声優
「TWO-FORMULA」2ndシングル発売直前インタビュー

テレビアニメ『ISUCA-イスカ-』のエンディングテーマを歌う、藏合紗恵子さん・佐土原かおりさんによるユニット「TWO-FORMULA」2ndシングル発売直前インタビュー

 1月28日(水)に藏合紗恵子さん・佐土原かおりさんのふたりによるユニット「TWO-FORMULA」2ndシングル『Somebody to love』が発売になります。『Somebody to love』は1月23日より放送開始のテレビアニメ『ISUCA-イスカ-』のエンディングテーマになっています。

 今回は、藏合紗恵子さんと佐土原かおりさんのおふたりに2ndシングルの魅力や「TWO-FORMULA」としては1年以上ぶりとなるCD発売に対する想い、エンディングテーマになっていてるだけでなく、おふたりも出演されている、テレビアニメ『ISUCA-イスカ-』についてなど、様々なお話を伺いました。こちらではその模様をお届けします。

 さらに2ndシングルの発売を記念したイベントも開催されるということなので、そちらの情報も要チェックです!

『TWO-FORMULA』(藏合紗恵子さん・佐土原かおりさん)インタビュー

――テレビアニメ『ISUCA-イスカ-』のエンディングテーマである2ndシングルの発売が決定したときのお気持ちを教えていただけますか。

藏合紗恵子さん(以下、藏合):「TWO-FORMULA」自体、一昨年の11月にリリースさせていただいた「太陽と月のCROSS」がデビューシングルということで、あれから1年4ヵ月程になるんですけど。だからやっと再始動だなというワクワク感がとても強かったです。

佐土原かおりさん(以下、佐土原):『俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している』のエンディングとして結成された「TWO-FORMULA」が、またこうして再始動させていただけるということにまずビックリしたことと、嬉しかったのが第一印象ですね。それで「TWO-FORMULA」は前回と比べてどうなっていくのかなというのがあって、全く違う方向性でいくのか、同じ方向性を突き進んでいくのかというのが一番楽しみにしていた部分でした。

――前回は1stシングルということで初めてだったこともいっぱいあったと思うんですけど、今回は二枚目のシングルということで何か心境的に変わった部分とかはありましたか。

藏合:1stシングルの時が私自身、歌もダンスもPV撮影というのもの全て初めてで、本当にデビューが「TWO-FORMULA」だったので、あれから一年程経過して少しは成長した自分になったんじゃないかなと思っております。

佐土原:前回もツインボーカルという部分とふたりの対照的な部分というのがコンセプトにあったんですけど、今回はさらにふたりの見た目の作り込まれたギャップと歌声や歌い方のギャップと、かなり前回よりも明確になった一枚になっているかなと思います。

――ではシングルの内容について伺っていきたいと思います。まず表題曲の『Somebody to love』についてなんですが、この曲はロック調の激しい曲になっていますね。どのようなコンセプトで歌われましたか。

藏合:今回の『Somebody to love』は1月より放送開始になる『ISUCA-イスカ-』のエンディングテーマとなっているんですが、『ISUCA-イスカ-』の世界観やヒロインである島津の女の子達の複雑な切ない想い、愛しい気持ち、運命に抗っていく決意、力強さというのが、ふんだんに入っている曲だと思います。本当に『ISUCA-イスカ-』の為に作られた曲なんじゃないかなと思います。

佐土原:本当に『ISUCA-イスカ-』の世界観に沿って作られた曲であることと、あと「TWO-FORMULA」感もとても前面に出ているロック調であったりとか、「TWO-FORMULA、帰ってきたな。」というような感じがします。「TWO-FORMULA」に関しても、『ISUCA-イスカ-』に関しても、両方が合わった一曲になっていると思います。

――難しい部分も多そうですね。

藏合・佐土原:そうですね。

佐土原:『ISUCA-イスカ-』の和の雰囲気がとても出ていますね。

――気を付けて歌ったところとかはありますか。

藏合:気を付けて歌ったところはサビの“貫くように”とか“羽ばたくまで”のところがとても難しいので、そこは気を付けました。あとはBメロの静かなところからサビに向かってどんどん力強くなっていく流れとかを注意しました。

