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京アニ最新作『無彩限のファントム・ワールド』第1話先行上映会レポ

ファントム退治に勤しむ高校生たちの日常を描く、京都アニメーション最新作! 『無彩限のファントム・ワールド』第1話先行上映会レポート!

 2015年12月24日(木)のクリスマスイブに、あの『けいおん!』や『響け!ユーフォニアム』などの京都アニメーション最新作『無彩限のファントム・ワールド』の第1話先行上映会が丸の内ピカデリーにて行われました。

 おなじく京都アニメーションによってアニメ化を果たしている『境界の彼方』や、『ハイ☆スピード!』のようにKAエスマ文庫から発刊されている秦野宗一郎先生のライトノベルを原作としている本作。その世界観は、居ないはずのものが見えるようになった世界で、ファントムと呼ばれる幽霊や妖怪の類のようなモノたちの退治に勤しむ、高校生たちの日常を描いています。しかし、その雰囲気はダークというよりは日常系に近い、明るく楽しい作品です。本稿では、そんな本作の上映会&トークイベントの模様をお届けしていきます!

【出演者】
下野紘さん(一条晴彦役)
上坂すみれさん(川神舞役)
早見沙織さん(和泉玲奈役)
内田真礼さん(水無瀬小糸役)
久野美咲さん(熊枕久瑠美役)
石原立也監督

 
■学園異能バトルでも、その雰囲気は緩く楽しく!? リンボーダンスにゆれるおっ●い!?

 上映がはじまると、まずはノリが良くカッコいいオープニング! 画面のなかをぐりぐりと動き回るキャラクターたちに早くも期待が高まったところで、早速主人公・一条晴彦やヒロイン・川神舞らが戦い、報酬を得ているファントムと呼ばれるモノたちとの戦闘シーン! しかし、バトルといえど作品に流れる空気はコミカルそのもの! そういったバトルシーンや、戦闘後にファントムを封印する場面では、舞のその豊かな胸部装甲が……。男性諸君は特に必見です!
 といった具合に、どちらかというと高校生たちの日常に、ちょっと不思議な要素がプラスされた感じになっているので、肩ひじ張らずに気楽に見られるのではないでしょうか。また、先述した戦闘シーンでもそうですが、なんといっても1話の後半で出てくる電柱のファントムたちとなぜかリンボーダンスをすることになる川神舞は必見です! 極限まで棒の高さを下げられた状態のリンボーダンスにチャレンジするシーンでは、舞のその豊かな胸部装甲が艶めかしく揺れますので、重ね重ねになりますが、男性諸君はぜひ注目を!

■キャストのみなさんがクリスマスの装いで登場! 女性の胸部装甲は、波動と粒子のふたつの性質で説明できる!?

 トークパートへ移ると、このイベント当日がクリスマスイブだったこともあり下野さんがサンタクロースの姿で登場! 他の出演者のみなさんをステージに呼び込みました。下野さんだけでなく、他のみなさんもクリスマスの装いで現れ、早見さんのトナカイや石原監督の雪だるまなどはステージ上と会場を非常に賑やかかつコミカルに盛り上げました。

 まずはキャストのみなさんに作品の紹介を簡単にしてもらうことになったのですが、下野さんが「誰か作品紹介を上手くできる人!」とキャストのみなさんに挙手を求めても誰も手を挙げなかったので、下野さんは内田さんを指名。内田さんが部活動の青春ストーリーだとふわっとした説明をしたところで、久野さんが下野さんがいっぱいしゃべる作品だと紹介! 最後は結局下野さんが、とてもいい声で本作『無彩限のファントム・ワールド』が魅惑×誘惑×幻惑の学園異能ファンタジーだと解説してくれました。

 また、石原監督は本作を作る上で気を付けた点として、あまり小難しくならないような、湿っぽくならない楽しい作品にしたいと語りました。
 すると、上坂さんが第1話のAパートとBパートの落差、Aパートにおいて小難しい作品周りの設定説明をしたかと思いきや、Bパートではコメディタッチな部分を前面に押し出した、本作のコミカルな一面についてコメント。その上坂さんの話を聞いた石原監督が、急に光や電子、素粒子などの先ほどご自身が語った「あまり小難しくならないような、湿っぽくならない楽しい作品」に反するちょっと難しい話をはじめました。

 いったい石原監督が何をおっしゃりたいのかと、会場のみなさんの困惑した雰囲気の会場。しかし、それでも監督の話に耳を傾けていると、ご自身の研究によると女性の豊かな胸部装甲も、波動と粒子のふたつの性質を持っていると爆弾発言! この監督の勉強になるお話は、本作さながらに真面目な話からのおちゃらけ話の落差を感じさせ会場のみなさんを爆笑の渦に包んだのではないでしょうか。

 続いてはそれぞれが演じるキャラクターについてのトーク! まずは下野さんが晴彦を演じる上での苦労を語りました。なんとなくザンネンな空気が漂っているとのことでしたが、上坂さんや内田さんから、技を繰り出したり、呪文の詠唱がカッコよかったという発言も出ており、1話ではその詠唱シーンが出てきませんでしたが、後々の話が楽しみになりますね。

 お次は舞について。しかし彼女を演じる上坂さんは、先ほどの監督のおっぱ●話に引きずられ、件の舞がリンボーダンスにチャレンジするシーンを引き合いに出し、巨乳で通れなくとも先ほどの監督の理論に照らし合わせれば、運動させればおっ●いは様々に姿かたちをかえるので通れるようになる、舞が物理法則を体で示したあのシーンを中心にトークしました。晴彦や玲奈との関係性についてのトークもありましたが、基本的には真面目におっ●いについて語る奇妙な一幕でした。

