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三森すずこさんが実写映画の吹き替えに初挑戦!特別試写会をレポート

「インド映画はアニメに近い作品」三森すずこさんが実写映画の吹き替えに初挑戦した、インド映画『チェンナイ・エクスプレス』の日本語吹き替え版試写会をレポート

 2017年7月27日(木)、渋谷・ユーロライブにてインド映画『チェンナイ・エクスプレス~愛と勇気のヒーロー参上~』の日本語吹き替え版完成披露試写会が行われました。

 本作は、インド映画歴代興収NO.1(※2013年公開時)の痛快アクション・エンタテインメント。主演男女の2人を諏訪部順一さん、三森すずこさんが担当したファミリー劇場オリジナル吹替版が、7月29日に日本で初放送されることが決定しています。

 イベントでは、今作が実写映画の吹き替え初挑戦となる、三森さんが登壇。映画の見どころや、初めて体験した実写の吹き替えにまつわるエピソードを披露してくれました。また、三森さんに対して、額に施す装飾“クムクム”(額の眉の間につける丸い印)等のインド文化についてレクチャーが行われるなど、異国の風をたっぷりと感じることができた本イベント。そんな試写会の模様を、写真と共にお届けします!

アニメ作品とインド映画の、意外な共通点とは……?
 会場がインド映画らしい、エキゾチックな音楽に包まれると、「ナマステ!」(インドで交わされる挨拶の言葉)と元気よく司会者と三森さんが登壇。作品のあらすじの紹介を挟み、さっそくトークイベントが始まりました。

 三森さんにとって、実写映画の吹き替えが初挑戦となる本作。そのきっかけについて、「ずっとやりたいやりたいと思ってたんですけど、なかなかチャンスがやって来なかったんです。そんなある日、マネージャーから『吹き替えの仕事来たよ』って言われて。どんな映画って聞いたら、『インド映画だよ』って(笑)。自分自身はインド映画に触れてこなかったので、『インド映画って、踊るやつですか』みたいな感じでしたね。でも、楽しみにしてました!」と、当時を振り返ります。

 アニメ作品とインド映画の違いについては、「リアルな人間に声をあてるので、不思議な感じでした。でも、インド映画は割と効果音が多かったり、表情がコミカルだったりするので、そういった部分ではアニメに近い作品だと思いました」と、現場での経験を語ります。

 本作以外にインド映画を観たかという質問に対しては、今作が初のインド映画体験だと答えたうえで、「初めてインド映画に触れて、こんなに面白いんだと思って。他の作品もすごく観てみたくなりました!」と、笑顔を見せます。

三森さんが吹き替えを演じるうえで、最も苦労した場面とは…?
 続いて司会者により、インドにちなんだクイズが出題されます。「インドにはいくつの言語があるでしょう?」という問いに対して、三森さんは「映画で聞いたような……」、と悩みながらも「100くらいですかね」と解答。気になる正解は、なんと1700以上というもの! これには三森さんだけでなく、会場中から驚きの声が上がります。

 その内、正式に認められているのは23言語で、その中で一番使われるのが北の方ではヒンディー語、南の方ではタミル語という言葉。三森さん演じるニーナはこのタミル語を扱うキャラクターであり、演技をする際には非常に苦労したとのこと。

「私はこの作品の中でタミル語を話してるんですが、これがすっごく難しいんです。何せまわりにタミル語を使った人がおらず、参考になる人がいなくて(笑)。色々悩みがら演じたんですけど、音響監督もタミル語分からないから、ワンテイク目でOKって言われました(笑)」と収録時のエピソードを披露してくれました。

三森さんと一緒に、インド文化に触れよう!
 司会者からのインド文化について簡単に解説が行われた後、「クムクム」作り体験が行われました。クムクムとは、吉兆の印として女性が額の真ん中に付けるもの。材料が運ばれてくる前から、三森さんは「まさかクムクムを作る日が来るとは思わなかったです!」と、異文化交流にワクワクなご様子。

 クムクムの作り方は実に単純で、ターメリックと重曹、レモン汁を一緒に混ぜ合わせるというもの。司会者によると、ターメリックの茶色は、レモン汁をかけてしばらく置いておくと赤色になるとのことです。

 出来上がったクムクムを司会者が額に塗って見せると、三森さんは「うっすらと赤くて、何だか殴られた跡みたいですね!」とコメント。突然のバイオレンス溢れる感想に、会場からは笑い声が起こりました。

 ここで、クムクムを会場にいる皆さんにも作って欲しいという思いから、映画の視聴後には会場全員にターメリックがプレゼントされるという、嬉しいサプライズが。三森さんだけでなく来場者の皆さんも異国の文化をたっぷりと感じられるような、貴重な1日となりました。

気になる作品の見どころをチェック!
 記念撮影の場面では、本作のタイトルにちなみ、「1、2、3、チェンナイ~♪」と満面の笑顔見せてくれた三森さん。イベントの最後には、本作の見どころについて語ってくれました。

「コメディ作品なので、とにかく笑いどころがたくさんあります。文化の違いを感じられるシーンが溢れていて、すごく新鮮だし、面白かったですね。個人的には主人公・ラーフルのダメ男っぷりというか。こういう人、周りにいそうだなっていう感じのダメさ加減が印象的でした(笑)。ニーナの女優さんもすごく美しくて素敵でしたね。あとは歌とダンス! 急に歌い出しますからね!(笑) 皆さん、是非楽しみにして観て下さい!」

 本作はCS放送ファミリー劇場にて、7月29日午後9時より放送されます。三森さんの初となる実写映画の吹き替え作品を、ぜひお見逃しなく!

[撮影/石橋悠 取材・文/島中一郎]

作品情報
『チェンナイ・エクスプレス~愛と勇気のヒーロー参上~』ファミリー劇場オリジナル日本語吹替版

【出演】
シャー・ルク・カーン、ディーピカー・パードゥコーン、サティヤーラージ、ニキティン・ディール、プリヤーマニー ほか
【声の出演】
諏訪部順一、三森すずこ ほか

放送日:7月29日(土)21:00~23:35[TV初放送]
[再放送]8月18日(金)25:25~27:55

放送局:CS 放送ファミリー劇場

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