――気に入っている部分はありますか。

佐土原:やっぱりツインボーカルで今回はもハモりがあって、お互いのソロの部分とハモりの部分があるので、そこが結構難しかったんですけど、その部分が「TWO-FORMULA」感が出ていて、ハモりの部分はとても気に入ってますね。

――レコーディング時の思い出を教えてください。

藏合:『Somebody to love』は一緒に集合してレコーディングに行って、順番に録らせていただいたので、お互いの歌を聞いているんですよ。『Somebody to love』は、すごくかっこいい曲なんですけど、歌い手が変わると、こうも雰囲気が変わるものかと思いました。前回の時も思ったんですけど、より明確になっている分、「やっぱりこうだよね!」というので笑顔になりましたね。

佐土原:やっぱりお互い前回から一緒にやってきて、お互いがこう打ち出してくるだろうなというのが、わかっていたので、「やっぱりアタックごりごりで、きたな。」という感じで。それで私はその次に録らせていただいので、自分は全く真逆で。

藏合:ちょっと神秘的で繊細な歌い方をするので、かおりの方が。それでゴリゴリの強めの私とのマッチングというのが、おもしろいなと思いましたね。

――曲は全パート歌われたんですか。

佐土原:はい、全部。

藏合:主旋律もハモりも全て歌わせていただいて、あとでバランスだったりとかを見つつ組み合わせていただきました。

――では、カップリングの『蒼風のニルヴァーナ』についてもお聞きしていきます。こちらの曲は表題曲とはまた違った激しい曲という感じですね。

藏合:そうですね。とても音が激しくて、ただ旋律は意外とゆるやかなんですよね。

佐土原:なめらかな感じで。

――この曲はどんなイメージですか。

藏合:最初に音の候補をいただいて聞いたときに、最初のイントロから激しくて、すごく戦っているようなイメージがありました。ジャンヌダルクみたいな、戦う女性だったり、先導者として前に立っていく決意だったりとか、孤独感や切なさというのが入るような歌詞がいいなとワガママを言いました(笑)。

――ハモりが多いですね。

藏合:そうなんですよ。ほとんどハモりがついているので。

佐土原:Aメロからハモりがほぼついているので、たぶん「TWO-FORMULA」史上初ですね。

藏合:ここまで多いのは「TWO-FORMULA」でも初めてだと思います。

――難しかったところとか、お気に入りのところはありますか。

藏合:全体的に見ていいなと思うのはサビの追っかけがあるところなんですけど、ただサビのハモりがすごく低いところと、とても高いところがありまして。

佐土原:苦戦しました。

藏合:かおりは低いキーのところが大変そうで、私は高いキーのところが大変というのがあったので。でもそこはお互いの特性で得意なところを補い合ってなんとか出来ました。

佐土原:ディレクションの方にも「高い方が歌いやすそうですね。」と言われて。

──他に思い出に残ったところとかはありますか。

佐土原:ジャケットの私達に合わせて冒険するというような想いを込めて、今回のこの曲をふたりで選ばせていただいて、ふたりで力を合わせてあなたとならやっていけるみたいな感じで、詞の最後の (“結ぶこの手と手”から“君と…”)までの部分が一番好きで、とても想い入れがあります。

