下野紘さん＆小野友樹さんが即興ソングを披露！　「下野紘のおもてなシーモ! 第3巻発売記念イベント」レポート＆インタビュー

　下野紘さんが料理とトークでゲストをおもてなしするバラエティ番組『下野紘のおもてなシーモ！』(以下、おもてなシーモ)のDVD第3巻が2014年8月29日(金)に発売！　第3巻で下野さんにおもてしされるのは初の後輩ゲストとなる小野友樹さんだ。

　2014年10月25日(土)にはDVD発売を記念して、「下野紘のおもてなシーモ! 第3巻発売記念イベント」が開催された。本稿では、イベント2回目のレポートと、イベント後に下野さんと小野さんに行ったインタビューをお届け！　ファンからの無茶振りも、即興セッションも華麗にこなしたお二人に注目だ。

●次の収録は外ロケ希望！

　イベントは下野さんの影ナレからスタート。初っ端から台詞を噛んでしまい、観客から笑い声が上がりつつもなんとかナレーションを終え、下野さんと小野さんが登場。観客の席にはイベントでお馴染みの柿ピーが用意され、「自宅にいるようにリラックスしてくださいね」と下野さんがコメントするように、かなりゆるーく進められていった。もちろんお二人も柿ピーを食べてリラックスした様子だ。おもむろに小野さんがベルを鳴らすと、イベントでは恒例となった『執事・小野さん』がドリンクを持ってくるシーンも。これには会場から大歓声が上がっていた。

　早速トークはDVD第3巻の話題へ。今回はいつにも増して「俺、本当にカメラ気にしてなかったよね」(下野さん)、「すごくのんびりさせてもらいましたよね」(小野さん)とコメント。どうやら今回のDVDは、番組のテーマである「リラックスしておもてなしする」というものにかなり近くなっているようだ。

　ここで最初のコーナー「どうしてこうなった「おもてなシーモ！」」が展開。このコーナーでは『おもてなシーモ』の舞台裏について話していくお二人。下野さんから「小野くんは今回の出演でなにかやろうと心がけたことはある？」との質問に「本当にゆったりやっていいのかDVDの第1巻と第2巻を見てきました。やろうと思ったのは、いとこに作ってもらった蝶ネクタイを下野さんに選んでもらってつけるくらいですかね。あとは、ゆったりとしてました」と回答する小野さん。さらに、「あとはうっかりでお好み焼きを前日に食べちゃったことくらいですかね。食べてたときに「なんかおかしいなー」と思ってたら、次の日の収録で食べること思い出したんですよ (笑)」と暴露する小野さん。
　「あと、バズーカ打ちまくりましたよねー」(小野さん)と金色のバズーカの話題へ。「打ってー！」とお客さんに言われ、「俺のバズーカを打ちましょうか？」(小野さん)と怪しい発言に「馬鹿野郎！」と下野さんに突っ込まれ、会場の爆笑を誘っていた。

　その後、会場に集まったお客さんから【どんなおもてなしをしてほしいか】リクエストを募集したものを紹介することに。「次のおもてなしは、魚釣りやアウトドアもいいですね」とリクエストが出ると、「外でロケしようとは言ってるんですけど、なかなか外に出してもらえないんですよねー」(下野さん)、「箱入り息子ですからね」(小野さん)と漫才のようなトークを繰り広げるお二人。その他にも「大自然でそばを打ってほしい」「北海道でおもてなししてもらいたい」など外ロケを望むような声も。『おもてなシーモ』で外ロケが行われる日が近いかも……？　と期待したいところだ。

　「小野さんにオススメスイーツでおもてなしされたいです」とのリクエストも。「最近もデパ地下で安納芋のチョコをガバガバ食べたんですよ」と流石スイーツ通の小野さん。「しかもその小野くんをたまたまデパ地下で見かけたんですよ(笑)」(下野さん)と、これまたハプニングな出来事があったとか。「そのチョコを勧められて試食したら美味しくて、差し入れに買っていきました(笑)」(下野さん)と、プライベートでも仲のいいお二人の様子が垣間見えたところで、次のコーナーへと進んでいった。

●奇跡のセッション「大天使バズーカ」爆誕！

　続いてのコーナーは「「おもてなシーモ!」面白かったシーン紹介コーナー」。ここでは編集の都合上、DVDには収録されなかった未公開映像が公開された。まず最初の映像は、本編恒例のひとり反省会のワンシーン。チョコまみれの下野さんが印象的な映像とは裏腹に、「DVDの売り上げがいいんですよ」と、なにやらスタッフの怪しい会話が繰り広げられ「これは収録されないよ！｣と、思わず下野さんからは突っ込みが入るのだった。

