声優
おれパラ10周年記念特別ライブ「おれサマー」2日目レポ

「こんなに幸せな雨は見たことがない」笑って、燃えて、感動して迎えた"おれパラ"10周年「おれサマー」2日目レポート

2017年7月15日(土)・16日(日)の2日間、富士急ハイランド・コニファーフォレストにおいて、「Original Entertainment Paradise -おれパラ- 10th Anniversary ~ORE!!SUMMER~」(以下、"おれサマー")が開催! 「Original Entertainment Paradise」(以下、"おれパラ")の10周年を記念して、初の夏の野外ライブになりました。

本稿では、2日目、7月16日(日)をたっぷりレポートします!

>>"おれサマー"1日目のレポートはこちら

2017年7月16日(日) 出演者
<ホスト>
小野大輔さん
鈴村健一さん
森久保祥太郎さん
寺島拓篤さん
<ゲスト>
小野友樹さん
畠中祐さん
下野紘さん
SCREEN mode(雅友さん/勇-YOU-さん)
岩田光央さん


2日目はもっと暑くて熱かった! みんなで跳びはねるOP
盛大に盛り上がった1日目から一夜明け、ゲストをがらっと入れ替えた2日目。なんだか昨日よりも暑い気がするぞと思いながら開演を心待ちにしていると、1日目と同じくアロハシャツに身を包んだ出演者のみなさんのトロピカルなOP映像が流れてきました。

もちろん、ゲスト部分は2日目仕様に変わっています。ホストはもちろん、岩田さんのお写真が出てきただけで、会場からは「おー!」と歓声と拍手が起こっていました。

OP映像が終わり、やはり「United Flag」で登場したホスト4人ですが、なんだか1日目よりもみなさん元気! 特に、小野さんと寺島さんはステージを元気いっぱいに跳びはねていて、その様子につられたのか、はたまた1日目の熱気が残っていたのか、お客さんも前日以上の大歓声で、一緒にジャンプしている様子が見られました。

歌い終えたホスト4人は、自己紹介とともにお客さんにご挨拶。森久保さんは「やばいくらい楽しいぞ、このフェス!」、鈴村さんは「晴れたぜー! 富士山見えてるぜー! 最高の状況の中、最高の思い出作りましょう!」、寺島さんは「"おれパラ"10周年、みんなで最高の日にしようぜ!」、そして小野さんは「みんなの熱量、その熱さ、体温、俺達に分けてくれよ。俺達を熱くしてくれよ。もっともっと熱くして返してやるから!」と挨拶。もう、OPからフィナーレのような盛り上がりっぷりでした。


リスペクトは紀章さん! おのゆうワールド全開!
この日のゲスト1人目は、小野友樹さん。ごきげんなアロハシャツにレイをかけて登場した友樹さんは、「みなさま大変長らくお待たせいたしました。小野友樹の『パーティーマン』、メドレーでお届けします。一緒に歌って踊っていただければ幸いでございます」と、まるで演歌でも歌い始めるかのような口上でスタート。(アロハシャツなのに!)

口上が終わると、急に陽気な曲が流れ始め、「Yeah yeah yeah yeah!」と歌いながら踊りはじめた友樹さん。もうこの流れだけで面白くて、会場中が「Yeah yeah yeah yeah!」と踊り始めました。

この陽気な1曲目は「Party Night」。さらに「ソーラン Night」「ターザン Night」とメドレーで続きます。「ソーラン Night」はソーラン節風の曲、さらに「ターザン Night」はまさにターザンをイメージした曲で、「ウンバッバ、ウンバッバ」と軽快に歌う曲。雰囲気の異なる楽しい曲を全力で歌いきり、がっつり会場を温めました。

歌い終えても会場の熱が冷めやらぬほどで、無言でステージを移動しながら手を振るだけでも、会場からは「ふぉー!」と声が上がり、拍手喝采。友樹さんは"おれパラ"初登場ですが、これはものすごいルーキーの誕生かもしれません!(笑)

ようやく語りはじめた友樹さん、3曲メドレーはかなり大変だったようで「これ、繋げちゃダメ! 体力もたんわね!」とお疲れの様子ですが、それでも会場の盛り上がりを見て「甲斐がありますな」「ウワサには聞いてましたけどね、お前ら最高のテンションだぜ!」と笑顔を見せました。

