平野綾さんや島﨑信長さんら、主要キャスト6名が勢揃い！　新キャストや最新PVも公開された『寄生獣 セイの格率』記者会見 詳細レポート

　2014年8月15日(金)、都内某所において2014年10月より放送開始が予定されているテレビアニメ『寄生獣 セイの格率』の記者会見が実施された。

　『寄生獣 セイの格率』は、90年代前半に月刊アフタヌーンで連載された岩明均の漫画『寄生獣』を原作とするテレビアニメ作品だ。キャラクターデザインの一新や、島﨑信長さんや平野綾さんといった豪華キャストの起用など、様々な要素が話題を集めている。

　記者会見のステージには、本作に出演する島﨑信長さん、花澤香菜さん、平野綾さん、安野希世乃さん、前田玲奈さん、田中敦子さんらが登壇。キャスト陣によるトークが展開されたほか、最新PVの紹介や、追加キャストの発表などが行われた。

【公開追加キャスト】
「君嶋加奈」役：沢城みゆきさん
「立川裕子」役：安野希世乃さん
「鈴木アキホ」役：前田玲奈さん
「田宮良子」役：田中敦子さん
「浦上」役：吉野裕行さん

●シンイチのメガネに隠された“ギミック”とは？

　イベントの開始に合わせて、同日公開となった『寄生獣 セイの格率』のプロモーション映像が公開された。パラサイト「ミギー」をはじめとする、キャラクターのアクションを確認できる映像はこちらが初となる。以下にその映像を掲載したので、まずはそちらを確認しよう。



　PV公開に続けて、平野さん、島﨑さん、花澤さん、安野さん、前田さん、田中さんらキャスト陣がステージへと登場。ここからは、司会が提示したテーマをもとにした、キャスト各人によるトークコーナーが開始された。

　最初に挙げられたテーマは“出演が決まった時の気持ち”というもの。島﨑さんはその中で「すさまじい喜びと、同じくらいのやりがいと、また同じくらいのプレッシャーを同時に感じます」と語り、さらにその想いを語る中で「練習している途中にも、(感情移入のあまり)吐きそうになってしまった部分もありました」とも話していた。

　現在はまだアフレコは開始されていないようだが、完結から20年近くが経過した現在でも“名作”と呼ばれるタイトルへ出演するとあって、様々な想いがあるようだ。トークの中で、田中さんが「ミギーの声は男声で想像をしていたので、(平野さんが演じる)ミギーの声は楽しみです」と語ったように、主人公に寄生するパラサイト「ミギー」のキャスティングに関しては、発表当初から大きな話題を集めていた。

泉新一(CV:島﨑信長)

　平野さんもこれに関して「昔から原作が大好だったからこそ、私がミギーにキャスティングされた事には驚きました。自分にできるのかな、という不安もありますが、自分なりのミギーを演じられたらと思っています」とコメント。さらに「新一(島﨑さん)との声のバランスや、シチュエーションを考えながら、何パターンも役を作っています」とも話しており、その意気込みは十分な様子。平野さんがイメージした「ミギー」の演技にも注目だ。

　その後に“自身が演じるキャラクターについて”というテーマが挙げられた時、本作から一新されたキャラクターデザインについても触れられた。

　デザイン面で最も大きく変化しているのは、やはり主人公の「泉新一」だろう。島﨑さんはそれに関して「時代設定を現代に合わせるためのデザインの変更ですので、見た目は変わりましたが、根本的な性格は(原作から)変化していません。今の時代の若い方には、より共感しやすいデザインになっているかと思います」とコメント。

▲鈴木アキホ(CV:前田玲奈)

　また、特徴的なメガネについて「彼の成長を表現する、重要なギミックにもなります」と、今後の展開を匂わせる発言も残してくれた。原作から変化した要素には、やはり深い意図が隠されているようである。

　以上のトークをもって、本イベントは終了となった。今後の発表などを見逃さないように、公式サイトやツイッターなどを忘れずにチェックしておこう。

■「寄生獣　セイの格率」

【放送情報】
2014年10月より日本テレビ他にて放送スタート！

【STAFF】
原作：岩明均（講談社「アフタヌーン」）
監督：清水健一
シリーズ構成：米村正二
キャラクターデザイン：平松禎史
総作画監督：小丸敏之
美術監督：赤井文尚
色彩設計：橋本賢
撮影監督：伏原あかね
CG監督：福士直也
編集：木村佳史子
音楽：Ken Arai
音響監督：山田知明
アニメーション制作：マッドハウス
製作：日本テレビ、バップ、フォアキャスト・コミュニケーションズ

【CAST】
ミギー：平野 綾
泉新一：島﨑信長
村野里美：花澤香菜
立川裕子：安野希世乃
鈴木アキホ：前田玲奈
君島可奈：沢城みゆき
浦上：吉野裕行
田宮良子：田中敦子


◆原作情報
作者：岩明均
　1960年7月28日生まれ。東京都出身。1985年、ちばてつや賞入選作品『ゴミの海』が「モーニングオープン増刊」に掲載され、デビュー。『寄生獣』で第17回講談社漫画賞（1993年）、第27回星雲賞コミック部門（1996年）受賞。2003年より「アフタヌーン」にて『ヒストリエ』の連載中。

　1989年～1995年にかけて講談社「アフタヌーン」にて連載された、累計1100万部を誇る人気コミック（アフタヌーンKC全10巻、完全版全8巻）。アニメ化と実写映画2部作（「寄生獣」11月29日公開、「寄生獣　完結編（仮）」2015年公開）に先駆けて8月8日よりコミック新装版の発売が決定。

■新装版
　全10巻。新書サイズ・定価500円（税込）。全国書店・コンビニにて発売。　8/8(金)1～4巻、9/9(火)5～7巻、10/9(木)8～10巻発売


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