　ふたつ目の映像は「マッサージ師とお客」という、下野さんと小野さんのショートコントだ。最初はちゃんとマッサージをしていたはずが、電流マッサージ機を使って手をマッサージし合って絶叫を上げるお二人。これには会場も大爆笑！　かなり長い時間コントをやっていたのだが、長かったために残念ながらカットされてしまったそうだ。「でも俺楽しそうだったね。今まではやられっぱなしだったから(笑)」と、下野さんも楽しげに語っている姿には会場からも納得の表情が伺えた。

　次のコーナーはお客様お待ちかねの「「おもてなシーモ」プレゼント大抽選会！」が行われた。「下野さんと小野さんのサイン入りDVDジャケット」や「鳩サブレ」、「白玉粉」など『おもてなシーモ！』らしいプレゼントがお客さんにプレゼントされた。

　そして突然、「楽しかったですよ。なんかオレ今。「音楽のゴット」が降りたり。降りてきてなかったり・・・」と小野さんが呟きだすと、お客さん待望の下野さんの「即興ソング」を披露するコーナーへ。しかも今回は、お二人での即興セッションをすることに！会場からのリクエストでテーマは「大天使バズーカ」というとんでもないお題に。この難題に悩みながらもじゃんけんの結果、下野さんから出だしを歌うことになった。「♪爆ぜろバズーカ〜」「♪俺の闘志は今燃え盛っている〜」など即興とは思えない歌詞を繰り出し、最後には本当に金色のバズーカを打って曲は締めくくられた。と思いきや、会場からはアンコールの声が……。その声に応えてもうワンコーラスを歌い上げ、さらにバズーカをもう一発打ったところでコーナーが締めくくられた。会場の反応とは裏腹に「俺のHPは0に近いよ……」と力尽きた大天使・下野さんだった……。

　イベントの最後に、杉田智和さんがゲストとなるDVD第4巻の先行映像が特別に公開された。商店街を歩く二人が金魚すくいに挑戦するという、こちらも気になる内容だが、本編はDVD発売をお楽しみに。最後にはお二人からのコメントでイベントは締めくくられた。

●「ゆる～い気持ちで見てほしい」(下野さん)

　本稿の最後に、イベントを終えたばかりのお二人にインタビューをお届け。こぼれ話に花を咲かせたお二人のトークをご覧いただこう。

──イベントお疲れ様でした！　まずは、イベントを終えての感想をお願いします。

小野さん：下野さんと一緒にイベントをやらせてもらうということで、全く緊張せずにいられました。

下野さん：何て言うんだろうね。ほっとするよね(笑)。

一同：(笑)。

下野さん：いじられる側の人間として「からの～？」みたいに振られないから、そういう安心感はあったよね。食物連鎖で言うと、僕らは下のほうだから(笑)。小野くんも盛り上げてくれるだろうと思っていたので、楽しくやることができました。

──会場も大爆笑でしたね(笑)。ちなみに、今回のゲストが小野さんになった理由はなんでしょうか？

下野さん：イベントでは言わなかったんですが、前回と前々回が先輩だったので、次は後輩を呼びたいなと思っていたんです。後輩の名前をいろいろと挙げていって、その中で小野くんを、ということになりました。

小野さん：名前を挙げていただいただけでもありがたいですね。

下野さん：自分自身が今、年齢的にもキャリア的にもド中間なんじゃないかなと思います。その中で、じっくりと話し合っていなかったなという人を呼んでみようということになりました。小野くんはイベントとかでも自分と似たような立ち位置だったし、話しをしていく中でけっこう繊細な部分もある人だと思っていたので、今回呼ばせていただきました。

小野さん：1年前くらいに、下野さんとプライベートで会うことがあって。そこで、先輩のはずなのに一緒の輪に入ってすごく楽しくしてくれて、こういう人と一緒にこれからも何かやれたら楽しいだろうなと思っていました。そんな中、お話しを伺ったのですごく嬉しかったですね。二人でイベントをやらせてもらう機会はなかなかないので、すごく感謝しています。

下野さん：ビックリしましたよ。今回、思ってた以上に呼んでよかったなと思いましたね。まさか、即興ソングを2人で歌うことになるとは思ってもいませんでしたから(笑)。いつも即興ソングを歌うときは、ソロだったので。孤独の戦いだったので！(笑)

小野さん：僕も一回、誕生日ソングを歌っていただいたことがあるんです。でも、そのときに一緒に歌ったら下野さんも楽しんでいただけるのかなと思ったし、僕も歌は好きだったし、もしかしたら邪魔になるかもしれないけど、一回一緒に歌ったら何かが起こるかもなと思って、提案してみたんですよ。

──あれは本当に即興なんですね。

下野さん：そうなんです。だから今回は、二人の中でもう少し上を目指せたな、というところはありますね。打率10割ってわけにはいかないなと思いました(笑)。それでも、これからもやっていけたらなとは思っています。

