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東山奈央さんが語る『きんモザ』思い出のエピソード

東山奈央さんが語る『きんいろモザイク』思い出のエピソード――「九条カレンのバースデーイベント」レポート

 オメデトウゴジャイマース! 2015年12月5日、秋葉原のホビーショップ「ボークス秋葉原ホビー天国」にて、アニメ『ハロー!!きんいろモザイク』に登場するキャラクター「九条カレン」のバースデーイベントが開催された。出演は九条カレンを演じる声優・東山奈央さんと、お笑いコンビ「土佐兄弟」のおふたり。

 定刻になると、まずは本日の司会・土佐兄弟が登場。土佐兄弟のふたりは冒頭で「このイベントのために『きんモザ』の1期、2期を見たらとてもおもしろかった!」と挨拶。さらに「めちゃくちゃツッコミの勉強になる。陽子はツッコミ上手い! あんな漫才をやりたい」とコメントすると、来場者は大爆笑!


■ 東山奈央さんの登場に会場は大盛り上がり!

 オープニングトークが一段落すると、いよいよ今日の主役であり、12月1日に誕生日を迎えたばかりの「九条カレン」を演じる声優・東山奈央さんが登場。東山さんは集まった観客に挨拶をした後、観客から届いた「お祝いメッセージ」を紹介。ステージ後方に設置されたパネルに大量のメッセージが貼られており、そのなかから東山さんが気になったメッセージを選んでいきます。

 基本的にはカレンを祝うメッセージが多かったのだが、なかにはネタのようなメッセージもチラホラ……。東山さんはそんなメッセージをいくつか見つけ、「カレンの誕生日を祝いつつも、“オレは陽子推しだ”とか“ごちうさサイコー”とか書いてあるんですよ(笑)」と暴露すると場内は大爆笑。他の作品ではなかなか見られない、『きんモザ』ならではの自由度が高すぎるコーナーとなりました。


■ 観客が選んだ「好きなカレン回」は第何話?

 続いては、事前に観客に行ったアンケート「カレンが登場する話数のなかでもっとも好きな話数は?」の結果を発表するコーナー。ここでは結果を発表する前に、まずは東山さんが印象に残っている話数を発表。挙げられたのは「シノのものまねをするのが楽しかった」という理由から2期の第12話。東山さんは実際にシノのものまねを披露しながら、「私も上手いと思っている(笑)」と語り、場内の爆笑を誘いました。

気になるアンケート結果は以下。
●1位:2期の第7話「マイ・ディア・ヒーロー」
●2位:1期の第3話「どんなトモダチできるかな」
●3位:2期の第10話「海べのやくそく」


 このコーナーで東山さんは、持参した私物の台本を紹介。台本には収録の際に音響監督から受けた指示やメモがいくつか書き込まれていました。印象深かったのは、1期のころのメモは「紫色の蛍光ペン」だったのだが、2期は「四色ボールペンの赤」にしたというエピソード。『きんモザ』の2期は1期から約2年が経過しているため、東山さんの台本メモのとりかたも次第に変化しているという発見がありました。

 アンケート結果の発表が終わると、1位に輝いた2期の第7話「マイ・ディア・ヒーロー」を東山さんと一緒に視聴する上映会が行われた。


■ 第1話の台詞が最終話でも登場するのは『きんモザ』のテーマを象徴

 上映会後のトークコーナーでは、東山さんが『きんいろモザイク』を振り返り、思い出や感想などを語ります。紹介されたのは、2期第7話のAパートとBパートを逆に収録した話や、イギリスの回想シーンで泣けた話など。なかでも観客が熱心に耳を傾けていたのは、「2期第1話の台詞“ドンマイ”が最終話でも出てくる」という話。『きんモザ』の中の世界は、何かが少しずつ変わっていく中で、毎日が当たり前に繰り返される大切さが描かれています。第1話に登場した「ドンマイ」が最終回でも出てくるのを知ったとき、東山さんは「『きんモザ』のテーマを象徴しているような台詞」と思って感動したそうです。

 『きんモザ』のイベントに参加した経験がある人にはお馴染みでしょう。東山さん以外のRhodanthe*のメンバーも、イベントのたびに「ありふれた日々の素晴らしさに感謝して、かけがえのない今日を大事にしたい」と語っています。会場に集まった観客は、改めて「今日の大切さ」を考えさせられたはず!


