『ダンガンロンパ』のWebラジオが、アニメ化を機に三度降臨! 『ダンガンロンパ The Animation ~希望のラジオと絶望の緒方~』収録レポート&緒方恵美さんインタビュー!!
なにかの分野に秀でた、"超高校級"の生徒が集う「希望ヶ峰学園」。ここに入学した主人公・苗木 誠ら生徒たちは、モノクマと呼ばれる謎のイキモノによって、"コロシアイ"を強要されてしまう。隔離された学園に残るは、モノクマと生徒たちのみ。この状況から脱したければ、自分以外の生徒を殺さなければいけないのだが……!?
そんな衝撃的なストーリーや世界観が受け、大人気となったハイスピード推理アクションゲーム『ダンガンロンパ』シリーズ。この第一作目が『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 The Animation』としてアニメ化! さらに、ゲームのときと同様にWebラジオの配信も決定しました!! ラジオのタイトルは『ダンガンロンパ The Animation ~希望のラジオと絶望の緒方~』。メインパーソナリティは、苗木 誠役の緒方恵美さんが続投します。
そこで、6月5日に配信される第一回配信分の収録現場におじゃまし、レポート&インタビューを敢行しました!
●まずはラジオ収録現場に潜入! アニメの裏話などもりだくさんの展開に
第一回目は、緒方さんおひとりで進行。OPトークでは、Webラジオのタイトルの話に。なんでも、前々作の『ダンガンラジオ 希望のゲストと絶望のオガタ』のときは、リスナーから「『絶望のオガタ』でいいんですか?」と心配(?)されていたそうで、「アニメになってまで『絶望の緒方』になるとは思いませんでした!」と発言! まさかのタイトルへのツッコミから幕が開けました。
そして、作品とかけたキャッチフレーズ「はじまる……命がけのラジオが!」がカッコよく決まると、本編へ。ここからは、初回ということもあり原作となるゲームの内容を紹介。「ハイスピード推理アクション」という、ダンガンロンパ独自ジャンルについてのほか、プレイ方法、物語のあらすじなどが、緒方さんの軽快なトークで解説されていきます。ゲーム未プレイの人には特に聴いてほしい、魅力の伝わる内容です! と、ここで、緒方さん演じる苗木 誠が"超高校級の幸運"であることから、「緒方さん自身は幸運と思ってる?」という話題に。果たして、緒方さんはどう答えるのか……? ぜひ、聴いて確かめてください!
続いてはふつおたのコーナー。ここでは、学級裁判の緊迫したシーンがほとんどだったゲーム版のアフレコにくらべ、アニメでは日常生活の穏やかな演技ができるから新鮮……といった、アニメにまつわる話もちらほら。アニメへの期待値グン上がりのリスナーたちに、「大丈夫……きっと!」と力強く応えた様子が印象的でした! さらに、緒方さんの新曲『innocent prisoner』の話をきっかけに、ゲーム第一作目のテーマソングとなった『再生-rebuild-』の秘話にも触れられるなど、充実の内容に。
お次はダンガンロンパのゲーム要素を取り入れたコーナー"超高校級のアナグラマー"! リスナーから届いた緒方さんへの質問文の最も重要な部分を、アナグラムにして出題。緒方さんは、このアナグラムを解いて質問に正しく答えられたらクリアとなります。今回は、初回ということで優しい問題。正しく答えられたら、緒方さんの知られざる私生活が垣間見えることになりそうですが……回答やいかに!? こちらの出題内容は、各配信サイトにも貼られているそう。緒方さんと一緒に挑戦すると、より楽しめますよ♪
続く"希望ヶ峰学園事務局"は、大喜利コーナー。番組から出されるお題「超高校級の○○とは?(○○の部分が毎回変わる)」に、リスナーが面白い答えを投稿するという形になるそうです。第一回目は、お題を出題! メール職人は特に必聴です!!