――ということはこのカップリング曲はおふたりが選ばれたんですか。

藏合:はい。いろいろ候補をいただいた状態で、先に曲の方をいただいて。それで曲を先に決めてから、それに合わせた歌詞を何パターンか書いていただいて。

――それをふたりで読んで決めた感じですか。

佐土原:それが結構、合ったんですよね。

藏合:そうなんですよ。

佐土原:いつもは、違うのを選んだりするんですけど。

藏合:「どれがいい?」とかそういう相談を今回はしてなかったんですけど、同じのがいいって言っていたみたいで。

――『ISUKA コラボ盤』に収録されるミニドラマはどのような内容になっているんですか。

藏合:これはアニメ『ISUCA-イスカ-』で私達が演じさせていただいている、相馬撫子とタマ子ちゃんの掛け合いのミニドラマになっています。

――今、キャラクターのお話が出たので『ISUCA-イスカ-』についてもお聞きしますね。『ISUCA-イスカ-』はどんなお話なんですか。

藏合:学園美少女タイムアクションです。

佐土原:いっぱい詰まってますよね。

藏合:そうなんですよ。いっぱい詰まっていて、メインどころのキャラクター達が高校生なので、学校のシーンとかが結構出てくるんですよね。その部分が学園の部分で、タイムアクションというのが妖魔という化け物を退治していくというアクションシーンとかもありまして、そういう意味で学園タイムアクションと名付けております。

佐土原:ラブコメな部分も。

藏合:ちょっとエッチなシーンとかもありつつ。

――美少女とつくだけあるなと。

佐土原:そうですね。毎回ドキドキするようなシーンがあります。

藏合:その中で私の役は学生でなく、先生の役なんですが白衣で眼鏡をかけていて、かもしだす大人の色香というものがあるような余裕を持った大人の女性という役をやらせていただいてます。

佐土原:私が演じさせていただいてるタマ子ちゃんは本当に人間ではなく化け猫の役なんですけど、色々七変化する部分もありまして、主人公の真一郎くんと口づけをすると、パワーをもらって大人っぽくなって強くなったりとか、いろんなタマ子が見られるので、毎回とても楽しく収録させていただいます。

――七変化ということは佐土原さんも役柄を変えたり。

佐土原:そうですね。本当に化け猫の大きな猫をやっていたりとか、ちょっとお姉さんぽいタマ子をやったいたりとか。

藏合:普段はすごくかわいい猫ちゃんなんですけど。

佐土原:普段はかわいい天真爛漫な活発な女の子なんですけど、毎回変わってます。

――そのふたりが掛け合いをするミニドラマなんですね。

藏合:本編では掛け合いという掛け合いがそんなにないので、なかなか新鮮さがあるんじゃないかなと思います。そして私が演じる撫子はいつもは大人の余裕があるキャラクターなので、声を荒げて怒ったりとか、両手ばなしで喜んだりというキャラクターではないんですが、ミニドラマでは結構感情豊かな感じになっています。

佐土原:違う一面の撫子先生が見れます。

藏合:素の状態の撫子先生がチラチラッと見れるんじゃないかなという感じがしますね。

――アニメとはまた違った一面が見れるという感じですね。

藏合:そうですね。

――タマ子ちゃんの方はいかがですか。

佐土原:タマ子はですね、アニメと変わらず天真爛漫でちょっとアホでですね。「こうしたら大好きな真一郎が喜ぶよ。」と撫子にそそのかされてコスプレをするんですけど……そのあとは聞いてのお楽しみということで(笑)。

――アニメでは見れないおふたりの掛け合いが聞けるということでお得な感じですね。

藏合:そうですね。新鮮だと思います。

――2014年を振り返ってどんな年でしたか。

藏合:いいことも悪いこともいろいろあったし、お仕事に関してもかなりいろんな挑戦をさせていただいた年だったので、本当にバタバタしてあっという間でした。今まで一番あっという間に終わった一年だったなと思います。

佐土原:私もかなり一年駆け抜けまして、今までで一番レコーディングも撮影も多かった年だったので自分にとって挑戦の年でしたね。

――では、2015年の抱負を教えていただけますか。

藏合・佐土原:「TWO-FORMULA」としては、「アニサマ」に出たいですね。

藏合:あと2015年は「Live5pb.」にも出たいですね。

佐土原:ということを言い続けています。

藏合:2014年はスケジュールの都合で出ることが出来なかったので、2015年こそは出たいなと思います。

――2015年の目標はありますか。

佐土原:私は海外に行ったことがないので行ってみたいです。

藏合:私もなくて、台湾に行ってみたいです。

佐土原:台湾ライブをしたいです!

