声優
アニメ出演を賭けた運命のオーディション!強化合宿編密着取材その3

いよいよ「ツキウタ。 THE ANIMATION」への出演を賭けた運命のオーディションへ! 強化合宿編密着取材その3

声優バラエティ番組『ツキプロch.(ツキプロチャンネル)』第11回は、いよいよ「ツキクラ」による波瀾に満ちた合宿編の最終章。

キャンプファイヤーを前に、他のメンバーに対する想いや覚悟を吐露した「ツキクラ」の面々でしたが、唯一無二の仲間として、またライバルとして決意も新たに迎える朝はどのように映ったのでしょうか。

■早朝に叩き起こされ、原っぱへ……

朝の清々しい空気の中、ざくざく草木を踏みながら気だるそうに歩く13の影。寝巻きのままのメンバーも多く、まだ眠い目をこすっている「ツキクラ」が集められたのは、だだっ広い野原でした。

一体全体こんな早朝から何をするのかと思えば、ディレクターから「『ツキウサ。体操』をやります」との指示が。当然の如く、目覚めたばかりのメンバーからは「ええー!? 身体起きてないよ〜!」とブーイングが巻き起こります。

そんな声をよそに流れ出す「ツキウサ。体操」。ブツブツつぶやいていたメンバー達でしたが、いざダンスパートに入ると別人のようにキレのいい体操を披露してくれました。

■運命のオーディション

そして、いよいよ「ツキウタ。 THE ANIMATION」への出演を賭けた運命のオーディションが始まります。内容はごくごくシンプルで、自分の氏名・エントリーナンバーを述べた後「陽気で元気な男子高校生」「謎の男」「落ち着いた大人の男性によるナレーション」という3種類の台詞を演じるというもの。動画を撮影し、アニメの制作スタッフや音響監督に選んでもらうという流れです。

抜群の安定感を誇る徳武竜也さんや、普段の可愛らしいキャラクターとは打って変わっておどろおどろしい演技を見せつけた筆村栄心さん、投げキッスを飛ばす大島尚起さん、努めて自然体で振る舞う小松準弥さんなど、それぞれの戦い方で真剣勝負に臨む「ツキクラ」メンバーに、見ているほうが呑みこまれるようでした。

オーディションが無事終了した後、市川太一さん、大島尚起さん、筆村栄心さん、松岡一平さんにインタビューをさせていただきました!

●市川太一さんインタビュー

━━オーディションを終えていかがでしたか?

ヤマは越えたと思うんですが、だからといって安心してはいられませんね。

━━何を考えながら演じていましたか?

自分の中のイメージをどう投影しようか、と考えていました。たとえば「陽気で元気な男子高校生」であれば、「身長168cmで活発な男の子」とか、僕の中で具体的なイメージにしようと。

━━「この人にだけは負けたくない」というメンバーはいますか?

徳武君ですね。徳武君のお芝居には、僕にないものがたくさんあって、いつも凄いなと思っています。超えたいです。

━━市川さんは「ツキクラ」のまとめ役として、メンバーの皆さんから慕われているそうですね。

そんなことないですよ(笑)。でも、「ツキクラ」として、僕自身で他のメンバーをどう活かせるかというのは常々考えています。次は、お芝居で引っ張っていけるようになりたいです。

●大島尚起さんインタビュー

━━オーディションを終えていかがでしたか?

全部どこかの台詞で噛んじゃったりしたので、ぶっちゃけ「やっちゃったなぁ」という感じです(笑)。熊本出身なので、イントネーションにはかなり苦労しました。

━━合宿1日目とオーディションを通じて、何か得たものはありますか?

「周りを見ることができていない」「会話ができていない」とレッスンでよく指摘されます……。他のメンバーからトークを盗んで、そのあたりの目配りをできるようになりたいです。演技に関しても、次こそは誰よりも完璧にやりたいと思っています。

●筆村栄心さんインタビュー

━━オーディションを終えていかがでしたか?

心残りがあるかないかと言われると、ないと答えるのはウソになります。なかなか積極的にパフォーマンスをしていけなかったことが悔しいですね。

━━「謎の男」の演技は、普段の可愛らしいイメージの筆村さんからかけ離れていたので驚きました。

最初の「陽気で元気な男の子」はナチュラルに演じようと思ったんですが、「謎の男」に関しては、どういう風なお芝居にしようか悩んでいました。しかし、せっかくですからテンプレートを取っ払って、演技をすることにしたんです。

●松岡一平さんインタビュー

━━オーディションを終えていかがでしたか?

