キャラの魅力を掘り下げるべく葉風、愛花、山本の3人を、それぞれ自分にとっての身近な存在に置き換えると何に相当するかという話題に移る。

＜葉風の位置づけ＞

内山さん「親戚のお姉さんですかね。もうお前にはお年玉はやらんのだ！ちゃんと自分で働くのだとか言われたいです」
豊永さん「僕は葉風フリークなので、幼なじみのクラスメイトとしてラブコメ的展開を期待しますね」

＜愛花の位置づけ＞

内山さん「年の差がありますが、職場の上司ですね」
豊永さん「通学路の途中にある駄菓子屋さんの店番をしている女の子。それくらいの距離感がいいです。同じ空間でずっと一緒にしるのは、しんどそうです。実際に妹だったらちょっと苦手ですね」
内山さん「義理の妹っていう『みゆき』的展開、俺はありですね」

＜エヴァンジェリン山本＞

内山さん「あいつは一体何だったんだ、でおなじみの山本さんは、姉ですかね。いつも黒づくめの服もいいですね」
豊永さん「もともとの設定が面白いですからね。それこそ同級生とかね。お前まだ就職してねぇのか、俺のところに永久就職しろよみたいな」

　二人とも演じていたキャラクターとは、違った目線で女性キャラを分析していたようだ。「他のキャラクターでお気に入りはいますか？」という質問では、羽村めぐむが挙げられた。内山さんは「工事現場で働くうだつが上がらないフリーターから世界を救う救世主への成長は、最後に持って行かれたなという感じでしたね」と語る。

◆これからも、まだまだ続く『絶園のテンペスト』。

　テレビアニメは3月で完結を迎えたが、この後も引き続き、ディスクパッケージの発売が決定している。会場では、Blu-ray／DVD第4巻に同梱される予定の吉野と真広のデュエットソング「星の船」が、バックミュージックで流された。前作「嵐のラプソディー」に続く二人のハーモニーが聞きどころとのことなので、楽しみにしたい。

【BD＆DVD情報】
『絶園のテンペスト 4』
発売中
Blu-ray完全生産限定版:7,350円(税込) ANZX-6957～6958
DVD完全生産限定版:6,300円(税込) ANZB-6957～6958
2話収録
第七幕『ファースト・キス』
第八幕『魔女を断つ、時間』

＜完全生産限定版特典＞
◆キャラクターデザイン：斎藤恒徳描き下ろし三方背BOX
◆特典CD：CHARACTER SONG VOL.2 吉野＆真広「星の船」（CV=内山昂輝＆CV=豊永利行）
◆特製ブックレット
◆音声特典：オーディオコメンタリー（出演：内山昂輝・豊永利行・花澤香菜）

DVD通常版 同時発売 5,250円(税込) ANSB-6957
※商品の特典および仕様は予告なく変更になる場合がございます。


『絶園のテンペスト 5』
2013年5月22日(水)発売
Blu-ray完全生産限定版:7,350円(税込) ANZX-6959～6960
DVD完全生産限定版:6,300円(税込) ANZB-6959～6960
2話収録
第九幕『彼氏』
第十幕『タイムマシンのつくり方』

＜完全生産限定版特典＞
◆キャラクターデザイン：斎藤恒徳描き下ろし三方背BOX
◆特典CD：「ORIGINAL SOUNDTRACK VOL.2」大島ミチルによる珠玉の劇伴を収録
◆特製ブックレット
◆音声特典：オーディオコメンタリー（出演：内山昂輝・小山力也・水樹奈々）

DVD通常版 同時発売 5,250円(税込) ANSB-6959
※商品の特典および仕様は予告なく変更になる場合がございます。

>>テレビアニメ『絶園のテンペスト』公式サイト