イベントでも江口拓也さんが出番まで待機!?　早見沙織さん、東山奈央さんによる5月16日開催『総武高校奉仕部ラジオ。続』公開録音レポート

　2015年5月16日(土)、アニメイト新宿店にてTVアニメ『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続』のWebラジオ『総武高校奉仕部ラジオ。続』の公開録音が行われた。公録は番組パーソナリティを務める雪ノ下雪乃役の早見沙織さん、由比ヶ浜結衣役の東山奈央さん、比企谷八幡役の江口拓也さんが出演。抽選で選ばれた約120名の来場者とともに、普段の番組でもおなじみのコーナーを進めていった。

　

●三人いても二人で進められる『総武高校奉仕部ラジオ。続』

　公録の時間になると、早見さんと東山さんによる「やっはろー！」の挨拶で番組スタート。江口さんは番組内番組「江口拓也のぼっちラジオ。」までの間、二人とは仕切りを挟んで座るという収録の特徴が会場でも再現されており、ぼっち党総裁の名に恥じない扱いと、それに負けない存在感で開幕からファンたちの笑いを誘う。

　お互いが会話する場合は“ぼっちphone”と呼ばれる糸電話を使うのだが、会場には歴代のぼっちphoneが勢ぞろい。シンプルなものから徐々に飾りがついたりと、デザインの変遷についてのトークが展開し、そのまま江口さんとの会話が行われることに。江口さんは「あっ……折り紙を、折らせていただいています」と、ぼっち遊びに興じていることを説明。この日は客席にも折り紙が用意されており、番組をチラ見しながら折り紙を楽しんで欲しいとのアピールもあってか、来場者も折り紙に挑戦してカメラや箱、鶴などさまざま作品を作り上げる、一風変わった光景が繰り広げられた。

　ここから本格的に番組が始まり、まずはリスナーからのお便りを紹介する「ふつおた」のコーナー。“明るい恋を願ったバラード曲”の歌詞を作るアドバイスが欲しいとのお便りでは、早見さんが折り紙やぼっちはどうかと提案しつつ、「ひとりぼっち枕濡らした日々。君を思って折った折り紙」と参考例を披露。しかしテーマから離れすぎた内容に、オフマイクで江口さんから怖いとツッコミを入れられていた。

　ぼっちphoneで助っ人を求められた江口さんも、「いつも君の事は教室の隅から見ているよ。いつも寝た振りしてるけど脇の下から見ているよ」と怖いフレーズを生み出しており、一通目からカオスな状況が作り出されていた。

　一風変わったお便りでは、「念願の一人暮らしと思いきや、母親から妹と二人で過ごせば？と言われました。妹と暮らしたほうがいいのでしょうか？」という内容があった。ラブコメみたいになりそうという早見さんの言葉に対し、実際に妹がいる江口さんは声を出さずに全身で否定の意を示す。一方、東山さんは「ひっきーと小町みたいな感じになるかもしれませんね」と前向きに回答。これが賛同を得たのか、会場は一緒に過ごしたほうがいいという雰囲気で落ち着くことに。

　「ふつおた」の後はインパクト抜群のジングルが流れつつ、リスナーが行った奉仕活動を紹介する「奉仕部活動報告定例会」コーナーがスタート。学校の先輩に『俺ガイル』原作を進めてファンを一人増やしたといったものをはじめ、海の清掃活動に参加したものなど、さまざまな活動のお便りが寄せられていた。

　この海の清掃活動が読まれた際には、東山さんが昨年6月に結衣の誕生日を祝うため、鎌倉の由比ヶ浜を訪れたエピソードが語られた。6月なので人がおらず、誰もいない砂浜の写真が撮れたり、黄昏てみたりと、東山さんのブログでも書かれた内容を交えつつ、当時の思い出を振り返っていた。

　ほかにも母の日にまつわるお便りでは、早見さんが母親とエメラルド展を訪れたことも話題に。母の日近くだったため、プレゼントにと考えたものの、値段のゼロが多すぎたというエピソードも盛り上がった。