会場とのコール&レスポンスを楽しんだ後、2曲目は「みんなで縦ノリしたい」と、なんとロック! 「BLACK or WHITE」を熱唱しました。さっきまでのパーティーマンとは異なり、本気のロック。しかもメタル系のシャウトまで! 着ているのはごきげんなアロハシャツだというのに、会場は一気にフェスらしいロックな空気に変わりました。そのクオリティに、客席からも思わず歓声が上がるほどでした。

友樹さんがステージを後にすると、スクリーンには昨日と同じくバックステージにいるホスト4人が登場。「すごかったね」「わけがわかんない」「世界観が独特過ぎるよ」「あれだけで酒飲めるよね」「でも終わってから『また頭から見よう』ってなるの!」とホストメンバーも興奮冷めやらぬ様子で口々に感想を言い合います。

そこに友樹さんが「酒池肉林マンですー!」と、酒池肉林の文字が書かれたタスキとでっかい蝶ネクタイ、さらにひょっとこのお面を被って到着。「関係者以外はごめんなさい」「初めてなんで絡めないです」と鈴村さんにつっこまれながら中央へ迎え入れられる様子に、会場は大爆笑でした。パーティーマンっぽいタスキを探しに行ったがこれ(酒池肉林)しか見つからなかったそうです。

普段は緊張しがちで、「頑張らなきゃ」という思いが強かったという友樹さんですが、「お客さんが全力で楽しんでくれるから、頑張る必要がないくらいだった」とコメント。それでも眼鏡が曇るほどの熱さだったと語りました。

「お客さんを一緒に盛り上げるあの術がすごかったよ!」と大輔さんが絶賛すると、鈴村さんも「自由自在だね」と感服した様子。あまりの凄さに「過去にも小野友樹くんとかどうだろうって話はあったんですよ。でもよかった、サマーで!」と森久保さんが語ると、一同大笑い。さらに森久保さんが憧れのアーティストを訊ねると、「来る8月11日に誕生日を迎える谷山紀章さんが」と友樹さん。めちゃくちゃリスペクトしている様子ですが、鈴村さんには「紀章に憧れてなんでああなった!?」とつっこまれていました。


歌とダンスとトークのギャップが凄すぎる!? 畠中祐さん登場
1人目からステージも笑いも規格外だった2日目。ゲスト2人目は、なんと7月12日にデビューしたばかりという畠中さん。もちろん、"おれパラ"初登場です。

ダンサーさん2人を従えて登場した畠中さん。発売されたばかりのデビュー曲「STAND UP」を、キレッキレのダンスとともにスタイリッシュに歌い上げました。もちろん、友樹さんとはまったく異なる雰囲気を作り上げます。歌もダンスもめちゃくちゃ上手くてかっこいい!

1曲目を終え、「今週、7月12日にデビューすることになりました、畠中祐です、よろしくお願いします!」と挨拶した畠中さんですが、声優さんなのに後半はもはや舌が回っていません。「水飲んでいいですか!?」と水を飲むのにも全力な畠中さんに、会場のあちこちから「かわいい!」と声が聞こえてきました。めちゃくちゃかっこいい歌とダンスを披露した後の、終始余裕なく話すMCタイムは、インパクト抜群でしたね。

落ち着くことなく始まった2曲目は、カップリング曲「Starter」。テクノ系の素敵な曲です。やっぱり歌い始めるとまるで別人かのようなかっこよさ! お客さんもみんなで左右に大きく手を振り、時折歓声もあがっていました。

畠中さんのステージが終わり、中継で登場したホストメンバーも「めちゃくちゃかっこいいですね!」「歌ってる時の集中力半端ないじゃん」と大絶賛。「でも、なんでトークああなるんだろうね」と鈴村さんが続けると、森久保さんも「そこがいいよね。大好きになっちゃうよね」と歌っている時とトークの時とのギャップについても語りました。

そこに、「緊張したぁー、やばかったぁ!!」と到着した畠中さん。緊張した感じが全面に出ていて、やっぱりかわいいです。お客さんがノッてくれているのを見て吹き飛んだ様子。ですが、トークはやはりいっぱいいっぱいな感じが全面に出ているので「本当に同じ人!?」「そこで入れ替わって来たんじゃないの?」とつっこまれていました。今後の活躍も楽しみですね。


やっぱり即興ソングもやっちゃいます! 下野紘さん登場
つづいては"おれパラ"経験者、2016にゲスト出演したばかりの下野さんが登場です。ステージに登場しただけですごい歓声! 1曲目は、2017年春アニメ『カブキブ!』のOP主題歌「Running High」。明るく前向きなロックチューンを歌い上げました。

