妥協しない圧倒的なダンスや思い出の曲を語る! StylipSニューアルバム「THE SUPERNOVA STRIKES」インタビュー【後編】
能登有沙さん、伊藤美来さん、豊田萌絵さん、松永真穂さんによる声優ユニット“StylipS”のニューアルバム「THE SUPERNOVA STRIKES」が、11月26日(水)に発売! 現メンバーで初となる本アルバムには、これまでリリースしたシングル収録曲やソロ曲に加え、新曲を4曲収録。初回限定盤に付属のBlu-rayにはライブ映像やMusic Videoなど充実の内容が収録されている。
今回、記念すべきアルバムをリリースしたStylipSの4人にインタビュー。後編では、4人の思い出の曲やStylipSの大きな魅力であるダンスや圧倒的なステージングについて話を聞いた。
●号泣してスタジオに入ったのもいい思い出。4人でいる時間が絆を強く
――新曲以外にもシングルがすべて収録されていて、この1枚で成長を感じることが出来ます。その中で特に印象的だった曲やエピソードを教えて下さい。
豊田萌絵さん(以下、豊田):特に印象的なのは、加入して最初に歌った「Prism Sympathy」です。上京したばかりでレコーディングスタジオに行く時に道に迷ってしまい、号泣しながらスタジオに入ったんですよ(笑)。「大丈夫だから落ち着いていいよ」と言われて、涙が止まるのを待ってもらい収録したのは忘れられないです。でも、そこからが私の本当のスタートになりました。今では何も考えずにスタジオに来られるようになったので、成長したのかなと思います(笑)。
伊藤美来さん(以下、伊藤):私は「Brand-new Style!! 〜魔法みたいなShow time〜(Step two)」が一番印象に残っています。私たちが加入する前のStylipSも歌っていて、ファンとして「いい曲だな」と聴いていたので、不安やプレッシャーがありました。初めてこの曲をライブで披露した時は「私、StylipSになったんだ」という実感が湧きましたし、皆さんからのレスポンスで「認めてもらえたんだ!嬉しい!」という気持ちになったのを覚えています。
松永真穂さん(以下、松永):自分のソロ曲である「Resonant World」はもちろん思い入れが強いですが、4人の曲では「NOVAレボリューション」です。アルバムやツアーとどんどん加速しているStylipSがかけ出した瞬間はこの曲というイメージがあって。個人的にはラップをしっかり任せていただいた曲でもあります。みんな盛り上がってくれて、そこからサビに行く流れは最高に気持ち良くて、ライブでガンガン歌いたいです。
能登有沙さん(以下、能登):よかった!被らなかった(笑)。私は「ツナグキズナ・ツツムコドク」ですね。(この4人での最初のシングル)「Prism Sympathy」のカップリングの曲なのですが、当時は2人が入って早々なのに「絆もなにも……」と思ったんですよ(笑)。
豊田:そんなぁ~(笑)。
能登:でも、スルメのようにやればやるほど味が出てきて、4人でいる時間が長ければ長いほど「この曲いいよね」と思うようになりました。ダンスもやるたびにランクの高いものに仕上がって来ているので、そういう意味でも本当にいい曲だと思える1曲です。
●他を圧倒するダンスパフォーマンスに声優としての表現力も
――StylipSと言えばダンスや圧倒的なステージングも魅力的な要素です。加入した当初はダンスが大変ではなかったですか?
伊藤:あははは……。
豊田:大変でした(笑)。
――最初から求めるレベルがかなり高かったですよね。
能登:う〜ん……そうですね(笑)。でも歌って踊る声優アーティストが増えているので、そこから頭一個出なきゃいけないとなると、やっぱり技術でものを言わせるしかないと思っています。そこはキャリアがどうのこうのとか一切関係ないと思って育てました。
――「Prism Sympathy」リリース直前のイベントで能登さんが「StylipS史上最大の魅せるダンス」と言っていて、新人が加入したばかりなのにハードル高いなと思ったんですよ。
能登:あはははははは。言っていたかもしれない(笑)。
伊藤:でも、ちゃんと基礎から丁寧に丁寧に教えていただいて、その上で「じゃあこれも出来るよね」「この段階に行こうか」とひとつずつミッションをこなしていったので、ここまで大きくなれたと思います。最初は「どうしよう。リズムが取れない」という感じで、ついていくのに精一杯でしたけどね(笑)。
豊田:最初はのっちさんが作ってくれたものに必死についていくだけだったのが、最近は4人みんなで「こうしたらいいんじゃない?」と話し合えるようになりました。私と美来が話し合えるレベルになったのかなと嬉しかったです。
松永:私も最初はてんやわんやでついていけなくて、自主練にのっちに来てもらって2人でたくさん練習しました。ガチガチの状態でのMV撮影やステージからすれば、少しは自分らしさを入れることが出来るようになったと思います。最近はのっちから新しい曲の振り付けを教えてもらうことが「楽しみなことリスト」に入っているぐらい、ダンスが好きになりました。ダンスで(他より頭一個)抜けようという気持ちで引っ張ってくれたのっちのおかげです。
――より魅せるダンスやドラマ性のあるダンスも増えたと感じますが、作る際に意識していることはありますか?
