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カスタマイZが『坂本ですが?』を最高にクールでホットに表現

『坂本ですが?』の世界観を最高にクールでホットに表現――カスタマイZ メジャー4thシングルを語る

 「アニソンで天下を獲る!」を合言葉に活動する4人組バンド、カスタマイZがシングル&アルバムを2016年4月27日(水)に同時リリース! メジャー4thシングル「COOLEST」はTVアニメ『坂本ですが?』のOP主題歌で、高い再現度のMVと共に話題沸騰中です。

 一方、1stアルバム『Customi-Z』は『シドニアの騎士』、『少年ハリウッド』、『K RETURN OF KINGS』のED曲をはじめ、配信限定曲まで収録した13曲入り。今回は、シングル&アルバムの同時リリース記念にカスタマイZメンバー4人にスペシャルインタビューを実施! 前編ではTVアニメ『坂本ですが?』のOP主題歌「COOLEST」を中心にお伺いしました。


■ シニカルでおもしろい原作がアニメでよりスタイリッシュに!

――『坂本ですが?』の原作、アニメをご覧になった印象は?

ドラム・DAICHIさん(以下、DAICHI):原作を読んでまずシュールでおもしろいコメディ作品だなと思いました。そしてアニメを見て、躍動する坂本に感動して、更にシュールさを増していて、毎回楽しみになりました。

ボーカル&ギター・GOROさん(以下、GORO):原作でも十分、他の作品にはないようなスタイリッシュさが伝わってきましたが、アニメでは音楽と相まって、坂本の一挙手一投足の華麗さに磨きがかかっておもしろかったです。あと1話で坂本に絡んでくる3人組も個性的でよかったです。

ベース・HIROKIさん(以下、HIROKI):アニメ化が決まって誰がどんな声をあてるのかすごく楽しみで。アニメを観たらすごくイメージ通りでしたし、教室でキャーキャー騒がれているシーンでみんなのハートをわしづかみにした様子もよりリアルに感じました。

ボーカル&キーボード・HAMAさん(以下、HAMA):OP主題歌を担当させていただくことが決まる前から大好きな作品で、ツアーに持参して移動中に読んで1人で笑っていて。メンバーは何を読んで笑っているんだろう?と不思議がってましたけど(笑)。特に、1話の本編で出火した時に反復横跳びで、その炎を消そうとしたシーンが大好きで、観たときはたまりませんでしたね。

 
 
■ 曲に寄り添ったアニメOP映像に感動!

――ちなみにメンバーの中で一番、坂本に近いと思うメンバーは?

HIROKI:HAMA?

HAMA:ん、俺か?

DAICHI:いやGOROだろ?

GORO:顔はHAMAじゃない?

HAMA:そ、そうか?

DAICHI:GOROは普段から見た目がクールなので一番近いんじゃないかな?

HIROKI:GOROも孤独そうだし。

GORO:孤独って言われたら寂しいだろ? せめて孤高って言ってくれ!

――アニメのOP映像も曲とカスタマイZにしっかり寄せていて。「COOLEST」のアニメ版MVと言っても過言ではないのでは?

GORO: “COOL COOLER COOLEST”ほか英語フレーズが画面に飛び出してきてビックリしました。

HIROKI:坂本がほうきを持って歌っているシーンも僕らをイメージしてくれたのかな?

DAICHI:僕らのカラーを出してくれてうれしいですね。曲の疾走感をもっと上げてくれたような気がします。

HAMA:すごくカット数も多いし、密度も濃いのに登場しているのが坂本だけというのがクールですね。


■ 原作のエピソード+カスタマイZらしさ、メッセージが込められた最高にクールでホットな「COOLEST」

――「COOLEST」を聴いた時の感想は?

