『鋼の錬金術師』朴璐美さん・釘宮理恵さん、ファンイベントで改めて本作の魅力を語る! 実写映画版のキャストも集まり、会場は大盛況
7月12日、実写映画『鋼の錬金術師』(12月1日公開)のファンイベントが開催され、【漫画・アニメの部】と、【映画の部】の2部構成で実施。その漫画・アニメの部では、アニメ版『鋼の錬金術師』(通称ハガレン)の声優・朴璐美さん、釘宮理恵さんが登壇しました!
そして映画の部では、映画キャスト陣を代表してウィンリィ役の本田翼さん、エンヴィー役の本郷奏多さん、ヒューズ役の佐藤隆太さん、そして曽利文彦監督が登壇です。
当日は、“ハガレン”のコスプレで身を包むファンも多く見られ、500人にも及ぶファンが集結! 熱気高まる会場で記念すべき日にふさわしく、重大ニュースを連続発表! メインキャラクターのビジュアルも初お披露目! 各キャストたちの錬金術がさく裂する、見応えたっぷりな新たな予告編も解禁となりました。今回、当日の模様を記した公式レポートが到着したので、ここに公開しましょう。
第一部:漫画・アニメの部より公式レポート公開!
500人のファンたちが集まった超満員の会場に、アニメ「鋼の錬金術師」でエド役を務めた朴璐美さん、アル役を務めた釘宮理恵さんが登場!会場からは黄色い歓声が沸き起こりました!
原作「鋼の錬金術師」の連載終了から7年がたち、12月1日に実写映画『鋼の錬金術師』が公開となります。2003年から“ハガレン”に携わってきたお2人に実写映画化や原画展開催についての情報について問うと朴さん「実は、実写映画の衣装を担当している西原梨恵さんが私の大親友なんです!」とまさかの告白。「すごく縁深い。滅茶苦茶うれしくて彼女に漫画を貸しました(笑)」と、本作の衣装を担当した西原さんの資料になったのは、自身の漫画ということを教えてくれました。
続けて釘宮さんは「7年経って実写映画化されることや展示会など本当にすごいし盛り上がっているなと思いました。埋もれてほしくない作品で、時を経ても新たなものが生まれてくる鋼って本当にすごいなと思います」と、自身にとってハガレンが本当に特別な作品であること、そして7年の時を経て新たにハガレンが動き出す喜びを明かしました。
そんなお2人にとって印象深い作品となったハガレンですが、朴さんは同作の魅力について「生きるとは? 命とは? 自分を貫くこととは? など色々教えてくれる作品。私の中ではバイブルというか聖書的な存在に近いです。」と、言葉を選びながら語り、「演じていた時は、原作を先に読むのではなく、アニメの台本を一生懸命演じた後、確かめるように読んでいました。まるで冒険している2人と同じ気持ちでした」と、自身が声を吹き替えていた時のエピソードについて語りました。
また、釘宮さんも「朴さんが仰っていたそのもの。自分の中で、ハガレンを経てその後の人生が大きく変わっていると思っています。『立って歩け、前に進め』というセリフなんか、ずっと人生が影響しています」と、ハガレンがいかに自身にとって重要な作品となったことを明かしました。
