シークレットゲストはもう一組のガールズバンド!?　「BanG Dream! 3rd☆LIVE」愛美さん、大橋彩香さんらのパフォーマンスにファン大熱狂！

　2017年2月5日（日）TOKYO DOME CITY HALLにて、「BanG Dream! 3rd☆LIVE Sparklin’PARTY 2017!」が開催されました。当日はPoppin’Partyの愛美さん、大塚紗英さん、西本りみさん、大橋彩香さん、伊藤彩沙さんがステージに登場し、作中さながらのライブパフォーマンスを繰り広げました。

　BanG Dream!ファンが埋めつくすライブの模様は、どんな盛り上がりを見せたのでしょうか。ライブ後、出演メンバーから寄せられたコメントと併せてレポートしていきます。

　

画面から飛び出した5人の女の子たちが織り成すバンドサウンドに大熱狂
　定刻の時間となり、会場の照明が落とされ、メインキャストの5人が姿を現しました。ステージに設置されたスタンドマイクの前に立ち、ライブ用に作られたオリジナルストーリーの朗読劇からスタートします。

　BanG Dream!の作品に合わせて、キャストたちが各キャラクターの役になりきって自己紹介。お馴染みの掛け声を会場にいるオーディエンスたちと合わせるなど、お互いの意思疎通を図る光景が目に留まりました。

　朗読劇では、路上ライブ準備の真っ最中。ライブセットも用意が出来たところで、ライブパートへと突入し『Yes! BanG_Dream!』を皮切りに、それぞれの担当楽器を掻き鳴らしながら、オープニングナンバーを熱唱します。作中でも描かれる女子高生バンドのライブを披露し、熱狂の渦を巻き起こしました。

　
　序盤から熱いライブを見せた彼女たちは、続けて『走り始めたばかりのキミに』を演奏し始めます。メインモニターには、アニメ本編で放送されるキャラクターたちのライブ風景が放映され、キャストたちと登場キャラクターたちの見事なコラボレーションが目に飛び込んできました。ライブの臨場感だけでなく、作品の魅力を再現する演出に、フロアから熱い声援が送られます。

　MCへ進むと、決まったばかりのPoppin’Partyのキメポーズをメンバー全員で行い、観客を盛り上げました。会場に集まったファンだけでなく、ライブビューイングで画面の向こう側にいる全国のファンにも声をかけるなど、メンバーの人柄やファンに対する気持ちをが表れます。

　そこからカバー曲『Little Busters!』を歌い、大橋さんと伊藤さんがマイクを持ってステージ最前まで進み、5人で並びながら披露しました。続けて、愛美さん、大塚さん、西本さんの3人が『Alchemy』をギターサウンドで熱唱し、ライブの勢いを加速させます。3人のストリングスとロックナンバーの歌声に、オーディエンスの衝動は高まりを見せていきました。

　
　再び5人が集まると、カバー曲『DISCOTHEQUE』を弾き、フロアの温度を一気に上昇させます。ロックフェスを想像させる勢いのバンドサウンドで、序盤とは思えないほどの熱気を作り出しました。

　ここで雰囲気を変えて、アコースティックコーナーへと進み『STAR BEAT!～ホシノコドウ～』を弾き語ります。アコースティックギターへ持ち替えた愛美さん、大塚さんの生み出す音色と5人のハモリでオーディエンスの鼓膜を揺らしました。さらにアップテンポのサウンドで『ぽっぴん’しゃっふる』を歌い、オーディエンスからのクラップと合わせて、一体感を描きます。


シークレットで参戦した本格派バンドユニット・Roseliaの演奏に激震
　ライブ後、再び朗読劇コーナーへ戻ると、スマホゲーム『バンドリ！ ガールズバンドパーティ！』に登場するバンド・Roseliaのキャラクターがメインモニターに映し出されました。オーディエンスもその映像を見るやいなや、期待感をふくらませます。ストーリーが進むと、Poppin’Partyの路上ライブを見てRoseliaも参加することに。

　そんな生アフレコが終わると、Roseriaメンバーの湊友希那役の相羽あいなさん、氷川紗夜役の工藤晴香さん、今井リサ役の遠藤ゆりかさん、宇田川あこ役の桜川めぐさん、白金燐子役の明坂聡美さんがステージに現れ『魂のルフラン』をバンドアレンジで演奏します。イントロが流れるとボーカルの相羽さんの歌う姿が照らされ、フロアからも呼び声が上がりました。

　
　次の瞬間、紗幕が落とされメンバー全員がオーディエンスの前に出現。Roseliaの持ち味であるクールさとカッコよさを最大限に引き出し、オーディエンスを圧倒しました。連続で『Hacking to the Gate』を繰り出し、5人のアンサンブルで場内を一気に沸かせます。彼女たちはラストに、Roseliaオリジナルナンバー『BLACK SHOUT』を歌い、過激なロックチューンで観客を圧倒させました。