HAMA:作品のシュールさに負けず、おもしろいフレーズが多くて。1曲目冒頭の憂鬱を優雅にさばいてナイフとフォークで平らげるとか、“お見舞いしろ ニーディストラクション”はひざかっくんの意味なんですけど(笑)。

GORO:原作の4巻に実際出てくるんです。作品の世界観をしっかり踏襲していて。

HAMA:そんなコミカルさの中にも“多くは語るな 行動で語れ”とか“檻破れ お前のスタイル押し通せ”というメッセージも込められていて。坂本の内面や生き方を表しながら僕らも共感できるんです。聴いてくれる皆さんも勇気づけられるのでは?

DAICHI: “ステージの上 幕上がり 沸くオーディエンス”など僕ららしいフレーズもあって。

HIROKI: “新たな大陸目指せ”もアニソン界をバンドで切り開いていこうという僕らの目標を表しているようで。

GORO:あとこの曲名や作品はスタイッシュでクールなのに、サウンドはエッジが効いた重く熱くカッコイイ曲で。AメロからBメロで転調して、Bメロからサビで戻る、みたいな緩急のある構成がまた感情をかき立てて。Aメロでガンガン言葉をぶつける感じなのにBメロで流れるような歌い方になって。更にオペラもあるし、曲全体もシュールなんですよね。


■ キャッチーでクロスオーバーな楽曲で実はテクニカルな演奏にも注目!

――カスタマイZの楽曲は、基本にはロックがあるけど、そこに様々なジャンルや要素が入り混じったオルタナティブなサウンドが特長ですが、この曲もカスタマイZを象徴する1曲だなと思いました。

HIROKI:そうなんです! この曲は演奏面でもこだわりや仕掛けがあって。ベース的にはサビに注目してほしくて。サビの最初は普通に8ビートで弾いているけど、2回し目になるとトリッキーな感じになっていて、弾いていても楽しいし、聴いてもベースが躍動している感じがして好きなんです。もしかしたらカスタマイZの曲の中で一番好きかも。

DAICHI:僕らの曲は激しい曲が多いんですけど、また違った激しさで。メタル方向に寄った激しさがあって、2バスも使うし。ドラム的にも楽しいです。

――演奏面ではかなりテクニカルなことをしているのに、聴き手にとってはキャッチーでシンプルに楽しいのがいいですね。

HAMA:この曲はお客さんが合いの手を入れられる部分が結構あるので、ライブでは一緒に歌ってほしいです。


■ カップリング曲「WOW WOW WOW」は初のサンバで夏を先取り!

――カップリング曲「WOW WOW WOW」は一転してサンバ調ですね。

DAICHI:意外過ぎますよね。初めてこの曲を聴いた時、夏っぽいなと。夏の暑さとライブでのみんなの熱さが浮かんできました。

HAMA: “サイパンへロングバケーション”とかバカンス感もたっぷりで。夏に海に行く時、車などで聴いてほしいです。

――今夏に開催のオリンピックがブラジルだからかなと思いました。

一同:あ~!

GORO:そんな意図があったのかはわからないけど、ぜひリオ五輪の主題歌に(笑)。あと『Life and death』とか『Never Give Up』など僕らの曲名もさりげなく入っていて。応援してくれている方にはぐっと来るポイントじゃないかなと。

HIROKI:『Never Give Up』はライブではみんなでタオルを回す曲になっていますが、この曲も初っぱなからタオルを回しまくってもらえると思います。

HAMA:合いの手を入れられるところもわかりやすいし。


――ドラムもフロントに出てきてもおもしろいかも。

DAICHI:確かに。曲的に動けそうですよね。ライブまで何しようか考えると楽しくなってきますね。実は僕らの曲って季節感のある曲ってほとんどないんですよね。ミディアム調の「潮騒」があるくらいで。それも夏っぽいですけど。今年のサマーソングは「WOW WOW WOW」で決定ですよ!

HIROKI:毎年夏が来たらこの曲を思い出すくらいヘビロテして聴いてください!