2003年からハガレンワールドに触れてきたお2人。話題は好きなシーンについて。朴さんが好きなシーンは幼少期の修行のシーンだそうで「一は全、全は一」の意味を探し「全は世界、一はオレ」と答えを見せるシーンが映し出され、映像終了後自然と拍手が。朴さんは「このシーンがとても思い出深くて、この年でこのことに気づいてしまったら、この子達今後どのようになってしまうかなと思いました(笑)」と、理由を明かしました。
一方、釘宮さんの好きなシーンはスカーとの闘いの後、アルがボロボロになりながらエドを片方残った腕で殴って「また壊れちゃったじゃないか」と兄弟で生きててよかったと再確認するシーンとのこと。釘宮さんの話をじっくりと聞いていた朴さんは「このシーンはアルがエドに自分の意見を示すシーンだもんねと相槌を打ち、劇中さながら、まるで兄弟のようでした。
お2人のハガレン愛はヒートアップ!好きなセリフについて語っていただくことに。釘宮さんは「兄さんという4文字を出しました。私といえば『兄さん』と、私のその後の人生を負荷しています。とにかく何百回も言ったなと思って選びました」と自身の好きなセリフが「兄さん」ということを明かし、MCからのリクエストでアルの声で「兄さん!」を披露! 朴さんが「兄さん」と言われて照れて釘宮さんの肩をたたく一幕も見られました。朴さんは「『兄さん』と呼んで貰ったことと同じで『アルフォンス』っていうシーン。心理の扉を開いた一番強烈なシーンを選ばせていただきました」と答え、朴さんの話を聞く釘宮さんは自身の手をギュっと握りながらじっくりと耳を傾けていました。
更に、映画公開記念「鋼の錬金術師展」についての重大発表が! 「鋼の錬金術師展」CMが本イベントで初公開され、ナレーションを朴さんと釘宮さんが担当されていることが明らかに! また「鋼の錬金術師展」の音声ガイドにお二人の起用が決定! 朴さんは「まだやっていないので楽しもうと思っています」と、音声ガイドへの意気込みを語りました。そんな意気込みを語って頂いたお2人に、公開アテレコをしていただくことに! 展示会の冒頭のガイドシーンを見た会場の観客たちからは「え~」「やば!」という歓声が起き、朴さんは「人前でやるの久しぶりだったんで緊張しました」と、公開アテレコの感想を述べました。
最後に、スペシャル企画として、映画公開記念ハガレンじゃんけん大会を実施! 東京で開催される9/15の原画展を見ることのできる特別内覧会。観客と朴さん、釘宮さんが交互にじゃんけんをし、最後に残った方に豪華賞品をプレゼントされ、会場は大盛り上がりの中、第一部のアニメの部が終了しました。
第二部:映画の部より公式レポート公開!
第一部の漫画・アニメの部が終了し熱気に満ちた会場に、エド、アル兄弟をそばで支える幼馴染み・ウィンリィを演じた本田翼さん、《ホムンクルス》という七つの感情に魂を込めた人造人間である“嫉妬”エンヴィーを演じた本郷奏多さん、東方司令部の軍部に属する家族想いなヒューズ中佐を持ち前の優しいフェイスで演じ切った佐藤隆太さん、曽利文彦監督が登場!
会場は更なる興奮に満ち溢れ、叫び声に近い悲鳴が起こりました!本田さん「今日はファンイベントということで楽しんでいきましょう!」、本郷さん「僕自身も『鋼の錬金術師』のファンなので楽しみたいと思います」、佐藤さん「いつもの舞台挨拶より緊張します。我々もまだ見ていないので、値踏みしているんじゃないかと(笑)。素晴らしい映画になっているそうなので、楽しんで帰ってください!
