声優

2017-02-03 10:00

声優・遠藤ゆりかさんが“ニーソと太ももの境目にある若干の膨らみ”を熱弁!?　『温泉むすめ』下呂美月役の遠藤さんにインタビュー

　実在する温泉をモチーフにしたキャラクターがアイドル活動をすることで、温泉の素晴らしさを世界に発信する壮大なクロスメディアプロジェクト『温泉むすめ』。有名イラストレーターが描くキャラクターに、注目が集まる若手女性声優が担当することから、大きな話題になっています。

　既に、高田憂希さん、日岡なつみさん、桑原由気さんらが演じるキャラクター7人が明らかになっていますが、本稿では既に発表済みの下呂美月(げろみつき)を演じる遠藤ゆりかさんにインタビューを実施！

　なお、キャラクターボイスや、『温泉むすめ』初のテーマソング「未来イマジネーション！」のレコーディングの収録後ということで、それらのお話を中心にお伺いしました！　また、遠藤さんが提案したアッと驚くグッズ・イベント案とは……？

　過去のインタビューはこちらから！
>>草津結衣奈役・高田憂希さんインタビュー
>>箱根彩耶役・長江里加さんインタビュー
>>登別綾瀬役・日岡なつみさんインタビュー
>>有馬楓花役・桑原由気さんインタビュー
>>秋保那菜子役・高橋花林さんインタビュー

下呂美月のチャームポイントを遠藤さんが熱く語る!?

──お名前と所属事務所、担当されるキャラクターの名前をお願いします。

下呂美月役・遠藤ゆりかさん(以下、遠藤)：スワロウに所属しています、遠藤ゆりかです。下呂美月ちゃんを担当させていただきます。よろしくお願いします！

──『温泉むすめ』の話を最初に聞いたときは、どんな印象を受けましたか？

遠藤：私、温泉が大好きなんですよ！　ずっとTwitterやイベントで「温泉に行きたい」「旅行に行きたい」「一人旅に行きたい」って言ってたんですよね。そんなところに『温泉むすめ』という斬新なプロジェクトのオーディションの話をいただきました。テーマも面白そうだと思いつつ、どこかシンパシーを感じながら受けさせていただきました。

──遠藤さんが演じる下呂美月はどういったキャラクターなのでしょう？

遠藤：岐阜県にある下呂温泉をモチーフにした女の子です。元引きこもりのオタクっ子なんですが、イラストから分かる通りメガネっ娘で髪が少しボサッとしているモジモジした感じの女の子ですね。いやー可愛いですね！　たまらないですね！

──女性目線から見ても可愛いと。

遠藤：たまらんですよ！　私自身、お家に居るのもゲームをすることも大好きですし、オーディションでどのキャラクターを受けるか決めようとしたときに、一番最初に選んだ子が下呂美月ちゃんでした。

──そんな美月ですが、遠藤さんから見た彼女の魅力をお聞かせください。

遠藤：ニーソと太ももの境目にある若干の膨らみ！　このムッチリ感がいいですね!!　程よい感じでたまらないです。

──絶対領域の絶妙な食い込みは、きっと好きな方が多いと思います。

遠藤：あと表情がいいですよね！　本人は笑おうとしているけど笑えていない。「にこぉ……」と無理している部分が好きですねぇ……！

──着眼点がさすがです(笑)。では彼女とシンパシーを感じる点や、共感できるところはありますか？

遠藤：設定に「人生経験が少ないため、すぐに人の言うことを信じてしまう素直な性格(チョロい)」とありますが、私も中々……(笑)。また、ネットの知識が豊富なところや、オタク趣味なところは似ていると思います。趣味が「タイピング」となっていますが、私の事務所のプロフィールの特技にタイピングって書いてあるんです(笑)。

──おぉ！

遠藤：私、中学生の頃までネットゲームが大好きで、家に居る時間はずっとネットゲームをしていたので、すごく運命を感じますね。他には、苦手なものに「キラキラしたリア充」とありますが、私はリア充が苦手……でもないですね(笑)。高校生活は軽音楽部に所属していたのでそこに抵抗はありません。

──台詞のひとつに「う～、早く帰って抱き枕カバーに入って眠りたい……」とありますが……。

遠藤：さすがに抱き枕カバーの中には入りませんね(笑)。でも抱き枕はベッドにいっぱいあるので、その点においては共感できます。

──ちなみに今後、抱き枕カバーに入られる予定は……？

遠藤：残念ながら自宅にあるのは“抱き枕クッション”なので、正確には“抱き枕カバー”ではないんですよ。もしカバーを持っていれば……入っていたかもしれませんね(笑)。全体的に私と趣味が似ていると思います。

──美月以外に気になるキャラクターはいますか？

遠藤：有馬姉妹が気になりますね！　お姉さんの有馬輪花ちゃんは、赤い髪の毛やロックな雰囲気が好きです。他の子の制服と比べてオシャレな格好ですし、見た目のカラーが強いので個人的に惹かれますね。あと二次元になると、私の場合は銀髪に惹かれることが多いので、妹の楓花ちゃんも気になります。

