内田真礼さん、梶裕貴さん登壇! 挿入歌担当・Chelsyのライブにも浸ったテレビアニメ『アオハライド』第1話先行試写&トークイベントレポ
中学1年の春。主人公・吉岡双葉(よしおか ふたば)は、同級生の男子・田中 洸(たなか こう)のことが密かに気になりはじめていた。しかし、お互いの心が近づく間もなく、洸は転校。夏休み明けには、双葉の前から姿を消していた。
それから約3年が経った高校1年の3学期。双葉は、同じ学校の同級生として洸と再び顔を合わせる。ただ、双葉が思い続けた“田中くん”とはどこか違う雰囲気。しかも「馬渕」と苗字を変えていて……?
青春まっただ中にいる双葉と洸の恋模様を描いた『アオハライド』。現在「別冊マーガレット」で連載されている、咲坂伊緒先生の大人気マンガだ。そして、2014年7月からは待望のテレビアニメも放映開始! これに先駆け、6月29日(日)に第1話の先行上映と、メインキャストによるトークイベントが行われた。
【出演者】
内田真礼さん(吉岡双葉 役)
梶 裕貴さん(馬渕 洸 役)
ライブゲスト:Chelsy
MC:松田理奈さん
●作品にじっくり触れるトークコーナー♪ 「この作品のヒーローは双葉だと思う」(by梶さん)
第1話上映前には、キャストふたりによるあいさつを含めたオープニングトークが行われた。内田さんは第1話のアフレコをふり返り、「あまりに緊張していて汗だくで。ひとりだけ、クーラーの温度を下げて!みたいな感じでした」とコメント。さらに、モノローグなどの収録もたっぷりあったと言い、とくに「カロリーを消費した」そうだ。
これを受けて梶さんも「僕も密かに汗だくでした。やっぱり緊張しますね」と言う。以前にドラマCDの収録こそ行っていたものの、アニメ第1話には特有の緊張感があったようだ。また梶さんは、アフレコ現場の雰囲気について「みんな仲良しでとても良い空気感」とにこやかにひと言。「この作品に対する(キャストとスタッフの)愛がこもっていることを毎週感じながら収録しているので、必ず良い作品になっていると思います」と、オープニングトークを力強く締めくくった。
第1話の上映が終わると、再び内田さんと梶さんが壇上へ。実は、上映中は客席の後列で一緒に鑑賞していたというふたり。「何度も観てるんですが、何回もキュンキュンしますね」と、胸いっぱいの様子だ。とくに梶さんは、客席にいた男性を見て(この日の客席はほぼ女性で埋まっており、男性はごく少数だった)、「男子も絶対にキュンとする瞬間がある作品なので」など、より多くの男性に観て欲しいと伝えていた。
また、OP・EDテーマについてや、収録現場について、原作者・咲坂伊緒先生の直筆メッセージに触れたトークなども。なかでも咲坂伊緒先生に関しては、キャスト・スタッフを含めたLINEグループでやり取りをする間柄だと明かしてくれた。さらに、小湊亜耶役・KENNさんの話題になると「言動を見ていると小湊くんかな?と思うときがあります」と内田さん。どうやらかなりのハマり役のようだ。客席からも期待に満ちた笑みがこぼれていた。
お次は、観客から寄せられた質問に答えるコーナー。「役柄と自分が似ているところは?」との質問に、内田さんは「雑に振る舞っているところです」と回答。「双葉を演じるようになってからは、カバンの中が汚くても『役作りです』と言えるようになりました(笑)」、「わざと自分を偽って強く見せちゃうようなところは共感できますね」と続けると、梶さんも「いい意味で、(双葉も)真礼ちゃんも男らしいところがある気がする」と同調。ストーリー展開や、「乙女な面もある」という洸との対比を織り交ぜながら「この作品において、ヒーローは双葉だと思う」と語った。
一方、梶さんが洸と似ているところはと言うと……「脆いところ…」とポツリ。第1話での洸の振る舞いをふり返って、いかに洸が繊細な心の持ち主かを分析していた(詳しい内容はネタバレになるので割愛)。観客からも「確かにそうかも!」と言わんばかりに、どっと笑いが起こる!