　
白熱したライブはまだ終わらない、Roseliaから受け継いだステージでPoppin’Partyがラストスパートまで駆け抜ける
　RoseliaからバトンタッチしたPoppin’Partyは『ときめきエクスペリエンス！』で激アツのライブを展開させます。終盤ということもあり、オーディエンスのコール&レスポンスも相まって、ホール中がヒートアップ。そのまま勢いは止まることなく『ティアドロップス』で、ファンのテンションは最高潮に達します。

　そして、彼女たちは『キラキラだとか夢だとか ～Sing Girls～』を最後に歌い上げ、ガールズバンドの本領を発揮したパワフルなステージを見せてくれました。

　その後、アンコールへと突入すると『1000回潤んだ空』で、Poppin’Partyのハーモニーがホール中に響き渡ります。キャラクターに声を吹き込む声優が自ら奏でる楽器だからこそ、会場に集まったファンも一緒に楽しむことができたライブとなりました。

　そこで、彼女たちは『STAR BEAT!～ホシノコドウ～』をラストナンバーにセレクトし、場内に集まるファンと気持ちを一つにします。メインモニターに映る作中のライブシーンをバックに、ステージに立つPoppin’Partyのメンバー。最後はオーディエンス全員のシンガロングを見せ、次なるステージに向けて期待を高めつつ、ライブに幕を下ろしました。

　

ライブ後のRoseliaとPoppin’Partyのメンバーへインタビューを敢行
○Roseliaインタビュー

――ライブの感想と今日までの練習についてお聞かせください。

相羽あいなさん：約半年間、練習をしてきましたが、私はRoseliaのメンバーでただ一人楽器を持っていないので、どうやってパフォーマンスを行うかなどを試行錯誤してきました。半年という時間は、長いようで短い濃密な時間でもありました。

でもそのおかげで、みんなと一緒に今日のステージができたと思います。改めて振り返ってみると、半年間の努力や信頼感がファンの皆さんへ伝わったのではないかなと思っていますし、がんばってきて良かったなと思いました。


工藤晴香さん：始まった当初は、まだ半年あるから大丈夫だとみんなで言っていました。でも、気付くとあっという間でした。特に12月はほぼ毎日、仕事場からスタジオに楽器を持って練習に行っていました。良いことも悪いこともいっぱいありましたが、今日のライブですべてを出し切ることができました。これが私たちRoseliaにとっての始まりだと思っています！


遠藤ゆりかさん：半年近くの練習期間だったんですけど、楽器の経験者や未経験者のいるメンバーで、ファンの皆さんに披露できるレベルまで上げられるのか不安に思っていました。個人的には、私が演じる今井リサちゃんのように「なんとかなるっしょ！」と楽しく練習をしていたんですけれど、あっという間に本番を迎えたような気持ちでいっぱいです。

みんな声優の仕事を行いながら、演奏のクオリティを上げるのは難しいことでした。ライブを盛り上げて終わることができたけど、楽屋に戻ってすぐに反省会を行っていました。上を目指していくこのメンバーで、これからもがんばっていきたいと思います。


桜川めぐさん：ほぼみんな楽器の演奏は初めてだったんですが、この5人だからここまで来れました。最初にみんなで始めたとき、合わせることができましたが、ライブで大丈夫か不安だったんです。でも、回数を重ねるごとに、みんなのがんばりに励まされてここまで来れたと思っています。これからも、このメンバーで上を目指していきます。


明坂聡美さん：私は5歳から15歳くらいまで楽器を演奏していたんですけど、ブランクが13年くらいあって、最初は手がガチガチで動かなかったんです。ピアノも家になかったので、用意するところから始まりました。練習の最初は音も出ない状態でしたが、練習を重ねるうちにできるようになって、今日の出番の直前までメンバー全員でステージの演出について打ち合わせをしていました。

本当に仲が良くて、このチームだからこそ、ここまでたどり着けたと思います。ユニットの結成で集まったメンバーかもしれませんが、それ以上の絆ができたので、これからもこのメンバーでがんばっていきます！

　
○Poppin’Partyインタビュー

――今回のライブで日本武道館公演が発表されましたが、武道館公演への意気込みを教えてください。

愛美さん：武道館でやってみたいこと、それは……火柱の演出をしてみたいです！　武道館だからこその演出を取り入れたり、アニメの楽曲なども披露してみたいと思います。また今回のライブとは違う内容になるように張り切っていきます！

大塚紗英さん：私の演じる花園たえちゃんがギターを歯で弾きたいみたいなので、実現できるようにがんばります(笑)！

西本りみさん：今までとは比べられないほどの大人数の前でライブを行うと思うので、みなさんと私たちの間で一体感を生み出したいです。あと、ウェーブをやってみたいですね（笑）。

