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『第5回 精霊剣舞祭~千住剣舞~』レポート

にーそっくすすが新曲を2曲披露! 声優陣がエストの声真似をするゲームコーナーもあった『第5回 精霊剣舞祭~千住剣舞~』レポート

 2014年8月27日(水)、東京・北千住のシアター1010においてテレビアニメ『精霊使いの剣舞』のイベント「第5回 精霊剣舞祭~千住剣舞~」が開催された。

 ステージには、クレア・ルージュ役の木戸衣吹さん、リンスレット・ローレンフロスト役の優木かなさん、エリス・ファーレンガルト役の石上静香さん、フィアナ・レイ・オルデシア役の大西沙織さん、テルミヌス・エスト役の加隈亜衣さんの5人が登壇。今回のイベントでは、登壇者5人によるユニット「にーそっくすす」による新曲披露のライブなどもあったので、その模様をレポートしていく。

▲クレア役・木戸衣吹さん

▲クレア役・木戸衣吹さん

▲エリス役・石上静香さん

▲エリス役・石上静香さん

●今回は「にーそっくすす」がオープニングライブを飾る

 イベントが始まると、早速木戸さん、優木さん、石上さん、大西さん、加隈さんが姿を見せ、まずはにーそっくすすによるオープニングライブとなった。1曲目『祝祭のエレメンタリア』では、「はっ!はっ!はっ!はっ!」の掛け声でヒートアップしていくだけでなく、ステージのスクリーンには過去のイベントでも披露されたエストのMMDが映し出されていたりと、最初から演出のこだわりも全開だ。

 この日は1階席に限りライブ中のジャンプも解禁されていたため、観客はみな文字通り全身を使って盛り上がっていたが、曲の終盤で歌が止まるパートではピタッと止まるところも忘れない。過去のライブではフライングが多少なりともあったようだが、何度もイベントに参加してきた人が多いのか、CDが発売され聞きこんできた人が多いのか、はたまた加隈さんが「(MMDの)エストを見てくれたんじゃない?」と言った通りなのか、とにもかくにも、過去最高の一体感だったことは間違いないだろう。2曲目の『KN33S0XXX<ニーソックス>』でも、「YO!YO!」や「ニーソ! ニーソ!」の掛け声が絶えることはなく、開幕から白熱したライブとなった。

 オープニングライブの合間には、にーそっくすすメンバーの自己紹介タイムもあった。ここでは「消し炭にな~れ!」(木戸さん)、「下僕にな~れ!」(優木さん)、「ペペロンチーノにな~れ!」(石上さん)、「はしたなくな~れ」(大西さん)と続き、最後に加隈さんも「滅ぼされたいのですか」と、キャラクターをイメージしたセリフ交じりで挨拶。ちなみに加隈さんのセリフは、アニメ7話放送で馬がエストのニーソを引っ張っていたシーンを見て「これを言おう!」と決めていたとのこと。

●クイズに全問正解なるか…?ゲームコーナー前半

 盛り上がったライブの後はゲームコーナーへ。今回は回答が全て5文字のクイズが用意され、答えを木戸さん、優木さん、石上さん、大西さん、加隈さんの順に1文字ずつ書いて、5人で協力して正解を目指す「共鳴の5文字クイズ」が行われることに。

 まず1問目「カミトたちが通うのは○○○○○精霊学院である」の問題は、「ア」「レ」「イ」「シ」「ア」と全員が正しく回答。さすがに全員余裕かと思いきや、大西さんから「オルデシアかと思ってました!」とビックリ発言が。加隈さんも同じことを考えていたようで、学院名と帝国名の「シア」が運よく重なっていたという、偶然が偶然を招いた結果での正解だったようだ。

 2問目は「清らかな乙女だけが入学できるのはアレイシア精霊学院だが、今年100周年を迎えた、清く正しく美しくを掲げた女性だけが所属できる歌劇団の名前は?」という、作品と関係ない出題内容に。正解は「たからづか」だが、出てきた答えは「にゃ」「か」「ら」「ず」「か」の5(?)文字。「にゃ」と書いた理由を「だって分からなかったから!」とはっきり言ってしまう木戸さんや、「づ」ではなく「ず」と書いた大西さんが「塚って漢字わかる?」と攻められる姿に会場から笑い声が上がっていた。