■ 4人が坂本に扮して『坂本ですが?』を再現したMVも話題

――「COOLEST」のMVは4人が坂本に扮して。

HAMA:七三分けにメガネをかけて、制服を着て。身長差はあるけど4人共同じ人に見えるんじゃないかな? CGじゃないですよ(笑)。

HIROKI:よく、見ると襟の校章はそれぞれイメージカラーになっているんです。

GORO:バンドでの演奏シーンは教室で机とイスが積んでありますが、全部手作業で足をひもで1つずつ結んでいて。まるでアートみたいな。

DAICHI:4人で飛んでくる紙を丸めたものが飛んでくるのをそれぞれ違うポーズで『マトリックス』ばりによけたり、作品のシーンも再現してます。外から窓際に入ってくるシーンは坂本をイメージしてクールに登って。そこはインナーマッスルをすごく使って頑張りました。

HIROKI:僕はスケボーみたいな木の板に乗って、教室の扉の下から滑って入ってくるシーンは首だけ板に乗ってないのでインナーマッスルを使いました(笑)。

GORO:僕も原作とアニメにあって黒板消しが上から落ちてくるのをキャッチするシーンでインナーマッスルを(笑)。

DAICHI:あれは全然使わないだろう?

GORO:あれは小学校の教室だから低くて、一瞬で落ちてくるから不可能なんです。

HAMA:僕は掃除用具のロッカーから出てくるんですけど、なかなか扉が閉まらないから僕が入った後にみんなでバンバン蹴りまくって。あれは怖かった(笑)。


――クラスメートが机を叩いてリズムをとるシーンなどスクールミュージカルみたいで。また3人組や先生などもおもしろかったです。

DAICHI:味がある役者さんばかりで。不良3人組とか再現度高いですよね。

HIROKI:撮影は学生時代を思い出して楽しかったです。

HAMA:『坂本ですが?』ファンの方にもぜひ見てほしいし、細かい部分も楽しんでください。

GORO:シングルと同時発売の1stアルバム『Customi-Z』の期間限定盤にMV映像が収録されていますのでぜひそちらで!


■ 2曲共熱く楽しい曲。ライブで更に輝く曲で一緒に盛り上がりましょう!

――では、皆さんへメッセージをお願いします。

DAICHI:2曲共ホットな曲ですが、熱さが違って。「COOLEST」では『坂本ですが?』らしいシニカルさやカッコよさがあって、「WOW WOW WOW」はリゾート気分いっぱいで。これから夏に向けて僕らもガンガン攻めていくぞという意気込みが詰まったシングルになったと思います。最高にクールなシングルで熱くなってください!

HIROKI:シングルをリリースするたび挑戦があって、今回のシングルでもやったことがない曲調で、「COOLEST」は特にトリッキーで複雑な構成の曲ですが、楽しみながら演奏できたし、また1段ステップアップできた気がします。2曲共、ライブでやることで進化すると思うので、早く生でパフォーマンスしたいし、みんながどんな反応をしてくれるのか今から楽しみです。

HAMA:「COOLEST」はアニメのイメージそのままで、アニメのOP映像、MV映像とこの曲で三位一体になっているので全部合わせて楽しんでほしいです。「COOLEST」も「WOW WOW WOW」も雰囲気は180度違うけど、聴くと楽しくなるところは一緒です。気分をアゲたい時に聴いたり、様々なシーンで聴いて楽しんでください。

GORO:アニメのOP映像を見ていただいた方は作品に寄り添った曲だなと感じていただけたと思いますが、まだ作品を見ていない方はこの曲を聴いてから読んだり、アニメを見る楽しみ方もありますよ! 歌詞にも原作のシーンがあったり、メッセージも込められているのでフルで聴いて、歌詞もじっくり読んでほしいです。そして「COOLEST」も「WOW WOW WOW」も聴くだけでイメージが浮かんできます。また共に合いの手パートもいっぱいあるので、ライブで声を合わせましょう!

