君もコスモを感じろ! 映画『聖闘士星矢 Legend of Sanctuary』製作発表会のレポートをお届け!
11月01日(金)、東京の秋葉原UDXで開催された、バンダイ主催イベント「魂ネイション2013」にて、映画『聖闘士星矢 Legend of Sanctuary』の制作発表会が行われた。
お馴染みの『聖闘士星矢』は、1985~90年に週刊『少年ジャンプ』にて連載され、人気を博した漫画作品。テレビアニメの放映は漫画連載から9ヶ月後という当時としては異例の早さでスタートし、魅力的な登場キャラクターと聖闘士の多彩な必殺技が多くのファンに根強く愛され、80年代後半を代表する名作として知られている。
原作コミックスの世界累計発行部数3440万部、さらにテレビアニメはフランスやイタリア、ブラジルなど世界80ヵ国以上で放映されるなど海外からも絶大な支持を獲得し、今なおその名は不動の作品だ。
そんな『聖闘士星矢』が約10年を経て、最新の映像技術を駆使して復活! それが、この度発表された『聖闘士星矢 Legend of Sanctuary』だ。
「車田正美・熱血画道40周年記念映画」としてスタートしたこの企画。原作者である車田正美氏が自ら製作の総指揮のもと、数あるエピソードの中でも一番の人気を誇る「聖域十二宮編」の映画化に挑む。また、製作陣には『TIGER&BUNNY』『黒執事』などのさとうけいいち氏が監督を務めるなど、最高のスタッフ陣が製作を手がけていることも注目だ。
本イベントでは、本邦初公開となる予告映像の公開や、さとうけいいち監督と、浅間陽介氏プロデューサー登壇のゲストトークショーで盛り上がった。
トークで浅間プロデューサーは「2007年に製作がスタートしてから、長い年月を経て、ついにこの場で制作発表をすることができました。昔に作品を見ていた僕らは勿論ですが、今の子供達にも『聖闘士星矢』を見せてあげたい。そして、『聖闘士星矢』をやるなら、やはり「聖域十二宮編」だろうと思っています。本当にいろいろな所が熱くなっています!」と製作にかける想いを語る。
さとうけいいち監督は「お話しを頂いたときは、内容の濃い「聖域十二宮編」ということだけで頭がいっぱいでした(笑)。この映画は、限られた時間の中で、お腹いっぱいになってもらえるよう、本当に時間をかけて考ぬいた作品です。映像をどんな風に魅せて行くかについては、さまざまな案の中から、CG映像という形になりました。これについてはファンの方を始め、たくさんの意見があると思いますが、全編を通じてテレビでは絶対に見れない表現方法を120%詰め込み、みなさんに喜んで貰える、「見たい」と思ってもらえる映画を目指しています。キャラクターに関しては、星矢も含めて、リアルな物ではなく、フィギュア感をポイントにしました。これは、『聖闘士星矢』は少年漫画なので、彼らの元気な部分を表現したいと考えたからです。モーションキャプチャーを使った映像ではなく、ハンドメイドのアニメーションという部分に本当にこだわっているので、キャラクターの動きや表情、表現の幅などを是非楽しんでください。」と映像面のこだわりについてを熱く語った。
トークの最後に監督は「みなさんの期待を裏切らない映画になっております。是非、おひとりは勿論、ご家族みなさんで劇場に足を運んで、壮大な世界観での少年たちの友情や、愛を、見て感じていただきたいと思います。映像に関しては「CGにして本当によかった」と言って頂ければ嬉しいですね。ハードルを上げて貰ってもかまいません、ファンの方を含めて、見たことのない世界に連れて行きます! みなさん楽しみにしていてください!」とメッセージを贈り、大きな拍手が会場を包む中でイベントは幕を下ろした。
当日に公開された予告映像は本当に綺麗で、迫力のある、コスモを感じるような物でした! 映画が公開される2014年初夏が今から待ち遠しいですね!
【作品情報】
『聖闘士星矢 Legend of Sanctuary』
原作・製作総指揮:車田正美
監督:さとうけいいち 脚本:鈴木智尋
車田正美コメント
「星矢伝説はここから始まった 原作・製作総指揮:車田正美」
2014年初夏・全国公開