六道りんねに扮する石川界人さんがキャストのお悩みを解決! 『境界のRINNE』スペシャルステージをレポート!
2015年5月5日、NHKみんなの広場ふれあいホールにて大人気放送中のアニメ『境界のRINNE』のスペシャルイベントが行われ、キャストの石川界人さん(六道りんね役)、井上麻里奈さん(真宮桜役)、生天目仁美さん(六文役)、木村良平さん(十文字 翼役)、徳井青空さん(ミホ役)、洲崎綾さん(リカ役)が登壇した。今回はこのイベントの模様をお届けいたします。
■キャスト同士の軽快な掛け合いに終始大盛り上がり!
まずはキャストである石川界人さん(六道りんね役)、井上麻里奈さん(真宮桜役)、生天目仁美さん(六文役)、木村良平さん(十文字 翼役)、徳井青空さん(ミホ役)、洲崎綾さん(リカ役)が登壇し、アニメのダイジェスト映像を観ながらトークすることに。本作で六道りんねを演じるにあたり、「同じものでも値段の安いものを買うようになった」と、自身もお金との向き合い方を変えたと語った石川さん。しかし、井上さんからは「でも、収録現場の近くで売ってる高いパン買ってたじゃん」と言われると、「なので、現場への差し入れは安くしておきましたよ」とすかさず切り返し、会場の笑いを誘っていた。
続いて、真宮桜についての話題になり、井上さんは「高橋留美子先生の作品の中でも異質で、ヒロインらしくないヒロイン」と演じるキャラについて解説。男性キャストには「真宮桜を女性的に見てどう思うか」という質問がされ、「ブレないところが格好良いですね」と答えた石川さんだったが、再び井上さんに「だって(石川さんが)ブレブレだもんね」と言われ、またもや会場は爆笑。イベント開始から数分で石川さんの収録現場でのキャラクターが垣間見えた様な気がした。
生天目さん演じる六文は、オーディションの時には今より少年らしく演じたのだが、収録の時に「可愛く演じて下さい」と言われ、今の六文の演技になったという。他のキャストも生天目さんの六文が大好きな様で「生天目さんにしか出せない可愛さが有る」と大絶賛だった。
十文字翼役の木村さんは「メインの二人(りんねと桜)が感情の振れ幅が大きく作れない役なので、翼を含めた周りのキャラクターが感情豊かに演じられることで、作品が盛り上がるのかなと思っています」とキャラクターを演じる上で気をつけている所を語り、徳井さんと洲崎さんも「一般人代表と言う事で、元気で明るいプレーンな女の子を演じています」と、ミホ・リカについて話していた。
ここで、本作の魅力について質問をされた石川さんは「キャラクター同士の会話」と回答し、「主人公の二人はローテンションだが、セリフ回しや場面の雰囲気で笑えてしまう演出などが魅力的」と語った。井上さんは高橋留美子先生が描く独特の間が魅力と話し、漫画で描かれている間を再現するために、アフレコを行ったあとに、キャストが演じた間にあわせてカットを調整するという独特な手法で作られているという裏話も披露。井上さんいわく「とにかくこの作品に対するスタッフさんの愛が凄い」そうだ。
そして、ここからはトークコーナー「輪廻の話(輪)」が始まる。このコーナーではルーレットが止まったお題に関してトークするというものだ。まず最初にルーレットが止まったのは「アフレコ現場でのエピソード」。石川さんは「僕をいじってくれる先輩がいるので、いつもテンパっている現場です」と話すと、すかさず木村さんは「あれ? イケメン……!」と石川さんをイジる展開もあり、現場の雰囲気が垣間見える一幕もあった。
なんと、アフレコ現場に高橋留美子先生が来たというエピソードも披露され、その時はキャスト陣も大緊張したという。石川さんは「緊張しすぎてセリフが回らなくなった」と現場の雰囲気を伺わせるコメントを残したが、井上さんからは「とても穏やかな方でした」と高橋留美子先生の人柄に感動した様子だった。
次の話題は主人公の六道りんねが貧乏キャラと言う事で、キャスト陣の「貧乏エピソード」というお題に。石川さんは養成所に通っていた時にコンビニでバイトをしていた話や、徳井さんはモツ鍋を家で再現したかったがモツが買えず、モツ鍋の素に野菜だけを入れて食べた話など、下積み時代の苦労が伺える話などが飛び出していた。
■石川さんがキャスト陣のお悩みを解決!
