放送開始直前のテレビアニメ『白銀の意思 アルジェヴォルン』より逢坂良太さん・大西沙織さんインタビュー! 葛藤の中、成長していくキャラクターたちを描いた群像劇
2014年7月より、TOKYO MXほかで放送が開始されるオリジナルテレビアニメ『白銀の意思 アルジェヴォルン』。今回、アニメイトTVはその主人公であるススム・トキムネ役の逢坂良太さん、ヒロインのジェイミー・ハザフォード役の大西沙織さんへインタビューを行った。リアルな戦争ものとして描かれる世界観や、自身が演じるキャラクターの紹介、印象に残っているシーンについて語ってくれたので、その様子をお届けしよう。
●等身大の若者として描かれるキャラクター
――ご自身が担当するキャラクターの紹介をお願いします。
ススム・トキムネ役・逢坂良太さん(以下、逢坂):トキムネを一言で表現すると、「大人の仲間入りがまだできてない大人」ですね。自分なりの正義があって軍隊に入り、軍人として守らなきゃいけないことは何となく分かってはいるんですけど、立てられた作戦に納得できなかったりして反発しながらも独立第八部隊の一員として懸命に戦っていく。軍人ならではの葛藤が描かれ、成長していくキャラクターなのでものすごくやりがいがあります。
ジェイミー・ハザフォード役・大西沙織さん(以下、大西)ジェイミーはキベルネス・マニファクチャリングカンパニーという会社で働いている技術者で、簡単な話ただのOLなんですよ(笑)。軍とは全く関係ない、ただの民間人だったけどアルジェヴォルンという機体を通して第八部隊に同行することになったキャラクターです。
作品が第八部隊メインで描かれていくので、周りはみんな軍人の方なんですけど、ジェイミーだけは第八部隊の遂行する作戦に対して「私もこうしなきゃ、頑張らなきゃ」というのが必ずしもある訳ではないんです。自分がやりたくないことを「やって」と言われたりすると「えー」という感じを出してしまったりして、普通のOLさんなんだなって思いました。
――トキムネの乗るアルジェヴォルンや、作中に登場するトレイルクリーガーについての印象はいかがですか?
逢坂:アルジェヴォルンは他の機体と比べてすごくスマートなんですけど、乗っているトキムネがまだそこまで強くないので、いわゆる一機で無双したりとかは全然ないんですよね。味方の作戦のおかげで勝てているような場面も結構あったり。トキムネが成長していくにつれて、よりスタイリッシュな戦い方ができるようになるのかなと期待しています。
大西:敵側に、四足歩行をする動物みたいな機体(ブラッディホッパー)がいましたよね。アルジェヴォルンは最初まともに歩くこともできなくて、「そこからか!」と思いました(笑)。
――キャラクターを演じる際に心がけたことはなんでしょうか。
逢坂:トキムネのカッコ良さは確かにあるんですが、芝居ではそのカッコ良さを出さず、等身大で演じて欲しいと言われています。戦っている時でも、部隊に配属されたばかりの新人ということで本人はあまり強くなかったりとリアルに描かれているので、その表現が難しいです。
大西:私自身、メインヒロインの役に決まったのが初めてだったのですごく嬉しかったんですが、プレッシャーもありました。ちょうど今アフレコをしているところでジェイミーにとっての転機が訪れるんですが、監督に「もっと素の20歳を演じて下さい」と言われた時はどうすればいいか悩みましたね。でも、いざやってみるとジェイミーと同じく肩の力が抜けたのか上手くマッチしたと思います。
――それぞれが演じるキャラクターに共感するポイントをお聞かせ下さい。
逢坂:デリカシーがないところですかね(笑)。男女関係なく思ったことを言ってしまうところがあるので、例えばの話ですが女の子が髪を切ったとしても、前の髪型を褒めるつもりで「前の方が良かったね」って言っちゃいます。
大西:日常生活の中で、やりたくないことをやらなきゃいけないってなった時は「えー」と思っちゃいます(笑)。お仕事ではそんなことないですけど…そういうところはジェイミーに似ていると思います。
●2人が強烈に印象に残っているトキムネとジェイミーの出会い
――ここまでアフレコした中で、印象的なシーンやセリフを教えて下さい。
大西:1話のジェイミーとトキムネが出会ったシーンがひどいんですよ(笑)。そこのイメージが強過ぎてずっと印象に残っています。ジェイミーの性格が分かる場面でした。
逢坂:僕もそこを言おうと思った(笑)。あとは、作戦を遂行するためにひたすら逃げるシーン。最新鋭機に乗った主人公がとにかく逃げるっていう場面はなかなかないので、すごく印象的でしたね。
