梅津泰臣監督＆声優・田辺留依さんが登場！　様々な裏話が飛び出したアニメ『ウィザード・バリスターズ～弁魔士セシル』トークショーレポート！

　2014年1月から3月まで放送されていたアニメ『ウィザード・バリスターズ～弁魔士セシル』。本作は、人間と魔術使いが共存する世界で、魔術使い専門の弁護士「弁魔士」となった主人公「須藤セシル」の数奇な運命を描くアニメ作品だ。
　そして、大好評のうちに放送が終了した本作のトークショーが2014年4月12日にアニメイト秋葉原イベントスペースで行われた。イベントには、監督・原案・キャラクターデザインの梅津泰臣さんと須藤セシル役の田辺留依さんが登場。また、田辺さんによるミニライブも行われ、多くのファンを魅了した。

　本稿では、今回行われたスペシャルイベントのレポートをお届けする。ここだけでしか聞くことのできない裏話の数々に、ぜひとも注目していただきたい。

■ 「田辺ちゃんはセシルにぴったり」「セシルが一番！」と言い切る梅津さんのセシル愛は深い！

　イベントがスタートすると大きな拍手に迎えられ早速、梅津さんと田辺さんが登壇。本作のトークショーは初めてという田辺さんだが、「みなさんが温かく迎えてくださったので、緊張はしていません！」と気合十分だ。「このエロガエル！」「セシル、ディアボロイド、GO！」と劇中でもお馴染みのセリフを披露し、会場からも歓声が巻き起こる。

　それを見て「本当に田辺ちゃんは可愛いよね。セシルにぴったりだ」とまるで娘を見るかのような梅津さんコメントに、思わず頷くファンもチラホラ……。

　そんなアットホームな雰囲気でスタートしたイベントの最初のコーナーは「須藤セシル、入門します！」。こちらは、用意された「セシル入門BOX」に入ったお題についてトークするコーナーだ。

　まずはじめに引いたお題は「好きなキャラクター」。田辺さんのお気に入りのキャラクターは警部の江来利クインだそうで、「セシルが一番なんですけど、かっこいい女性に憧れているのでクインさんですね。好きな女性のタイプは？　と聞かれたらクインさんと答えると思います！」と16歳の田辺さんらしいコメント。
　対する梅津さんの「やっぱりセシルが一番好きですね。いろんな思いを込めて作ったキャラクターなので一番大好きです」という発言に照れる田辺さん。やはり、セシルにかける梅津さんの思いは一塩ではないようだ。

　
■ 誰もしらないセシルの秘密が次々と明らかに！

　続く「お気に入りの台詞」というお題ではアフレコ中の思い出話でファンを賑わせた。大久保瑠美さん演じる左反衣の台詞で「このナイスバディでアメリカの男どもも悩殺よ?。ボッキンキン！」というものがあるのだが、「この台詞を大久保瑠美さんに言わせたかったんですよ(笑)。アフレコ前に苦情言ってました。でもそれが楽しかった(笑)」と梅津さんのお茶目な発言には会場も大爆笑だった。

「面白いの引くよ！」と梅津さんが意気込んで引いたお題は「まだ誰にも言っていない裏話」。実は、セシルのイメージは吉田拓郎さんの『元気です。』という曲からインスパイアされたところがあるそうだ。この曲は、ある女性の春から冬までの心情を歌ったもので、一番の歌詞の一部が梅津さんの中で、セシルとリンクしている部分なのだそうだ。

また田辺さんからは、「第1話の履歴書と最終話でセシルが奉納した絵馬の字は私の字なんです」との裏話が披露され、ファンには眉唾ものの裏話の数々にみなさん聞き入っていた。「しかもあの字は、セシルだったらこう書くだろうなと思って書いたらしいですよ。やっぱりこの子はすごいですね」と若干16歳にして細かなところまでも気をつけるプロ意識には、梅津さんもかなり驚かされたようだ。

　
■ 監督も気絶寸前（!?）の田辺さんのライブ！

　お題のコーナーが進む中、自分のポケットから何かを取り出す梅津さん。そこには「アフレコ台本にセシルを描いてください！」と書かれた紙が！　しかもサプライズでこちらの台本は会場に来たファンにプレゼントされることに。
　出来上がった台本はじゃんけん対決で見事勝ち上がった来場者に贈られた。

　そして待ちに待った田辺さんのライブパートへ。今回は特別にアニメエンディング曲「BLUE TOPAZ」とカップリング曲の「空が泣いても」が披露された。こちらはトークショーとは違い、少し緊張した様子の田辺さんだったが、歌い始めると表情が一転。その堂々とした佇まいと澄んだ歌声には、会場全体が引き込まれていく。

　曲間のMCでは、「感情が乗りすぎちゃって、声が裏返っちゃいました(笑)」と可愛らしいトークでファンを笑わせるところも流石だ。
　最後の曲「BLUE TOPAZ」は、観客の青いサイリウムの光と歓声も相まって田辺さんとファンの一体感で包まれていく。また、自身初のソロ曲とは思えないほどの歌唱力には驚かされた。

　曲が終了すると一旦降壇した梅津さんが登壇。「僕も歌っているのをはじめて聴きましたが、言葉にならないくらい感動しましたね。気絶しそうでした(笑)」と絶賛の言葉が田辺さんに贈られた。

　

■ ふたりとも挨拶は「セシルをよろしくおねがいします！」

　イベントの最後には両者から一言ずつ挨拶が行われイベントは締めくくられた。こちらのコメントをまとめてご紹介しよう。

　
＜梅津泰臣監督＞
みなさんお忙しい中、お越しいただきありがとうございました。これからも『ウィザード・バリスターズ～弁魔士セシル』をよろしくお願いします！

＜田辺留依さん＞
今日はありがとうございました。後ろの方もしっかりと応援してくださって……。本当に嬉しくて、言葉にできないくらい嬉しいってこういうことを言うんだなってわかりました。引き続き『ウィザード・バリスターズ～弁魔士セシル』をよろしくお願いします！

　イベント後には、田辺さんから来場者に非売品ポスターのお渡し会が行われた。集まったファンからの温かい応援コメントにしっかりと応える田辺さんの姿がとても印象的だった。

　構想15年という壮大なストーリーと魅力的なキャラクターの数々が彩る独特な世界観で多くのファンを魅了した『ウィザード・バリスターズ～弁魔士セシル』。そして、初主演ながらも共演した声優陣に負けない演技を見せてくれた田辺さんにこれからも期待していただきたい。

　■ イベント情報

田辺留依&梅津泰臣　スペシャルイベント in アニメイト秋葉原店
・日時：4/12（土）　集合 18:00?／開始 18:30
・場所：アニメイト秋葉原店イベントスペース
・出演：梅津泰臣、田辺留依（須藤セシル役）

■ 作品情報

＜STORY＞
魔禁法。
魔術および、魔術訴訟に関する法。
そして、その事案は魔法廷で裁かれる。


2018年、東京
人間と魔術使いが共存する世界。
社会秩序を守るのは警察。
魔術使いの被告を弁護するのは、弁魔士。

これは、最年少弁魔士・須藤セシルと、彼女を取り巻く仲間達の物語である。

－梅津泰臣監督が贈る最新TVアニメーション作品！
世の中の怪奇事件は、法律と、魔術が、解決する・・・！

>>TVアニメ「ウィザード・バリスターズ～弁魔士セシル」公式サイト
>>>TVアニメ「ウィザード・バリスターズ～弁魔士セシル」公式ツイッター（＠wb_cecil）