声優
i☆Ris初の日本武道館ライブで4年間の秘めたる想いと感謝を告白

ようやく自分を褒めてあげられる日になった――4年間の秘めたる想いと感謝の気持ちを日本武道館で告白したi☆Ris、次なるドリームパレードへ

 山北早希さん、芹澤優さん、茜屋日海夏さん、若井友希さん、久保田未夢さん、澁谷梓希さんの6人からなる、アイドルと声優のハイブリッドユニットi☆Ris。アイドルとしてはもちろん、TVアニメ『プリパラ』などの声優としての活動をはじめ、アーティスト、舞台女優など多岐に渡り活躍を見せています。

 そんな彼女たちの活動の原点と言えるi☆Risのデビュー4周年を記念したライブイベント「i☆Ris 4th Anniversary Live ~418~」が、2016年11月25日(金)、日本武道館にて開催。i☆Risとしても初となる単独での日本武道館という大舞台を前に、最高のパフォーマンスを届けました。本稿ではライブの模様をお伝えしていきます!

 

大舞台に負けない全力パフォーマンスに感動
 記念すべきライブは映像からスタート。「10、9、8、7、6……」とカウントダウンが進む毎に大きくなる歓声に比例して、会場の興奮度も高まっていきます。カウントが0になり、最初に披露されたのは久保田さんのセリフから始まる「幻想曲WONDERLAND」。6人の人形のようなフォーメーションダンス、ステージセットにはメリーゴーランドの様な6体のユニコーンや観覧車もあって、会場は幻想的な空間へ変貌を遂げます。

 続いてデビュー曲の「Color」へ。4年間、i☆Risを見守ってきたファンにとっては1番付き合いが長い曲、そして始まりの1曲ということで、イントロから大声援が巻き起こります。ここで感じたのはメンバーたちの気合。常に全力のパフォーマンスを見せてきたi☆Risですが、この日はいつも以上に歌声もダンスも一目で分かるほど力強く、この日の為に頑張ってきたという気合をひしひしと感じました。

 
 そんなスタートを締めくくったのは「ミラクル☆パラダイス」。TVアニメ『プリパラ』からi☆Risを知ったファンが多いこともあり、会場全体のテンションも更に上昇。武道館という大舞台に負けない、ステージを大きく使ったフォーメーションダンスを見せました。

 ここで、本日初めてのMCコーナーへ。「一番熱いライブにする」と観客に宣言をして、お馴染みの自己紹介へと移ります。「幻想曲WONDERLAND」のセリフ「あれれ? ここどこだろう?」(久保田さん)に続いて、観客が「武道館!」とコール&レスポンスをすると、澁谷さんも「男子! 女子! i☆Ris! 武道館!」と盛り上げ、メンバーたちも日本武道館でのステージを噛み締めている様でした。

 
 ライブコーナーへ戻ると、暗転したステージ上にピンク色のパラソルが。ピンときたファンによって会場でざわめく中、披露された「YuRuYuRuハッピーデイズ」では、パラソルを使ったキュートなパフォーマンスを繰り広げました。間奏では、若井さんと澁谷さんがステージ中央にある階段を登り、一段上のステージへ。恋人同士のようなセリフの掛け合いの中で、デビュー当時のスタッフも会場に来ている事を明かし「いつもお世話になっております!」と感謝を述べる一幕もありました。

 
 茜屋さんと若井さんの側転で始まったのは「徒太陽」。個々の歌唱力の高さ、そして歌声が重なった時の美しいハーモニーをファンたちに届けると、次の曲の直前、突如スクリーンに『プリパラ』のファルル(CV.赤崎千夏)からのメッセージが流されます。

「らぁらたちが聴かせてくれた心がポカポカきらきらするあの曲を歌って」というファルルのリクエストに応えた楽曲は「Love friend style」。6人も、i☆Risからそれぞれの演じるキャラクターとなって歌い上げます。曲の最後ではメインステージから、客席の中心にあるステージに移動し、手を繋いで大きなハートマークを作るなど、アニメさながらのパフォーマンスも飛び出しました。

 2回目のMCでは、「ここからは4年経ったi☆Risの大人な魅力を届ける」と芹澤さんが予告。そんな中、披露された「Defy the fate」では、客席の真ん中にあるステージで6人がそれぞれ背中合わせに立ち、全方向の客席に向けて歌を届けます。続いて歌われた「イチズ」は今回限りのアレンジバージョンで披露。ざわめく会場が一瞬で静まり返って聴き入るほど、6人の歌唱力の高さを見せつけます。特に落ちサビでの芹澤さんの伸びやかな歌声は、圧倒されてしまうような迫力があり、鳥肌が経つほどでした。

