女性の妄想心をくすぐる作品になっていると思います──『RealTime-LOG #02』出演の立花慎之介さん、日笠陽子さんにインタビュー
ビーズログで連載されていたイラストレーター・藤丸豆ノ介氏のオリジナルイラスト企画『RealTime-LOG』のコミック付きドラマCDの第2弾が9月20日に発売します。今回は、本作に出演している立花慎之介さん、日笠陽子さんへのインタビューをお届け! お二人は第2弾で、幼馴染カップルの不器用で甘酸っぱい青春ラブストーリーを演じています。
■立花さん「細かい心情の動きが感じられるようなお話で癒されました。」
――収録を終えての感想をお願いします。
水卜伊吹役・立花慎之介さん(以下、立花):ほんわかするというか、日常を切り取った1ページという感じのドラマCDでした。大きな物語が動くわけではないんですが、細かい心情の動きが感じられるようなお話で癒されました。
神宮寺しずく役・日笠陽子さん(以下、日笠):少女漫画チックなお話にご縁があることが少なくて、収録が始まるまでは「どうしよう!」とドキドキしていました(笑)。私はほんわかというよりは“ドキマギ”という印象を受けました。
――演じていておもしろかったシーンをお聞かせください。
立花:CDだと主人公以外のキャラクターがあまりでないことも多いですが、この作品は、周囲の人間がしっかりしずくの話を聞いてくれていて、支えてくれているなと思いました。伊吹としずくのふたりのシーンももちろんいいんですが、それ以外のシーンもきちんと聴いて頂けるとおもしろいかと。あと、最終的に山田(※伊吹の友達)は何だったんだろうと(笑)。勉強もできるし、にぎやかしもできるし、もしかしたらあいつがいちばんリア充なんじゃないかと思いました。
日笠:私は伊吹が将来について語るシーンが印象に残っていて、「(伊吹は)高校2年生なのにらしからぬことをいっているな!」と驚きました。高校生だから大学進学のことはもちろん考えると思うんですが、さらにその先のしずくとの未来を見据えたことを言っているんですよね。女性なら自分との将来を考えてもらえるなんて絶対うれしいことだと思うのですが、それを高校生でやってもらえるなんてしずくはなんて幸せ者なんだろうと。でも、まさか養うという単語が出てくるとは思いませんでした(笑)。
立花:高2の時はゲームのことしか考えてなかったなぁ。
一同:(笑)。
――ご自身が演じられたキャラクター、そしてお相手となるキャラクターの印象を教えてください。
立花:伊吹は(聴く方が)投影しやすいように、どこにでもいる子にしたほうがいいのかなと思い、あまりキャラクター付けはしませんでした。個人的には、すごく物わかりがよく先のこと考えている頭のいい子だなぁという印象です。しずくはぶっきらぼうというか、つっけんどんな子なんですが、トゲがないんですよね。嫌みがないのですごく純情な印象を行けました。変わった子だし、言葉遣いも男っぽいんですけど、かわいいですね。
日笠:しずくを演じる前に、音響監督さんから「ぶっきらぼうで淡々としているんだけど、嫌な人には聞こえないようにして欲しい」という演出を頂きました。男口調のセリフは強く聴こえがちなんですが、女の子らしいトゲのなさを出したいなと思っていたので、ナチュラルさには気をつけて演じています。しずくには純粋というか幼さみたいなものが残っていて、わりと思ったことを言ってしまう子という印象です。でも、人の話はきちんと聞いていて、「わかった」と言える素直さがあるんですよね。私も彼女から学ぶことがあるなぁと思いました。伊吹は先ほども少し触れましたが、高校生らしからぬ男の子だなと思いました。でも、表には見えないだけでしずくのいないひとりの時間は不安だったりする部分もあるのかなと思います。もし、次回があったら伊吹が狼狽するところが見てみたいですね!
――本作は高校生たちのキラキラした青春が描かれる物語ですが、ご自身が学生時代に楽しかったこと、またはやってみたかったことをお聞かせください。
立花:修学旅行で長崎に行ったときに、自由行動で歴史の史跡を見に行くはずがゲームをしたことですね。当時は某格闘ゲームが流行っていたので、友達とゲームセンターに行っちゃって。学生時代って友達とつるんでいただけで楽しかったなぁと思います。
日笠:ソフトボール部だったので、毎日部活に明け暮れていました。そのころのことを振り返ると、チームプレーをやっていてよかったなあと思います。私も高校生の時に歌舞伎見学もサボってしまったことがあって、いま考えると行っておけばよかったなと思います。あと、私は中学・高校ともに女子校だったので制服デートをやったことないんですよね。当時はすごく憧れていました(笑)。
――発売を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
立花:『#02』はふたりのほんわかするやりとりが聴けますので、楽しんで頂ければと思います。『#03』、『#04』のほうは別のカップルのお話が聴けますので、こちらも楽しみにして頂けるとうれしいです。
日笠:私もキュンキュンしながら演じておりますので、聴いている方にもよりキュンキュンして頂けたたらうれしいです。「もし、自分に幼馴染みがいたらこんな恋ができるんじゃないかな」という女性の妄想心をくすぐる作品になっていると思います。ぜひ何度も聞いて、息づかいなど小さなところも楽しんで頂けたら幸いです。
■製品情報
コミック付きドラマCDはエンターブレインのオンラインショッピングサイト『エビテン(ebten)』またはアニメイトオンラインショップにて予約受付中です。各店舗特典も用意しています。
コミック付きドラマCD『RealTime-LOG #02』
発売日:9月20日予定
価格:2,800円[税抜](3,024円[税込])
発売元:株式会社KADOKAWA
水卜伊吹:立花慎之介さん
一見温和な性格だが、若干Sな策士。幼馴染みのしずくの警戒心のなさにじれったい思いをしてきたが、今は慣れっこ。周りをけん制しつつ、外堀を埋めていくタイプ。
神宮寺しずく:日笠陽子さん
勉強は得意だが、ちょっと世間とズレているところがある。伊吹とは恋人同士という認識はあるが、実際は男女の関係としてあまり意識していない。
交際中の伊吹としずくは、付き合いは長いもののしずくが恋愛面に鈍感なこともあり、幼馴染みの延長線上のようなカップル。
ずっとこんな関係が続くと思っていたしずくですが、ある日、伊吹が自分とは別の大学への進学を志望していることを知ってしまい……。
初めて別々の道を選ぶことに不安を感じるしずく。そして、伊吹が胸に秘めていた想いとは?
近すぎるから、ほんの少しだけ遠い――。
RealTime-LOG #01 発売中(キャスト:梶裕貴、茅野愛衣)
RealTime-LOG #03 10月20日予定(キャスト:前野智昭、伊藤静)
RealTime-LOG #04 11月20日予定(キャスト:日野聡、早見沙織)
■購入特典
アニメイトオンラインショップ
特典内容:缶バッジ(2種)
>>「RealTime-LOG #02」アニメイトオンラインショップ購入ページ
ebten
特典内容:マイクロファイバークロス(サイズ:20×20cm)
>>「RealTime-LOG #02」ebten購入ページ
>>「RealTime-LOG」紹介ページ
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