小野さん：まず、やってみよう！　って思う人がいないジャンルですから。

──ですよね。ハードルが高すぎる気がします。

小野さん：本当はみんなやりたがりませんよ。怪我するの嫌だし。

下野さん：まぁ、無茶振りをやらされてきた結果だよね(笑)。

──鍛えられてきた二人だからこそできた技、というわけですね。

小野さん：そこでみんなが喜んでくれるというのが嬉しいですよね。そんな大きな意味を持たせなくても、単純に楽しいことだし、これからも機会があったらやりたいですね。

──なるほど。お話しは変わりますが、ズバリ今回のDVD第3巻の見どころはどこでしょうか？

小野さん：最初にドッキリがあって、サッカー対決もあって……。下野さん結局、1点も取ってないですよね？

下野さん：なんかねー、相性が悪いんだよねー。

小野さん：ボール2個にしてもダメでしたからね。

下野さん：蹴れば自分のところに入るしね。あとはイベントでも言ったけど、一番のハプニングは小野くんがお好み焼きを食べてきちゃうことだよね(笑)。

小野さん：おかしいんですよー。前日の夜に食べながら「なんだこの違和感？　あ、明日食べるんだ！　でも止めらんねー」って(笑)。エビ玉食べてましたよ。

──追いお好み焼きだったんですね(笑)。

小野さん：そうそうそう！　チェイサーみたいなもんです。

下野さん：全体的なことを言うと、先輩が2人来て頂いて、まだ番組を始めたばかりだし、僕も緊張している部分はあったんです。ですが、第3巻に関しては申し訳ないけど、小野くんに頑張ってもらおうかなという気持ちはありましたね。あんまり気にしないでいるところを出せたらなと個人的に思っていたので、第1巻、第2巻に比べると、よりゆるい下野紘を見られるんじゃないかなと思います。

──イベント中に公開された未収録映像の電気マッサージ機のところとか、素の部分が出ていたんじゃないかなと思いますが。

小野さん：ありましたねー。

下野さん：「真っ赤に流れる僕の血潮」って言って手のひらをかざしてみたり(笑)。

小野さん：あれは微妙に音程を変えていたんですよ！

──ハハハ！　他には収録中にあったおもしろエピソードなどはありますか？

下野さん：素の自分というのを考えすぎちゃったんだと思いますが、本当にカメラに映ってないところがいっぱいありますから(笑)。そこはみなさんの想像で補完していただきたいです。

小野さん：心の定点カメラでね(笑)。

下野さん：全く何をやるか考えてもいませんでしたから。

小野さん：逆に言うと、瞬間瞬間にそこまで気を抜いてくれたというのは後輩として嬉しいですけどね。

──確かに。さらに次のDVD第4巻では杉田さんがゲストで登場しますが、どんな内容になっているんでしょうか？

下野さん：イベントでご覧になったと思いますが、ちょっとだけ外に出ています(笑)。『おもてなシーモ』は取材とはちょっと違ったやり方で、声優さんのプライベートやなかなか見られない一面を出してもらうのがコンセプトになっています。ゆったりリラックスしてもらって、普段見せていない自分や貴重な一面が出てくるのが『おもてなシーモ』だと思うので、そういう部分が第4巻にもあります。毎回思うんですけど、来る人によってニュアンスが変わってくるんですよね。第3巻は「素」の第3巻でした(笑)。

──では第4巻は「何」の第4巻でしょうか？

下野さん：第4巻は、なんだろうなー……。

小野さん：杉田さんなら「カオス」な第4巻じゃないですか？

下野さん：ある意味カオスだなー。あ、第4巻は、「自由」な第4巻です！

──おおー！　なるほど。「自由」な第4巻というのを頭に入れていただくとより楽しめると。

下野さん：そうですね。基本的に『おもてなシーモ』に関しては構えて見るものじゃないので、ながらで見てもらったりして楽しんでいただけたら嬉しいです。

──了解しました。では最後にファンの方へメッセージをお願いします。

小野さん：今回、参加させていただいたことをすごく嬉しく思っています。あの日は、いい思い出になっています(笑)。もちろんまた機会があれば嬉しいですし、第1巻、第2巻と見させていただいて単純におもしろかったので、杉田さんの第4巻もお店でこっそり買って見ると思います(笑)。下野さんが中心になっておもてなしする空間がいいなと思いますし、みなさんに引き続きシリーズを応援していただければいいなと思っています。

下野さん：僕自身、第4巻まで来るとは思ってもいなかったので、応援してくださっているみなさんに感謝しています。今後はどうなっていくか分かりませんが、新たな声優さんが登場したりもするかもしれません。もしかすると、小野くんにもう一回登場してもらうこともあるかもしれません。ひとまず、みなさんが楽しんでくれているのならば、続けない理由はなにひとつありません。これからもゆる～くやっていくと思いますので、みなさんもゆる～い気持ちで楽しんでいただければいいなと思います。これからも引き続き、応援よろしくお願いいたします。

──ありがとうございました！