石井マークさんや嶋村侑さんらキャスト陣に加え、総監督・富野由悠季さんも登場した『ガンダム Gのレコンギスタ』振り返り&第15話先行上映イベントをレポート
2014年12月28日(日),東京の映画館・新宿ピカデリーにおいて、テレビアニメ『ガンダム Gのレコンギスタ』(以下『Gレコ』)のスペシャル上映イベントが実施された。
今回のイベントは、折り返し地点を迎えた『Gレコ』のストーリーを振り返るためのもの。会場では、過去に放送された14話までの各話の中から5本に加え、年明けに放送される第15話「飛べ!トワサンガへ」が上映されることに。
さらに上映前のステージでは、総監督の富野由悠季さんや、声優の石井マークさん、嶋村侑さん、佐藤拓也さん、逢坂良太さんらが登壇。これまでのストーリーや、今後の展開に関するトークを披露してくれた。
イベント開始とともに、並んでやってきたゲスト陣の中で、佐藤さんは自身が演じる「マスク」の(劇中で被っている)マスクを装着。来場者の誰しもが「ふざけているのかー!」と思ったところで、本人が壇上の挨拶とともに同じ台詞を発してくれた。流石のエンターテイナーである。
そんなこんなで挨拶を終えると、さっそくトークステージが開始。これまでの放送を振り返るイベントということで、これまでのストーリーやアフレコについて、様々な事柄が話されることになった。
以前の舞台挨拶では「とにかく緊張している」と話していた石井さんは「本当に緊張しかなかったのですが、今は毎回の収録がとても楽しいです」と、アフレコ開始から現在までに心境の変化があったことを話してくれた。
また、甲高い笑い声が特徴的な「クリム」を演じる逢坂さんも、石井さんと同じように“最初の不安感”と、その後の“安心感”について語っている。『ガンダム』という大きな作品のメインキャストに抜擢された声優陣としては、誰しもが同じような心境になるのかもしれない。
アフレコに関するトークに続いては、トーク内容が制作方面に移る。となれば、答えるのはやはり富野総監督だ。総監督は「こんな所に来なきゃいけないなんて」「仕事が終わってねえんだよ!」と現在の状況を語りつつも「(キャスト陣)4人の声を直に聞いたことで、物語の展開が変わってくる部分があるので。ここに立たせてもらって、良かったなという部分があります」と、隣に立つキャスト陣4名にとっても色々な意味で衝撃的なコメントを発した。
「『Gレコ』は楽しい番組として終わらせたい」というコメントにほっと胸を撫で下ろす瞬間もあったが、その直後に「天国に行ったってハッピーなんだからね!」との発言に驚かされるなど。まるで言葉のすべてに爆弾が詰まっているかのようだ。
なお、今回の登壇時は第25話(最終話直前)の絵コンテを書き上げたところで、第26話(最終話)の絵コンテは年明けに着手する予定だという。第25話に至っては、以前のものから「全部ガラッと変えた」ものだと判明。どうやら関係者各位もその状況を知らされていなかったらしく、司会役を務めたプロデューサーの小形尚弘さんも驚きの声をあげていた。……果たして最終話がどうなってしまうのか。その内容は、放送で確認するしかなさそうだ。
そうしたトークが終了し、500人の来場者全員がマスク部隊のマスクを被った状態での記念撮影をしたところで、イベントは終了となった。
最後に監督は「人生で、こんなに展開の早い1クールを作ったのははじめてです」と前置きしつつ「“アニメとか映画というものは、こんなこともできるんだ”というサンプルを見せているつもりです」「最近では、小学生の方が(『Gレコ』を)理解しているという情報も入っていますので……。大人の皆さん、頑張ってついてきてください」と、まさに“富野節”全開のコメントを残し、イベントを締めくくった。
■『ガンダム Gのレコンギスタ』番組情報
【TV放送】
MBS・TBS・CBC・BS-TBS アニメイズム枠にて放送中。
※1月4日(日)夜7:30よりBS-11でも放送スタート!
【Blu-ray&DVD】
第1巻12月25日発売(以降、毎月1巻ずつ、全9巻発売予定)
【配信】
dアニメストア、ガンダムチャンネル、バンダイチャンネルにて配信中
Gのコラボレーショントライキャンペーン実施中!
>>Gのコラボレーショントライキャンペーン特設サイト
>>『ガンダム Gのレコンギスタ』公式サイト