主人公・正義は中の人の生き写し!?　増田俊樹さん、杉田智和さん、戸松 遥さん登壇『サムライフラメンコ』第1話試写会レポート！

　特に何の特殊能力ももたない19歳男性・羽佐間正義(はざま まさよし)は、人並外れた正義(せいぎ)感だけを武器に、“自力”で正義(せいぎ)の味方「サムライフラメンコ」になった！　彼が立ち向かう悪は、信号無視や路上喫煙、ポイ捨てなど、迷惑行為をする一般人。そこからステップアップし、より大きな悪へ挑もうと目論むが……。果たして、正義は真のヒーローとなれるのか!?

　そんな斬新なストーリーと、豪華スタッフ陣で注目を集めるテレビアニメ『サムライフラメンコ』が、10月10日(木)よりノイタミナ枠にてスタート！　初回オンエアを控え、9月28日(土)に第1話の先行試写会＆トークショーが行われた。本稿では、この夜の部の様子を紹介しよう。

▲第1弾ビジュアル

　上映が終わると、出演陣によるトークショーへ。夜の部では、増田俊樹さん(羽佐間正義役)、杉田智和さん(後藤英徳役)、戸松 遥さん(真野まり役)の3名が登壇、大きな拍手で迎えられた。

　そしてここからは、第1話についてのトークが進められていく……のだが、増田さんが切り出した正義の家の話題に対し「リアル増田君はどんな部屋に住んでいるの？」と杉田さん。続けて「木を登っていくと藁の屋根の家があって、(部屋の中には)お茶碗に入った目ん玉のお父さんがいるんでしょ？」と畳み掛け、一瞬で同枠にて放送されていた妖怪アニメの話題に切り替わった！

　これには、戸松さんも「(増田さんの髪型が、妖怪アニメの主人公と)似てますもんね！」と乗り、増田さんが思わず前髪で目を隠してみせる流れに。さらには、頭頂部の髪を立ち上げてみせ「この中に妖怪がいる！」と盛り上がる。　場内には幾度と無く爆笑が巻き起こった。ちなみに、ここまででトーク開始5分弱。しょっぱなから何でもあり過ぎる展開に、期待と不安が入り交じる!!

　……ともあれ、ここからはなんとか真面目路線に引き戻され、「新しいアニメですが、懐かしい雰囲気もして。でも(その一方で)、懐かしいネタをやってるのに、お洒落にも思える。そういう両方の感覚がある」と、独特の世界観に触れる杉田さんや、「ボケとツッコミがいい感じのバランスだからなのか、凄く真面目に話しているのに面白いんですよ」と、会話劇について語る戸松さんなど、個々のアツい感想が聞かれた。ひとまずは、妖怪の魔の手を抑えることができたようだ。

　続いては、主人公・正義の話に。まっすぐ過ぎるあまり周りに迷惑をかける正義の性格が、中の人とソックリだと言い、「どうせ僕はそんな人間ですよ！　子どもの頃からずっとそうです」と、開き直る増田さん。これには杉田さんも納得の様子だったが、「ただ(多くの迷惑をかける人と違って)憎めないです。正義も、増田君も」とフォロー。

　次いで、本作ED曲『デートTIME』について。真野まり(まや まり)がセンターをつとめるアイドルグループ「ミネラル★ミラクル★ミューズ」名義の曲ということもあり、戸松さんが「オシャレな曲。個人的には朝にオシャンティーなコーヒーを片手に聞きたい」と、曲の印象を語った。

　また増田さんは、サビの＜どんどんスキになっていい？君の事＞という歌詞を聞いたときに「『なんやこのキュンキュンする感じは!!』と思った」とアツく話し、「エンディングの映像でも、(ミネラル★ミラクル★ミューズの)3人が凄く可愛く楽しそうにしてるじゃないですか。この上に俺の名前が乗るんだ〜♪って。永久保存版ですよ！」など、すっかり3人の魅力に惚れ込んでいる様子をみせた。

　
　そして次のトークテーマ「正義(せいぎ)の味方になったら世の中のどんな悪に立ち向かいたい？」では、さらに増田さんのテンションが上昇！　なんでも、日頃からずっと思っていた世の中への不満があるそうで、この場のためにあたためていたそうだ。そんな増田さんが、怒りゲージ満タンで言い放ったのは「駐輪場はルールを守って使え！」。置き場所を守らずに使われているのを見ると、許せないそうだ。「社会のルールは守らないと！」「みなさんも、駐輪場はしっかり守って使ってくださいよ！」と、声高に語り、会場を圧倒していた。

　……ただ、この場のためにあたためていたネタという前置きがあったせいか、共演者は「確かに大切なことだけど、それがあたためてたネタ!?」と言いたげ。増田さんとのあいだにかなりの温度差が生じてしまったようだ。戸松さんも「楽屋でも『とっておきのが〜』って言ってましたけど」と戸惑いを隠せない様子だった。さらに、アツく語るあまりぐいぐい詰め寄ってくる増田さんに、司会の鷲崎さんも「近い！」と言う始末。ともあれ、そんな状況でも揺るがない正義(せいぎ)感を持ち続ける増田さん。やはり羽佐間正義役にピッタリと言わざるを得ない!?

