あの『のだめカンタービレ』が鬼才・FROGMAN監督、梶裕貴さん&金田朋子さんのキャストでパロディアニメに! 公開直前ニコ生特番放送も話題騒然!?
原作を徹底的に“ぶっ壊して”、奇想天外なリメイクを仕掛けてきたFROGMANさんの次なるターゲットは『のだめカンタービレ』! 千秋真一役に梶裕貴さん、野田恵役に金田朋子さんを起用する大胆キャスティングも話題に。
そんなFROGAM流『のだめ』の第1話の完成&7月31日の公開を祝して、「『のだめカンタービレ』公開直前!!生SP」が2014年7月29日、ニコニコ生放送にて配信された。出演は、梶さん&金田さんの両キャストに、FROGMANさん、『チャンネル5.5』の中でプロデューサー役を演じつつ、番組の司会進行を務める相沢舞さん、さらにMCとして岩田光央さんも登場。『チャンネル5.5』の生放送史上、「神回!」の弾幕が乱れ飛んだ、特番の模様をお届けしよう!
●FROGMAN版『のだめ』完成特番は金朋ワールドに梶、FROGMANが迷い込む
まず『チャンネル5.5』とは架空の独立放送局で、局の存続の危機を救うために名作マンガをリメイクしているという設定。第1弾は『金田一少年の事件簿』、第2弾は『攻殻機動隊ARISE』、そして第3弾となる今回FROGMANさんがリメイクを手がけたのは『のだめカンタービレ』。気になるキャストは千秋真一役を梶裕貴さん(『ARISE』でもバトー役)、野田恵役を金田朋子さん。これは期待せずにはいられない! 公開を翌々日に控えた直前のニコ生放送にも注目が集まった。放送前から画面には金田さんの大暴れを期待する弾幕と、梶さん、ガンバレの声援がいっぱい。
『チャンネル5.5』ファンにはおなじみの局員達のフラッシュアニメからスタート(男性のCVは全部FROGMANさん)。局の低迷に、途方に暮れる局員達に現れたプロデューサー沢渡(CV.相沢さん)。その手にはおなじみのリメイク化権の封筒(沢渡いわく「電車の網棚で拾った」)。その封筒に書かれていた作品名は『のだめカンタービレ』だった…。
その後、紙芝居風の生ドラマに続いて進行役の岩田さんと相沢さんがゲストの梶さんと金田さんを紹介するといきなりすごいテンション。特に金田さん。梶さんのジャケット下のシャツを見て「衣装かぶっちゃった!」、また「久々の人間役ありがとうございます!」。最後はFROGMANさん、「僭越ながら『のだめ』をぶっ壊させていただきました。今度は少女マンガです!」。
金田さんから「“か”つながりだね?」と言われ、首を傾げながら梶さんは「原作も読んでいたので、自分が演じることになるとは。でも絵を見たらショックを受けるくらい違うので、原作イメージを壊さずに済むなと(笑)」。金田さんはプレスコ方式の収録とのこと。実は収録時には絵があったが、金田さんの演技がすご過ぎて、FROGMANさんが急きょ絵を付け直したらしい。恐るべし! FROGMANさんは金田さんの隣りで、頭を抱えること数回。冒頭で『チャンネル5.5』をやるたびに老けていくと言っていたが、今日はいつもより早いかも(笑)。
ここで金田さんの収録ドキュメント映像。「おもしろキャラは地ですか」と聞かれた金田さんは「全然暗いです。毎日幸せですよ。金の斧と銀の斧どっち選ぶと言われて、黄色の斧選んじゃったみたいな」。スタジオで映像を見ている全員が「?」状態。でもいざ収録が始まればプロの顔に……と言いたいところがカミカミだったり、笑い出したり。思わずFROGMANさんも「ダメだよ、笑っちゃうよ。この人、キャスティングしたのは事故ですよ!」。
続いては“描いて当てよう!イラストクイズ”コーナー。出されたお題に対して、梶さん、金田さん、FROGMANさん、岩田さんがお絵描きに挑戦。「俺は絵心ないよ!」(岩田さん)、「画伯的なおもしろさはないので期待しないでください」(梶さん)、「牛の絵を描いて賞をもらったことがある! 足が8本くらいある」(金田さん)。いつもはアニメも自分で描いて作ってしまうFROGMANさん優位だが……。