 全問正解のチャンスがなくなってしまったが、3問目「本作ではブレイドダンスで優勝を目指すが、高校球児たちが優勝を目指す大会の名称は?」の問題では「こ」「う」「し」「え」「ん」と5人が答え、この夏行われたばかりとあって無事に正解にたどり着いた。

 4問目は「学院内の決闘は○○○○○・ゼロで行われる。そのため肉体が傷つくことはない」と、作品関連に戻った。優木さんがスケッチブックの縦横を間違えて書いてしまい、答えオープンの際に混乱する面白いハプニングがあったものの、「ア」「ス」「ト」「ラ」「ル」で2連続正解。

 最後は「難病ALSの認知向上を目指す運動で現在話題になっている、頭からかぶるものは?」という問題。意外と知られていないのか、ステージ上のキャスト陣はかなりザワザワ。分かった人から「ヒントはかな氏(優木さん)だよね」とフォローが入るものの……、正解は「こおりみず」のところ、結果は「み」「ん」「り」「ピ」「ず」とバラバラ。「みず何とかだと思って」(木戸さん)、「かな氏がヒントって言ったからリンスレットなのかなって」(優木さん)、「私もアイスなんとかだと思って」(大西さん)と、それぞれが自身の答えに解説を入れていたが、珍回答の続出で会場は爆笑の嵐だった。

●集まったファンも参加してのゲームコーナー後半

 ゲームコーナーは後半戦も用意されており、今度は「にーそっくすす」がひとりひとりエストのセリフを声真似して読み上げ、ファンはどれが本物のエストか当てる会場参加型の催しとなっていた。答えは客席からの拍手の大きさで決まり、ファンが正解すればファンの勝ち、正解できなければ「にーそっくすす」の勝ちという流れだ。

 「にーそっくすす」メンバーが勝利すればご褒美アリとのことで、加隈さんは「やんわりSなエストをやればいいの?」と言ったり、勝利する気満々な様子。だが一方で、「これ分かってもらえなかったら仕事なくなっちゃうよ(笑)」と不安げなコメントも。

 さて、肝心のセリフは「カミトの、えっち……」という、なかなかに良いものがチョイスされていた。順に客席の反応をお伝えすると、1番目の拍手はまばら、2番目は少し大きめ。「カッ……」と出だしで躓いてしまった3番目が爆笑とともになぜか大きく、石上さんから「ゲームの趣旨分かってますか!(笑)」とツッコミが入る。しかし1番大きな拍手を得たのは4番目で、5番目は1番と同じほどの大きさに。

 記事で声をお届けできないのが残念で仕方がないものの、誰が何番目かこの後お伝えするので、どんな演技だったかひとまず想像したり、参加していた人は思い出しながら振り返ってみてほしい。

 正解はMCから発表される段取りだったのだが、実は「えっ、(聞けば)分かりますよね?」とキャスト陣にプレッシャーをかけられていたのだ。そのため、MCは本当に正解を知らない観客と同じ状況で「正解は、4番のエストさんでした!」と自らの答えを口にした。すると「私もうこれやっていけないです……」と、加隈さんから悲壮な声が。実は加隈さんは「1番最初に言ったよ!」とのことで、観客の大多数もMCも正解を外すというまさかの結果に、会場は「えぇー!?」という素の驚きに包まれた。正解の1番目だと思ったのは、前方の席にひとり確認できたぐらいで、本当に数名程度だったことをお伝えしておこう。

 ちなみに順番は1番目:加隈さん、2番目:大西さん、3番目:木戸さん、4番目:石上さん、5番目:優木さんとなっていた。1番拍手を集めたのは、石上さんの名演技だったというわけだ。もっとも、ほとんどの人の耳をごまかした加隈さんの演技も相当なもの。余談だが、筆者はレポート執筆のために音声を聞き直した今でも信じられないぐらいだ。本人としては複雑な心境ではありそうだが、見事「にーそっくすす」チームの勝ちということで、ご褒美には京橋千疋屋のフルーツババロアがプレゼントされていた。

●アニメ8話の先行上映。そして9話以降はエリス回との情報も……!?