「どうも、下野紘でーす! さっそく水飲みまーす!」と歌い終えても元気いっぱいな下野さん。「やばいっすね、今日やばいっすね!」と会場の熱さに大興奮。会場もノリノリです。

短いMCに続いて、2曲目「ONE CHANCE」。疾走感のある2ndシングルの表題曲です。さっきロック曲を歌ったばかりとは思えないほどステージを走り回る下野さんに、会場も釘付け。歌詞の「ONE CHANCE」の部分では、お客さんも人差し指を立てて"1"にして腕を上げていたりもしました。

「続いてなんですが、……タオル持ってる人!」ということで、3曲目は「Running High」のカップリング曲「Pleasure」。会場のお客さんがタオルを振っているのがとってもきれいでした。

3曲を歌い終えた下野さん。下野さんといえば即興ソングでおなじみで、"おれパラ"2016両国公演でも「両国とおれパラとお相撲さんとサンタクロース」と題した即興ソングを披露してくれたことが記憶に新しいですが、今回はちゃんと3曲でステージを後にしてバックステージのホストメンバーへバトンパスです。

「すごいパワー」「ずっと走ってましたよ」「端から端まで全力疾走」と、パワフルなステージを披露してくれた下野さんについて口々に語るホストメンバー。また、パワフルなのにかわいい雰囲気も衰えない下野さんについて「だいぶ前から知ってるけど、ずっとかわいい」「後輩から見てもかわいい」と鈴村さんと寺島さんが語りました。ちなみに下野さんは37歳です。

「おつかれさまでーす!」と爽やかに到着した下野さんは、「一瞬泣きそうになって」と「ONE CHANCE」でお客さんが腕を上げてくれていたことに感動したことを語りました。鈴村さんが「前に"おれパラ"に出てくれた時よりも、さらにパワーアップしてる感じがした」と話すと、寺島さんも「圧倒的に進化してた」と重ねて絶賛しました。

と、ここで鈴村さんが「まだちょっとだけパワーが残ってると思うんですよ」と切り出すと、会場からは何かを察したお客さんから拍手が。やっぱり下野さんは即興ソングを歌わないと、ということで「かき氷、こめかみキーン by河口湖」を披露。いつもと違うポップな曲調で歌い上げました。


晴れ男に雨を降らせた犯人は? おなじみSCREEN mode!
つづいては、2014年と2015年の"おれパラ"にゲスト出演したSCREEN mode。現在放送中のアニメ『バチカン奇跡調査官』のOP「MYSTERIUM」で登場です。

と、ここで雨がパラパラ。晴天で始まった"おれサマー"2日目ですが、どうやらグッズのレインポンチョが活躍できそうな気配に、歌う勇-YOU-さんもちょっとだけ不安そうな表情も垣間見えました。

ギターの雅友さんは晴れ男だそうで、「軽く降ってきた? まさかの今日ここで」と話しつつも「でもね、雨を吹き飛ばすようなパフォーマンスをしていきますので、最後までよろしくお願いします!」と語り、会場を盛り上げます。

2曲目は、「Reason Living」。アニメ『文豪ストレイドッグス』のOP主題歌だった曲で、会場は雨になんて負けない大盛り上がりです。

ここでお知らせ。SCREEN mode、ワンマンライブが開催決定! 2018年1月21日(日)、東京・下北沢GARDENで行われるとのことなのでお楽しみに。さらに、2ndフルアルバムも来春発売決定。発売日や収録内容は追ってランティス公式HPとSCREEN mode公式HPでお知らせとのこと。続報要チェックです。

最後3曲目は「極限Dreamer」。2015年の"おれパラ"でも歌った思い出の曲、アニメ『夜ノヤッターマン』OP主題歌です。変わらず雨はパラついていますが、お客さんもみんな元気! SCREEN modeもお客さんも、会場みんながひとつになってステージを終えました。

もちろん、バックステージのホスト4人も元気! 「SCREEN modeかっこいい!」「風格があるよね」と話しているところにSCREEN mode到着です。

降り出した雨について、「さっき雅さんが『ごめんなさい』って言ってましたけど、雅さんのせいじゃないんですよ。このあとに原因が控えてるんです」「本気出せば出すほどこうなっちゃう人がいるんです」と森久保さんと鈴村さんがフォロー。そうです、この後にすごい雨男が待っているんです。(笑)

勇-YOU-さんは、「久しぶりの"おれパラ"だったけど、ホーム感があったし、野外でやる開放感も重なって、より楽しかった」とコメント。雅友さんは特にステージから見える富士山が印象的だった様子で、「一生できないんじゃないかって体験をさせてもらった」と話すと、勇-YOU-さんは「そこ!?」とつっこみ。ですが、さすがは雅友さん、「富士山最高でした」とぶれません。もちろんお客さんも最高でしたよ!