――ありがとうございました! 後編もよろしくお願いします。

一同:よろしくお願いします!

<リリース情報>
■カスタマイZ メジャー4thシングル「COOLEST」
発売日:2016年4月27日(水)

【カスタマイZ盤】1,200円+税

[収録内容]
<CD>
01. COOLEST
 作詞・作曲・編曲:エンドウ.(GEEKS)
 ※TVアニメ『坂本ですが?』オープニング主題歌
02. WOW WOW WOW
[仕様]
・カスタマイZジャケット
・飛び出す歌詞カード仕様
・初回製造分のみ4thシングル&1stアルバム連動購入特典応募券封入


【坂本盤】1,200円+税

[収録内容]
<CD>
(カスタマイZ盤と同内容)
[仕様]
・TVアニメ「坂本ですが?」描き下ろしイラストジャケット仕様
・初回製造分のみ4thシングル&1stアルバム連動購入特典応募券封入


■カスタマイZ 1stアルバム「Customi-Z」
発売日:2016年4月27日(水)

【期間限定盤】3,500円+税

[収録内容]
<CD>
01.Life and death
 ※TVアニメ『少年ハリウッド-HOLLY STAGE FOR 49-』第4話エンディング楽曲
02.校門×Crusher
 ※配信限定楽曲
03.HEADBAND!!!!
 ※配信限定楽曲
04.刹那スクールゾーン
 ※配信限定楽曲
05.一筋の光明(ひかり)
 ※TVアニメ『シドニアの騎士 第九惑星戦役』先行上映版エンディング主題歌
06.鎮魂歌 -レクイエム-
 ※TVアニメ『シドニアの騎士 第九惑星戦役』エンディング主題歌
07.潮騒
 ※OVA『クラゲの食堂』主題歌
08.解
 ※TVアニメ『K RETURN OF KINGS』エンディング主題歌
09.Here now!
 ※新曲
10.バンヴィーナス
11.うたいたい歌
 ※TVアニメ『少年ハリウッド-HOLLY STAGE FOR 49-』第9話エンディング楽曲
12. カスタマイZのテーマ
13.Never give Up

<DVD>Music Clip
「Life and death」
「一筋の光明(ひかり)」
「鎮魂歌 -レクイエム-」
「解」
「COOLEST」

[仕様]
・24Pブックレット(予定)
・4thシングル&1stアルバム連動購入特典応募券封入

【通常盤】2,500円+税

[収録内容]
<CD>
(期間限定盤と同内容)

[仕様]
・16Pブックレット(予定)
・初回製造分のみ4thシングル&1stアルバム連動購入特典応募券封入


<イベント情報>
■“激流×Crusher” / 埼玉・ららぽーと新三郷
日時:2015年4月29日(金・祝)
会場:ららぽーと新三郷 1F スカイガーデン
時間:14:00~
イベント内容:ミニライブ(観覧フリー)+特典会&個別サイン会
【優先観覧エリア入場整理券配布開始時間】10:00~
【CD販売開始時間】10:00~


■“激流×Crusher”/ 大阪・あべのキューズモール
日時:2016年4月30日(土)
会場:あべのキューズモール 3Fスカイコート
時間:13:00~
イベント内容:ミニライブ(観覧フリー)+特典会&個別サイン会
【優先観覧エリア入場整理券配布開始時間】10:05~
【CD販売開始時間】10:05~


■“激流×Crusher” / 千葉・ららぽーと柏の葉
日時:2016年5月1日(日)
会場:ららぽーと柏の葉 本館2F センタープラザ
時間:13:00~
イベント内容:ミニライブ(観覧フリー)+特典会&個別サイン会
【優先観覧エリア入場整理券配布開始時間】10:00~
【CD販売開始時間】10:00~


>>カスタマイZ OFFICIAL WEB
>>カスタマイZ OFFICIAL Twitter

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