、曽利監督「本当にたくさんの方の前で緊張しています。映画は絶賛製作中です。楽しみにしてください」と、思い思いに会場に集まったハガレンファンに向けてご挨拶しました。
7月3日にアメリカのロサンゼルス・コンベンション・センターで開催された第26回アニメエキスポに主人公・エドを演じた山田涼介さんと曽利監督が出席。7月7日にフランスのパリ・ノール・ヴィルパントで開催された『第18回ジャパンエキスポ』には、山田さん、曽利監督に加えて本田さんも参加! この“ハガレン”ワールド弾丸ツアーの移動距離は約2.8万キロとなりました。
本田さん「フランス、アメリカでも愛されていると実感したツアーでした」と満足した様子で、曽利監督も「『ハガレン』に対する愛がバシバシ飛んできました。仕上げが少し残っていますが、気合を入れて頑張りたいです」と笑顔を見せました。2人の話を聞いていた原作の大ファンという本郷さんは「フランスとか行きたかったなって嫉妬の気持ちでいっぱいです(笑)」と自身の役エンヴィー同様に嫉妬の気持ちをあらわにして会場を沸かせ、佐藤さんは「1つ2つ撮り直したいシーンがあります(笑)」と冗談を飛ばしながら「ウソです(笑)。僕らもイベントに行きたかったですけど、世界各国で放映され、スクリーンを通して連れて行ってもらえるので、この世界を見てもらえる」と、本作が海を越えて世界に羽ばたいたことに喜びのコメントを寄せました。
会場が大盛り上がりを見せる中、ハガレンファン待望のキャラクタービジュアルを公開!(※参考映画『鋼の錬金術師』メインキャラクタービジュアルがそろい踏み!) 第一弾として、本田さん演じるウィンリィのビジュアルが解禁となり、会場からは大きな拍手が!「ウィンリィ役はすごくプレッシャーがかかりました。原作を連載当初から読んでいたので大ファンですし、自分が演じるなんて、嬉しさと不安が混じり合って何も言葉が出てこなかった」と、役が決まった当初のことを本田さんは振り返りました。
続いて、マスタング大佐、ホークアイ中尉、佐藤さんが演じるヒューズ中佐のビジュアルが公開! ヒューズはカッコいいところだけでなく、おちゃめな部分もありファンの中でも人気のあるキャラクター。会場からは大きな拍手がおこりました。佐藤さんは「リアルに言ってしまうと家族がいるので、子供たちと一緒にすごす時間がすごく楽しいですし、その部分が共感できます」と、自身の演じた役との共通点について語り、「クランクインする前にファンの方が多い役と聞いていたので、ビジュアルの面であのヒューズが実写になって動いているようにしたかったので自分の中でできる限りのことをしました」と明かし、「髭が生えているので夜中に髭を引っ張ったり尽力した(笑)」と笑いを誘いながら役作りも明かしました。
最後に、本郷さん演じるエンヴィーや、松雪泰子さん演じるラスト、内山信二さん演じるグラトニーらホムンクルスのビジュアルも公開され、再現度の高いビジュアルに会場からは「お~」という歓声が! 会場に集まったファンたちの生のリアクションを受けて本郷さんは「ありがとうございます。私の演じるエンヴィーという役は、ビジュアルをどうやって作っていこうかと監督と衣装あわせを5、6回くらいやり、とてもこだわったので、どういう反応してもらえるか心配だったので良かったです」と安堵の表情を見せました。
待望のキャラクタービジュアルを目にしたファンたちのテンションが高まる中、続けて、本作の新予告映像を上映! 新映像を見た佐藤さんは「みなさんかっこよかったです!今回の映像も初めて見させていただいたので食い入るようにみました」とコメント!
続けて、ファン垂涎の入場者プレゼントについての情報も解禁! 第1弾の入場者プレゼントは荒川弘先生描き下ろし特別編コミックスとのことで、この入場者プレゼントは今まで描かれていなかったエドとアルが描かれ、荒川先生が7年ぶりに新作エピソードを描きます。本郷さんは「すごいですね!コミックスを書いてくださるなんてやばい!読む用と保存用に最低2回観なくてはですね!」とファンとしてのコメントを寄せ、会場からは笑い、そして大きな拍手が起こっていました。さらに、第二弾入場者プレゼントも決定! 描き下ろし特別編コミックスの表紙絵を使用した2018年ポスターカレンダーと発表され、観客たちのテンションはマックスに!!
