櫻井孝宏さん他、メインキャストが登壇! 7月新番『有頂天家族』テレビ放送に先駆けて、作品ゆかりの地・南座で初のアニメイベントを実施!
7月の放送に先駆け、6月16日(日)京都南座にて、テレビアニメ『有頂天家族』の先行プレミアイベントが行われた。
舞台挨拶には、主演の櫻井孝宏さんをはじめとするメインキャストと、原作者、監督の吉原正行氏、アニメ制作会社P.A.WORKSの代表・堀川憲司氏が登場。第1話の先行上映をはさみ、キャスト、スタッフ、全員の3部に分けられたトークで、さまざまな面から作品の魅力が語られた。その模様を記したオフィシャルレポートが到着したので、以下に紹介しよう!
◆イベントの模様を大紹介!
場内は3階席までぎっしり埋まった満員御礼で、来場者は1000人! 中には浴衣姿の艶やかな女性もちらほら。満を持して登場の声優陣。舞台正面のせりから登場した主人公・下鴨一家の次男である矢二郎役の櫻井さん、長男・矢一郎役の諏訪部さん。
花道からは矢四郎役・中原さん、妖艶な美女・弁天役の能登さん。
カエルの姿をした次男・矢二郎役の吉野さんはもっとも客席に近い、すっぽんから登場し、割れんばかりの歓声が南座を揺らした。
各キャストの挨拶を経て、プロモーション映像の上映、さらにサプライズとしてこの日は出演できなかった主人公の母親役、井上喜久子さんのメッセージ映像が流された。
「井上喜久子、17歳です。おいおい(笑)」のひとり突っ込み&ひとりボケではじまったユーモラスなビデオを経て、それぞれの担当キャラについて語る声優陣。そして待ちに待った第1話の上映が行われた。
続いて、第1話の驚きのクオリティに興奮冷めやらぬ観客の前に現れたのは、原作者をはじめとする制作陣。原作誕生のきっかけ話や長期滞在でのロケーション取材の裏話、さらには数々のロケハン写真を見ながらの舞台解説など、映像からだけでは知ることのできないエピソードが語られた。
そして再び、声優陣が舞台に登場し、キャスト&スタッフ全員そろってのトークがスタート。事前に公式HPで集められた質問に、ユーモアを交えながら答えていく登壇者たち。最後にサプライズとして舞台に登場した、京都市産業観光局長と京都府のご当地キャラ・まゆまろから登壇者に花束が贈呈された。
クライマックスは、入場時に配られた南座とコラボした「有頂天家族」オリジナル手ぬぐいをかかげた観客と登壇者がひとつになってのフォトセッション。撮影では、櫻井さんの音頭のもと、観客が「下鴨屋~!」と掛け声をかけるなど、歌舞伎の本場ならではのムードに満ちていた。こうして、南座史上初となるアニメイベントは、大盛況のうちに幕を下した。
◆イベント出演者からのコメントを紹介!
【櫻井孝宏さん(下鴨矢三郎 役)】
京都には修学旅行で初めて来て以来、時々ひとりでふらっと来るんですよ。ぼんやりとできる好きな街ですね。僕の演じる矢三郎も、ふんわり、ぼんやりとした憎めないキャラなんです。だから作りすぎず自然体で演じられました。この作品を見て「京都に行きたいな」と思ってもらえると嬉しいですね。
【諏訪部順一さん(下鴨矢一郎 役)】
(南座の舞台は)本当にいい眺めです。いい体験をさせていただきました。矢一郎は長男で、弟たちを思いつつ偉大な父の後を継ごうとするんですが、責任感が空回りして「イーっ」となるいいキャラなんです(笑)。家族愛を描いた、本当に心温まる作品なので…ほんまにええ話やで~(と京都弁で場内を爆笑させる)。
【吉野裕行さん(下鴨矢二郎 役)】
カエルの矢二郎です。井戸に引きこもってます(笑)。1話から活躍してますので(とジョークを連発)。今日はすごく緊張しました。だってはじめてじゃないですか、南座でアニメのイベントって。原作を読まれている方もアニメから入られた方も、最後まで見ていただければ何か残ると思いますので、是非楽しんでください。