内容盛りだくさんの番組も、いよいよED。ここで、現在展開中のイベント「希望ヶ峰学園購買部in京都マルイ」(9日まで)と、22~30日で開催予定の「希望ヶ峰学園購買部in静岡マルイ」を紹介。京都マルイでは、草餅や金平糖、ジェラートといったコラボスイーツが登場するとの情報を読み上げつつ、「これがあってなぜドーナツがないの!?」と緒方さん。これには、第一作目をプレイした人ならば、誰もが納得してしまうかも?
そして最後に、次回のゲスト紹介でシメ。絶望がテーマのダンガンロンパではありますが、ラジオは終始明るいムードでブースの外では爆笑の連続! ここにゲストが加わったらもっとすごいことに……!?と、期待に胸膨らむ初回収録でした。『ダンガンロンパ The Animation ?希望のラジオと絶望の緒方?』は、6月5日(水)から毎週水曜に配信! 毎回聴かないと、おしおきしちゃうよ!(byモノクマ)
●緒方恵美さんインタビュー
――アニメ化するというのは、いつ頃知ったんですか?
緒方恵美さん(以下、緒方):実は、すごい前から知ってたんです。最初の「アニメ化の提案をいただいている」っていう段階の話は、無印のラジオ(ダンガンラジオ 希望のゲストと絶望のオガタ)の終わり頃には聞いていたと思います。で、2のラジオ(スーパーダンガンラジオ 緒方恵美の絶望学園放送部)がはじまる頃には、「決まりそうだ」という話になっていて。さらにそれとほぼ同時期に、飲み屋で偶然会った岸誠二(本作監督)が、モノクマのグッズを着けていて「どうしたんですかソレ?」みたいな話になり。また別作品のパーティーでも、ちょろっとアニメ化の話を聞いて……と、いろんなところでいろんな方から聞いていたんですよ。とはいえ、これってすごくレアなケースなんですけれど。
――というと?
緒方:私たち普段は末端作業員なので(笑)。こういう話って最後の最後に聞いて、選んでいただいて参加するから、製作工程とかまず知らないんです。でも、岸さんをはじめ、ダンガンロンパのアニメに関わるスタッフの皆さんがたまたま交流のある、仲の良い方ばかりだったので、そういう流れで知ることが出来たという感じです。アニメ化にあたって、すごく信頼しているスタッフさんが図らずも集まった、という事がわかった時点から、私はテンション高かったです(笑)。
――アニメへの気合も十分ですね。では、実際にアニメの現場に入ってみていかがですか?
緒方:台本は「ああ、こう来たか!」みたいな台本だし、VTR観ても「あっ、このカッティングで来るのか!」と新しい発見がたくさんあります。役者がまあ……このキャスティングなので、全員揃いにくいっていうのが大変なんですけど、みんな個性的な芝居をされるので、アフレコ現場も面白いです。
さっきのラジオ収録でも話しましたけど、学級裁判以外のシーンは、ゲームではほとんど喋ってないんですよね。私たちが喋る芝居をしていない。だから、そういうシーンに関しては、まるで新作アニメでもやっているかのように新鮮に感じます。かくいう学級裁判シーンも、現段階では第一回の学級裁判のアフレコが終わっているんですが、苗木が犯人と対峙して追い詰めていく行程はすごいなと思いました。犯人の役者さんも、相当テンション上げてやってくださってますよ。
――期待が高まりますが……ゲームからのファンが気になるのは、「原作の世界観がどうアニメで再現されているか」かと思います。緒方さんはご自身でもゲームをプレイ済で、アニメにはいち早く触れていますが、そのへんどう感じますか?
