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チャンネル5.5『のだめカンタービレ』生放送後インタビュー

FROGMANがリメイクした『のだめカンタービレ』第1話が配信開始! 千秋役の梶 裕貴さん、のだめ役の金田朋子さんが見どころを語る!!

 FROGMANさんが国民的栄養食のカロリーメイトとコラボした名作のリメイク企画をお届けしているチャンネル5.5の第3弾は『のだめカンタービレ』! 千秋真一役に梶裕貴さん、野田恵役に金田朋子さんが担当する話題の第1話が、 本日13時より配信開始されました!

 2014年7月29日(火)に行われた「チャンネル5.5『のだめカンタービレ』公開直前!!生SP」放送後にFROGMANさん、梶裕貴さん、金田朋子さん、番組MCの相沢舞さんにお話をうかがいました!

●「まったくの別物と振り切って」「本能の赴くままに演じました」

――生放送特番を終えての感想をお願いします。

相沢舞さん(以下、相沢さん):今日は金田さんがいらっしゃるということで、事務所の先輩とかにどうしたらいいのか、聞いてきたんですけど……。

梶裕貴さん(以下、梶さん):対策を(笑)。

相沢さん:ほっとけばいいよって。そんな心構えで来たんですけど、岩田さんのおかげで何も心配することなく、楽しく終えることができました。

梶さん:楽しかったです。そして疲れました。あと生放送っていいなと。金田さんがバラエティ番組に出演されているのをよく見て、「すさまじいな」と思っていましたが、まさか一緒にバラエティ番組に出られるとは。テレビ以上にすごかったです。

金田朋子さん(以下、金田さん):テレビではカットされてるからね。

梶さん:じゃあもっとしゃべってるんですね。でも十分すごかったですよ! 

金田さん:全然、しゃべり足らなくて、1時間ってあっという間だなと思いました。皆さん温かくて、私も草原を走り回る、生まれたての子羊のように自由にやらせていただきました。いろいろハプニングもありましたが、一応放送可能な範囲でセーフだったかなと。

FROGMANさん:毎回、このニコ生の番組には魔物が棲んでいると言われていて、番組終わった後にはFROGMANがいつも老けていると。確かに1回目のゲストが小林ゆうさん、2回目が上坂すみれさんの時もすごかったけど、金田さんはそれ以上のボスキャラでした(笑)。周りからもマークしておけと言われていたし、『のだめ』の収録の時からその片鱗は感じていて、「この人と1時間番組できるのかな?」と心配していましたが、案の定でまともにはできませんでした。

金田さん:ちゃんと無事終わったよ!

梶さん:無事じゃない(笑)。

FROGMANさん:収録だったらずっと終わらなかったと思います。生放送だから時間が過ぎてくれて終わったと思うので。

梶さん:生でよかった。

FROGMANさん:制作サイドの正しいジャッジでしたね。

――『のだめカンタービレ』の1話の見どころを教えてください。

梶さん:作品はもちろん知っていたし、千秋の役でというお話をいただいた時、本当に僕がやらせていただいていいのかなと悩んだんですけど、仕上がったキャラのイラストを見て、「これだったら大丈夫だ」と思いました。まったく別物だったので(笑)。原作のイメージとはまったく真逆なキャラで、なるべくおもしろくなるようにと思いながら演じさせていただきましたが、かねともさんのすさまじさに、自分は全然薄味だったなと。2話以降はもっと濃い目で頑張りたいと反省させられた第1話でした。

金田さん:久しぶりの人間役で、このお話をいただいた時、すごくうれしくてワクワクして。でもイメージ的に大丈夫かなと心配もあったけど、梶君が言っていた通り、別物だったので安心しました(笑)。監督が「後で絵を合わせるので自由にやっていいよ」と言ってくださったので、あまり考え過ぎず、感じたままに、「こんなセリフ言うつもりなかったけど、言っちゃった」みたいな。人間の持つ本能の赴くままにやらせていただいて、楽しい雰囲気が出ていればいいなと思います。2話目以降も、もっともっとパワーアップするつもりで頑張ります!

FROGMANさん:シナリオを書く段階では、いろいろ考えました。これまでリメイクさせていただいた『金田一少年の事件簿』や『攻殻機動隊ARISE』と同じく大作で、根強いファンの方がいらっしゃる作品なので、パロディにするならぶっ壊すくらいのつもりでやらなきゃとか。『攻殻機動隊ARISE』ではみんなが持っている共通意識をくすぐるつもりでやりましたが、今回は誰もが想像しないものを作らなきゃと思って、チャレンジしましたが、結局、かねともさんの出たとこ勝負みたいなところに全部持っていかれた感じで(笑)。収録時に絵が完成していましたが、「お芝居を自由にしてもらって、そのお芝居に合わせて少し動かしますよ」という話をしていたら、ほとんどキャラを作り直すくらいに。収録後、梶君とお芝居合うかなと心配も……。

梶さん:かねともさんの後に録ればよかった。

FROGMANさん:次はかねともさんの後、梶君がいいかな。バランスをとる上で。いろいろ勉強になったし、そういうアンバランスな感じもバランス栄養食、カロリーメイトらしくて、いい作品になったかなと思います。僕自身は反省と期待を込めて、皆さんに見ていただけたらと思っています。

――今作はカロリーメイトのコラボアニメですが、カロリーメイトの印象や思い出などありますか?