　また、好きだったヒーローについては、「ヒーローではなく悪役に感情移入しちゃう子どもだった」という杉田さんや、「ダイレンジャーに夢中だった」という増田さんに対し「私はギンガマンを見てました」という戸松さん。ただ、戸松さんは特撮以外にもヒーローがいたようで「飛影がすごく好きだった……」とひと言。「あんまり(公で)言ったことないんですよ！」と口をおさえながら相当恥ずかしそうにしていた。

　そして最終回までの展開についても。「監督に聞いても教えてくれない」ということもあってか、3人の妄想が膨らみ、今後登場するであろう人物との関わりあい、さらには「行き過ぎた正義は警察のお世話になったりしないのか」といった点で、かなり飛躍した話題に花を咲かせていた。このあたりは、第1話に触れるポイントも少なからずあるので割愛する。

　なんとか進行が無視されることなく(？)進んできたトークショーも、そろそろお開き。ここで、登壇キャスト3名からシメのコメントがあったのでお届けしよう。

■戸松 遥さん(真野まり役)
　1話を観ていただけてすごく嬉しいです。今、アフレコではちょっと先の話までやってますが、おもしろい展開になっております。そして、まりが所属するミネラル★ミラクル★ミューズ、略してミネミラはエンディング・テーマ以外にも曲を歌っていきます、。いろんなジャンルの歌が登場してまいりますので、それも楽しんでいただけたらなと思います！　よろしくお願いします！

■杉田智和さん(後藤英徳役)
　『サムライフラメンコ』は、みんなが「こうだ！」と思ってたり、「こういう展開になるんだろうな」っていう、その思い込みや固定観念みたいなものがあればあるほど、裏切られて楽しいです。それくらい意外性に富んでいる作品なので。みなさん、「『サムライフラメンコ』はこうなんだろうな」っていう気持ちは持ち続けてください。新鮮に驚けるので。

一見、女性向けだと思うかもしれないですが、70年代80年代の特撮とドラマが好きだった男性にも、間違いなく面白いです！　あと、アイドル3人(ミネラル★ミラクル★ミューズ)は追っていただけるとびっくりできると思いますよ。『サムライフラメンコ』今後ともよろしくお願いします。

■増田俊樹さん(羽佐間正義役)
　杉田さんもおっしゃっていたように、僕も幅広い層の人たちに観ていただきたいです。正義としては、赤信号を守るだとか、ポイ捨てをしないだとか、そういう、人が「いいじゃないかいいじゃないか」と軽んじつつあった社会のルールを、(本作を)観ていただいたことで「あ、守ろう」と、ちょっとでも思っていただけるようになったら嬉しいなと思います。そして、話もさることながら、キャラクターたちが……。本当にこってりとした、色鮮やかなキャラクターたちがこれから続々出てきます！

　収録するとき、僕も胸がドキドキしました！　男性から観ても、「あ、僕らのヒーローだ！」と思えるキャラクターがたくさん出てきます。この作品で、みなさんの気持ちをスッキリさせることができればいいなと思います。もちろん女性が見ても楽しめる、とっても面白い作品です。最後まで、是非1話も逃さずに観てください。よろしくお願いします！



　そして登壇者が退場し、同じくノイタミナ枠でスタートする『ガリレイドンナ』の先行上映を経て、本イベントは終了した。トークからもわかる通り、主人公・正義とまるで同化しているかのような増田さん。熱血漢な“彼ら”と、それを支える濃いキャラクターたちによって、『サムライフラメンコ』はどんな展開を見せていくのか……!?　ぜひ、みなさんの目で確かめて欲しい。

【放送情報】
フジテレビ：10月10日より 毎週木曜25:20～
岩手めんこいテレビ：10月16日より 毎週水曜25:20～
仙台放送：10月15日より 毎週火曜26:15～
秋田テレビ：10月12日より 毎週土曜26:05～
さくらんぼテレビ：10月12日より 毎週土曜25:35～
福島テレビ：10月14日より 毎週月曜25:40～※初回放送は25:49～
新潟総合テレビ：10月15日より 毎週火曜26:15～
テレビ静岡：10月10日より 毎週木曜26:10～
東海テレビ：10月10日より 毎週木曜26:40～
関西テレビ：10月15日より 毎週火曜26:28～
テレビ新広島：10月14日より 毎週月曜26:10～
テレビ愛媛：10月15日より 毎週火曜25:40～
テレビ西日本：10月11日より 毎週金曜26:35～
サガテレビ：10月11日より 毎週金曜25:35～
テレビ熊本：10月12日より 毎週土曜26:35～
鹿児島テレビ：10月12日より 毎週土曜26:05～

【スタッフ】
原作：manglobe
監督：大森貴弘
シリーズ構成：倉田英之
キャラクター原案：倉花千夏
キャラクターデザイン：山下喜光
アクション作監・デザイン：山田起生
デザインワークス／由卯田和季一
メインアニメーター／山田正樹
美術監督：栫 ヒロツグ
美術設定／加藤 浩
色彩設計：海鋒重信
撮影監督：高橋賢司
編集：関 一彦
音楽：玉井健二 & agehasprings
アニメーション制作：マングローブ
製作：Project サムメンコ

【キャスト】
羽佐間正義（はざま まさよし）：増田俊樹
後藤英徳（ごとう ひでのり）：杉田智和
真野まり（まや まり）：戸松 遥
三澤瑞希（みさわみずき）：M･A･O
森田 萌（もりた もえ：山崎エリイ
要 丈治（かなめ じょうじ）：小杉十郎太
原塚 淳（はらづか じゅん）：大川 透
石原 澄（いしはら すみ）：中村千絵
今野 明（こんの あきら）：三上 哲
ほか

＜リリース情報＞
◆オープニング・テーマ『JUST ONE LIFE』
アーティスト：SPYAIR
発売日：2013年11月13日(水)
価格：
[初回盤【CD+DVD】] 1,365円(税込)
[通常盤【CD】] 1,050円(税込)
※通常盤初回仕様には「倉花千夏イラストステッカー」封入

◆エンディング・テーマ『デートTIME』
アーティスト：ミネラル★ミラクル★ミューズ
発売日：2013年12月4日(水)
価格：1,260円(税込)
初回仕様特典：描き下ろしスリーブケース／キラキラ☆ロゴステッカー



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