「『ツキクラ』のみんな、一夜明けて吹っ切れたんだな」という空気をひしひしと感じました。僕自身の演技でいえば、ひとつの台詞を終えて、別のキャラクターに切り替えるのに時間がかかりましたね。でも、100 %出し切れたと思います。

━━「この人にだけは負けたくない」というメンバーはいますか?

参考にしたいのは(西野)太盛君です。太盛君の声はすごくいいと思うんですよね、自然だし。負けたくないです。

■「ツキクラ」inまかいの牧場

大きな試練のひとつともいえるオーディションを終え、ほっと安堵の空気に包まれる「ツキクラ」メンバー達。つかの間の休息をとるため、合宿の締めとして訪れたのは、まかいの牧場でした。

降りそそぐ日差しのもと、あちこちをのんびり練り歩くヤギや羊、牛などの動物に、「ツキクラ」の面々は興奮を抑えきれない様子。松岡さんは「『ツキクラ』のワンコ」の愛称にならってか、犬の鼻を始終装着し、ソフトクリーム片手に登場した筆村さんは「似合ってるね~」「浮かれすぎ!(笑)」と突っ込まれます。

再び修学旅行モードの「ツキクラ」でしたが、そんな彼らをまたもや新たな試練が待ち受けます。まかいの牧場で「ツキクラ」に課されたのは、「即興動物アフレコ」! 園内の動物にアフレコし、それを通して声の演技を磨こうという趣向です。

「アフレコの出来によっては、CDデビューに向けての評価ポイントが加算されるかもしれませんよ……?」というディレクターの甘〜い囁きに、俄然いきり立つメンバー達。

■いざ、十人十色の動物アフレコ

早速まかいの牧場を散策し始めた「ツキクラ」は、「おさんぽヤギさん」のコーナーで足を止めます。ヤギと触れ合えるコーナーで、小さい子ども達に人気のようです。ヤギに触ろうとする菊地燎さんと、他メンバーに先駆けてヤギのアフレコをすることになった大海将一郎さん。

大海さんは、他の群れから離れている一頭のヤギの横で「他の新人ヤギよりも、俺のほうが大人しくて触りやすいぜ……? 俺の色んなトコ、触ってみろよ」と女性陣がドキッとするような台詞を口にします。しかし、いかに大海さんといえどヤギの一人芝居は演じづらかったのか、「難しかったです……」とこぼす場面も。

続いてヤギのアフレコにチャレンジしたのは、「ツキクラ」の中でもとりわけ演技派として知られる徳武さんと市川さん。可愛らしい女の子の乱入もあり、「掛け合い、いいね!」という声が上がります。

その他にも、「白馬といえば王子様!」と馬のアフレコに挑む荒一陽さんや、牛の乳しぼり会場でちょっぴり教育上よろしくない妖艶な演技を見せる筆村さんと古畑恵介さん、「ボイスパーカッションをするウサギ」を演じた井上雄貴さんと西野太盛さん、「14人目のツキクラメンバー」として加入したヤギの「ゆきちゃん」に振り回される小松さんなど、「ツキクラ」メンバーの新たな一面が見られました。

■羊の放牧エリアでガチバトル!

羊の放牧エリアにやってきた「ツキクラ」は、ここで新たなゲームをすることになります。それは、「一番最初に羊を連れて来て、一言アフレコできた人が優勝!」というもの。

意外な羊の素早さに手を焼くメンバー、逆にてこでも動かない羊に困り果てるメンバーの中で、真っ先に羊を連れて来たのは糸川耀士郎さんでした! 祝福を受ける糸川さんでしたが、その時の糸川さん達はまだ気づかなかったのです。既に勝者が決まったことを知らない、哀れな子羊がいることに……。

その子羊こそが大島さん。なんと、糸川さんが優勝した後に、遠路はるばる羊を引っ張ってきたのです。しかも、そのやり方も「羊の鼻先に紙幣を見せて釣る」という方法。誰も思いつかなかった、とんちのきいた戦略に「結局、世の中金なんだな……」と他メンバーは思わず感嘆(呆れ?)の声を漏らします。

