藤原竜也さんが叫ぶ!?　ゆかなさん、阿澄佳奈さん、でんぱ組.inc出演『ファントムオブキル』コンセプトフィルム完成披露試写会レポート

　2016年4月7日(木)、六本木ヒルズアリーナにて、「『ファントムオブキル－ZEROからの反逆－』完成披露試写&レッドカーペットイベント」が行われました！　本イベントでは、アプリ『ファントムオブキル(以下、ファンキル)』の前日譚を描いたショートアニメ『ファントムオブキル－ZEROからの反逆－』が初披露され、キャストによるトークショーや、主題歌ライブなどで大きく盛り上がりました。本稿では、そんなイベントの模様をレポートとしてお届けします！

　
【出演者】
藤原竜也さん(ゼロ役)
ゆかなさん(アマネ役)
阿澄佳奈さん(ヴァリン役)

でんぱ組.inc(古川未鈴さん、相沢梨紗さん、夢眠ねむさん、成瀬瑛美さん、最上もがさん、藤咲彩音さん)

塩谷直義監督
今泉潤プロデューサー

■ 謎に包まれた『ファンキル』の前日譚が遂に解禁

　今回は記念すべきコンセプトフィルムの初お披露目ということで、出演者はリムジンに乗って登場！　きらびやかな衣装に身を包み、レッドカーペットを踏んでステージへ登壇します。そして、出演者から一言ずつ挨拶を述べると、早速イベントの目玉であるコンセプトフィルムの上映が始まりました。

　
　今回のコンセプトフィルムは、アプリ『ファンキル』の前日譚が描かれるプロジェクト「プロジェクトZERO」の一つ。このプロジェクトは“GAME×FILM×VR EXPERIENCE”をコンセプトに、キル姫の誕生秘話や、彼女達背負う戦いの宿命などが明らかになります。コンセプトフィルムは、アプリとは異なるダークで重厚な世界観がProduction I.Gによって描かれ、観客もスクリーンに目が釘付けの様子。また映像の最後には、アプリへと繋がる重要なシーンも見られ、ファンの期待を煽ります。

　上映を終えると、拍手に包まれながらキャスト陣と今泉プロデューサー、塩谷監督が再び登壇します。完成品を観るのは、キャスト陣も今回が初めてということで、早速感想を述べます。主人公・ゼロを務めた藤原さんは、クオリティの高いアニメーションに感動しつつ、ゼロという役に対し「とても強いキャラクターで、ラッキーな役をいただけました」と嬉しそうにコメント。

　
　またゼロの妹・アマネ役のゆかなさんは「想像を超える音楽や迫力の映像で、映画みたいでした」と、クオリティの高さに驚きます。また藤原さんについて「ゼロより真っ白になるくらい叫び、体当たりで演じられていました」と収録時のエピソードを交えて語りました。

　
　一方で阿澄さんは「短い尺の中ではありますが、キャラクターの色々な想いを表現できるように、監督にご説明いただきながら演じさせていただきました。完成の瞬間を、皆さんと一緒に体感できて嬉しく思います」と、作品やキャラクターに懸ける想いを明かします。

　
　そんなアプリ『ファンキル』の前日譚を描いた本作ですが、今泉プロデューサー曰く「このコンセプトフィルムを見てからアプリをプレイしていただくと、『ファンキル』の世界が補完され、より楽しむことができると思います」」と話し、より多くのユーザーに見てほしいと口にします。

　
　また藤原さんにゼロをオファーした理由を尋ねられると、今泉プロデューサーは「キャラクターを大事にしつつも、多くの方にゲームを遊んでいただくため。そしてゼロは叫ぶので、藤原さんしかいないだろうと思い、お願いさせていただきました」と理由を明かします。そんな藤原さんは「結構、叫ばされましたね(笑)。ゆかなさんにのど飴をいただきながら、何度も演じました。必死でしたよ、僕も(笑)」と、壮絶なアフレコの様子を語りました。

　
　ここで“ゼロ”にちなんで、キャストが新たにゼロから始めたいことをフリップに書いて発表します。まず阿澄さんがゼロから始めたいのは“肉体改造”ということで「数年前からいただいた舞台の仕事のため、ジム通いをしていましたが、しばらく休んでいたので改めてゼロから筋トレをしたいです」と宣言。司会から「ここから更にナイスバディになるのでしょうか？」と尋ねられ「……頑張ります！(笑)」と、自信なさげに回答しました。