大橋彩香さん：私は各所に怒られそうなのですが……ライブの最後にドラムセットを散らしてみたいです（笑）。そのあと倒れてみるとか、ぶっ飛んだことをやってみたいです！

伊藤彩沙さん：いつも自己紹介のあとにベース音を入れるんですけど、コードをF#m（エフシャープマイナー）でやりたいって言っているんですよ。Roseliaに看過されて、少しダークな音程から始まる展開も面白いと思っているのでやってみたいです！


［取材・文／野島亮佑］

>>公式サイト
>>公式Twitter

BanG Dream! 3rd☆LIVE Sparklin’PARTY 2017!
日程：2月5日（日）
【開場】16:00　【開演】17:00
会場：TOKYO DOME CITY HALL

＜セットリスト＞
M1. Yes! BanG_Dream!
M2. 走り始めたばかりのキミに
M3. Little Busters!
M4. Alchemy
M5. DISCOTHEQUE
M6. STAR BEAT!
M7. ぽっぴん’しゃっふる
M8. 魂のルフラン
M9. Hacking to the Gate
M10. BLACK SHOUT
M11. ときめきエクスペリエンス！
M12. ティアドロップス
M13. キラキラだとか夢だとか ～Sing Girls～
ENC1. 1000回潤んだ空
WNC2. STAR BEAT!～ホシノコドウ～

ライブ情報
BanG Dream! 4th LIVE
会場:日本武道館 日程:8月21日(月)
出演:Poppin’Party (愛美(戸山香澄 役)、大塚紗英(花園たえ 役)、西本りみ(牛込りみ 役)、大橋彩香(山吹沙綾 役)、伊藤彩沙(市ヶ谷有咲 役))
参加方法:TVアニメBlu-ray Vol.1チケット最速先行販売申込券より申込。※申込方法等詳細は後日公開予定

BD発売情報
BanG Dream! Vol.1
2017.5.24 on SALE!!
収録話数/#1,#2 形態/Blu-ray
収録時間/本編:約50分、特典映像:約120分
税抜価格/7,000円(OVXN-0029)

○初回生産特典
◆キャラクターデザイン仁多マツコ氏描き下ろし デジ仕様ジャケット
◆三方背クリアケース ◆ヴァイスシュヴァルツ特製ジャケットイラスト 使用PRカード3枚入り ◆特製箔押しピック(香澄)

○毎回特典
◆特製ブックレット(8p)
◆映像特典
-17.1.1放送「バンドリ!特BanG!~New Year Party~」 2時間スペシャル (スタジオLIVE1「走り始めたばかりのキミに」含む) ◆スーパーピクチャーレーベル

　
作品情報
【放送情報】
TOKYO MX 1月21日より 土曜22:30～
サンテレビ 1月21日より 土曜22:30～
KBS京都 1月21日より 土曜22:30～
AT-X 1月21日より 土曜22:30～
TOKYO MX 1月22日より 日曜11:00～
テレビ愛知 1月22日より 日曜25:05～
テレ玉 1月23日より 月曜24:30～
BS11 1月23日より 月曜26:00～
BSフジ 1月24日より 火曜24:30～
tvk(テレビ神奈川） 1月25日より 水曜25:00～
ミヤギテレビ 1月27日より 金曜26:30～

[配信情報:
2017年1月21日よりAbemaTV独占最速配信
AbemaTV 1月21日より 土曜22:00～
dアニメストア 1月29日より 日曜12:00～

※放送・配信日時は予告なく変更になる場合がございます。あらかじめご了承下さい。

【スタッフ】
原作:ISSEN
ストーリー原案：中村航
キャラクター原案：ひと和
監督：大槻敦史
シリーズ構成：綾奈ゆにこ
キャラクターデザイン：仁多マツコ
音楽プロデュース：上松範康(Elements Garden)
　　　　　　　　　藤田淳平(Elements Garden)
アニメーション制作:ISSEN×XEBEC

【キャスト】
戸山香澄：愛美
花園たえ：大塚紗英
牛込りみ：西本りみ
山吹沙綾：大橋彩香
市ヶ谷有咲：伊藤彩沙

都築詩船：小山茉美
真次璃々子：儀武ゆう子
戸山明日香：尾崎由香
牛込ゆり：三森すずこ

【ストーリー】
幼い頃、星空を見上げた時に聴こえた「星の鼓動」のように、キラキラでドキドキなことをずっと探していた、香澄。

高校に入学したばかりのある日、古びた質屋の蔵で出会った「星型のギター」に初めてのときめきを感じ、ずっと閉じ込めてきた気持ちが走りだす。

同じように、輝ける場所を探していた4人の少女とともに。
ひとりじゃ出せなかった音だって、5人ならきっと奏でられる。
絶対ここで、ライブします!