――「5pb.Records」では、アフィリアサーガさんや今井麻美さんや彩音さんが台湾でライブを行ってますしね。

藏合:うなんですよね。それを知っているので是非、台湾に連れて行っていただきたいです。

――台湾に行ったらライブ以外でもやりたいことはありますか。

藏合:食べ歩きとかしたいですね。

佐土原:いいですね。台湾のご飯は美味しいと言いますよね。

藏合:どういう食べ物があるのかすらしらないので。

佐土原:ライブしつつ観光しつつ。

藏合:ライブして、観光して、食べ歩きをするというフルコースで(笑)。

――ありがとうございました。

■発売記念イベント開催!
≪2015年1月31日(土)≫
とらのあな秋葉原店C 4Fイベントフロア
【内容】トーク&LIVE
・開場:12:30~ ・開演:13:00~
※詳細につきましては、公式HPにてご確認ください。


<作品概要>
テレビアニメ『ISUCA-イスカ-』

【STORY】
「真名(まな)」を知られた少女は、どんな命にも逆らえない――

真実の名前「真名(まな)」を知られた者は、どんな命にも逆らえず、支配されてしまう―。
貧乏学生・浅野真一郎(あさのしんいちろう)は、家政夫として働くことになった旧家の島津家で、朔邪(さくや)というガサツでワガママな美少女と出逢う。
実は彼女、妖魔封じを生業とする島津流弓霊術の使い手で、名門島津家の37代目当主だった。
朔邪に振り回されながら妖魔との戦いに巻き込まれていく真一郎だったが、どうやら彼女と出逢ったのは偶然ではなかったようで――!?

【放送情報】
2015年1月23日よりTOKYO MX、テレ玉、チバテレ、tvk、AT-­‐Xほかにて放送開始予定!
TOKYO MX   1月23日より毎週金曜日 25:35~26:05
テレ玉     1月25日より毎週日曜日 24:00~24:30  
チバテレ    1月25日より毎週日曜日 24:00~24:30
tvk     1月25日より毎週日曜日 24:00~24:30 
サンテレビ   1月25日より毎週日曜日 24:30~25:00
TVQ九州放送  1月25日より毎週日曜日 26:30~27:00 
岐阜放送    1月27日より毎週火曜日 24:00~24:30 
三重テレビ放送 1月28日より毎週水曜日 25:20~25:50 
BS11      1月24日より毎週土曜日 27:00~27:30
AT-­X      1月24日より毎週土曜日 20:00~20:30
             (他、月曜日 11:00~ 11:30、
                水曜日 29:00~ 29:30、
                金曜日 17:00~ 17:30)

【STAFF】
原作:高橋脩(KADOKAWA 角川書店/ヤングエース連載 角川コミックエース刊)
監督:岩永彰
シリーズ構成:鈴木雅詞
キャラクターデザイン:秋山由樹子
総作画監督:一居一平、佐藤麻里那
妖魔デザイン:久我嘉輝
プロップデザイン:宮川治雄
エフェクト・アクション監修:宇佐美皓一
美術監督:高橋麻穂
色彩設計:上谷秀夫
撮影監督:田中恒嗣
編集:瀬山武司
音響監督:清水勝則
音響制作:ダックスプロダクション
音楽:流歌、千葉“naotyu-­‐”直樹、秋月須清
音楽制作:MAGES.
OP主題歌:アフィリア・サーガ「Never say Never」
ED主題歌:TWO-­‐FORMULA「Somebody to love」
アニメーション制作:アームス
製作:ISUCA製作委員会

【原作コミックス】
角川コミックス・エース 『ISUCA-イスカ-』 著者:高橋脩
コミック6巻  12月29日発売! 
第1巻~5巻 好評発売中!

>>『ISUCA-イスカ-』公式HP
>>公式ツイッター(@isuca_official)
>>http://5pb.jp/records/two-formula/

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