　
　ゆかなさんは“人生”と、誰も予想できないような回答を発表。ゼロの深すぎる愛を受けたアマネを踏まえて「自分の人生を自分の意思で生きる。生まれたときに背負ってきたものや、家のしきたりから抜け出し、これを機に自分の人生を生きようかなって思います！」と話しました。その後は笑いながら「(お題に対し)本当に難しくて色々悩んだんですよ！(笑)」とコメントを残します。

　
　そして藤原さんは、今回のコンセプトフィルムを踏まえて“ファントムオブキル”と答えます。「明日までにゲームを始めますよ！」と、ゼロが改めて『ファンキル』の世界へ飛び込むことを表明しました。

　
■ 六本木に木霊する藤原さんの叫び声!?
「プロジェクトZERO」では、コンセプトフィルムの他に、作品の中に入り込めるようなVRも製作中です。今回は『ファンキル』デビューを目前にした藤原さんが体験することに。早速、ヘッドマウントディスプレイを装着し、物語の舞台である荒廃した渋谷へ入り込みます。すると司会の声が届かないほどに没入した藤原さんは、一通り辺りを見回すと、突然「ゼローーー！」と叫び声を上げました。今泉プロデューサーからは「突然襲われるので、ゼロの名前を叫ばないと助けてもらえない仕様になっています」との解説も。

　
　全てのプログラムを終えた藤原さんは「凄い！　360°この世界に入り込むなんて！　時代は変わるものですね」と興奮気味にVRの感想を述べました。今後は、スマートフォンをヘッドマウントディスプレイに代用できるように開発中とのことで、ファンの期待も高まります。

　
　ここで、本作の主題歌を担当するでんぱ組.incが登場。コンセプトフィルムについて「20分なんて本当に感じさせないくらい、あっという間の時間でした。そしてクライマックスには私達の主題歌が流れて……すみません、あんな良いところに使っていただいて(笑)」とコメントします。また本作のために書き下ろした主題歌「Truth of the ZERO」は「いつものでんぱ組.incの楽曲より少しシリアスな感じで、メンバーも思いに浸りながら歌わせていただきました。物語にピッタリな楽曲になったと思います」と話し、まさに本作のための楽曲ということが窺えます。

　
　そしてイベントも終盤に差し掛かると、藤原さんから「多くの人達が関わった素敵な作品が出来たと思います。1人でも多くの人達に届けられるよう、皆さん応援よろしくお願いします」とファンへ向けてメッセージが送られました。

　イベントのクライマックスは、でんぱ組.incによるライブで締めくくられます。1曲目は前述の通り、今回のコンセプトフィルムの主題歌「Truth of the ZERO」。普段のエネルギッシュなでんぱ組.incのイメージとは少し異なり、クールな曲調とパフォーマンスでファンを魅了します。続いて、アプリ『ファンキル』のテーマソング「Phantom of the truth」を拳高く突き上げ、力強く歌い上げたところでイベントは幕を下ろしました。

　
■ 作品情報

タイトル：『ファントムオブキル ―ZEROからの反逆―』

【イントロダクション】
『ファントムオブキル』の前日譚なぜキル姫は生まれたのか？　なぜ戦いつづけなければならいないのか……。物語のそのはじまりをProduction I.Gが圧倒的なクオリティで映像化すべてはZEROからはじまる。

【スタッフ】
原作：ファントムオブキル
監督：塩谷直義『PSYCHO-PASS サイコパス』
制作：Production I.G
企画・原案：今泉潤（Fuji&gumi Games）
主題歌：でんぱ組.inc

■ アプリ情報

タイトル：ファントムオブキル
ジャンル：シミュレーションRPG
対応機種：スマートフォン ※詳細は公式サイトをご覧ください
利用料金：基本プレイ無料（アイテム課金型）
DL方法： Google Play または App storeにてDL

>>『ファントムオブキル』公式サイト
>>『プロジェクトZERO』特設サイト
>>『ファントムオブキル公式Twitter(@Phantom_of_kill)