 白熱のゲームコーナーのあとは、アニメ8話の先行上映が行われた。上映前には、フィアナ回の最後ともいえる8話の見所について、大西さんから「レスティアやジオなど、いろんなキャラクターが登場しましたが、とにかくバトルがカッコイイです!」とコメント。また、フィアナの強さと可愛さが詰まった回でもあるという。

 8話はすでに放送されているので、ジオとの決着はどうなったのか、大西さんがカッコイイと言ったバトルシーンはどうだったか、そして最後に注目を奪っていった次回予告のエストの姿などを振り返ってみて欲しい。

 上映後には8話収録時のエピソードについても語られた。「詠唱って大変なんですよ」と話す大西さんは、バトルシーンが多く、詠唱シーンを意識しすぎてしまったことがあったようだ。また、加隈さんから「最後のほうに流れるキス音もね」と話が振られると、大西さんが会場でも「秘密よ」とキスシーンを再現したり、「私たちだけカミトとキスしてない!」と優木さん、石上さんが結託する姿など、会場が大いに沸く場面もあった。

 なお、今回はイベントに出演していないカミト役の古川さんの話題もあった。バトルシーンの収録に際しては、いつもより口数少なく、ジオ役の松岡さんと真剣に話し合ったりと、かなり力を入れていたとのこと。

 8話だけでなく、今後の見所については「9話からは待ってましたエリス回です!」と石上さんが声を大にしてアピール。9話の冒頭から最終回までエリスの登場シーンが多く、戦闘も白熱していくようだ。ちなみに石上さんはスカーレット役も兼任しており、時折「そうなのか!」「にゃー」「なんだと!」といった感じで、エリスの緊迫したセリフの合間に、スカーレットの演技が差し込まれていたというエピソードも語られた。

 最後はお待ちかね、2度目のライブーコーナーだが、その前には告知タイムも設けられていた。原作やコミックの既刊情報をはじめ、オープニングやエンディング、イメージソングのCD情報などについて触れられた。また、BD/DVD第1巻が10月8日(水)に発売予定となっており、こちらにはイベントチケットの優先販売申し込みが行える特典が付いてくるという。

 そのほか、スマートフォン向けゲーム『精霊使いの剣舞DayDreamDuel』の準備も着々と進行中のようで、オリジナルキャラクターの登場やボイス収録の情報が明かされた。リリースは9月予定で、9月10日(水)に行われる第5回ニコニコ生放送では、アプリの実機プレイが披露される予定だ。事前登録を済ませると、戦闘を有利に進められるアクセサリー「スカーレット」が手に入る事前登録特典もあるので、ゲーム公式サイトをチェックしてみよう。


●新曲2曲披露となったライブコーナー! キャラクターソングの情報もチラリ

 イベントの締めを飾るライブコーナーは、開幕から「歌うのは新曲です」とサラッと重要なポイントが木戸さんから発表となり、会場はいきなりのハイテンションに。今までの曲はアイリッシュパンクのような印象だったが、今回の新曲『Holy Domain』はバンドっぽい雰囲気となっていた。ライブの場にマッチした曲なだけあって、初めて聴く曲にもかかわらずファンたちはノリノリで応えていく。

 1曲目を歌い終えたところで、さらにもうひとつ新曲があることが分かり、会場はさらにヒートアップ。民族音楽のような曲調の出だしで始まった2曲目『刻印讃歌』も、大きな盛り上がりを見せた。こちらの2曲は今後BD/DVDに特典で収録される予定だというので、詳細を楽しみに待とう。

 名残惜しくも3曲目がラストとなり、最後にはエンディングに相応しい『精霊剣舞祭<ブレイドダンス>』が選ばれた。ここで再度スクリーンにエストのMMDが映し出されたのだが、振り付けがしっかり曲に合わせて作られていたり、カメラアングルがたまに絶対領域を映したりと、こだわりと遊び心が満載だった。会場の熱も徐々に増していき、最後の「ハイ! ハイ! ニーハイファイ!」はキャスト陣も観客も全員そろってバッチリ決め、会心の一瞬だったと言える。

 最後には、ライブに全力を注いだキャスト陣から、BD/DVDに収録される各キャラクターのソロ楽曲の情報と共に、締めの挨拶が述べられた。

□加隈さん
 曲数が増えても皆さん盛り上がってくれて嬉しい限りです。久しぶりに「祝祭のエレメンタリア」のデモ曲を聴いたら懐かしい気持ちになって、夏の終わりの感じだなって思いながら、夏にあるイベントはすごく記憶に残るなと感じました。また来年や再来年になって、夏がきたら今日という日を思い出すのかなというしんみりした気持ちもありつつ、新曲で皆さんが盛り上がってくれる心強さもあるので、それを楽しみにしています。

□大西さん
 (ソロ曲についてのカンペを見つつ)「フィアナのソロ曲は、セクシーみたいよ!」。私もまだソロ曲は聴けていないのですが、今ある5曲に加え、ソロ曲も歌って、皆さんと交流できるライブがあればいいなと思っています。8話はテレビでも放送されるので、もう一度見てもらえればと思います!