　この後は月に一度の「奉仕部占い」で星座ごとの運勢が発表されたほか、関連商品などの告知も行われた。千葉モノレールや千葉ロッテマリーンズとのコラボ情報をはじめ、BD/DVD2巻、3巻の初回限定版には10月4日のイベント優先販売抽選申し込み権が封入されることなどが紹介された。また、ここでの初公開情報としては、TVアニメ2期エンディング曲の「エブリデイワールド」のCDに、雪乃と結衣それぞれのソロバージョンが収録されることも明らかとなった。

　
●レベルの高いリスナーが続出！江口さんによる「ぼっちラジオ。続」

　早見さんと東山さんによる『総武高校奉仕部ラジオ。続』は終了となり、二人がステージ裏に戻ったところで、江口さんによる「ぼっちラジオ。」の時間がスタート。いつも通り番組が終わるまで待機していた江口さんは、「イベントでこんなに無言の時間を過ごすとか！」と、無言でいた時間の長さに驚きつつも、ようやく自由に喋れる時間を得て、まずは来場者に挨拶。

　早速「ふつおた」のコーナーに進むと、ラジオネームに「東山さんごめんなさい」と付けた方からのお便りが読み上げられた。その内容は「ぼっちラジオを聴きながらゲームをしていたら、僕の金剛が沈みました」という某艦隊ゲームについてで、いきなりのお便りに来場者たちも爆笑。さらに、降壇したはずの東山さんが「ていとく～！」と江口さんをいじりに再登場し、場の笑いは一層白熱することに。

　後半もテンションの高い開始となり、続々とお便りが読み上げられていった。今回読まれたものは「ぼっちphoneで電話がかかってきたときの反応がワンパターンすぎます」「アニメ5話の裏声がきもいです。ファンだったので残念です。なので小野友樹さんのファンになります」など、江口さんをいじる内容が多く、愛のこもったお便り攻撃を受けていた。

　ほかには、ラジオネーム「ニセコイラジオの回し者」さんからは、ラジオネームそのままにニセコイラジオは毎週金曜日配信という宣伝が送られてきていたり、ゲストに宮野真守さんと杉田智和さんが来た想定でのお便りもあったりと、終始フリーダムで笑いの絶えない時間が流れていた。

　続いては、リスナーからぼっちエピソードを募集し、江口さんの琴線に触れた内容を送ったリスナーがぼっち党員になれる「ぼっち党が公認します」のコーナーへ。ぼっちとして鍛えられたリスナーが多く、「大学主催の相撲大会にぼっちで参戦しました。鎖骨骨折しました」「あの人、いつも一人ちゃう？しかも何か臭そうって言われました」など、心痛めるエピソードが多数あったものの、江口さんは見事に笑いに昇華。家族以外で誕生日を祝ってもらったのは、花澤香菜さんの武道館ライブで「今日誕生日の人おめでとー！」と言ってもらったことだけといった、うれし悲しいエピソードもあり、この日だけで多くのリスナーがぼっち党に公認された。


●ラジオの裏話やアニメの感想を語り合ったエンディングトーク

　公録パートは以上となり、早見さんと東山さんが再び合流。キャスト三人でのエンディングトークではラジオにまつわる裏話が語られ、会場でも圧倒的存在感を放っていた番組中のアカペラBGMの収録は、リテイクなしの一発録りであったことなどが明かされた。

　また、好きなシーンやセリフを答える来場者へのアンケートを元に、アニメ放送ついて意見を交し合う場面も。戸塚が可愛いという話は当然出たが、早見さんによると「今後、戸塚ってちゃんと男の子だったんだ！って分かるシーンがあります」とのこと。戸塚の可愛い姿を見ては「とつかわいい」と口にする江口さんだが、この日は八幡と仲直りするシーンの小町について熱く語る姿を見せ、「あのときの小町は一生かわいい」と新しい言葉を生み出していた。

