声優
さいたまスーパーアリーナは超満員! 田村ゆかりさんのライブレポ

ついにさいたまスーパーアリーナでワンマンライブ! 『田村ゆかり LOVE ▽ LIVE 2013』ライブレポート!

 「ゆかりん」こと田村ゆかりさんのライブ、『アニメロミックス presents 田村ゆかり LOVE ▽ LIVE 2013 *Cute'n ▽ Cute'n Heart* supported by JOYSOUND』(※▽はハートマーク)がさいたまスーパーアリーナで2013年6月22日(土)・23日(日)の2日間に亘って行われた。

 今回は、千秋楽となる2日目の模様をお伝えする。まさかのラストに会場は感動の渦に包まれた!?

●さいたまスーパーアリーナを埋め尽くすピンク色!

 「この時が来たか……」と思うファンの方も多いであろう。そう、会場はついにさいたまスーパーアリーナという大舞台。2日間で収容人数は約32,000人! ゆかりんの歴史に残るライブとあって、開場前から多くの観客が詰め掛けていた。今回の物販でリニューアルされた背中に大きく"ゆかり愛"と書かれたピンクの法被を羽織り、"ゆかり▽王国"の文字があしらわれた鉢巻を締め、王国民と呼ばれるファンの気合は十分! みんなでゆかりんを応援しよう! と観客たちは笑顔で溢れていた。

 開場し、中に入ってみるとやはりその広さに圧倒される。「広い!」と声を上げて驚きを隠せない観客も中にはいるほどだ。前方のステージでは、中央に大きなハートと弓矢のネオンが輝き、これからゆかりんにハートを射抜かれてメロメロになるのを示唆しているかのよう。

 ゆかりんが登場するのを今か今かと待ちわびていると、スクリーンにおとぎの国のゆかり姫の物語をイメージしたムービーが流れ始める。それに合わせて会場はピンクのペンライトの光で覆いつくされ、一気にライブモードへ!

 まるでゆかり王国へいざなうかのようなムービーが流れ終わると、肩を出してちょっぴりセクシーな赤と白のストライプのドレスに身をまとい、赤い小さな帽子を頭にちょこんと乗せたゆかりんが登場。アニメ『変態王子と笑わない猫』のOPであるアップテンポな一曲、『Fantastic future』からライブスタート! そこからmotsuさんのラップでお馴染みの『パーティーは終わらない』と『You & Me』でのっけからのアゲアゲチューンで会場のテンションはMAXに! 前回のライブツアーでmotsuさんに認められるほどである、ファンのラップ大合唱は今回も健在だ!

●いつもの客いじりに虫も乱入!? 爆笑を誘うトーク!

 「チェッケラチェッケラッチョ!」のコールで曲を締めくくるとMCへ。声援が飛び交う会場は、「いやぁ、熱気がすごい! 暑くない?」とゆかりんが観客を気遣うほどだ。そこから客席の話へ。さいたまスーパーアリーナの500レベルの席には2席だけ並んでいる場所があり、なんと今回その席に座った観客は他人の男女。「そこに座ったとき微妙な空気にならなかった?」とゆかりんは、いつもの客いじりで会場の笑いを誘っていた。

 そこでふとステージ隅に目をやり「虫……」と一言つぶやくゆかりん。カメラが近づいていくとそこには1匹の虫が……。虫も応援してくれているのか? そんなサプライズがありつつも、「超緊張して手が震えるんだけど!」とあまりライブで緊張しないというゆかりんにしては珍しい発言が飛び出す一面も。やはりさいたまスーパーアリーナという大きな会場では心持ちが違うのであろう。その発言でさらに会場は一体感で包まれたのであった。

●お待ちかね! "めろ~ん"の儀式!

 続いての曲は先ほどと打って変わってしっとりとした『さよならをおしえて』。会場もゆらりゆらりとペンライトが揺れ、ゆったりとした雰囲気に。曲の終盤に一旦退場したゆかりんは、次の曲『エアシューター』に合わせて"ゆかり丸"の愛称でお馴染みのトロッコに乗って登場! 今度は猫耳をつけたピンクのふわふわワンピースの衣装がとってもキュート! 会場をぐるっと一周まわり、ファンサービスも忘れないゆかりん。そこから『I.N.G』、『ラブサイン』を歌い上げた。

 会場が暗転すると、再びムービーが流れ出す。どうやら今回の幕間ムービーは一連のもので、ゆかり姫の冒険が描かれているようだ。毎回のライブで用意されているムービーは趣向が凝らされており、このあたりもライブの魅力のひとつである。

 『My wish My love』では、ゆかりんが会場中央に用意されたゴンドラに乗り込み高々と上空へ! 下界を見下ろす姫のような演出は、優雅で見とれる観客も少なくなかったであろう。2回目のMCでは久しぶりのあの儀式が! ハートのステッキを取り出したゆかりん。なんとこの魔法のステッキを使って"めろ~ん"とされると誰もがゆかりんにメロメロになってしまうのだ! 「めろ~……そのまま!」とメロメロになっている観客のだらしない顔を見て楽しむゆかりん。仕舞いにはバンドメンバーもゆかりんに遊ばれる羽目に……。この自由空間が楽しめるのもライブならではである。

●心に染み入る歌声と演奏に酔いしれる

 大人の雰囲気漂うアコースティックパートでは、『つぼみのままで』『miss you』を披露。様々な楽曲を歌ってきたゆかりんだが、CDでは聞けないアコースティックバージョンの歌声はファンの心を虜に!

