20年の重みを感じて松本梨香さんの目にも涙が……『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』初日舞台挨拶をレポート
去年の夏にシリーズ累計動員が7400万人を超え、大ヒットを記録し続ける「ポケモン映画」。ついに今年、映画公開20年目を迎えました!
記念すべき20作目のタイトルは、『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』。今やパートナーとして堅い絆で結ばれているサトシとピカチュウが初めて出会い、伝説のポケモン・ホウオウに会うための旅に出ながら、互いにパートナーと認めるまでの成長物語を、完全オリジナルストーリーで描いています。
"大人も泣ける"と話題の本作が、いよいよ7月15日(土)から公開。そんな映画の公開を記念し、初日舞台挨拶がTOHOシネマズ日劇2で行われました。このイベントに本郷奏多さん(ソウジ役)、古田新太さん(ボンジイ役)、中川翔子さん(ジョーイ役)、山寺宏一さん(マーシャドー役)、松本梨香さん(サトシ役)、湯山邦彦監督が登壇。
名曲「めざせポケモンマスター」を登壇者全員で熱唱しただけでなく、今作のエンディングテーマ曲「オラシオンのテーマ~共に歩こう~」を歌う林明日香さんがサプライズで登壇。生歌を披露されるなど、盛りだくさんの内容となりました。本稿ではこちらのイベントの模様をレポートしていきます。
あまりにポケモンが好きすぎてステージ上でマーシャドーを受け取る本郷さん
お客さんの盛大な拍手と共に本郷さん、古田さん、中川さん、山寺さん、松本さん、湯山監督がお揃いの「キミきめTシャツ」姿で登壇。早速ソウジ役の本郷さんは「皆さん、マーシャドーはもう受け取りましたか?」と言い、持参した3DSからその場でマーシャドーを受け取ると、会場のお客さんは大爆笑。それを見て松本さんも「マジで!? すごいすごい!」と画面を覗き込んでいました。「ステージ上でマーシャドーを受け取ったのは僕だけですね」と微笑み、満足げな表情を浮かべていました。
続いて、ボンジイ役の古田さんはポケモンが始まる20年前に、友人の犬山イヌコさんがニャースを演じるということで「お前、犬山の癖にネコ演じるのかよ」とからかっていたエピソードを披露。それがまさかこんなに人気の作品になり、今回そのファミリーになれた喜びを表現。ジョーイ役の中川さんは一言では表現しきれないほどのポケモン愛を語り、ポケモンが20周年という節目を迎えて目からハイドロポンプが出るくらい嬉しいと語っていました。
マーシャドー役の山寺さんは「ポケモン映画はおはスタとともに始まったのでこれをやってもいいですか? 久しぶりに」と、生おーはーを披露。今回の映画はサトシとピカチュウの絆を描いた物語となっていますが、山寺さんと松本さんは養成所の同期ということで、サトシとピカチュウの境遇にシンパシーを感じて感動しているとのことでした。そして、サトシ役の松本さんは「みんな、(映画)どうだった!?」とお客さんに問いかけると、溢れんばかりの拍手で答えてくるお客さんの姿に嬉しさを滲ませていました。
めざせポケモンマスターをステージ上で熱唱!
