朋花様の前に子豚ちゃん達が大量発生!? 『アイドルマスター ミリオンライブ!』LTH09&10発売記念イベントレポート
2015年5月2日、ゲーム『アイドルマスター ミリオンライブ!』のCD『THE IDOLM@STER LIVE THE@TER HARMONY 09&10』の発売記念イベントが都内某所にて開催された。
今回のイベントは、『THE IDOLM@STER LIVE THE@TER HARMONY 09』と『THE IDOLM@STER LIVE THE@TER HARMONY 10』の購入者を対象に、抽選で選ばれたプロデューサー達を招待して行われたもの。「01&02」以来、1年近くかけて行われた記念イベントも、今回の「09&10」がファイナルということで、会場に訪れたプロデューサー陣の熱気も十分。多くのキャスト陣も登壇し大きな盛り上がりをみせたイベントの模様をお届けしよう。
■ハーモニーシアターでは、まさかの両チームの回答が完全に一致!?
ステージが始まると、小岩井ことりさん(天空橋朋花役)、斉藤佑圭さん(永吉昴役)、野村香菜子さん(二階堂千鶴役)、近藤唯さん(篠宮可憐役)、中村温姫さん(ロコ役)、山口立花子さん(百瀬莉緒役)ら、本日の主役である「ミルキーウェイ」と「ARRIVE」、2つのユニットのメンバー6名が登壇。
斉藤さんはスポーティな青、野村さんはオレンジ、中村さんは黄色というように、キャスト陣は演じるキャラクターをイメージした衣装で身を包んでいたのだが、その中でも一際注目を集めたのは小岩井さん。黒いドレスにレースのニーハイという、まさにアイドルのステージ衣装のような雰囲気に会場・キャスト陣も大興奮。これは小岩井さんが朋花に着て欲しい衣装としてチョイスしたものなのだそうで、そのあまりの魅力に理性を抑えきれなくなった(?)山口さんを周囲が制止するという光景も見られた。
その後は、CDのタイトルにもちなんだ、発売記念イベントではすっかりお馴染みとなりつつある「ハーモニーシアター」のコーナーへ。これは、ミルキーウェイとARRIVE、2つのユニットに分かれた出演者達が、出題された質問に対して全員同時に解答し、その答えを一致させることができればポイントを獲得することができるというゲームだ。
まず最初に提示された質問は「アイドルにとって一番大切なものは?」という、普通に解答するにも頭を悩ませてしまいそうな難問。当然キャスト陣も当初は頭を抱えるも、両チームともその後に許された僅かなチーム内での相談タイム(勿論、直接答えを口にすることはできない)を経て、なんと6人全員が「プロデューサーさん」という回答で完全に一致! ポイント獲得への祝福は勿論、会場にいる当人であるプロデューサー達も大喜びで、割れんばかりの拍手喝采が鳴り響いていた。
しかし続く2問目でも、(ミルキーウェイにちなみ)「乳製品と聞いて思いつく食べ物は?」という回答が分かれそうな問いが出題。これにはまずARRIVEの3人が、誰もが口にしたことのあるお菓子「ミルキー」と回答。ところが答えこそ合ったものの「ミルキーは乳製品かどうか」という疑問が噴出することになり、判定により正解の半分の10Pの獲得に留まる結果に。
一方のミルキーウェイチームは、「ジャムをかけたい」「ハチミツを入れたい」などというお互いのヒントが噛み合い「ヨーグルト」と見事に文句のつけようのない回答で一致させる。結果、10Pの差でARRIVEを上回りミルキーウェイが勝利を収め、賞品として豪華スイーツが贈られた……のだが、なんと用意されていたスイーツの正体が「コロッケ」だったことが判明。しかしコロッケといえばニセレブこと二階堂千鶴の差し入れ、ということで、野村さんはコロッケを片手に大はしゃぎ。代名詞とも言える高笑いからのむせ返りも披露して会場を沸かせつつ、前半のトークコーナーを締めくくった。
■ミルキーウェイ&ARRIVEが歌う、ここでしか聴けない「Welcome!!」は大盛り上がり!