雨の神様降臨! ドラマティックな岩田光央ステージ
小雨のパラつくコニファーフォレストに、満を持して雨男登場! 前半ゲストパートのトリを務める、岩田光央さんです。ごきげんなニコちゃんマークのTシャツで登場した岩田さんは、満面の笑み。昨日よりもずっとホーム感のある、自信あふれる様子での登場です。

「雨ぶっとばすぞー!」と始まった1曲目は「グラスホッパー」。軽快なリズムの曲で、「ジャンプ! ジャンプ!」とみんなで歌って飛び跳ねました。

1曲目を歌い終えると、雨足はさっきより強くなっていて、岩田さんも「やべえ、雨降ってきたー!! あらためて、雨男・岩田光央です!」と挨拶。さらに「さっきの小雨で止んでいれば、SCREEN modeが雨男だったんですよ!」と話すと、会場は手を叩いての大爆笑です。

「僕が居なくなった後の"おれパラ"が、てらしー(寺島さん)が入ってくれて、4人で支えてくれて、4年後この10周年を迎えて、こんなに大きなイベントを開催することができました。それもこれも、ずっと支えてくれていたみなさんのおかげです。どうもありがとう」と語ると、会場には大きな拍手が響き渡りました。そこに「この雨は、照れくさい僕の感動の涙です。ブッ!」と重ねるのが岩田さんらしいところ。今度は笑い声とともに拍手が起こりました。

"おれパラ"を去ってからの自身を振り返り、ソロライブ開催と書籍『声優道』の出版について報告した後は、2曲目「ウェイクアップ ベイベェ ウェイクアップ!」。さらに強くなった雨に悪態をつきながらも「お天気の神様に『そろそろ晴れにしてください』という気持ちを込めて、みなさん一緒に歌っていただけますでしょうか」と歌い始めた2曲目。みんなで「HEY! ベイベェ ウェイクアップ!」と大合唱していると……なんと晴れ間が! この曲を歌い終える頃には雨が上がって晴れてきました。

歌い終えた岩田さんは、目をいっぱいに細めて満面の笑み。「ちょっとちょっとちょっと、晴れたー!!」と叫ぶと、お客さんも「いえーい!」と大興奮。さらに「じゃあ次は、神様に向かってお礼の舞をやろうか」と3曲目「かわいいオシリ」! 1万3千人がいっしょにオシリを振りました。最後のサビでは「Hey Hey」とホストメンバーも飛び出してきて楽しいステージに。空は完全に晴れていいお天気、本当に奇跡のような時間でした。

 
今日もジャック! 新ユニットbuzz★Vibes&森久保さんステージ
雨男あらため、雨の神様を味方につけた岩田さんの後は、休憩タイム。そして2日目もやってきました、森久保さんの新ユニットbuzz★Vibes! キーボードのShinnosukeさんとともに1曲を披露。みんなで手を左右に大きく振ってノリノリでした。

この直後に森久保さんは来ないだろうと思っていたら、後半ホストメンバーのトップバッターは森久保さん! 「PHANTOM PAIN」の曲とともに登場です。うっすらと日が落ち始めた会場は、ピンクのペンライトを振りまくって森久保さんを迎えました。

大歓声の中、1曲目を終えた森久保さんは「最高のフェスが今完成しようとしているんじゃないかと、ホストの一員として非常に嬉しく思っています。みなさんのその笑顔、みなさんの盛り上がりのおかげだと思っています。ありがとう!」と、1日目と2日目前半の様子に思いを馳せて感謝を伝えました。「大好きな一番風呂。休憩でちょっと下がった体温をガツンと上げるのが俺の役目です!」と2曲目「Parallel World」。ロックな森久保さんの曲の中でもヘビィな一曲です。