最初のテーマは「千秋とのだめ」。「作品見たことあるよ、若干」(岩田さん)、「千秋名字なの? 初めて知った!」(金田さん)とちょっと心配。金田さんの絵を横目で見たFROGMANさんは「今、見てはいけないものを見ちゃった。心霊写真みたい」と声を上げた。FROGMANさんはさすがに似ていて、岩田さんは小さい秋と肥溜めというダジャレ、梶さんは指揮してる千秋とキスを迫るのだめにマングーズまで。金田さんの絵はもこもこした謎の生物。「カビが生えてる」、「怖いの弾幕」で画面が埋め尽くされた。視聴者投票で50.6%をゲットした梶さんが1番、2番はなんと金田さん。「私が死んでから絵が売れるかも」(金田さん)、「ゴッホと一緒にすんな!」(岩田さん)。
2つめのテーマは「ミレリーゲ・アラ・パンナ・コン・イ・ブロッコリ」。意味がわからず悩む一同。岩田さんはそのままブロッコリー、梶さんは肩に生えている毛がブロッコリーとパンナコッタ、金田さんは毛とブロッコリーの生物を描いた絵を2枚。途中で描き直してそれ!? 今回はFROGMANさんが1位、2位はまたも金田さん。答えは作中で千秋がのだめに作った料理で、六本木のイタリア料理店で実際に調理した映像が流れた。ミレリーゲはショートパスタ、ベーコンとたまねぎ、ワイン、ブロッコリーと混ぜた料理で、スタジオにも運ばれてきた。
「すごく絵がヘタか、人気がないかだね」と金田さんに言われ「うっせー!」と落ち込む岩田さん。最下位だった岩田さん以外は実食して舌鼓(しかも取り分けは岩田さん)。岩田さんは生で味付けされていないブロッコリーに「塩持ってきて!」。そこに「ブロッコリーだけだとバランス悪いから」とそっとカロリーメイトを差し出す梶さん。岩田さんを気遣いつつ、チャンネル5.5のタイアップもしっかりアピール。うまい! 呪術料理と言われたブフ・ブルギニオン(牛肉料理らしい)も運ばれ、「ガーリックが強いですね」と言う梶さんに、金田さんは真顔で「ガーリックじゃないの?」。ここで再び紙芝居タイムだが、スタッフの堂々とした見切れに続き、カエルの川津をつまむ梶さん、セットに顔を出す金田さんとやりたい放題。
次のコーナーは、視聴者が弾幕に流したセリフからおもしろいものを実際にセリフとして使う“視聴者参加型アフレコ”。お題はのだめのカロリーメイトを勝手に食べてしまった千秋に怒るのだめ。言い訳をする千秋のセリフだ。のだめと千秋のキャラが切り取られた紙を使う(どこまで紙芝居風が好きなのか?)。
岩田さんは金田さんがおしりかじり虫役をやっていることにちなんで「お前はおしりでもかじってろ」、梶さんはあの人気キャラの「駆逐してやる!」(「岩田さんとかぶっちゃったから、たくさん流れてたこれで」)、金田さんは「ハウス!」、FROGMANさんは「たかしに相談だ」。1番人気はもちろん「駆逐してやる!」。哀れ最下位のFROGMANさんは罰ゲーム。緑のピアニカで「カエルの歌」を吹く。「36年ぶりに吹きます」と言いながら結構弾ける。それがまたシュールな雰囲気に。
EDになり、感想を聞かれた梶さんは「何かよくわかんないけど、何か楽しくて、すごく疲れた。早くおうち帰って寝たい」、金田さんは「野原を駆けずり回る感じでダダ漏れ感がよかった。楽しかった!」。一方のFROGMANさんは疲れきった表情で「盛り上げる番組のはずなのに盛り下がっちゃった。なぜかな。神回の反応が多くて、一点突破で番組としては成功かなと。礼儀正しい梶君でバランスをとって。バランス栄養食だけに」とうまくまとめたが、すぐに延長。
「何をするのかな」と視聴者がドキドキする中、金朋さんがたどたどしくピアニカを吹いて終わり。結局、FROGMAN版『のだめ』のベールは包まれたまま。亜空間に迷い込んだような特番だった。どんなリメイクになったのかは、その目でチェック! チャンネル5.5 Season3『のだめカンタービレ』 第1話「のだめガンたーれ」は2014年7月31日(木)13時より配信スタート!
※画像は公式ニコ生よりキャプチャー引用しております
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