「どうしてこんなところにいるの? 君達が立つのは、もっと大舞台だよ!」と熱くアフレコする大島さんへ合いの手を入れるかのごとく、羊は高らかに鳴くのでした。

■戦い済んで、日が暮れて

無事、合宿の全工程を終了した「ツキクラ」のメンバー達。「合宿の感想は?」とマイクを向けられて、徳武さんは「めちゃめちゃ濃かったです! メンバーだけじゃなくて動物とも心を通わせて、感性を磨いて、お芝居の肥やしにできたと思います」と満面の笑顔で答え、菊地さんは「何ひとつ無駄なことのない2日間でした」と満足げです。井上さんは「一夜明けたら親密度がめちゃくちゃ上がってたんだけど、夜に何があったの!?(笑)」と、驚いている様子でした。

そして最後に「これからも戦いながら、高め合いながら進んでいこう! これからも『ツキクラ』をよろしくだワン♪」と松岡さんがアピールし、笑いの渦に包まれます。

いつか大きな舞台に立つ日へ向けて。メンバーの皆さんの顔つきは、出発前とまるで違って見えました。

怒涛の合宿を終えて、「ツキクラ」の皆さんはどんな想いを抱えているのでしょうか? 荒さん、糸川さん、菊地さん、小松さんに直撃しました!

●荒一陽さんインタビュー

━━合宿を終えての率直な感想を教えてください。

「緑に囲まれた2日間だった」という印象です。いつも活動している東京では味わえないような貴重な体験をさせていただいて、絆や決断力が高まったと思います。

━━絆が高まった、具体的な瞬間はありますか?

同じ部屋のメンバーと、寝る直前までお仕事のことや「ツキクラ」のことについて話し合ったんです。ここまで深く話したことはなくて……。
収録中以外でも、移動中のバスの中などで、今まであまりしっかり話をする機会のなかったメンバーともよく言葉を交わすようになりました。

また、僕自身の意識も大きく変わりましたね。僕は負けず嫌いで「1番」が大好きなんですが、その分周りを見るのが苦手なところがあって。でも、それじゃダメだな、と思ったんです。1日目の最後にみんなでやった決意表明で、他のメンバーは周りを考えたコメントをしているのに、僕ときたら……。

2日目の今日は、1日目ほど変化がなかったと思うんですけど、今後は人のことを思いやった行動が少しはできていくと思います。見ていてください。

━━ファンのみなさんへのメッセージをお願いします。

今よりもう少ししっかりした「荒一陽」になります! CDデビューに向けて、もっともっとキラキラした男、素敵な男に近づけるよう頑張るので、応援をよろしくお願いします!

●糸川耀士郎さんインタビュー

━━合宿を終えての率直な感想を教えてください。

初めて「ツキクラ」のメンバーで遠出をして、お泊まりをしたので感慨深いですね。最初合宿所に来た時、「ここならもっと『ツキクラ』の団結力が上がるんじゃないか」と思ったんですが、その通りになりました。

━━この合宿で、一番ご自身にとってよかったなと思うことはなんですか?

夜に、一部のメンバーとテラスで星を見上げながらぶっちゃけトークをしたことですね(笑)。僕、すごく人見知りなので、他メンバーからの第一印象は「近寄りがたい」だったみたいで……。でも、実際に話してみて「なーんだ、耀士郎君って面白いヤツじゃん!」と印象が変わったんだと聞きました。

━━オーディションはいかがでしたか?

ピリピリした緊張感をはらんでいて、「真剣勝負なんだな」と改めて痛感しました。同時に、「ツキクラ」の魅力的なメンバーと一緒に戦えてることが楽しくて……。
僕自身は、オーディションが終了してから「こうしておけばよかった」と悔やむことも多かったんですが。

━━CDデビューに向けて、今後取り組んでいきたいことはありますか?

実を言うと、僕にはまだ「ツキクラ」のみんなには見せられていない部分があるんです(笑)! それを見せていけたらいいなと思います。

●菊地燎さんインタビュー

━━合宿を終えての率直な感想を教えてください。

いやー、物理的に疲れましたね。坂が多くて(笑)! もちろん重大発表の驚きはあったんですけど、実は前々から他の一部のメンバーと「いつかは『ツキクラ』の中での選抜があるんじゃないか」という話はしていたので……。でも、思ったよりも早く来たな、という印象でした。

━━オーディションはいかがでしたか?