ほかには、内田さん、梶さんそれぞれに「役を演じるうえでの意識していることは?」といった質問も。最初に答えたのは、梶さん。なんでも以前から原作を読んでおり「洸みたいな役を演じてみたい」と思っていたなかでの抜擢だったそう。ただ、洸役に決まるまで「自分の中に洸のイメージがなかった」と言うだけに、演じられる嬉しさがある反面、「本当に演じられるのか」という不安もつきまとったという。
ともあれ、原作の咲坂先生や監督をはじめとしたスタッフらからは「洸は梶さん以外には考えられないです」という心強い言葉をもらっているとか。これには、内田さんも「ほんとうにそうです」と大きく頷く。さらに「咲坂先生は『梶さんのイメージが最初わかなくて。でも聴いたらピッタリで。土下座します!』って言ってくださった」とも言い、「そういう(周囲の)言葉を信じている」、「自分なりに表現していけたら間違いないだろうなと思っています」と告げた。
対する内田さんは、双葉について「(セリフだけでなくモノローグなどでも)心情の細かな変わりようをいかに伝えられるかがすごく大切だと思っています」とコメント。そのうえで、「観ている方と、私と、双葉。みんなが仲間なんだよというのを心に置いてお芝居しています。みんなで一緒に洸を好きになろうよ!というイメージです」と、ヒロインならではの役作りを語った。ふたりの役に対する想いの深さに、思わず聞き入ってしまう観客……。貴重な話が目白押しのコーナーとなった。
トークコーナーが終わると、来場者へのプレゼント抽選を経て、ミニライブのコーナーへ。登場したのは、3人組ガールズバンド・Chelsy(チェルシー)。本作の挿入歌となっている『I will』が、生演奏で披露された。透き通るような歌声と、爽やかでどこか切ないメロディ。まさしく『アオハライド』の世界観を映し出したかのような楽曲に、会場はしばししっとり浸る……。
ちなみに、3人とも原作の大ファンとのこと。それもあり、曲の制作には「すぐにとりかかれた」という。また、Chelsyは『I will』でメジャーデビューを果たすことが決定! ギター&ボーカルのMIOさんからこのことが告げられると、会場には大きな拍手がわき起こった。
ライブが終わると、イベントはエンディング。観客に向けて、「『アオハライド』の魅力はなんと言ってもときめきだと思うんです。この先、洸は双葉のことを何度もドキドキさせてくれるので、そこをぜひぜひ楽しみにしていてください」とあいさつした内田さん。会場からは一層大きな拍手がおくられた。そして、イベントの締めとなったフォトセッションでは、内田さん、梶さん、Chelsyの3人と観客の全員が原作第1巻表紙の双葉と同じポーズを決め、写真におさまった。
テレビアニメ『アオハライド』は、7月7日深夜より順次放送開始。この作品で今夏いちばんのときめきを、味わってみては?
[取材&文・松本まゆげ]
■テレビアニメ『アオハライド』
【ON AIR】
TOKYO MX:7月7日(月)より 毎週月曜 深夜0:00~
MBS:7月7日(月)より 毎週月曜 深夜2:35~
BS11:7月8日(火)より 毎週火曜 深夜0:30~
TUT:7月19日(土)より毎週土曜 深夜1:53~
Gya0!:7月8日(火)より 毎週火曜 深夜1:00〜
ニコニコ生放送:7月16日(水)より毎週水曜 22:30〜 ほか
※放送・配信日時は変更になる場合があります。
【STAFF】
原作:咲坂伊緒(集英社「別冊マーガレット」連載)
監督:吉村愛
脚本:金春智子、山田由香、平見 瞠
キャラクターデザイン:井川麗奈
美術監督:金子雄司
美術設定:イノセユキエ
色彩設計:広瀬いづみ
撮影監督:松本幸子
編集:濱宇津妙子
音響監督:長崎行男
音楽:堤博明・大嵜慶子・橋本翔太
アニメーション制作:Production I.G
製作:アニメ「アオハライド」製作委員会
【MUSIC】
「世界は恋に落ちている」CHiCO with HoneyWorks(ミュージックレイン)
エンディング・テーマ
「ブルー」フジファブリック(ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ)
挿入歌
「I will」Chelsy(ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ)
【CAST】
内田真礼 (吉岡双葉役)
梶 裕貴 (馬渕 洸役)
茅野愛衣(槙田悠里役)
小松未可子(村尾修子役)
KENN(小湊亜耶役)
平川大輔(田中陽一役)ほか
【INTRODUCTION】
青春のすべてが詰まった
“忘れられない時間”を大切に描く物語。
高校1年の終わり、双葉は運命の再開を果たす。
その相手は、中学時代に転校し、
忽然と姿を消してしまっていた初恋の人・田中洸。
その洸が、3年ぶりに双葉の前に現れた。
しかし、洸の名字は「馬渕」に変わり、性格もクールな別人になっていた……。
徐々に明らかになっていく、空白の3年間。
二人の恋は、再び動き出す。
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