緒方:世界観は守られていると思います。大体、岸誠二という監督がちょっともう、本当に……頭のおかしな監督なので(「褒めてます! これ大事ですよ褒めてますから!(笑)」と強調)。「絶対に原作レイプはしない」という主義のもと、大事だと思うことにエネルギーを惜しまない人なんです。前に『ペルソナ4』(2008年に発売されたRPG。2011年にアニメ化)のアニメを岸監督がされていたんですが、あの作品に登場するイゴール役の田の中勇さんは、当時もう他界されていて。アニメで音声を使うにも、ゲームのBGMとミックスしたものしか残ってないという状態だったそうなんです。
でも監督は「イゴールは必要だ」と言って、ミックスされた音源から、声だけをサルベージすることを選択したんですよ。別の役者さんに代えたほうが楽なのに、時間も予算もかかるサルベージを選ぶ。そこまでして、大事にしてくれる監督なんです。そういう方は、私の知る限りとてもすごく少ない。勿論、アニメ監督としての腕も確かで、素晴らしい。……まあ、現段階では完成していないので、最終形態はどうなるかわからないですし、アニメには尺があるので、どうしても端折らなきゃいけない部分があるのは残念ですけど、岸さんなので、必ず期待できるものになっているだろうと確信しています。
――では次にラジオの話を。ゲームの頃からひき続きパーソナリティを担当されるということで、抱負を伺いえればと!
緒方:ゲームの時は、ほぼほぼ手作りな感じでラジオを作っていたんですけど、今回はアニメということで、格段に関わる人の数が増えたので。プロフェッショナルな方たちのいろんなご意見が加わって、一層面白くなるだろうと思います。あと、先程話した監督だけでなく、関係者さん全員が、ダンガンロンパに対してものすごい情熱を持っている人たちばかりなので、そんなスタッフさんたちの熱みたいなものも紹介していけたらいいなと思いますね。
ゲームからずっと知っておられる方には、アニメになることを通して新しい発見を与えたいですし、ゲーム未プレイの方には、プレイ済の方とのギャップを埋めるサポートをできれば。そして、みんなでダンガンロンパという素材で楽しく遊べればいいです。『超高校級のアナグラマー』とかね、私のボケ防止のためにあるようなコーナーもありますし(笑)。ゲストがくれば、また違う楽しみも生まれるでしょうし。ワックワクのドッキドキです。
――最後に。ファンの方にメッセージをお願いします!
緒方:ダンガンロンパは、作り手の熱量が高い作品。これがみなさんにも伝わって、今の人気につながっていると思います。アニメの放送期間中はお祭りです。我々作り手がいろいろと準備してきたお祭りを、みなさんにも一緒に楽しんでもらえるように、頑張ってやっていきたいと思います。
――ありがとうございました!
◆『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 The Animation』
2013年7月アニメイズム枠にて放送開始予定!
【STAFF】
原作:スパイク・チュンソフト
監督:岸誠二
シナリオ監修:小高和剛(スパイク・チュンソフト)
シリーズ構成・脚本:上江洲誠
キャラクター原案:小松崎類(スパイク・チュンソフト )
キャラクターデザイン:森田和明
モノクマデザイン:アミサキリョウコ
アニメーション制作:ラルケ
製作:「希望ヶ峰学園映像部」(きぼうがみねがくえんえいぞうぶ)
【CAST】
苗木誠:緒方恵美
舞園さやか:大本眞基子
桑田怜恩:櫻井孝宏
霧切響子:日笠陽子
十神白夜:石田彰
山田一二三:山口勝平
大和田紋土:中井和哉
腐川冬子:沢城みゆき
セレスティア・ルーデンベルク:椎名へきる
朝日奈葵:斎藤千和
石丸清多夏:鳥海浩輔
大神さくら:くじら
葉隠康比呂:松風雅也
江ノ島盾子:豊口めぐみ
不二咲千尋:宮田幸季
モノクマ:大山のぶ代
【RADIO】
◆『ダンガンロンパTheAnimation ~希望のラジオと絶望の緒方~』
パーソナリティ:緒方恵美(苗木誠役)
配信開始日:2013年6月5日(水)
配信間隔:毎週水曜日配信
>>『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 The Animation』公式サイト
>>『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 The Animation』公式Twitter(@dangan_anime)
>>ダンガンロンパTheAnimation 希望のラジオと絶望の緒方配信ページ-アニメイトTV
>>ダンガンロンパTheAnimation 希望のラジオと絶望の緒方配信ページ-響ラジオステーション
>>ダンガンロンパTheAnimation 希望のラジオと絶望の緒方配信ページ-音泉