――『白銀の意思 アルジェヴォルン』の放送を見る上で、視聴者に注目して欲しいポイントを教えて下さい。
逢坂:戦車に足がついたような機体が多い中で、アルジェヴォルンは結構奇抜なデザインをしていますよね。正直ちょっと悪役っぽいような印象を受けるんですが、やっぱり動いてるところを見るとすごくカッコ良いので、そういうアクションシーンには注目して欲しいです。
大西:ジェイミーとトキムネの関係性や、第八部隊に対して当たりがキツい上層部の偉い人たちとサモンジさん(第八部隊の隊長)とのやりとりとか、色んな葛藤が描かれています。そんな中でキャラクターが少しずつ成長していく様子は見どころです。
――最後に、読者の方へ向けてメッセージをお願いします。
大西:まるで第八部隊がそのまま出てきたようなアフレコ現場で収録していて、現場の良い雰囲気がキャラクターたちにも出ていると思います。最後まで楽しく見て頂きたいです。
逢坂:第八部隊のメンバーは個性溢れる人物が多いので、男性の方も女性の方もきっとお気に入りのキャラクターが見つかると思います。ひとりひとりにスポットが当たっていくので期待していて欲しいですね。最初はトキムネの目線で物語を見てもらって、次に好きなキャラクターの目線で作品を楽しんで頂ければ、と思います。
【番組情報】
タイトル : 白銀の意思 アルジェヴォルン
放送局 :
TOKYO MX 毎週木曜 23:00~
MBS 毎週木曜 26:49~
テレビ愛知 毎週土曜 26:20~
BS11 毎週日曜 24:00~
AT-X 毎週日曜 19:30~
リピート放送 毎週(火)10:30~ 毎週(木)28:30~ 毎週(土)14:30~
【スタッフ】
原作 : AIOS
監督 : 大槻敦史
シリーズ構成 : 佐藤竜雄
キャラクターデザイン : 岡 勇一
TKデザイン : キクチヒラメ
プロップデザイン : 寺岡賢司
原 由知
音楽 : 中川幸太郎
アニメーション制作 : XEBEC
オープニングテーマ : KOTOKO /『TOUGH INTENTION』
エンディングテーマ : 三澤紗千香/『フェイス』
【キャスト】
ススム・トキムネ:逢坂良太
ジェイミー・ハザフォード:大西沙織
サモンジ・ウキョウ:土田 大
スズシロ・サオリ:大原さやか
シルフィー・アップルトン:櫻井浩美
ロレンツ・ジュリアーノ:浜田賢二
ハンチョウ:手塚秀彰
ソラノ・アカネ:赤﨑千夏
シオノ・カオル:橋本ちなみ
リクル・ヒカル:愛美
テライ・アキノ:葉山いくみ
シーカー:松本忍
コシカワ・ショウヘイ:吉野裕行
ヤマナミ・ツバサ:小林裕介
タニタ・コウジ:山本格
オクイ・マサル:興津和幸
クツワダ・ツトム:近藤孝行
シュライン・リヒトフォーヘン:櫻井孝宏
ジュリアス・ユーニオス:速水 奨
ほか
【作品あらすじ】
アランダス連合王国とインゲルミア諸国統合体。長きに渡る二国間の戦争は、アランダス建国以来の不抜の城塞、グレート・ウォールを挟んで膠着していた。しかし、固く閉ざされていたはずの砦の門が音を立てて開かれ、戦況は大きく動き始める。
アランダス東方山地の隠し砦に駐屯する独立第八部隊。そこには初陣を控えた新兵、ススム・トキムネの姿があった。命令に従い、サモンジ・ウキョウ中尉の指揮の下、本隊と合流すべく移動を始めた彼らは、民間人を襲撃するインゲルミア軍と遭遇する。
罠の危険性を顧みず先行したトキムネは、トレーラーに乗っていた技師、ジェイミー・ハザフォード、そして白銀のトレイルクリーガー・アルジェヴォルンと運命の出会いを果たす。
戦うことが当たり前となった世界の片隅で起きた出会い。
この小さな偶然は、トキムネたち独立第八部隊の未来を変えると同時に、戦局に大きな影響を与えることになる――。
【ラジオ情報】
Webラジオ『白銀の意思 アルジェヴォルン 独立第八部隊・秘密通信』配信決定!
2014年7月から始まるTVアニメ「白銀の意思 アルジェヴォルン」を
ジェイミー・ハザフォード役の大西沙織さんとリクル・ヒカル役の愛美さんが
作品情報と共に可愛らしくお届けします!
<番組情報>
タイトル:白銀の意思 アルジェヴォルン 独立第八部隊・特別通信
パーソナリティ:大西沙織さん(ジェイミー役)/愛美さん(ヒカル役)
配信:響ラジオステーション
時間:約30分
配信曜日:6月25日より毎週水曜日更新
番組URL:http://hibiki-radio.jp/description/argevollen
【関連サイト】
>>TVアニメ『白銀の意思 アルジェヴォルン』公式サイト
>>TVアニメ『白銀の意思 アルジェヴォルン』公式ツイッター(@argevollen)