夜はずっと練習していたので、自分の力はしっかり出せたと思います。
オーディションでは、筆村さんが迫力のある演技をしていたのが驚きでしたね。僕の役作りとは全く違っていたし、本人の普段の性格とのギャップもあったので。「壁をぶち壊してきたんだな」と勉強になりました。

━━今後の目標を教えてください。

実は、横浜での発表会の時に、「菊地君は自分の声をよく聴かせたいから、どうしても声を作ろうとしてしまっている。中途半端だ」というご指摘をいただいたんです。筆村さんのように壁を壊して、芸の幅を広げていきたいですね。もっとやっぱり練習しなきゃ。

━━ファンのみなさんへのメッセージをお願いします。

よくちゃらんぽらんな人間だと言われるので、トークでもダンスでもお芝居でも、今まで以上のクオリティでお届けしたい。甘えを一切取り去った「菊地燎」を見ていただきたいです。

●小松準弥さんインタビュー

━━合宿を終えての率直な感想を教えてください。

この2日間、とにかく濃かったですね。オーディションに向けて、気持ちが沈んでしまったりもしていたんですが……。

実は、1日目のスケジュールを終えた後、夜9時から午前3時まで部屋のメンバー達とずっと語り合っていたんですよ。オーディションはキツかったけど、「ツキクラ」みんなの絆が深められたなと思います。

━━この合宿で、一番ご自身にとってよかったなと思うことはなんですか?

僕は普段、糸川君や西野君と一緒にいることが多いんです。「ツキクラ」へ入るまでの過程が似ているからですかね。ですから、2人とは前から腹を割って話をすることも多かったんですが、他のメンバーとはなかなかそういう機会がなかったんです。その意味で、頭を突き合わせてじっくり話せたのは嬉しかったですね。

━━オーディションはいかがでしたか? 非常に自然体で演じておられたように感じました。

1日目に台本が配られたので、正直「もうちょっと時間が欲しかったな」と思います。「声を作ったほうがいいのかな?」と悩んでいたら、徳武君が「まず、気持ちを乗せたほうがいいよ」とアドバイスをくれて……。等身大の自分自身を言葉にしていくことにしました。

アニメの役を勝ち取ることができれば、その分経験値が上がります。役を勝ち取って、少しでも学んでいきたいです。絶対に。

━━今後の目標を教えてください。

お客様の心の中に何かひとつでも痕跡を残せるよう、一皮も二皮も剥いて成長していきます!

■番組情報
【番組名】ツキプロch.(ツキプロチャンネル)
【放送開始日】2016年4月6日(水)よりTOKYOMXにて毎週水曜23時放送

【出演者】
ツキプロキャラクターを演じる人気声優陣

ツキクラ
(荒一陽、市川太一、糸川耀士郎、井上雄貴、大島尚起、大海将一郎、菊地燎、小松準弥、徳武竜也、西野太盛、筆村栄心、古畑恵介、松岡一平)※50音順

【番組内容】
(1)ツキプロキャラクターを演じる人気男性声優陣のトーク&企画コーナー
ツキノ芸能プロダクションには、さまざまなキャラクターが所属しており、いくつかのユニットを組んでいます。そのユニットごとにスポットを当て、キャラクターを演じる人気声優陣によるトーク&企画コーナーを展開します。人気急上昇中の“SolidS”キャストをメインとしたコーナーをはじめ、各ユニットのカラーや特性を生かしたコーナーを企画中!

(2)13人の新人男性声優=ツキクラメンバーの成長を追いかける体当たりドキュメント『ツキプロMusicGrandPrix2016』で選ばれた13人の新人男性声優たちの奮闘と成長を追いかけます。さまざまな体当たり企画やレッスンを経て、切磋琢磨しあうことで、視聴者が応援したくなるチームへと育てていきます。

(3)ツキプロファン必見の最新情報やイベントレポート2016年にアニメ化が決定している『ツキウタ。』シリーズをはじめとして、ツキノ芸能プロダクションに関する最新情報や告知をお届けします。また、ライブ映像やイベントレポートといったファン必見のお宝映像も!?

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