超人気コミック『ちはやふる』が実写映画化決定! 主人公・綾瀬千早役は若手女優の広瀬すずさんに
2010年「このマンガがすごい!オンナ編」第1位を獲得し、コミックス累計発行部数1200万部(2015年6月現在。既刊27巻)を超える大人気コミックス『ちはやふる』(末次由紀/講談社「BE・LOVE」連載)が、遂に実写映画化、しかも二部作連続での公開が決定しました!
メガホンをとるのは、『タイヨウのうた』(06年)、『カノジョは嘘を愛しすぎている』(13年)など等身大の若者達を活き活きと描き、青春映画に定評のある小泉徳宏監督。本作では、脚本も手掛けています。
気になるキャストですが、主人公・綾瀬千早を演じるのは、映画『海街diary』ドラマ「学校のカイダン」と話題作への出演、そして多数のCM出演と、今最も注目を集める女優・広瀬すずさんです。本作が映画初主演作品となります!
◆メインキャストが決定!
そして、真島太一役には、映画『ビリギャル』『日々ロック』など多数の映画・ドラマに出演し、7月スタートのフジテレビ月9ドラマ「恋仲」への出演も決定した、若手実力派俳優・野村周平さん。
さらに、綿谷新役には、「劇場版 仮面ライダードライブサプライズ・フューチャー」に出演が決定した、ブレイク必至の“最強の眼鏡男子”真剣佑さんです。その他にも、上白石萌音さん、矢本悠馬さん、森永悠希さん、清水尋也さんと次世代を担う若手俳優達がオーディションを経て、本作への出演が決定!
また、千早の永遠のライバル、最強のかるたクイーン・若宮詩暢役には、松岡茉優、千早が通う瑞沢高校教諭役に松田美由紀、千早の百人一首の師匠・原田役に國村隼が脇を固めます。
“競技かるた=百人一首”に情熱を懸ける高校生達の友情・恋愛・成長が、瑞々しくも熱い青春模様として二部作の中で存分に描かれます。2016年、青春映画の新たな金字塔の誕生にどうぞご期待下さい!
◆競技かるたとは
小倉百人一首を用いて、一般社団法人全日本かるた協会が定めた規則に則って行う競技。一般的なイメージである文化活動や伝統文化という側面もあるが、競技に高度な瞬発力・記憶力・精神力が必要とされることなどから、競技かるたはスポーツとして取り組まれ、「畳の上の格闘技」とも形容される。競技かるたにおける最高峰の大会は、毎年1月に滋賀県大津市の近江神宮において行われる名人位戦と女性部門のクイーン位戦で、勝者はそれぞれ名人・クイーンと呼ばれる。また近江神宮ではこのほかに全国高等学校小倉百人一首かるた選手権大会(かるた甲子園)などの大会も行われており、競技かるたにおける聖地となっている。
◆広瀬すずさんよりコメント到着!
広瀬すずさん(主演):家に百人一首があるくらい、家族全員で原作の大ファンです。原作の千早は、身長が高くロングヘアーで、自分とは違うイメージかなと不安もありましたが、色々な作品を演じていく中で自分にも千早のような熱い部分があると感じました。千早の熱をしっかり表現し、少しでも彼女のまっすぐさ、芯の強さに近づいていきたいと思います。
また「映画初主演」ということはあまり意識せずに、キャストのみんなと同じ場所で、小泉監督がつくる『ちはやふる』の世界でイキイキと一番輝いている千早として生きられるように頑張りたいと思います。
◆原作者・末次由紀氏よりコメント公開!
末次由紀氏(原作):映画化の企画を聞いてからもずっと半信半疑でいました。ちはやふるの実写化の難しさを1番感じていたのは自分でした。でもこの題材に真正面から取り組んで下さってる小泉監督は、私よりも何歩も深く踏み込んで、空気ごと再構築して下さっています。今は小泉監督の作品としての仕上がりが楽しみでなりません!
★7月1日発売「BE・LOVE」14号には原作者末次由紀先生描き下ろしの映画キャスト似顔絵が掲載!
◆小泉監督からのコメントも公開!