後半からはプロデューサー達もお待ちかね、ライブコーナーへといよいよ突入。
まずライブの先陣を切ったのは小岩井さんによる「鳥籠スクリプチュア」。「子豚ちゃん」と呼ばれ「ブヒイイイ!」と鳴き声を上げるなど訓練されたプロデューサー陣もいろいろな意味で(?)大盛り上がりで、曲の肝ともいえる「天空騎士団7箇条」の宣誓では、小岩井さんの要望通りにステージと客席が1つとなって声を上げ、見事なハーモニーを生み出していた。
続く山口さんの「WHY?」は、アップテンポなノリの良い楽曲で、イメージカラーであるピンクにマッチしたビビッドなステージが展開。しかしその明るい曲調に反し、実は意外と不器用で悩み多き莉緒を象徴する楽曲でもあり、山口さん自身も何度も悩むようなしぐさをする振り付けが莉緒らしくお気に入りなのだという。さらにCDに収録されたため息のような吐息は、山口さんによるアドリブなのだそうだが、「元気よくするはずが、予想以上に大人のため息になってしまいました」と当初の想定と異なる形になって収録されていることを明かし、会場の笑いを誘っていた。
3曲目となる「STEREOPHONIC ISOTONIC」は、これまでとは雰囲気が異なるややテクノな曲調で、中村さんはロコらしいダイナミックなパフォーマンスも披露。大きく腕を突き上げる場面では何人ものプロデューサー達が一緒になって飛び上がるという盛り上がり。最大の難所でもある早口言葉も見事に歌いきると、ライブ後に「ちゃんと歌えてましたか?」と不安そうにする中村さんに、「大丈夫!」という力強い返答が客席から上がっていた。
4番手として千鶴の切ない恋模様を唄ったラブソング「恋の音色ライン」を見事に歌い上げたのは、アイマスイベント初登場となる野村さん。歌い終わった後、ようやくプロデューサー達の前で楽曲を披露することができるたことに喜びを爆発させ、「今日はいい夢が見れそう」とコメント。初めて作り上げたプロデューサー達とのステージに大満足の様子だった。
5曲目の「Day After “Yesterday”」は、普段活発な印象の強い昴の、女の子らしい側面が表に現れた楽曲。ステージに登場した斉藤さんはこれまで来ていた青いパーカーを脱ぎ、野球好きの昴をイメージしたユニフォームのような衣装で登場。大きく沸き上がるプロデューサー達の歓声には、昴の台詞で返答するサービス精神満点のパフォーマンスで応じ、ライブを更に盛り上げていく。
ソロパートのラストを締めくくるのは、今回のライブのリーダーを務める近藤さん。これまでは緊張した様子で、周囲のメンバーから「リーダーしっかり!」と応援されてしまう姿も見られていたのだが、それまでの雰囲気と一変。「夕風のメロディー」をしっとりと、かつ力強い歌声で堂々と歌いきり、会場のプロデューサー達を虜にしていた。歌い終えた後のMCでも、号泣してしまった前回とは異なり、「指は震えてますが、今回はなんとか泣いてません!」と宣言する、可憐にも負けない成長を見せ、客席からの暖かい拍手を受けるという一幕も見られた。
ライブパート終了後は、再びキャスト陣が全員ステージへと登壇しそれぞれに挨拶、ライブへの熱い想いを語っていく。そんな中で中村さんは挨拶の途中、夢にまで見たライブを実現できたという喜びを堪えきれず、涙を流してしまうのだが、「最後は笑顔でいたい」と一瞬でロコになりきって明るく挨拶するという声優としての凄みを見せ、プロデューサー達を驚かせる。
残念ながら今回でLTHとしてのライブはひとまず見納めとなってしまうが、チームワーク抜群のユニットを再び見たいのはキャスト陣もプロデューサー達も同じ想いのようで、「過去のユニットをもう1度みたい!」という意見に客席からは盛大な拍手。ファンの熱い声が届けば、いつか、またミルキーウェイとARRIVEとしての活動を再び見られる日が来るかもしれない。
ラストはやはり、ミリマスミリオンライブの代表曲ともいえる「Welcome!!」をミルキーウェイとARRIVEの全員で熱唱。今回しか聴く事ができないメンバーによる最も馴染み深い楽曲だけに、プロデューサー達の声援も一段と熱の入ったものとなり、息ピッタリのコールと色鮮やかなサイリウムが会場を彩る本日一番の盛り上がりの中、白熱のライブは幕を閉じた。
【セットリスト】
01. 鳥籠スクリプチュア /天空橋朋花(CV. 小岩井ことり)
02. WHY? /百瀬莉緒(CV. 山口立花子)
03. STEREOPHONIC ISOTONIC /ロコ(CV. 中村温姫)
04. 恋の音色ライン /二階堂千鶴(CV. 野村香菜子)
05. Day After “Yesterday” /永吉 昴(CV. 斉藤佑圭)
06. 夕風のメロディー /篠宮可憐(CV. 近藤 唯)
07. Welcome!! /ミルキーウェイ、ARRIVE
>>『アイドルマスター ミリオンライブ!』公式サイト