梶さん:1人暮らしを始めた頃の貧しい時、実家からカロリーメイトが送られてきて、そのおいしさといったら。食べ比べしてみましたが、僕の中の原点はフルーツ味で。チーズやチョコが好きで食べていた時期もあったけど、ナッツ的なものも入っているし、今はフルーツ味が好きです。

金田さん:目立たないところで隠れて食べるのにいいなと。

梶さん:誰かに追われてるんですか?(笑)

金田さん:消しゴム落とすふりして食べたりとか、こそこそ食べるのにいいなって。あとカロリーメイトを食べてる人はおしゃれなイメージがあって。

梶さん:OLさんとか食べてるイメージありますよね。

金田さん:私の中で、カロリーメイトを持ってる人と、お水を買う人はめちゃめちゃセレブという感じがします。

FROGMANさん:お水を買う人は結構いますよ。

金田さん:私、お水買えない。味がついてないともったいない気がして。それと基本的にでんぷんが好きなので、ポテト味は大好物です。甘い味としょっぱい味があるので、永久に食べられるので、なんてバランスがいいんだろう? って。私、すごくバランスが悪い人間だから、尊敬してます。カロリーメイトを。

一同: (爆笑)

金田さん:カロリーメイトみたいな人間になりたいです! 師匠と呼ばせてもらいたい。

――皆さんが感じるパロディのおもしろさとは?

梶さん:やり切ること、吹っ切ることが大切だなと思います。最後までリスペクトしながらやり切ることが大事なんだなと1話の台本とイラストを見た時と、かねともさんのお芝居を見て改めて思いました。2話以降は僕もぶっ壊れたいです。

FROGMANさん:そんなことしなくていいから。せめて梶君だけは。

梶さん:じゃあ、バランスを取って頑張ります!

金田さん:カロリーメイトだけに? この作品もおもしろいし、パロディは楽しいイメージがあります。響きもなんか楽しげだし。

梶さん: “。”が付いてますからね。

金田さん:うん! だから私も楽しんでやりたいなと思ってます。

FROGMANさん:最近、パロディが作りにくいなって思います。趣味がいろいろ細分化されていて。例えば映画で言えば『ジョーズ』だったり、『スターウォーズ』だったり、「誰もが知ってるから笑うよね」という元になる作品があったけど、今はアニメ好きや映画好き、音楽にしてもいろいろジャンルがあって、誰もが知っているものって少なくなって。洋画でも最近だと『タイタニック』や『アバター』、『アナ雪』くらいで。だから作品選びも大変で。原作サイドから「パロディなんてイヤです」と言われたらどうしようかなと。

金田さん:そうだ! 今日の放送、二宮先生が見てるんだ! どうしよう? 始める前は覚えていたのに。

梶さん:完全に忘れてましたね。覚えていたら変わってました?

金田さん:うん!

梶さん:この放送見て、ダメと言われたらどうしましょうか?(笑)

FROGMANさん:そういう恐れと共に(笑)、パロディにされることは名誉なことなんだとされる側の先生方にもご理解いただきたい(笑)。

――FROGMANさんにリメイクしてほしい作品は?

相沢さん:『ちびまる子ちゃん』かな。

FROGMANさん:やりたいのは、まる子役?

相沢さん:それはちょっと……TARAKOさんと面識があるので(笑)。

梶さん:今日のニコ生でも何度もセリフが出てきましたが、『進撃の巨人』はこういうパロディにすごく向いているんじゃないかなと。僕が演じなくても、FROGMANさん版の『進撃の巨人』を見てみたいです。

FROGMANさん:すごく作りたいんですよね。言っておいてくださいよ!

梶さん:わかりました(笑)。

金田さん:暗い作品をパロディにしたらいいと思うんです。『フランダースの犬』とか。最後が悲しいというイメージで見ていたからハッピーエンドになれば楽しいイメージを上書きできるし、ハッピーエンドのお話が好きだから。

FROGMANさん:役はやっぱりパトラッシュ?

一同: (爆笑)

梶さん:お尻にかじりついて。

金田さん:最終回で眠りそうになるネロのお尻を「寝たらダメ!」と。

――最後に監督から皆さんへメッセージをお願いします。

FROGMANさん:『金田一少年の事件簿』で少年マンガファンを、『攻殻機動隊ARISE』でSF&大人のファンに向けて作ってきましたが、そして『のだめカンタービレ』で少女マンガファンやテレビドラマや実写映画を見ている多くのファンに向けて作りました。誰もが思ってもいなかった『のだめカンタービレ』を作ることが今回のテーマでした。梶君とかねともさんという、サプライズなキャスティングができたので、期待に応えられる作品ができたと思います。2話のシナリオに取り掛かっていますが2話もヤバいです(笑)。

梶さん:楽しみ!

金田さん:わぁ!

FROGMANさん:残念ながらのだめのセリフは少ないですけど。

金田さん:え~!?

FROGMANさん:今考えればよかったなと。

金田さん:よくないよ! アドリブいっぱい入れよっと!

梶さん:プレスコですからね(笑)。

FROGMANさん:現在配信中の1話をご覧いただき、2話以降にもご期待ください。


<チャンネル5.5 Season3 第1話 『のだめガンたーれ』>
公開日時 : 2014年7月31日(木)13時
公開URL :https://www.youtube.com/watch?v=aWnMYVfQOlU
出演 : 梶裕貴(千秋真一役) 金田朋子(野田恵役)
監督・脚本 : FROGMAN
制作 : DLE


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(C)二ノ宮知子/講談社
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