──楓花は他のキャストの皆さんからも大好評です。

遠藤：やはり～！　このうさぎのぬいぐるみを持っているところなんて、たまらないですね！　美月ちゃんも、楓花ちゃんたち年少組が大好きのようで、自分で写真をこっそり撮って抱き枕カバーにしているみたいです(笑)。これはどういうことなんだろう……と思いつつも、すごく可愛いので惹かれる理由が私にも理解できます。

歌っているときは常に覚醒状態！　美月の二面性は要チェック

──ボイスの収録についてお聞きしたいのですが、キャラクターを演じるにあたって工夫した点や意識したポイントを教えてください。

遠藤：やっぱりオタク気質で引きこもりなので、他人と話しているときのオドオドした雰囲気を大事に、元気過ぎないよう意識しながら収録させていただきました。あと、オタクあるあるなんですけど、好きな話題になると早口や饒舌になる部分は、今後ボイスが増えるにつれて掘り下げていけたらなと思います。

──収録した中で印象的な台詞はありますか？

遠藤：「拡散希望…拡散希望…拡散希望…」と繰り返す台詞です。彼女は「ざまぁｗｗ」と思うような性格の悪さはないんですけど、「これは炎上するかも!?」と拡散してしまうので(笑)。ただ、SNSが流行っている現代のオタクの世界がうまい具合に台詞に入っていて、面白いなと思いました。ちなみに趣味はエゴサーチですからね(笑)。

──現代っぽいと言いますか、そこもまたリアルですね(笑)。ちなみに、スタッフの方からディレクションはありましたか？

遠藤：一人で居るときや好きなものに触れている場面と、他人と関わる際の雰囲気を分けてほしいとディレクションいただきました。こちらもぜひ、注意して聞いていただけると嬉しいです。

──今回、ボイスと併せて収録したテーマ曲「未来イマジネーション！」ですが、パート別ではなく丸々一曲録り終えたそうですね。録り終えていかがでした？

遠藤：温泉むすめ達がアイドル活動をするということで、アイドルらしいキャッチーな楽曲になっています。なおかつ、節々に和を感じさせるような音色が入っているので、皆さんもきっと覚えやすいと思いますし、これが『温泉むすめ』の表題曲になるので、まさにピッタリだと思います。

──たしかに、聴いていると楽しくなる王道な楽曲になっています。

遠藤：アイドルっぽさを感じさせてくれますし、コンセプトも一回聴くだけで伝わるので、まさに“The・主題歌”といった曲だと思います。

──温泉要素満載の歌詞となっていますが、その中でお気に入りのフレーズはありますか？

遠藤：最初に歌詞をいただいたときに、“湯加減”や“強い効能”などの温泉チックな単語が、歌詞の中に盛り込まれていて良いなと思いました。特に「憧れに咲く湯の花」というフレーズが綺麗ですし、温泉の湯けむりが立ち上がるイメージが浮かんでくるので、とても素敵な部分だと思います。

──歌詞以外のメロディにも、和の要素がたくさん盛り込まれていますよね。

遠藤：特に大サビの前に「コンッ」って入る鹿威しの音がいいですね！　「サビ来るか!?」と思わせておいて、一拍の間を空けるところが、盛り上がりを助長していると思いました。また、美月ちゃんはメガネを外すと覚醒するらしく、“The・アイドル”のようになるんです。最初は普段の美月ちゃんを意識していましたが、途中で美月ちゃんから離れてもいいとの許可が出たので、かなりキラキラして歌いました！

──美月の「未来イマジネーション！」は、全体的にメガネを外した覚醒状態で歌っていると。

遠藤：そうです！　キラキラと言いますか、わりとカッコ良く歌い上げるけど、元気な部分も取り入れて臨んだので、普段の喋り口調と歌声のギャップに驚かれるかもしれません(笑)。なので、それらの変化は、もし映像やイラストがついたときのお楽しみということで……！

──レコーディングにあたって苦労された点や工夫された点を教えてください。

遠藤：メロディがキャッチーなのでガンガン歌いたくなるんですけど、あまりにもテンションが上がり過ぎて「ちょっとカッコ良すぎるのでアイドルっぽく元気に」と指示をいただくことがありました。なので、その部分を気を付けながら、皆さんに楽しんでいただけるようなイメージで収録しました。

ただ、Bメロのフレーズが自分の内側の気持ちを表すエモーショナルな歌詞になっているので、そこはしっかり歌うように心がけました。もちろん、この「未来イマジネーション！」は全員で歌う曲ですが、もし美月ちゃんがBメロを歌っていたら気をつけて聴いてみてください！　また、もしかしたらソロバージョンが出るかもしれないので……！