 ゆかり姫の物語ムービーを挟んで、登場したゆかりんが身につけるのは、レースがかわいい青いミニスカートのドレス。まるでおとぎの国から現れたようなたたずまいに会場からも喝采が起こる。『片方だけのイヤリング』を始め、アニメ『俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる』でゆかりんが演じた夏川真涼のキャラクターソング『Masquerade kiss』や懐かしの『Traveling with a sheep』を披露した。

 変わって、バンドメンバーである桃色男爵の演奏がクールに鳴り響く。様々な大物アーティストと関わっていたりするなど、実はかなりすごい経歴を持つ桃色男爵のメンバーが奏でる音楽を生で聞けるのは、貴重な体験だ。やはり、ゆかり姫の側近となると相当なメンツが集まるのか!? 『だって×2ウキウキ』『流れ星ジェニー』『好き…でもリベンジ』の3曲では、黄色いレトロポップな雰囲気の衣装を着て、一気に往年の歌謡曲ショーのような展開に! スクリーンに映し出される映像もどこか懐かしく、見て楽しく、聞いて楽しい演出が魅力的だった。

●まさかのセットリストにない曲を披露!

 最後となるゆかり姫の物語ムービーでは、ゆかり姫が永遠の17才になってしまった秘密が明かされ、ファンも大歓喜! まさか呪いだったとは……。ムービーが終わるとノリノリの音楽に合わせてステージ下からリフトを使って飛び出てくるゆかりん! しかし、遭えなく着地に失敗! 転んでしまったが、すかさず立ち上がり歌と踊りを披露するのは流石である。その様子にファンの声援も一層大きくなったのは言うまでもない。ピンク色のバラのような衣装を着て『アンドロメダまで1hour』で観客を盛り上げる!

 その後のMCでは、先ほどの失敗をまるで何もなかったかのように「今なんかあった?」と、とぼけるゆかりん。MC後半では、即席『†メタウサ姫~黒ゆかり王国ミサ~†』が披露され、「ひざまづけ~!」の掛け声とともにひれ伏すファンたち! まさかの展開にも着いていくファンのみなさんはコールもバッチリ!

 ここからはお待ちかねの盛り上げ曲の連続! 『チェルシーガール』の息の合ったコールで会場のボルテージが最高潮になったところで、『fancy baby doll』『この指とまれ』『ラブリィレクチャー』と人気曲のラッシュ! 続く、アニメ『俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる』のEDとなった『W:Wonder tale』では、ステージ上での早着替えをお披露目。ピンクのドレスの中から出てきたのは、白のロングドレス。そして、最後は『Endless Story』の幻想的な歌声で締めくくられた。

●感動的なラストシーンは歴史に刻まれる

 会場の鳴り止まないアンコール。最初は会場でバラバラに響いていたものがやがてひとつの掛け声となっていく。まるで、みんなで心を合わせて最後のときを楽しむかのようだった。

 その掛け声に応えるように『Super Special Smiling Shy girl』がスタート! ピンク色のTシャツにふわふわスカートの姿でゆかりんが登場。「大好きだよ」というファンのコールもいつも以上に楽しげだ。続いての曲は『Gratitude』。ポンポンを片手にファンとのひとときを楽しむゆかりんの表情がとても印象的であった。

 アンコールのMCではなんと、新情報発表が! 今年の秋に10枚目のオリジナルアルバムの発売が決定! 今回は10thアルバムということで、「10th(天使)アルバム」と田村さんは言っているそうだ。それに加え、9月16日(月祝)に横浜アリーナで「田村ゆかりLOVE▽ LIVE 2013 Autumn *Caramel Ribbon*」の開催が発表された! この発表には会場も大興奮! ゆかりんの「来てくれるかな?」の質問に「いいとも!」とお馴染みの挨拶も忘れない!

 アンコール最後の曲は『もうちょっとFall in Love』。タイトルどおり、ファンたちのもうちょっとライブを楽しんでいたい気持ちが溢れるようだった。最後の時間を全力で楽しむゆかりんとファンの気持ちがひとつとなり、ライブは幕を閉じた。

 そして、なんと言っても外せないのが最後のゆかりんの振る舞い。毎回のライブでもそうなのだが、わざわざ客席の近くを全て回り観客へ手を振っていく。ひと通り会場に手を振ったゆかりんはステージ上で会場に挨拶。冒頭でも言っていたようにとても緊張していたご様子だったゆかりん。「いつもはふざけて言えないけど、みんながこんな大きなところに連れてきてくれた」と声を震わせて、改めてファンのみなさんに感謝の気持ちを伝えていた。ファンを大事にするゆかりんだからこそ出てくる言葉であり、会場にいた全ての人がその気持ちを受け取ったのではないだろうか。

 今後もオリジナルアルバム、ライブだけでなくいろいろな活躍が予想されるゆかりん。まだまだこれからも田村さんから目が離せない!


<SET LIST>
01 Fantastic future
02 パーティーは終わらない 田村ゆかり feat. motsu from m.o.v.e
03 You & Me 田村ゆかり feat. motsu from m.o.v.e
04 さよならをおしえて
05 エアシューター
06 I.N.G.
07 ラブサイン
08 My wish My love
09 つぼみのままで
10 miss you
11 片方だけのイヤリング
12 Masquerade kiss(TVアニメ「俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる」夏川真涼キャラクターソング)
13 Traveling with a sheep
14 だって×2ウキウキ
15 流れ星ジェニー
16 好き...でもリベンジ
17 アンドロメダまで1hour
18 チェルシーガール
19 fancy baby doll
20 この指とまれ
21 ラブリィ レクチャー
22 W:Wonder tale
23 Endless Story

<ENCORE>
24 Super Special Smiling Shy girl
25 Gratitude
26 もうちょっとFall in Love


>>田村ゆかり OFFICIAL WEB-SITE

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