加瀬康之さん・種﨑敦美さん・木戸衣吹さんが「理系ミステリィ」を語る! 10月新番『すべてがFになる』公式コメントが公開に
「理系ミステリィ」という新しいジャンルを確立し、多くのミステリィ小説ファンを魅了し続けている森博嗣のデビュー作にして、シリーズ累計発行部数390万部を誇る名作『すべてがFになる』。そして『すべてがFになる』に登場する早熟の天才プログラマ真賀田四季の半生を綴った『四季(全四冊)』(共に講談社文庫刊)。この両作品を原作としたTVアニメーション『すべてがFになる THE PERFECT INSIDER』が、2015年10月8日(木)より、フジテレビ“ノイタミナ”にて放送開始。このたび、本作のメインキャラクターを演じるキャスト陣から、キャラクターの印象や、本作への意気込み、視聴者へのメッセージなどが語られたオフィシャルコメントが到着しました!
本作の主人公、建築学科の准教授でありながら、鋭い分析と考察力で事件捜査を協力することとなる犀川創平役に加瀬康之さん。犀川の勤める大学の学生で、犀川と共に事件を捜査することになる好奇心旺盛な深窓の令嬢、西之園萌絵役に種﨑敦美さん。「人類のうちでもっとも神に近い」と言われる天才プログラマ真賀田四季役に木戸衣吹さん。理系ミステリィを原作とする本作。それぞれの難しい役どころを、実力派キャスト陣がどのように演じていくのか? 早速コメントをご紹介しましょう♪
因みにミステリィアニメといえば、同じノイタミナで『乱歩奇譚 Game of Laplace』が放送中。他にも『金田一少年の事件簿R』(2015年10月放送予定)、『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』(2015年10月放送予定)、『ハルチカ~ハルタとチカは青春する~』(2016年放送予定)といったミステリィアニメの放送が予定されています。アニメの固定ジャンルとしての浪が来てる!? 要注目のジャンルですね♪
◆メインキャラクターを演じる加瀬康之、種﨑敦美、木戸衣吹より、オフィシャルコメント到着!
──「理系ミステリィ」の名作と呼ばれる原作小説を読まれての感想を教えてください。
犀川創平役・加瀬康之さん(以下、加瀬):僕は自分のことをずっと理系脳かなと思っていたのですが、この原作小説を読んでいたら、あまりにも凄すぎて自分は理系でもなんでもないなって思いました(笑)僕みたいな凡人からすると、すべてを数式に置き換えて考えるような、ちょっと常軌を逸していると感じるようなところもあり、これをどう表現していけば良いのだろうと思いました。
西之園萌絵役・種﨑敦美さん(以下、種﨑):普段あまりミステリィ作品を読むことはないのですが、オーディションの前に原作の小説を読ませていただきました。「理系ミステリィ」ということで書いてあることが難しく思うところもあったのですが、読み進めるうちに気にならなくなって、最終的には理系ミステリィ作品という意識では読んでいなかったなと思います。天才による考えもつかないような会話のやりとりが魅力的で惹きつけられ、一気に読んでしまいました。
真賀田四季役・木戸衣吹さん(以下、木戸):「すべてがFになる」を読ませていただいて、最初は普段見聞きしない言葉に戸惑ったところもあったのですが、すらすら読めて楽しませていただきました。
──アフレコをしてみた際の感想はいかがでしょうか。
加瀬:普段会話の中で使わないような単語の羅列が出てくるので、これをどう犀川として表現しようか探りながらですが、挑戦していこうと思っています。普段の僕だったら「まったく暑い」なんて言わないですからね(笑)犀川は「暑い」をこう表現するのかと驚きながら演じています。
種﨑アフレコの時にアニメーションの一部を拝見させていただいたのですが、まず最初に、こうやって見せるんだ!と。ずっと飽きずに見ていられる、惹きつけられるなと。確かに最初は難しそうに思うかもしれないのですが、それを一切感じさせない見せ方、つくり方だなと思いました。
木戸:はじめは、四季というキャラクターは人間味がなくて無機質な女性かなと思っていたのですが、もう一つの原作小説である四季シリーズをじっくり読んだときに、四季も普通の少女だったんだなと感じました。アフレコに望む時は、どうやって天才っぽく話せるようにしようかと、喋り方とか息継ぎとか思考錯誤しながら演じています。キャラクター原案の浅野いにおさんが描いた四季を初めて見たときに、アニメ過ぎない独特な感じのイラストが印象的だったので、あまり作り過ぎない自然な声で演じるように心がけています。
──ご自身で演じられるキャラクターの分析結果を教えてください。
加瀬:僕は何にでも興味を持つタイプなので、犀川の興味が無いものに対して徹底的に興味を示さないという感情が分からなくて。興味が無いように喋ろうとすると、ただ単に暗い感じに聞こえたり、淡々とした感じに聞こえてしまうので、それをどう演じるべきか葛藤しています。今のところ、犀川が話している時の8割は淡々としている感じなのですが、今後、犀川の興味が沸くことが出てきたら、とてつもなく内容のわからない恐ろしいセリフを言い始めるのではないかとドキドキしているのですが・・・・・が、頑張ります!