ここで六道りんねに扮した石川さんがキャストのお悩み解決していくコーナー「お悩み百葉箱」が始まる。ステージ上にはりんねの部屋が再現され、キャストのお悩みとお供え物が入った百葉箱も登場。
まずは、「あんこ」をお供えした生天目さんは「部屋干しの臭いが取れないのですがどうしたらいいでしょうか?」という悩みを投稿。「もう一回洗えばいいんじゃないですか?」と答える石川さんに、木村さんは「浴室乾燥すれば良い」と提案しこの問題は解決。
続いては、千葉の落花生をお供えした徳井さんの「字が綺麗になりたい」というお悩み。試しにフリップに「落花生」と書いてみたところ、ゆっくり書くと比較的綺麗に書けているのだが、徳井さん自身は「なんかダサい」と納得できていない様子。しかし、ここで相談そっちのけでキャスト陣はお供え物の落花生を食べだしたり、木村さんと石川さんはフリップで遊び始めるなど収拾がつかない事態に。結局、何も無かったかのように徳井さんの相談に答えは出されず、「話聞いてよ!」という徳井さんのツッコミでこの質問は流されてしまった。
ここからは会場のファンからのお悩みを、石川さん、井上さん、生天目さんチームと、木村さん、徳井さん、洲崎さんチームに分かれて答える対決コーナーとなった。最初の相談は「愛犬が人の食べ物を欲しがるのですがどうしたらいいでしょうか?」。この問題に石川さんは、家で実践しているという「人の食べ物を欲しがった時に、怒気を込めて犬の名前を呼ぶ」と解答。対する木村さんチームは「色んな物を混ぜ込んだものを与える」と答え、観客の評価によって石川さんチームがまずは一勝を収めた。
次のお題「部屋に物が多すぎて綺麗に片付きません」というお悩みに、石川さんチームは井上さんも最近買ったという「片付けの指南書を買う」を提案。木村さんチームはシンプルながら「人を呼ぶ」と回答し、会場からは「あー」という納得の声が上がった。結果、この勝負は木村さんチームに軍配があがった。
最後は本作の監督を務める菅原静貴さんからの質問が読み上げられ、「絵が上手く書けません」という監督らしからぬお悩みに会場は爆笑。そんな中、石川さんチームが出した答えは、監督は上手く伝える事が大切ということで「伝え方教室に通う」と回答。木村さんチームからは、漫画家としても活動している徳井さんが「とにかく絵を書く」と説得力のある回答をしたのだが、徳井さんが漫画家でもある事を洲崎さんは知らなかったようで、驚いた様子で「漫画家だったの?」と聞き返し、会場の笑いを誘っていた。ファンによる投票の結果は、さすが漫画家ということで徳井さんの解答が見事採用となった。
あっという間に時間が過ぎたイベントの最後は、キャスト陣から一言ずつ会場のファンへコメントが送られ、イベントは終幕となった。
■放送情報
TVアニメ『境界のRINNE』
Eテレ 午後5時30分より放送中
【スタッフ】
原作:高橋留美子
監督:菅原静貴
シリーズ構成:横手美智子
脚本:高山カツヒコ
柿原優子:吉野弘幸
キャラクターデザイン:たむらかずひこ
アクション作画監督:田中 良
美術監督:渋谷幸弘
色彩設計:福田由布子
撮影監督:織田頼信
音楽:本間昭光
音響監督:高寺たけし
オープニングテーマ:
「桜花爛漫(おうからんまん)」
作詞・作曲:首藤義勝
編曲:KEYTALK & NARASAKI
歌:KEYTALK
エンディングテーマ:
「トキノワ」
作詞:大胡田なつき
作曲:成田ハネダ
編曲:パスピエ
歌:パスピエ
アニメーションプロデューサー:小沢十光
プロデューサー:藤田裕介、工藤康平
制作統括:柏木敦子、野島正宏、澤木 類
アニメーション制作:ブレインズ・ベース
制作:NHKエンタープライズ
制作・著作:NHK、小学館集英社プロダクション
【キャスト】
六道りんね:石川界人
真宮桜:井上麻里奈
六文:生天目仁美
十文字 翼:木村良平
魔狭人:柿原徹也
ミホ:徳井青空
リカ:洲崎 綾
スズキ先生:坪井智浩
魂子:雪野五月
六道鯖人:山口勝平
ナレーション:玄田哲章
【ストーリー】
同じ高校に通う死神少年・六道りんねと、幽霊が見える少女・真宮桜。りんねは、学校中から寄せられる霊の悩みを解決し、その依頼料のおさい銭で生活するのだが、とある事情でとても貧乏!除霊グッズも買えずに桜に借金する始末。お互い気になるのに進展しない2人の関係はどうなる!? そしてりんねの宿敵とは? りんねと桜、契約黒猫の六文など、個性豊かな仲間たちによる、霊界をも巻き込んだ奇想天外な放課後が始まる!
>>TVアニメ『境界のRINNE』公式サイト(NHKアニメワールド)
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