 玲奈については早見さんが、その見た目の可愛らしさと食べることが好きだということとのギャップ、またファントムたちを吸い込み、食べてしまう『ファントム・イーター』としての玲奈についてなどを語りました。また、そのファントムを吸い込む時の玲奈の顔についての話題で、「私にもイラストを描けるのでは」と早見さんがコメントした際には、会場からは笑いが漏れていました。

 第1話での出番は少な目だった水無瀬小糸については、内田さんが慎重に言葉を選びながら周りの人たちと馴染めないことが彼女の個性であること、人間嫌いかもしれないことを述べました。

 TVアニメ版オリジナルキャラクターとなる熊枕久瑠美の紹介へ移ると、クマが大好きな久野さんを起用したのは意図的なものなのかと石原監督に下野さんが尋ねました。すると、石原監督はこれについては偶然だったと否定。
 そんな久瑠美は、いつも一緒にいるアルブレヒトというクマのぬいぐるみに話しかけている女の子。原作には居ないキャラクターなので、その活躍は未知数。ぜひ放送をお楽しみに!

 最後は監督が、晴彦といつも一緒にいる妖精タイプのファントム、ルル(CV:田所あずさ)について久瑠美と同じくTVアニメ版のオリジナルキャラクターであること、そして物語の賑やかし役、マスコットとして活躍してくれていることを語りました。

 そして、キャストのみなさんが第1話の注目ポイントをひとりずつ語っていくと、早見さんがAパートはじめの、朝起きるとモザイクになっていた画面がどんどん現実に移り変わっていく描写を挙げました。これについては石原監督がご自身のコメントの際に、この世界ではキャラクターが認識していないものをモザイクで表している意図的な演出であると補足をいれました。この点は、本放送でも注目です。

■ゲームコーナーでは様々な珍回答やイラストが生まれました!

 ここからはゲームコーナー! まずは「世にも奇妙なファントム」。このコーナーではお題となる物をボックスの中から引き、それがどんなファントムなのかキャストのみなさんが考えました。
 最初のお題は「ガラケー」。最近はスマートフォンの普及で、使って貰えなくて嫉妬しているのでは? や、久野さんがガラホというガラケーとスマホをの合いの子をつかっているなどの話題で盛り上がり次のお題へ。

 次のお題は、「クリスマスの靴下」。この時期限定の彼氏や彼女のように、クリスマスが終わってしまったら靴下たちがどうなってしまうのか、そして、子供の頃靴下にクリスマスプレゼントが入っていたことがあるのかなどの話題が次々と出てきました。

 これで終わりと思いきや、ゲームコーナーはまだまだ終わりません。続いては、「特異能力者チェック」のコーナー! こちらのコーナーでは、本作の特異能力を持った登場キャラクターたちのように、もしかしたらキャストのみなさんにもちょっと普通の人とは次元が違う脳構造をしている人がいるかもしれないということで、下野さんから出題される本作に関係ある問題に、キャストのみなさんが“普通”に回答していきました。

 このコーナーのルール説明の際には、下野さんがしつこいくらいに“普通の回答を書いてください”と強調していましたね。そんなこのコーナーで出題された問題は以下の通り。

Q1.「ファントムを英語で書くと?」
Q2.「上坂さん演じる舞の扱う五行とは何?」
Q3.「スペイン語でヤギの血を吸うモノはなんでしょう?」

 最初はファントムを英語で書くとからはじまり、全員正解となりましたが、下野さんの説明にあった通り本当にキャストのみなさんが“普通に”回答してきたので、下野さんがみなさんに今再び“普通に”答えて欲しいと、別な意味を持たせてみなさんに念を押すと、五行の問題からは珍回答ばかりに!

 五行の問題へ移ると、まずは上坂さんが正解したところで内田さんも正解かと思われました。しかし、内田さんは月火水木金と、曜日で回答、続いて早見さんが“ご行”ということで「ごげぐぎが」と、とんちの効いた答えで会場を爆笑させると、久野さんが自分の好きな動物を5種類書くとなり“普通”からは到底かけ離れて行きました。フリップをオープンした際に、下野さんが「これこれ! こういうのだよ!」と大変喜んでいらしたことからも、このことは伺えます。

 ラストの問題となった“ヤギの血を吸うモノ”では、キャストのみなさんがこのキーワードをいい声で輪唱するなんていう一幕を挟んだところで、回答を見て行きました。
 それぞれ個性的な答えばかりでしたが、この問題の答え“チュパカブラ”とチュパの部分が偶然にも一致した久野さんの“チュパパ郎”は、久野さんは答えを知らずに書いていらしたそうで驚きでしたね!

 しかし、やはり下野さんによって発表を最後にまわされた早見さんの非常に個性的な“ネッシー”のイラストに、笑いを通り越して困惑気味の会場の雰囲気は何とも言えませんでしたね。早見さんがこのイラストの解説をしてくださると、ようやく合点がいったのかみなさんの笑い声が徐々に聞こえてきて、最後は大盛り上がり!

 ゲームコーナーが終了となったところで、告知を挟みこの上映会も終了の時間となりました。最後は再び石原監督をステージ上にお呼びし、キャストのみなさんが1人ずつご挨拶。主人公の一条晴彦を演じる下野さんは、「キャスト・スタッフ一丸となって、本当に面白いものを作っていこうと物凄い熱意で制作しています」と述べ、1月より放送となる本作への期待を煽り、本上映会は幕を閉じました。

 現在好評放送中のTVアニメ『無彩限のファントム・ワールド』! 晴彦や舞たちのちょっと変わった、けれどもコミカルな日常に乞うご期待ください!

>>TVアニメ『無彩限のファントム・ワールド』公式サイト
>>TVアニメ『無彩限のファントム・ワールド』公式ツイッター(@anime _PW)

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