本作のOP主題歌「めざせポケモンマスター -20th Anniversary-」を登壇者全員で歌うということが明かされるとお客さんからは歓声が。松本さんが「ポケモン!」と言うと、会場からは「ゲットだぜ!」という元気な掛け声が響き渡ります。
見事会場の皆さんや、登壇者が入り混じっての熱唱が終わると、松本さんも思わず「感動しますね」と一言。20年前からこの歌を歌っているけれど、今は重みや歴史を感じる。と答えていました。また、山寺さんもお友達である松本さんとずっと一緒にポケモンをやってきたけど(めざせポケモンマスター)を初めて一緒に歌ったと本当に嬉しそうに語っていました。
サプライズゲストに林明日香さんが登壇、そして松本さんの目に涙が……。
サプライズゲストとして2003年に公開された『七夜の願い星ジラーチ』の主題歌「小さきもの」を歌った林明日香さんが登壇。これには思わず出演者も驚きを隠せない様子。当時おはスタで14歳の頃の林さんをゲストに迎えてトークしたことのあった山寺さんはしきりに「懐かしい……。」と繰り返し、当時を思い出しているようでした。早速林さんに今作のエンディングテーマ曲「オラシオンのテーマ~共に歩こう~」を生で歌っていただける事になりました。
透き通るような声でサトシを思うピカチュウの気持ちを歌に乗せます。
横を見ると松本さんの目には涙が……。20年間サトシを演じてきたけれど、林さんの歌を聴いているうちに走馬灯のように色々なことを思い出したのだと言います。山寺さんも思わず「こんなに泣いている松本梨香を見たのは初めてです」と一言。
林さんは、14歳の時にポケモンの楽曲にかかわる事になり、もう一度ポケモンの歌を歌いたいと思っていたけれども、ポケモン映画は一度も同じアーティストが使われていないという事で「もう無理だなぁ……」と思っていたところに再びオファーを頂いて、その時の嬉しさを滲ませていました。まさしく、20周年を彩るに相応しい特別なアーティスト、声優陣、特別な舞台挨拶となりました。
作品情報
■「劇場版ポケットモンスター キミにきめた!」
2017年7月15日(土)ロードショー
●ストーリー
すべてのポケモンファンへ――、
これはふたりの「出会い」と「約束」の物語。
20周年記念作品、ここに誕生!
マサラタウンに住む少年サトシは、ポケモントレーナーになる資格を得ることができる、10歳の誕生日の朝を迎えていた。
まだ見ぬポケモン、まだ見ぬ世界への憧れを胸に、オーキド研究所で仲間となるポケモンをもらうはずが、大寝坊をしてしまったサトシに残されていたのは、人間に懐こうとしない、残りのポケモンのピカチュウだった。
「キミはオレが嫌い? オレはキミが好きだよ!」
ぶつかり合いながらも、少しずつ友情を深めていくふたりだったが、旅立ちの日に空を飛んでいた伝説のポケモン・ホウオウを見上げ、虹色の羽根を手にサトシとピカチュウは誓ったのだった。
「いつか一緒に、あいつに会いに行こうぜ!」
こうして世界一のポケモンマスターになるため、旅を始めたサトシとピカチュウは、途中でトレーナーのマコトとソウジに出会い、ホウオウに関する言い伝えを聞かされる。
「虹色の羽根に導かれ、ホウオウに会う者、虹の勇者とならん。」
いつの間にかサトシの影に潜んでいた、謎のポケモン・マーシャドーに導かれるようにして、ホウオウが住むテンセイ山を目指すサトシたちだったが、そこに強敵が現れる。ふたりはホウオウにたどり着くことができるのか!?
旅立ちの日に誓った約束を果たすため、今、ふたりが「本当のパートナー」になるまでの冒険が始まる!
●キャスト
特別出演:本郷奏多 佐藤栞里 山寺宏一 中川翔子 古田新太
サトシ:松本梨香
ピカチュウ:大谷育江
ムサシ:林原めぐみ
コジロウ:三木眞一郎
ニャース:犬山イヌコ
ナレーション:石塚運昇
●スタッフ
原案:田尻 智
監督:湯山邦彦
エグゼクティブプロデューサー:岡本順哉 宮原俊雄
プロデューサー:下平聡士 松山 進 知久 敦 片上秀長
脚本:米村正二
アニメーションプロデューサー:加藤浩幸
キャラクターデザイン:一石小百合 松原徳弘
総作画監督:一石小百合
音響監督:三間雅文
音楽:宮崎慎二
製作:ピカチュウプロジェクト
配給:東宝
●オープニング主題歌:松本梨香「めざせポケモンマスター -20th anniversary-」(SMEレコーズ)
●エンディング主題歌:林明日香「オラシオンのテーマ ~共に歩こう~」(EPICレコードジャパン)
■TVアニメ「ポケットモンスター サン&ムーン」
テレビ東京系列にて毎週木曜夜6時55分から大人気放送中
>>ポケモン映画 公式サイト
>>劇場版ポケットモンスター キミにきめた!公式ツイッター(@pokemon_movie)
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