●千早を演じる広瀬すずさんについて
小泉徳宏(監督・脚本)(以下、小泉監督):素直で、無邪気で、情熱的で、周りの人間を魅了しながら前へ前へと突き進む。綾瀬千早という人物像を違和感なく演じきれる役者は、広瀬さんをおいて他に考えられません。広瀬さん自身は、実は千早とは逆にとてもシャイで慎ましい方なのですが、そこはさすが役者。ひとたびカメラが回ると、途端に役に入り込んで千早の弾けるようなキャラクターへと豹変するのです。皆さんにその変貌ぶりを早くご覧になって頂きたいです。
●昨今の映画作品に無い、高校生の等身大に近いキャスト陣について
小泉監督:10代の役者たちにも素晴らしい才能がたくさんいることを以前から感じていましたので、その役に相応しい人たちを選んでいった結果、実際に高校生、或いはほんの少し前まで高校生だったという、等身大に近いキャストになりました。
でも若いからと言って侮るなかれ。彼らはみんな、その若さにもかかわらず、とんでもなくプロ意識の高い人たちばかりです。もちろん、完成された才能よりは至らないところもあるでしょう。でも裏を返せば、それこそが彼らにしか持ち得ない長所です。彼らの未完成なところが、より身近で、よりリアルな瑞々しさを作品に与えてくれます。
●原作「ちはやふる」への想い
小泉監督:原作は一般的に言って少女マンガに分類されているのでしょうが、この作品の前では、そんなジャンル分けはほとんど意味が無いな、と思ったのが第一印象です。少女マンガであり、それ以上に少年マンガであり、スポ根、恋愛、青春、そして人間ドラマでもある。しかもこのマンガでは、百人一首を取り扱っていると言う点で、
ある種音楽的でもあります。「和歌」とはよく言ったもので、実は百人一首には、まるでJ-POPの歌詞のような内容が多いんです。人が誰かを想う気持ちは、1000年以上も前から変わっていないという事なのでしょう。
そして、登場人物がいちいち魅力的ですね。千早、太一、新はもちろん、彼らを取り囲むキャラクターの一人一人がしっかり作り込まれていて、それぞれにドラマがあるから、愛さずにはいられません。心に残るセリフもいっぱいあります。好きなセリフはたくさんありますが、なかでも深作先生の「最終的に勝負で自分の命運をにぎるのは自分じゃない」は特に好きです。
●映画「ちはやふる」への想い
小泉監督:映画1本分では語りきれないストーリーがある。『ちはやふる』は、そういう物語の一つだと思います。
ただダラっと話を引き延ばして2つに割ったようなものではなく、上の句と下の句、2本やる意味がちゃんとある、必然性のある2部作にしたいと思っています。上の句は、それ単体でも面白い映画になります。でも、僕のお勧めは下の句です。下の句を存分に楽しんで頂くために、上の句をご覧頂きたいぐらいです。
日本人ならば、何かの機会に一度は触れたことのある百人一首ですが、ほとんどの人はそれにじっくり向き合った事がありませんよね。僕も学生の頃はピンと来ませんでしたが、大人になってから詳しく知ってみるとどれもしみじみと胸に迫ってくる歌ばかりで、読んでいると涙が出そうになります。僕はこれまでも何度か歌をテーマにした映画を作ってきましたが、今回もまた違った形で「歌」を物語に取り込んでいく事になりそうです。
映画『ちはやふる』は、青春、恋愛、スポ根、音楽と、原作と同じく色々な顔を持った映画になります。僕の好きな歌に、『あひみての のちの心に くらぶれば 昔は物を 思はざりけり』という歌があります。恋心を知る前の自分と、知ったあとの自分との違いを比べた歌です。この歌のように、映画『ちはやふる』を見終わって映画館を出る時に、映画館に入る前の自分とは何かが違っている、少しだけ世界が明るくなった気がする。そんな風に思ってもらえる映画にしたいです。
◆公開情報
◆タイトル:ちはやふる・上の句/ちはやふる・下の句
◆撮影期間:2015年5月3日(日)~7月下旬
◆公開:2016年3月≪上の句≫/4月≪下の句≫二部作連続公開
◆企画・製作:日本テレビ
◆制作プロダクション:ROBOT
◆配給:東宝
◆協力:一般社団法人全日本かるた協会
<キャストビリング>
広瀬すず 野村周平 真剣佑
上白石萌音 矢本悠馬 森永悠希 清水尋也 / 松岡茉優
松田美由紀 國村隼
<STORY>
煌めく青春時代に“情熱”を追い求め走り続ける千早、太一、新の、眩しいほどに一途な想いが交差する青春群像劇。
綾瀬千早が小学生の時に出会った、綿谷新。彼は、千早に“自分の夢”という意味を教えてくれた人。新の『競技かるた』に懸ける情熱が色鮮やかに光って見えた。それは、千早の初恋だった…そんな矢先、家庭の事情で、引っ越してしまう新。離ればなれになってしまった新にもう一度会いたい。会って、「強くなったな」と言われたい。
千早の想いが情熱に変わるとき、百人一首の世界の如く、世界が色づき始める。
高校生になった千早は、“競技かるた部”を作り、全国大会を目指す。新に会いたい一心で。千早の新への気持ちを知りながらも、かるた部創部を応援する幼馴染の真島太一。彼もまた、新に勝たなければ前に進む事が出来ないでいた…
―千早に自分の気持ちを伝えたい―
千早、太一、新の情熱と淡い恋が交錯する、熱い夏が来る…
>>映画『ちはやふる』公式サイト