【中原麻衣さん(下鴨矢四郎 役)】
京都という街は趣がありますよね。おばあちゃんの家に来たみたいな、くつろいだ気持ちになれるところで。矢四郎もお兄さんたちに愛されていて、おんぶにだっこな、にぎやかし(笑)のようなキャラクターなんです。あまり物語の本筋には関係しないかな? でもやるときはやるぞ、と。
【能登麻美子さん(弁天 役)】
ひと言で言うと、弁天はちょっと敵にまわしたら恐ろしいかな(笑)。何を考えているか今ひとつつかめないキャラクターで。矢三郎との関係にも注目して見てもらえるといいなと思いますね。作品としてもファンの方々に楽しんで見ていただけると、とても嬉しいですね。
【吉原正行氏(監督)】
(第1話のクオリティの好評を受けて)最後までこのテンションをもたせられるかな…(笑)。原作を読んだ時に思ったのは「これアニメにするの? 大変だな」と。原作ファンとの共有できる画面をどう作ろうかと考えて、1ヶ月くらいロケハンして、取材写真は1万枚を超えたと思います。期待してください。
【堀川憲司氏(P.A.WORKS)】
通常、ウチが手がけた作品のファンはほとんど男性なので今日は(観客を見て)「本当にウチの作品なのか?」と驚きました。原作を読んで涙して、わくわくして、映像化するならアニメしかないなと。
先生の記憶の中にある美しい京都を描きたいなと思います。
【森見登美彦氏(原作者)】
アニメ版を観て、京都の町が美しく、作品の中に引き込まれました。学生の頃、京都にいたのですが、たまたま狸が走っていったのを見て、いずれ書きたいなと思ってたんです。で、狸だけじゃなく天狗もからめたいなと。自分の青春とはかなり違いますが、他の作品と比べて特別な作品なんです。
<放送局情報>
2013年7月より放送開始!
TOKYO MX、KBS京都、サンテレビ 7月7日より 毎週日曜日 夜10:00~
BS11 7月9日より 毎週火曜日 深夜0:00~
キッズステーション 7月10日より 毎週水曜日 深夜0:00~
KNB北日本放送 7月10日より 毎週水曜日 深夜1:58~
配信:バンダイチャンネル
※ 放送日時は都合により変更となる場合がございます。
<ストーリー>
京都には人間と狸と天狗が暮らしている。
下鴨神社、糺ノ森に暮らす下鴨家。狸界の頭領であった父・総一郎は、ある日何の前触れもなく狸鍋にされたのだが、その経緯は今も謎に包まれていた。
残された四兄弟のなかでも偉大な父の「阿呆の血」を色濃く継いだ三男・矢三郎は、生真面目だが土壇場に弱い長兄・矢一郎、蛙の姿で井戸にこもっている次兄・矢二郎、臆病ですぐに尻尾を出す末弟・矢四郎、そしてタカラヅカ命の母に囲まれて、「面白きことは良きことなり」を身上に、それなりに楽しく暮らしている。
隠居中の大天狗・赤玉先生の世話を焼いたり、神通力を得た人間の美女・弁天に振り回されたり、はたまた五山送り火の夜空で宿敵・夷川家と空中決戦を繰り広げる日々の果てに、突如下鴨家を襲う絶体絶命の危機!
父が鍋にされた真相が明らかになるなか、固い絆で結ばれた一家の運命はいかに!
VC:下鴨矢三郎・櫻井孝宏/下鴨矢一郎・諏訪部順一/下鴨矢二郎・吉野裕行/下鴨矢四郎・中原麻衣/弁天・能登麻美子/母・井上喜久子/海星・佐倉綾音/赤玉先生・梅津秀行/下鴨総一郎・石原凡 ほか
原作:森見登美彦『有頂天家族』(幻冬舎文庫)/監督:吉原正行/キャラクター原案:久米田康治/シリーズ構成:菅正太郎/キャラクターデザイン:川面恒介/美術監督:竹田悠介、岡本春美/音楽:藤澤慶昌/アニメーション制作:P.A.WORKS
>>TVアニメ「有頂天家族」公式サイト
>>TVアニメ「有頂天家族」公式ツイッター(@UchotenAnime)