 
 ライブ初披露となった「鏡のLabyrinth」では、楽曲の歌詞が武道館を前にしたメンバーたちの心境に当てはまる部分があったとのこと。山北さんは「i☆Risは個性がバラバラの6人でやりたいことも違うけど、同じ思いでゴールを目指すんだ」という思いに繋がったと話しました。

 MCを挟み、「ちょっと静かな曲が続いたから、もっと血の気の多い曲をやらないと」と披露されたのは「Vampire Lady」。前の3曲のように聞かせるような美しい楽曲から、ポップな楽曲まで歌いこなせる振り幅の大きさを実感させてくれました。

 
 次にTVアニメ『双星の陰陽師』の7月クールオープニングテーマ曲となった最新シングル「Re:Call」を披露。火柱が上がるステージの中で6人が熱唱するという、アツいパフォーマンスを届けました。また、茜屋さんの打点の高いハイキックにも大きな歓声に溢れました。

 
 曲が終わり、突如過去のMV撮影のオフショット映像が連続して流されると、金と銀を基調とした衣装から、スカートにカラーボールが入ったカラフルでポップな衣装のi☆Risが再登場。「i☆Doloid」「Dream☆Land」「わくドキしたいっ!」の3曲をメドレー形式で披露しました。アイドルらしさが全面に表れている3曲に、ファンの声援もより一層力が入ります。

 
 そして、ライブもいよいよラストスパートに差し掛かります。「まだ声出していけるよね」と会場に発破をかけ、披露されたのは「Make it!」。会場のテンションが一段階上がったような盛り上がりで、サビの“Make it!”では日本武道館の全員がジャンプ。日本武道館がひとつにまとめあげられます。

 その勢いのまま「§Rainbow」へ。1番のサビ前のソロパートでは感情がこみ上げてきたのか、泣声になり顔を手で覆った芹澤さん。しかし、2番のソロパートでは先ほどの事が無かったかのように笑顔で歌い上げ、プロ根性を感じた瞬間もありました。

 その後は「Realize!」を披露し、更に熱を帯びた盛り上がりを見せる会場に、次で最後の曲であることが会場に告げられます。最後の曲はメンバーもセットリストを決める際に満場一致だったという「Goin’on」。歌詞にある通り、100%のスマイルで最高のパフォーマンスを届け、最後は伸びやかな歌声を響かせてメンバーたちは会場をあとにしました。

 
デビューから4年間の心境の変化を語る
 アンコールでは1曲目の「Happy New World☆」のイントロが流れると、ステージの下から突如、ライブTシャツ姿のメンバーたちがジャンプで登場し、ファンたちを驚かせました。曲の中では、間奏後の“きみに”という歌詞を“武道館に”と変えるなど、武道館公演ならではのパフォーマンスも。

 MCを挟み、次はデイリーヤマザキで行われたサントリーBOSSとのコラボレーションのタイアップ曲として制作された新曲「Dairy Berry!!」を初ライブ披露。疾走感のある楽曲とキュートなダンスに、観客も一丸となって声援を贈りました。

 楽曲を披露し終えると、ここで重大情報として、2017年3月に14枚目のシングルを発売することを発表。この楽曲は、1月からTVアニメ『プリパラ』のオープニングになるとのこと。そして、来年には全国ツアーも行われることが明かされ、ファンたちも大喜び。来年も大活躍の年になりそうなi☆Risから目が離せませんね!

 
 続いて、しっとりと「ayatsunagi」が披露されると、歌唱中の6人を映すモニターがデビュー当時の映像に切り替わります。すると最後のサビ部分で、ファンがメンバーに内緒で書いていたメッセージ入りの横断幕が現れるというサプライズが行われました。これにはメンバーたちも感動したようで、声を震わせながら歌う姿が涙を誘います。

 最後のMCではメンバーたちそれぞれから、今までの想いを伺わせるメッセージが話されました。「ここまで来るために沢山悔しい思いも沢山したし、情けないと思うことも沢山あった」と4年間を振り返った澁谷さんは、「ようやく自分を褒めてあげられる日になった」と今までの苦労を労いました。

 
 オーディションを受けた当初は歌やダンスに苦手意識を持っていたという久保田さんは、「1番伝えたいのは自分が苦手だった歌とかダンスを、楽しいと思えるようにさせてくれてありがとうございます」とファンに感謝を伝えます。

 
「i☆Risに入ってすぐの時は自分がずっと追いかけていた夢とはちょっと違くて、声優もアイドルも自身が無くて受け入れるのには時間がかかったんです」と話したのは若井さん。それでも4年間の活動の中で、i☆Risとしての活動が楽しくなったことを話し、「今の夢はi☆Risをもっと色んな人に知ってもらうことと、私個人の叶えたい夢も叶えていくことです」と涙ながらに語る若井さんに、観客から大きな拍手が贈られました。

