梶裕貴さん、神田沙也加さんが出演の喜びを語る! 『GAMBA ガンバと仲間たち』完成披露舞台挨拶レポート!
8月30日(日)、ららぽーと豊洲内・ユナイテッドシネマにて、映画『GAMBA ガンバと仲間たち』(以下、GAMBA)の完成披露特別上映会と、キャストと監督陣による舞台挨拶が行われました。
1972年に刊行された児童文学「冒険者たち ガンバと15ひきの仲間」は、ネズミたちの壮大な冒険活劇となっており、1975年にはテレビアニメ化もされ子供のみならず大人までも虜になりました。そして構想15年、製作期間10年の時を経て、今年『GAMBA』はフル3DCGアニメとして劇場公開されます。
舞台挨拶には、主人公ガンバ役の、梶裕貴さん、ヒロイン・潮路役の、神田沙也加さんのキャスト陣が登場。さらに本作を手掛けた、小川洋一総監督、小森啓裕監督、河村友宏監督の3名も登壇しました。今回は、その模様を皆様にお伝えしていきます!
<登壇者>
梶裕貴さん(ガンバ役)
神田沙也加さん(潮路役)
小川洋一総監督
小森啓裕監督
河村友宏監督
■ガンバ役には10年前から、梶裕貴さんの名前が挙がっていた!?
上映前には、海を背にした完成披露スペシャルイベントがはじまり、梶さんと神田さん、ガンバ帽子をつけた子供たちが登場しました。本作の完成を祝して、ウォーターキャノンの打ち上げが行われたのですが、この日はあいにくの雨。梶さんは「これで空が晴れていれば、最高だったんですけど……(笑)」とこぼしながらも、「本作もこの水のように、高く飛躍できればうれしいです!」と明るい笑顔で応えていました。神田さんも「こんな天気だけど、テンションあがる!」と非常に元気な笑顔をみせていました。
上映後には、客席から梶さんと神田さんが。大きな拍手と子供たちからの歓声を浴びながら登場。続いて小川氏、小森氏、河村氏の監督3名はキュートなネズミ耳としっぽをつけた“正装”で登壇しました。かわいいお三方の姿に子供たちからは笑いが起き、上映後の興奮と温かい雰囲気が入り混じる中、舞台挨拶がスタート致しました。
初めに梶さんと神田さんが、本作のオファーを頂いた時のお話へ。梶さんは「ガンバという作品は、誰にでも愛されている作品でしたので、それが再び劇場作品になるということと、さらに僕がガンバを演じさせて頂くことができて、非常に嬉しく思いました」と、本作『GAMBA』と、主人公であるガンバへの喜びを語りました。また、それと同時に大役であることと、他の出演者の方々が梶さんの大先輩ばかりなので、大変緊張されたことを明かしていました。本作はヨイショ役に大塚明夫さん、ガクシャ役に池田秀一さん、イカサマ役に藤原啓治さんなど、非常に豪華な出演陣が勢ぞろいしています。
さらに、「後から聞いたことなのですが、10年前からガンバ役には僕だという構想があったそうです。10年前は僕がまだ声優になって数年しか経っていないのに、その頃からガンバ役は僕、と思ってくだっていたことにうれしい思いでいっぱいです」と、キャスト構想の秘話を明かすと共に、長年構想にあったことについて、とても感激されていたようです。
続いて、神田さんは「私もオファーがあった時は大変ビックリして、この(豪華なキャスト陣の)中に私が入れるんだろうか? という気持ちもあったのですが、初めて潮路ちゃんを見たときに、本当に見た目から可愛らしくて! この子を演じることができるんだということを、誇りに嬉しく思いました」と、不安を明かしつつも非常に嬉しい思いで一杯だということを語りました。
■河村監督「ガンバ役は、梶さんしかいない!」
お次は本作の感想へ。梶さんは「アフレコ時には、ほとんど映像が完成されていたので、その時からすごいなと思っていたのですが、声や音楽付いたあとに見させて頂くと、改めて素晴らしい作品だと思いました」と、作品のすばらしさについて語りました。
神田さんは「私も同じ思いで、最初に見たときから本当に完成度が高くて、これはもう本当に責任をもって演じなくてはいけないなと思いました」と、映像のおかげでより緊張感が増したとのこと。また、「声と音楽が付いた時には、言うことすらおこがましいのですが、非常にブラッシュアップされていて改め大先輩方の素晴らしさを実感すると共に、その仲間に私も参加できていることを嬉しく思います」と、出演の喜びを語っていました。
また、本作の好きなキャラクターを尋ねられ、神田さんは「原作を読んだ時は頭をフルに使って諦めない、ガクシャさんがかっこいいなと思っていたのですが、本作を見たあとは、もうガンバの“がんばり”がかっこよくて、今ではガンバが一番です(笑)」と、ガンバが好きなことを明かすと梶さんもうれしさを隠し切れない様子でした。
さらに小森監督、小川監督が本作の見どころや思い出について語り、中でも河村監督は「ガンバの声は少年から大人に変わるような微妙なところなのですが、梶さんはそれを非常にさわやかに演じてくださって。もう、梶さんしかないです!」と、梶さんを大絶賛! 思わず梶さんからも、照れながらも嬉しい笑みがこぼれていました。
最後には梶さんが「次の冒険へ、出発だ!」とガンバでお別れ挨拶をし、会場内の子供たちのみならず大人たちも「おー!」と大きく手を挙げ応え、舞台挨拶は終了となりました。『GAMBA ガンバと仲間たち』は、10月10日全国ロードショーです。
◆作品紹介
3DCGアニメーション映画『GAMBA ガンバと仲間たち』
10月10日公開
原作:「冒険者たち ガンバと15ひきの仲間」斎藤惇夫・薮内正幸(岩波書店刊)
製作総指揮:島村達雄
企画・総監督:小川洋一
監督:河村友宏 小森啓裕
脚本:古沢良太
音楽:ベンジャミン・ウォルフィッシュ
CGテクニカル・スーパーバイザー:初鹿雄太
CGキャラクター・スーパーバイザー:大橋真矢
エグゼクティブ・プロデューサー:アヴィ・アラッド
プロデューサー:紀伊宗之 藤村哲也 早船健一郎
コミュニケーション・ディレクター:goen°森本千絵
製作・アニメーション制作:白組
配給:東映
声の出演:
梶 裕貴 神田沙也加
高木 渉 矢島晶子 高戸靖広 藤原啓治 池田秀一 大塚明夫 / 野沢雅子