□石上さん
 エリスのソロ曲は、料理がいっぱい出てくるみたいです。サーモンマリネを作りますみたいになるのか、すごく楽しみですが、今知った情報なので動揺しています(笑)。今日のように8話の上映会は他の作品ではあまりないと思いますが、こうして実施できるのは皆さんに支えられてのことだと思います。ソロ曲のライブもあるかもしれませんし、「にーそっくすす」も皆さんの力で成り立っていますので、今後もよろしくお願いします。

□優木さん
 リンスレットのソロ曲は、「もしかしたら1番パンクな曲ですわ」だそうです。ソロ曲はゆっくりできると思ったので意外ですが、頑張ります(笑)。今後もアニメはすごく素敵に最終回まで駆け抜けていきますし、BD/DVDも出ますし、またライブもあります。皆さんに支えてもらっている作品なので、平日でも土日でも雨でも山でも海でも(笑)、こうしてまたイベントにも来ていただけると嬉しいです。

□木戸さん
 今日はたくさんの方々に来ていただいて感謝の気持ちでいっぱいです。クレアのソロ曲は、ムチが似合うメタル曲です。みんなをムチで叩いちゃうぞ!(笑) こうやって「にーそっくすす」の曲が増えることで楽しみも増えますし、アニメもまだ放送されていきますので、『精霊使いの剣舞』を最後までよろしくお願いします!

■テレビアニメ『精霊使いの剣舞』

【ON AIR】
AT-X:毎週月曜日 夜8:30~
[リピート放送]
毎週水曜日 朝8:30~
毎週金曜日 深夜2:30~
毎週日曜日 昼12:30~

TOKYO MX:毎週月曜日 深夜0:30~
MBS:毎週月曜日 深夜3:35~
テレビ愛知:毎週火曜日 深夜2:05~
BS11:毎週木曜日 深夜0:00~

【STAFF】
原作:志瑞祐(MF文庫J『精霊使いの剣舞』/KADOKAWA メディアファクトリー刊)
原作イラスト:桜はんぺん
監督:柳沢テツヤ
シリーズ構成:吉岡たかを
キャラクターデザイン:藤井まき
総作画監督:藤井まき、岩佐とも子、ごとうじゅんじ
プロデュース:ジェンコ
制作:ティー・エヌ・ケー
製作:精霊使いの剣舞製作委員会

【OP&ED】
オープニングテーマ:『共鳴のTrue Force』原田ひとみ
エンディングテーマ:『精霊剣舞祭』にーそっくすす

【CAST】
カゼハヤ・カミト:古川 慎
クレア・ルージュ:木戸衣吹
リンスレット・ローレンフロスト:優木かな
エリス・ファーレンガルト:石上静香
フィアナ・レイ・オルデシア:大西沙織
テルミヌス・エスト:加隈亜衣
レスティア:日笠陽子
ジオ・インザーギ:松岡禎丞
グレイワース・シェルマイス:中原麻衣
キャロル・ナスターシャ:田中真奈美

【INTRODUCTION】
 累計150万部を超えるMF文庫Jの大人気ライトノベルが待望のテレビアニメ化決定! 清らかな乙女にのみ許された特権――精霊契約。元素精霊界(アストラル・ゼロ)より精霊を召喚し、その力を自在に使役する姫巫女たちを人々は精霊使いと呼んだ。ある日、男でありながら、その特権を有するカゼハヤ・カミトは、過去の因縁から姫巫女たちの学び舎へとやってくる。そこで告げられたのは、最強の精霊使いを決める《精霊剣舞祭(ブレイドダンス)》に出場し、優勝することだった。精霊と剣が舞い踊る最強のバトルファンタジー、ここに開幕!


>>テレビアニメ『精霊使いの剣舞』公式サイト
>>テレビアニメ『精霊使いの剣舞』公式Twitter
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(C)2014 志瑞祐・株式会社KADOKAWA メディアファクトリー刊/精霊使いの剣舞製作委員会
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