能登:私たちが普通のアイドルと何が違うかというと、声優であり演技をやっているということなんです。なので、今度はステップやリズムという次元ではなくて表現力をつけていき、それぞれの個性を活かした状態でなおかつ4人が揃って見えるにはどうしたらいいか、というのが課題だと思っています。
でも、ものすごくプレッシャーはあります。私が振りつけていると言っているから、見た方から「手を抜いてるんじゃない?」と思われたらアウトじゃないですか。StylipSとしての評価も下がっちゃうし。私自身きちんと前を向いて走っていかなきゃいけないし、引っ張っていかなきゃいけない、みんな同じ方向を向いていなきゃいけないという責任もあります。
●初のライブツアーは“これがStylipS”だと積極的に出していきたい
――そのダンスも十二分に堪能出来る、初のライブツアーが来年3月〜4月に開催されます。意気込みをお聞かせ下さい。
伊藤:アルバム自体が私たちの自己紹介のような内容になっているので、ツアーもそんな風に出来たらいいなと思っています。初めてライブに来られる方もたくさんいると思うので、「これがStylipSです!」というのを曲やMCで表現出来るように、みんなで作っていきたいです。
能登:ライブツアーは本当にやりたいと思っていました。スタッフさんとも相談して、自分が思い描いているステージングや曲順を、受け身にならないで積極的に出していこうと思っています。名古屋と大阪にも行けるので、そちらの皆さんにも感謝の気持ちを込めて1曲1曲丁寧に歌いたいなと思います。
松永:これまでライブをたくさんやらせていただいて、やっとツアーという念願が叶いました。自分が楽しまないとお客さんを楽しませられないと気づいてからすごく楽しむようになったので、今回も楽しむのみ!楽しませるのみです。しっかり準備をして、楽しんで、最後には一緒に笑って泣けるステージにしたいです。
豊田:毎回ライブ直前まですごく緊張しているんですが、実際にステージに立つと緊張がすぐに飛んで「やっぱり楽しい!」となります。アルバムの初回限定盤Aについているライブ映像などを見直すと、「すごく楽しそうな顔をしてる」「楽しんでぴょんぴょんしてる」と第三者目線で感じるんですよね。同時に反省点もいっぱいあるので、ツアーでは今までの反省点を活かしたいと思います。でも一番は楽しむことなので、私自身すごく楽しみです!
――ツアーではアルバムジャケットの衣装も見られると思いますが、衣装の印象はどうでしたか?
伊藤:「THE SUPERNOVA STRIKES」(超新星爆撃)ということで、ちょっと軍隊をイメージしました。StylipSなのでやっぱり白で、それぞれの個性に合わせた作りになっているんですよ。
豊田:姉さんだったら安定のおへそ出し、のっちさんだったらショートパンツでボーイッシュ、美来も美来っぽい。
伊藤:なんか私だけ曖昧(笑)。
豊田:ぼ、帽子が美来っぽい。私服でこういう帽子を被っていたな〜って。
伊藤:被ってないけどね(笑)。
豊田:……美来っぽいってなんだろ?
伊藤:ちょっと自分の中でも曖昧なんだよね。
松永:清楚で優等生っぽさが美来の衣装には出ていると思うよ!
能登:衣装は格好良くて“StylipS”という姿をすごく表している気がします。
伊藤:のっちさんのキャプテン帽も格好いいですよね。
能登:帽子は好きなんだけど、帽子をつけて踊るのは苦手です。なぜなら頭を振って飛んじゃう確率が高いので(笑)。
松永:私は不思議なアクセサリーをつけているんですよ。後ろから羽織っているようなアクセサリーなんですけど、体のラインがすごく出てセクシーだなって。すごく気に入っています。
――初回限定盤AとBに付属のBlu-rayには「乙女ティカシアター」と「乙女荘もらとりあむっ!」も収録されます。これらの映像では毎回大喜利にチャレンジしていますので、それにちなんで大喜利をひとつ。
お題「こんなニューアルバムはいやだ!」
豊田:全部インスト。
能登:4人グループなのに歌っている人がずっと1人。
松永: 4人グループなのにソロ曲しか入っていなくて、4人の混合が聴けない。
伊藤:アルバムなのに3曲しか入っていない。
松永:シングルじゃん!
能登:8cmのちっちゃいCD。
伊藤:ニューアルバムなのに前のパッケージの使い回し。
能登:歌詞カードが藁半紙。
松永:ニューアルバムのタイトルが「ニューアルバム」。
能登:ありそうじゃない?
松永:「THE SUPERNOVA STRIKES」がいい。StylipSニューアルバム「ニューアルバム」が出ました!は嫌だ〜。
豊田:言いづらい(笑)。
――最後に、読者の方にメッセージをお願いします。
能登:私たち4人の自己紹介となるアルバムが発売となりました。今のStylipSはこれだ!と胸を張って言える1枚になったと思いますので、ぜひたくさんの方に聴いて欲しいです。ハイレゾ版というすごくいい音で聞けるバージョンも配信されているので、興味がある方はそちらも一緒に楽しんでいただけたらなと思います。よろしくお願いします!
――ありがとうございました!
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■『THE SUPERNOVA STRIKES』
発売日:2014年11月26日
価格:
[初回限定盤A] 5,000円(税抜)
[初回限定盤B] 4,000円(税抜)
[通常盤] 3,000円(税抜)
発売元:株式会社ランティス
販売元:バンダイビジュアル株式会社
>> StylipS Official Site