種﨑萌絵のキャラクター紹介に「思考が飛躍する」とあるのですが、原作の小説を読んでいるときはあまりその印象を受けなかったのですが、アフレコに入る前に神戸監督がそれぞれのキャラクターの「ものの考え方」についてお話をしてくださることがあって、その時に萌絵は「パッと浮かんできた色々な考えの中から一番良いものを選びとって話すタイプ」というようなことをおっしゃっていて、いざ演じてみると確かにそういうタイプの子なんだなと思いました。それから、とてつもないお嬢様ということもあり、四季とは違う方向に浮世離れしている印象があります。
木戸:「人類のうちでもっとも神に近い天才」と呼ばれていて、普通の人とは思考回路とか、解釈がまったく違うと思うので、どう演じようか悩んだのですが、四季になりきる事や、考えを完全に理解することは無理だなと感じました。でもそれでもとにかくやりきるしかない!と思って、全力で演じていきたいと思います。
──監督や音響監督から役に対してどんなディレクションがありましたか?
加瀬:監督からは特に何も言われないので、逆にもっと何か言って欲しいぐらいなのですが、ただ一言、「犀川は良い男です。」と言われました・・・・・が、頑張ります! セリフ劇要素の多い作品なので僕なりの犀川を演じたいと思います。
種﨑オーディションの時に「品良く爽やかに」と言われたので、アフレコが始まってからもこれを意識して演じています。ただ、感情的になっているところで品良く演じようとすると萌絵の明るい感じが無くなってしまうので、なるべくシーンに添って感じたままに演じてみようと思っています。
木戸:監督からは、四季は全ての人間を見下すような感じで淡々と喋って欲しいという指示がありました。でも、淡々とした中にも心の中に情熱を持っているキャラクターなので、無機質過ぎる感じにはならないように演じたいと思います。
──演じる上で心がけていること、苦労している点はありますか。
加瀬:犀川は難しい単語やセリフを言うので、「書いてあることを言っている」とか「セリフを言わされている感じ」に聞こえないよう気をつけています。そこに「きちんと存在している言葉」として伝わるように意識しています。また、今後はもっと複雑な会話を重ねていくことになると思うので、研究所という閉鎖空間の中で犀川と萌絵がどのように絡んでいき、事件と向き合っていくのか、難しい内容の部分でも観ている方に内容がスっと入っていくようなセリフ回しを心がけていきたいなと思っています。
種﨑萌絵は頭が良く行動力のある子なので、行動や言葉のまま演じてしまうとお嬢様の雰囲気がなくなってしまうので、「品良く」というのは忘れないように心がけています。ですが、犀川先生に対してはそれも忘れるぐらいで良いのかなと。「会話している相手が誰か」を今までで一番意識している気がします。
木戸:四季の相手のことを見透かしたような、底の見えないミステリアスな部分を上手く表現したいです。ただし、ロボットみたいな感じにはしたくないので、四季の人間らしさも同時に表現できたらなと思っています。
──放送を楽しみにしている皆様へメッセージをお願いいたします。
加瀬:ミステリィ作品の中でも一つの事件を全11話に渡って描いていく作品は他にないと思いますし、初回を観たら最後まで観ないと事件がどうなるかわからない面白さがあると思います。演じている僕たちも視聴者の皆さんと一緒にミステリィを解決していくような気持ちでおりますので、この作品の独特の世界感にはまっていただきたいです。ぜひ放送を楽しみにしてください。
種﨑一見すると難しそうなお話なのですが、観やすいよう、スッと入りやすいよう工夫された作品になっています。原作を読まれた方にも、アニメで初めてこの作品に触れる方にもきっと楽しんでいただけると思いますのでぜひ期待して待っていてください!
木戸:アニメを普段見ないような人にも入りやすい作品です。色々な謎が張り巡らされていますので、ぜひ皆さんも私たちと一緒にミステリィを解いていただきたいなと思います。また、皆さんの目を奪えるような四季を演じられるように頑張ります。ぜひご覧下さい。
◆TVアニメ『すべてがFになる』作品概要
2015年10月8日よりフジテレビ「ノイタミナ」にて
毎週木曜24:55~放送開始ほか各局でも放送開始
シリーズ累計発行部数390万部 理系ミステリィの名作が初のアニメ化!
孤島の研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る
天才プログラマ・真賀田四季。
四季に一目会いたいと、研究所を訪れた
那古野大学准教授・犀川創平と学生・西之園萌絵はそこである事件に遭遇する。
彼らが目にしたのは、誰も出入りできないはずの四季の部屋から現れた、
ウエディングドレスを纏い両手両足を切断された死体だった―。
不可思議な密室殺人に犀川と萌絵が挑む。
<STAFF>
原作: 森博嗣『すべてがFになる』、『四季(全4冊)』(講談社文庫刊)
監督:神戸守
シリーズ構成・脚本:大野敏哉
脚本:渡辺雄介、雨宮まみ
キャラクター原案:浅野いにお
キャラクターデザイン:奥田佳子
色彩設計:ホカリカナコ
美術監督:甲斐政俊
3D監督:福田陽
撮影監督: 荻原健
音楽:川井憲次
音響監督 :清水勝則
プロップデザイン:宮川治雄
研究所デザイン:長澤真
編集:瀬山武司
制作:A-1 Pictures
<CAST>
犀川創平/加瀬康之
西之園萌絵/種﨑敦美
真賀田四季/木戸衣吹 ほか
<オープニング・テーマソング>
「talking」(アーティスト:KANA-BOON)
<エンディング・テーマソング>
「ナナヒツジ」(アーティスト:シナリオアート)
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