そして3曲目。「あれあれ、サングラス要らない時間か?」とサングラスを取って歌ったのは、ジャストタイミングな「SUNSET RADIO」。空のてっぺんは青、裾だけが少しオレンジ色に染まっていました。「楽しいね。俺やっぱ好きだな、野外」と語った森久保さん。どこまでも飛んでいけるような開放感もですが、こういう景色の変化も野外の楽しみのひとつですね。

 
やっぱりみんなで歌えるのが楽しい! 鈴村さんステージ
つづいて登場したのは、鈴村さん。1曲目はアニメ『ばらかもん』の主題歌だった「HIDE-AND-SEEK」! 「みんなで笑ったりしたい!」とみんなで歌える曲です。

途中、おれパラバンドの宇田隆さんが「ねえねえ鈴村くん」「富士山見えるよ(ハート)」と無言で手書きのメッセージを見せる小ネタも挟みながら歌い上げた「HIDE-AND-SEEK」は、お客さんの歌も手拍子もすごく大きくて、歌も鈴村さんも愛されてる感じが伝わってきました。

森久保さんと同じく、野外大好きな鈴村さん。「さっきの森久保祥太郎、すごいタイミングで『SUNSET RADIO』やってたなぁ」と狙い通りのセットリストに感嘆の声をあげました。また、「その前に雨を降らせて止ませるという岩田光央っていうのもいるから。奇跡の連続。雨男の小野大輔が言ってました『こんなに幸せな雨は見たことがない』と」と続けると、会場も賛同の拍手! 本当に、こんなドラマティックな偶然はそうそうありません。

鈴村さんは、音楽活動10周年。昨日は自身の音楽活動の始まりの場所で、始まりの曲「INTENTION」を歌ったことに触れ、「次は10年前にここで歌った歌を」と2曲目「ミトコンドリア」を熱唱しました。

最後は、やっぱりみんなで歌える曲「SHIPS」。「ウォ、オ、ウォ、オ、オ」「ウォオー、ウォオー」と大合唱をして1万3千人で歌いきりました。歌いきった時、ぐっと右手の拳を振り上げたのが最高にかっこよかったです。

 
夏も、雨も、歌も、みんな大好きに 大輔さんステージ
全面緑のペンライト、「おのでぃー!」の大歓声の中登場したのは、リーダー・小野大輔さん。ポーズを決める度に歓声とおのでぃコールが響き渡ります。そして1曲目は、やっぱり新曲「ROSA ~Blue Ocean~」! チームDも登場して、"おれサマー"にぴったりの常夏チューンを踊ります。

「一緒に踊ってくれてありがとうな!」と会場で踊ってくれた"チームD"に声を掛けた小野さんは、「演者の中でも、特にみっちゃん(岩田さん)が『俺、これ頭離れねぇんだよ』って」と出演者も踊ってくれていることを明かしました。そして、「俺達が踊って、みんなが踊っている。この会場にいるみんなを、"チームD"と呼んでいいですか!?」と語ると、会場も「いえーい!」と全力で応えて、2曲目「Kiss Kiss Kiss」へ。大輔さん最大のダンス曲「Kiss Kiss Kiss」に、会場は真っ赤なペンライトを振りながら踊りました。

友樹さんも畠中さんも踊っていましたが、そのパフォーマンスに感動したと明かしながらも「僕の踊りはちょっと違うんですよ」と大輔さん。「お気づきですよね? 見てすぐできるっていう」と続けると、一緒に踊っていたファンから歓声があがりました。たしかに、「ROSA」も発売されたばかりの新曲ですが、みんなバッチリ踊っていました。また、「新しい風が吹きながらも、自分もその中で違う色を出そうって頑張れる」と、"おれサマー"を振り返って感慨深い様子を見せ、"おれパラ"とともにあった自身の10年の音楽活動に思いを馳せました。

1日目、夏が嫌いだったけれど好きになってきていると話していた大輔さんですが、2日目は岩田さんのステージを見て「ポジティブな雨ってすごいじゃない。僕はより雨が好きになりました」と話し、さらに「僕は最初は歌が苦手でした。でも、今、本当に心の底から歌が好きです」と語ってくれました。

「みんなと一緒に10周年を迎えたのだから、これからも、次の10周年を、20周年を、みんなと迎えたいです。みんなで一緒に、思い出を作っていきましょう。そして、積み重ねていきましょう。一緒に、"おれパラ"を盛り上げていきましょう」と、泣きそうな感極まった様子で話した大輔さんのラストナンバーは、この歌とともに今日を覚えていたいのだという新曲「花火」。溢れ出る思いを歌に込めて熱唱する大輔さんと、その大輔さんを励ますように、応援するように振られていた緑色のペンライトは、きっとずっと忘れない記憶になりますね。