実は、本日、ファンイベントの実施の話を原作者の荒川先生にお伝えしたところ荒川先生からコメントが到着。コメントを聞いた本田さんは「有難いお言葉を頂けて、エピソードも描き下ろしてくださって、カレンダーも頂けて、私たちも楽しませていただいていますね」と、しみじみと荒川先生に感謝のコメントを寄せ、曽利監督も「本当にありがたいです。映画の完成はもう少し先ですが、皆さんに応援していただき、残りの映画の製作を気合を入れて頑張ります!」と荒川先生からのコメントに、喜びのコメントを見せました。
沢山の新情報が出たイベントですが、更なる情報が! アルが好きなものはネコですが、実は4月1日エイプリルフールにネコの役名を募集しており、ネコの名前が「ニャルフォンス」に決定!会場からは拍手が起こりました! そして、なんとニャルフォンスが入ったキャラクタービジュアルが公開! 実は、ぼーちゃんことニャルフォンスが会場に駆けつけており、ニャルフォンスというネーミングを荒川先生、山田さんと一緒に決めた本田さんは、ニャルフォンスを見てメロメロの様子に! このニャルフォンスは映画の中にも登場するとのこと。ぜひチェックしてみてください!
最後に実写映画公開記念として等身大アルフォンス像が製作され、映画の世界そのままに、忠実に再現! 第一部に登壇した朴さんと釘宮さんも再登場し、除幕式が行われました!この等身大アルフォンス像は「鋼の錬金術師展』にも展示されるとのこと。会場は大盛り上がりの中ファンイベントは幕を閉じました!
◆荒川先生からのコメント公開
原作の良いところがスゴイ詰め込まれてる映画「鋼の錬金術師」。
ファンの皆様には、新たなものが見られるという楽しみ、
そして、映画館という大きなスクリーンで見られる楽しみ、
映画館でみんなと一緒に観れる楽しみを、体験して貰いたいです。
山田くんやキャストの皆様のファン、 まだ原作を知らなかった人たちにも是非、
映画を入り口に「鋼の錬金術師」を知って頂けたらと思ってます!
作品情報
映画「鋼の錬金術師」
12月1日(金)ロードショー!
●STORY
「返せよ、足だろうが、両腕だろうが、心臓だろうが、くれてやる。だから返せよ! たった1人の弟なんだよ!」
大好きだった亡き母を生き返らせようと、幼い兄弟は最大の禁忌(ルビ:タブー)を犯した──。
「これだ! この理論なら完璧だよ! 母さんを生き返らせることができる!」
幼くして錬金術の天才的な才能を見せるエドは、弟アルと、ついに"人体錬成"の理論にたどり着く。
母さんにもう一度会いたくて、その笑顔が見たくて…、迷わず前に進んだ幼い兄弟の運命はしかし非情なものだった。二人の錬成は失敗し、エドは左脚を、アルは身体全部を代価として"持っていかれて"しまう。
瀕死のエドはとっさに無謀な再錬成に挑み、右腕と引き替えにアルの魂だけをなんとか錬成し、近くにあった鎧に定着させる。あまりに多くを失ったエドだが、決して諦めはしなかった。すべてを取り戻すため、鋼鉄の義肢をつけた身で国家錬金術師となり、鎧の姿の弟アルと旅を続けるエドをやがて人はこう呼ぶのだった。“鋼の錬金術師”、と──。
※錬金術とは
物質の構成や形状を変化させ、新たなものに作りかえることができる、一見魔法のようだが、「等価交換」を原則とする厳正科学。この術において、最も禁止されていることが、“人間”自体を作ること。この兄弟は、幼いがゆえに死んだ愛する母親にどうしても会いたいと、蘇らす人体錬成を行ったが、失敗。その代償として身体の一部を失ってしまった。
●キャスト
山田涼介 本田 翼 ディーン・フジオカ
蓮佛美沙子 本郷奏多/國村 隼
石丸謙二郎 原田夏希 内山信二 夏菜
大泉 洋(特別出演) 佐藤隆太/小日向文世/松雪泰子
●スタッフ
原作:「鋼の錬金術師」荒川 弘(「ガンガンコミックス」スクウェア・エニックス刊)
監督:曽利文彦(『ピンポン』)
製作:映画「鋼の錬金術師」製作委員会
制作プロダクション:OXYBOT
配給:ワーナー・ブラザース映画