 茜屋さんもデビュー当初は「私は役に立っているのだろうか」と悩んでいた事を明かし、「それでも見放さなかったメンバーやファンの皆や友達にごめんなさいという気持ちもいっぱいあるけど、今日はあまり悲しい気持ちで過ごしたくないのでありがとうと言わせて下さい」と、感謝の気持ちを伝えました。

「せりこでーす! みんな楽しんでるか!」と明るく切り出した芹澤さんも「私は最初、i☆Risが好きじゃありませんでした」と明かします。しかし、「だってゆうは1人でアイドルと声優になりたかったんだもん!」と、芹澤さんらしい理由を話して会場を和ませました。しかし、今回の武道館公演を「これからの人生の中でも最高の景色だし、絶対この6人でしか見られなかった景色だと思う。だから私もいろんなことがあったけど、i☆Risの事が大好きです!」と高らかに宣言しました。

 そんな芹澤さんに「ゆうちゃん、i☆Risにいてくれてありがとう」とリーダーらしく優しく声をかけた山北さん。リーダーという立場に悩みがあった事を話して涙ぐむ場面もありましたが、「絶対にまた日本武道館でライブやりたいし、もっともっと大きな会場で色んな人を感動させちゃうからな!」とコメント。そんな山北さんに「さきさまがリーダーで本当に良かった」と声をかけた澁谷さんなど、最後までグループの結束力を感じるメッセージコーナーとなりました。

 
 ラストの曲となったのは「ドリームパレード」。どうしても最後に歌いたいという茜屋さんの意見で決まったこの曲は、ずっと前から憧れていたステージに立ったi☆Risが、次なる虹色に輝く夢へ走り出すというようなメッセージにも聴こえました。最後はステージを歩いて観客の近くまで行き、感謝を述べたところで、大成功を収めた武道館公演は幕を閉じました。

 
セットリスト
1.幻想曲WONDERLAND
2.Color
3.ミラクル☆パラダイス
4.YuRuYuRuハッピーデイズ
5.徒太陽
6.Love friend style
7.Defy the fate
8.イチズ
9.鏡のLabyrinth
10.Vampire Lady
11.Re:Call
12.i☆Doloid?Dream☆Land?わくドキしたいっ!(メドレー)
13.Make it!
14.§Rainbow
15.Realize!
16.Goin’on

EN1.Happy New World☆
EN2.Dairy Berry!!(新曲:デイリー×サントリーBOSS スマホ限定「i☆Risプレミアムキャンペーン」ソング)
EN3. ayatsunagi
EN4. ドリームパレード

【関連情報】
●3月8日、通算14枚目となるシングルリリースが決定!
今回のシングルはi☆Ris全員が主要キャストの声優を務めるテレビアニメ「プリパラ」の2017年1月?オープニングテーマ曲のタイアップとなります!

●2017年4月~ 全国9ヵ所17公演を巡る「i☆Ris 3rd Live Tour 2017」が決定!

「i☆Ris 3rd Live Tour 2017」
■4月9日(日)
【千葉】市原市市民会館 14:00/15:00 18:00/19:00 ※昼夜2回公演
■4月16日(日)
【福岡】都久志会館 14:30/15:00 18:30/19:00 ※昼夜2回公演
■4月22日(土)
【宮城】仙台市民会館 大ホール14:30/15:00 18:30/19:00 ※昼夜2回公演
■5月7日(日)
【埼玉】所沢市民文化センターミューズマーキーホール
 14:30/15:00 18:30/19:00 ※昼夜2回公演
■5月21日(日)
【東京】中野サンプラザ 14:00/15:00 18:00/19:00 ※昼夜2回公演
■5月27日(土)
【北海道】道新ホール 14:30/15:00 18:30/19:00 ※昼夜2回公演
■6月10日(土)
【神奈川】関内ホール 14:15/15:00 18:15/19:00 ※昼夜2回公演
■6月11日(日)
【岐阜】長良川国際会議場 17:00/18:00
■6月24日(土)
【大阪】NHK大阪ホール 14:00/15:00 18:00/19:00 ※昼夜2回公演
主催・企画:avex pictures / DIVEII entertainment


★オフィシャルHP抽選先行実施!★
受付期間:12/18(日)10:00~1/9(月)23:59
<券種>全席指定 ¥6,800
※小学生以上有料。未就学児は入場不可。
お申し込みはコチラ⇒http://r.y-tickets.jp/iris1701_hp

>>i☆Ris公式サイト
>>i☆Ris公式Twitter

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