■ これぞプロ声優の技! 早口英語の生アテレコに感激

 トークコーナーの後半では、『きんモザ』のオーディションのエピソードも語られました。今では「九条カレン役の東山奈央さん」として認知されていますが、実はオーディション時には猪熊陽子以外の4役を受けていたそうです。さらにカレンの代名詞とも言える台詞「デース」や「オハヨウゴジャイマース」を、東山さんがどう発音しようか考えていたときの貴重な話も公開されました。

 場内がカレン誕生秘話で深く感心しているそのとき、司会の土佐兄弟から東山さんに「英語の早口が聞きたい」とムチャ振り。東山さんは困惑の表情を見せていたが、生アテレコを聞きたいファンが大きな拍手をおくると「がんばります!」と台本を手に取る!

 披露されたのは、先ほど上映会を終えたばかりの第7話、早口英語のシーン。映像に合わせて尺ピッタリに英語の台詞を読み終えると、場内は割れんばかりの大喝采! 九条カレンを祝うために集まった観客だったが、反対にカレンからとても貴重なプレゼントをもらった形になってしまいました。


■ 最後に観客に向けてメッセージ

 イベントの最後は、東山さんが集まってくれた観客のみんなにお礼の挨拶。いままでいくつもの『きんいろモザイク』のイベントに出演していますが、ひとりで登場するのは今日が初めてだと言う東山さん。初めは緊張していたそうだが、「いざステージに立つと、いつものみなさまなので安心しました(笑)」と笑顔で語っていたのが印象的でした。

 さらに「早く3期がやりたい! 『きんモザ』の現場はまだまだ熱いので、みなさんもいままでと変わらぬハイパーな愛をよろしくお願いします」とコメントし、イベントを締めくくりました。


■ イベント終了後の東山奈央さんにインタビュー

――「カレンバースデーイベント」に出演された感想をお聞かせください。

東山奈央さん(以下、東山):集まってくださったみなさま、本当にアリガトウゴジャイマシタ! 今日のイベントに出演させていただいて、改めて「カレンはみなさんに愛されていているんだなぁ」と感じました。さらに、その愛で私まで包み込んでくださって、とても嬉しく思います。みなさんの気持ちが伝わってくる、楽しいイベントでした。


――Rhodanthe*は2016年1月1日にライブを開催します。ライブに向けての意気込みをお願いします。いまはどのような状態でしょうか?

東山:いまはライブの方針が見えてきたところです。まだ詳しく言えませんが、私たちも積極的に取り組んでいける内容になっています。


――積極的に? それは楽しそうなライブですね。

東山:そうです! 演出面だったり動きの部分であったり、お客さんとのコール&レスポンスだったり、スタッフさんが私たちの意見を取り入れてくださいました。そして練習はこれから大詰めです。いまはみんなで集まって、週に2~3回の自主練をやっている状況です。


――元日ライブを楽しみにしているみなさんにメッセージをお願いします。

東山:今日のイベントで「元日のライブに来てくださる人いますか?」と聞いたら、9割くらいの方が手を挙げてくださいました。みなさんがライブを楽しみにしてくださっているのがわかったので、その気持ちをメンバーのみんなに伝えて、楽しいライブになるように練習に励みます。みなさんにとっても私たちにとっても、いい2016年の幕開けにしたいです。来てくださるみなさん、いっしょに元旦を「きんいろ」に染め上げましょう♪

>>『ハロー!!きんいろモザイク』公式サイト
>>『ハロー!!きんいろモザイク』公式Twitter

(C)原悠衣・芳文社/ハロー!!きんいろモザイク製作委員会
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