　好きなシーンのアンケートで、2話で奉仕部の三人が肉まんを食べるシーンを選んだ人も。これが読まれると、東山さんは「このシーンのゆきのんが頬張りながら食べるのが可愛すぎる！」とコメント。江口さんも、BGMが1期の「ユキトキ」が使われていたりと、こだわった演出が素晴らしいと同意を示していた。

　最後には、イベントに参加したファンに向けてのメッセージが送られたので、締めくくりにその内容を紹介しよう。

□東山さん
『俺ガイル。続』はまだアフレコの真っ最中で、ラストがどうなるのかドキドキハラハラしています。私は夢にキャラクターが出てくるまで『俺ガイル』のことをずっと考えていますが、「今日部活行く？」というセリフがこんなに大事なセリフになるとは思っていませんでした。オンエアを見ても、今まさに何回も同じセリフを繰り返しながら日々が移ろっていく中で、奉仕部の三人組が早く活路が開けたらいいなと思っています。皆さんもぜひラストまで見守っていてください。

□早見さん
1期のアニメが始まった頃のイベントを思い出して、こうして皆様の目を見ながらお話させていただくと、目に見えて『俺ガイル』ワールドがここにあるんだなと感じることができます。アニメがどのような終わりになるか私たちも楽しみですし、きっと1期と同じように、胸に何かが残るのではないかと思っています。そこで区切りはつきますが、まだまだ『俺ガイル』は続いていくと思いますので、これからも楽しんでいただけると嬉しいです。

□江口さん
2期になってより愛に溢れていると言いますか、目の動きや表情の付け方など、絵もすごくレベルが高くなっているので、いち視聴者としてもワクワクしています。どんな結末になるのだろうという気持ち半分、終わって欲しくない気持ち半分ですが、これからも応援していただければと思います。一緒にリアルタイム視聴していただいたり(笑)、今後イベントも控えていますので、そちらも楽しんでいただけたら幸いです。


■TVアニメ『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続』

【放送情報】
TBS：4月2日より毎週木曜深夜1時46分～
MBS：4月7日より毎週火曜深夜3時30分～
CBC：4月2日より毎週木曜深夜2時47分～
TUT：4月4日より毎週土曜深夜1時53分～
BS-TBS：4月11日より毎週土曜深夜1時00分～
※放送日時は変更になる場合があります。

【スタッフ】
原作：渡 航（小学館「ガガガ文庫」）
キャラクター原案：ぽんかん(８)
監督：及川 啓
シリーズ構成：菅 正太郎
キャラクターデザイン：田中雄一
音楽：石濱 翔（MONACA）、高橋邦幸（MONACA）
音響監督：本山 哲
アニメーション制作：feel.

【キャスト】
比企谷八幡：江口拓也
雪ノ下雪乃：早見沙織
由比ヶ浜結衣：東山奈央
一色いろは：佐倉綾音
戸塚彩加：小松未可子
材木座義輝：檜山修之
比企谷小町：悠木 碧
平塚 静：柚木涼香
雪ノ下陽乃：中原麻衣
葉山隼人：近藤 隆
折本かおり：戸松 遥

【あらすじ】
　過去のトラウマと、独自のひねくれた思考回路によって「ぼっち生活」を謳歌しているように見える比企谷八幡は、ひょんなことから生活指導担当教師、平塚 静に連れられ「奉仕部」に入部する。同じ部に所属する息を呑むほどの完璧美少女・雪ノ下雪乃や、クラスの上位カーストに属するギャル・由比ヶ浜結衣とともに、クラスメイトの人間関係の問題の解決から文化祭実行委員の運営に至るまで、数々の案件をこなす毎日をすごしていた。季節は移ろい、秋。八幡ら2年生は修学旅行に行くことに。そんな中、奉仕部に持ち込まれた依頼とはいったい!?　新登場の一色いろはも加わって、彼らの関係もさらに複雑さをみせ始める。――八幡のやさぐれた価値観も少しずつ変化せざるをえない、そんな経験を通し、果たしてこの先、彼の高校生活はどんな展開を迎えるのか!?



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