遠藤さんの掲げる野望と、男心をくすぐる『温泉むすめ』グッズとは？

──『温泉むすめ』は温泉を題材にした作品ですが、遠藤さんは温泉はお好きですか？　また、最近はどこか大きい温泉に行かれました？

遠藤：好きです！　最近だと大江戸温泉物語ですね。私が出演している作品が過去に大江戸温泉物語とコラボをしていて、そこで行ったのが最後だと思います。私の家は小さい頃から、家族旅行が定番になっていたんです。父方の親戚たちと夏休みは海に、冬休みはスキーに行くことが多く、そこで温泉にはよく行っていました。ただ、学校の部活が始まるとコンスタントに行けなくなり、ましてや仕事を始めてからは、さらに行けなくなってしまいました。なので、この『温泉むすめ』で再び温泉に行きたいですね！

──その家族旅行ではどちらの温泉に？

遠藤：やっぱり近いことから、箱根温泉や草津温泉に行っていました。それこそ下呂温泉は行ったことがないので、ぜひ行ってみたいですね。

──そんな『温泉むすめ』は今後、アイドル活動をしていくことになりますが、歌やダンスに自信はありますか？

遠藤：歌の方は人並みというか、歌手活動もやらせていただいているのですが、私は俊敏な動きが苦手で……。普段からもまったりしているので、ダンスが全くできないんですよね。『温泉むすめ』のオーディションの後に、スタッフの方との面談があったんですけど、「ダンスはできますか？」と聞かれた際に「できません！」って答えちゃったんですね(笑)。終わってから「正直に言い過ぎたなー……」なんて思っていましたが、ご縁があったということで頑張ります……！(笑)

──きっとポテンシャルを見抜いての結果だったのではないでしょうか……！

遠藤：「実は踊れるんじゃないか？」とスタッフの方が見抜いてくださったんですかね！(笑)　もしかしたら、めちゃめちゃ踊れるかもしれません！　なんたって美月ちゃんは覚醒しますから！　私も覚醒を目指して頑張りたいと思います!!(笑)

──それでは、この『温泉むすめ』で遠藤さんがやってみたいことはありますか？

遠藤：私は日頃から、自分のイベントをさせていただく度に「いつか湯けむりホクホクお饅頭ツアーをやりたいんだ！」と言ってきたんですよ。なので、温泉地に行ってみんなでホクホクしながら、美味しいお酒を飲むというバスツアーがやりたいです!!

──いいですね。温泉むすめは日本各地の温泉がモチーフになっているわけですから、各地域ごとの銘酒が楽しめますよ！

遠藤：素晴らしい！　彼女達は人間じゃなくて神様なので！　制服っぽい衣装を着ていますけど、きっと飲めます！　飲めるはず！(笑)　そんなことを考えつつ、各温泉地で皆さんも遠征がてら旅行できるような機会ができればいいなと思います。せっかく各地域ごとにモチーフのキャラクターが居るので、ぜひ色々なところを巡りたいですね。

──他の方からも色々な案が出ていましたが、秋保那菜子役の高橋花林さんは“優勝チームが各地の名産品をゲットできる運動会”とのことでした。

遠藤：運動会!?　私は多分優勝できないと思うので“頑張ったで賞”くらいを狙っていきたいです(笑)。でも温泉にまつわるグッズも作りやすそうですし、それこそイベントなどでは温泉っぽい衣装を着たいですね！

──となると、浴衣とか？

遠藤：浴衣だと動くのは少し大変そうなので、浴衣をイメージした衣装があれば良いかもしれませんね。

──そういえば遠藤さんは様々なアニメグッズをお持ちだと耳にしましたが、本作で作ってみたいグッズはありますか？

遠藤：暖簾風タペストリーなんかどうですか？　暖簾にはキャラクターが描かれていて、そこをくぐれるんです！　例えばスカートまで描かれていて、そのスカートの間をくぐることができる……とか！

──きっと世の男性ファンには大好評だと思います。

遠藤：あとは「アナタと旅館で添い寝風ベッドシーツ」とか！

──衣装は浴衣で？

遠藤：えぇ！　ちょっとはだけてもらって、添い寝できるようなベッドシーツは良いんじゃないでしょうか！　それとやっぱり抱き枕カバーを作って欲しいですね！　サイズ的にも入れる抱き枕カバーでお願いします!!

──抱き枕カバーは美月ならではですね。最後に今後の抱負と、読者へのメッセージをお願いします。

遠藤：まだまだキャストが順々に発表されていく段階ですが、これからメディアミックス展開をしていく作品になると思うので、皆さんからお力添えをいただけると嬉しいです。彼女達が動いているところも見たいですし、9人いますから様々な可能性があります。色々な曲も歌いたいですし、みんなアイドルなので！　ということで皆さん、『温泉むすめ』での湯けむりホクホクお饅頭ツアーを実現するために、応援のほどをよろしくお願いいたします。私もキャストながら、今後の展開を楽しみにしております！

──ありがとうございました。

[取材・文・撮影／鳥谷部宏平]