 
最後はいっぱい受け継いできた寺島拓篤さん!
最後を飾るのは、岩田さんの抜けた"おれパラ"を受け継いでここまできた寺島さん。「コニファーフォレスト、真っ赤に染まれー!」と赤く染まった会場で熱唱したのは、ロックな1曲目「SCARLET SIGN」。熱い曲に大いに盛り上がりました。

歌い終えると「岩田光央さん、赤色お借りしました!」と頭を下げる寺島さん。赤は岩田さんが"おれパラ"に居た頃の岩田さんのテーマカラーでした。

寺島さんは、個人名義での音楽活動は今年が5周年。最初に"おれパラ"のステージに立ったのは、その1年前。そして10年前、G.Addict(梶裕貴さん/阿部敦さん/堀江一眞さん)としてランティス祭りでコニファーフォレストのステージに立ったのが、最初の音楽のステージだったのだそう。

「一歩一歩がね、道になるんだなって。今までのこの"おれパラ"の道は、岩田光央さんが、鈴村健一さんが、森久保祥太郎さんが、小野大輔さんが、作ってきてくれた道です。途中から俺も混ぜてもらいました。毎年毎年、年末が本当に楽しみ。それがさ、夏にやってんだよ、すごくない?」と受け継がれてきたもの、自分が受け継いできたものの大きさを実感している様子に、会場も聞き入っているようでした。そして「岩田光央さんの存在はデカイ。でも、俺は岩田光央にはなれないから、岩田光央とは違う、寺島拓篤の"おれパラ"をこれからも作って行こうと思うし、これから"おれパラ"が行く道をみなさんはきっとついてきてくれるんだと思う」と挨拶しました。

そんな思いの詰まった2曲目は「Architect」。みんながジャンプして、会場中が跳ねている様子がとっても楽しそうでした。

さらに続けて「HERO」。「Everybody shout "yeah"!」「Yeah!」とコール&レスポンスを楽しんでいると、ステージそでから他のホストメンバーもひょっこり出てきて「Yeah!」とジャンプ。メンバーみんなで"おれサマー"を楽しんでいる様子に、思わず笑ってしまいました。

 
全員で「眠るものたちへ」!
「おれサマー!」コールに呼ばれてアンコール! そして、やっぱりアンコールは「眠るものたちへ」でコール&レスポンスです。これがないと終われませんよね。

まずはホストメンバーがステージ中央で肩を組んで歌い、友樹さんから順にゲストを呼び込んで、ゲストとのコーレス。なぜか岩田さんの登場でヒゲダンスを繰り広げたりして最後の1曲を楽しみました。歌い終えると、大きな大きな打ち上げ花火! そして、会場からは「ありがとうー!」と大きな感謝の声が掛けられました。

感動のフィナーレは、リーダー・大輔さんの肉声。「今日のこと一生忘れないぜー! また会おうぜー! ありがとう!」

本当に素敵な2日間を、ありがとうござました!

[取材・文/笈川 采女 写真/草刈雅之]

"おれサマー"2日目 セットリスト
01. OP. United Flag(小野大輔/鈴村健一/森久保祥太郎/寺島拓篤)
02. OY1. パーティーマンメドレー(Party Night/ソーラン Night/ターザン Night)
03. OY2. BLACK or WHITE
04. HT1. STAND UP
05. HT2. Starter
06. SH1. Running High
07. SH2. ONE CHANCE
08. SH3. Pleasure
09. SM1. MYSTERIUM
10. SM2. Reason Living
11. SM3. 極限Dreamer
12. IM1. グラスホッパー
13. IM2. ウェイクアップ ベイベェ ウェイクアップ!
14. IM3. かわいいオシリ
15. M1. PHANTOM PAIN
16. M2. Parallel World
17. M3. SUNSET RADIO
18. S1. HIDE-AND-SEEK
19. S2. ミトコンドリア
20. S3. SHIPS
21. O1. ROSA ~Blue Ocean~
22. O2. Kiss Kiss Kiss
23. O3. 花火
24. T1. SCARLET SIGN
25. T2. Architect
26. T3. HERO
27. EN. 眠るものたちへ(全員)

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