声優
作家の坂本さんが美味しい活躍を見せた宮田幸季さんリサイタル「公演 2 deux ~act 色彩なきパエザッジョ~」レポート

ラジオ「宮田幸季です」から作家の坂本さんも駆けつけた宮田幸季さんのリサイタル-1st-「公演 2 deux ~act 色彩なきパエザッジョ~」レポート

2017年10月7日(土)、8日(日)の日程で、四谷区民ホールで開催された声優・宮田幸季さんのファーストリサイタル。その2回目の公演となる「公演 2 deux ~act 色彩なきパエザッジョ~」の模様を、本稿ではお届けします。

1回目の公演「公演 1 un ~act 白鳥ブリコラージュ~」から一転。今回の副題はセカンドアルバムと同じ「色彩なきパエザッジョ」ということで、ステージの垂れ幕も白から赤へとチェンジ! 雰囲気がガラッと変わったほか、アコースティックギターを主として大胆なアレンジがなされた楽曲を演奏する一幕も……!?

なお、「公演 3 trois ~finale~」のレポートも掲載予定です。「公演 1 un ~act 白鳥ブリコラージュ~」と合わせて各公演の違いを見つけてみてください。

1曲目からアルバム表題曲でたたみかける!
流れていたBGMが消え会場が暗くなってくると、まるで星が瞬くかのようにポツポツとサイリウムの光が灯り始めます。会場の準備が整ったところでステージの幕が開き、宮田さんが登場!! 1曲目からイベント副題となっている「色彩なきパエザッジョ」を熱唱し、すぐさまラジオで告知した通りの紫に変わるサイリウムたち。

続けざまの2曲目はファーストアルバムの表題曲となった「白鳥プリコラージュ」!! 開幕からのサプライズに、会場のテンションは最高潮のまま最初のMCへと移りました。衣装の感想を求めた宮田さんへ「カッコイイー!」の声を届けたところで、また声出しを行うことに。

今回は昼公演ということで、昨日の「こんばんわんこそば」ではなく「こんにチワワ」で行い、トークでは雨の日に階段から転げ落ちてしまったエピソードを披露。聞いているだけでも痛々しい話だったのですが、ラジオ「宮田幸季です」作家の坂本さんはそれを聞いてケラケラ笑いだしたそうで……。

そんな坂本さんにまつわる話が次々と飛び出すものの、「色彩なきパエザッジョ」や「白鳥ブリコラージュ」のアルバムを買ってくれなかったといった薄情なエピソードばかり! 最後は会場総出で坂本さんへのブーイングを行いましたが、まさかこれが後の伏線になっていたとは……!!

コンビニおにぎりの海苔で唇を切ってしまった話では、会場でも宮田さんと同じことをしてしまった人がチラホラと。そんな共感しやすいエピソードで場を盛り上げたところで、3曲目は「笑顔の魔法」! 今回は3曲目からキーボードの杉本バッハさんにサイリウムの色を聞いていき、7番の“ピンク”に決定!!

上手くこの色がハマる楽曲になっていて、和やかな空気に包まれると、「1秒後の未来」「雲を読む」と3曲立て続けに歌い上げ、一度宮田さん、バッハさん、ギターの浅井真さんがステージからはけていきます。さんがステージからはけていきます。

ラジオ「宮田幸季です」の作家・坂本さんが美味しい(!?)活躍を見せる!!
するとスクリーンが現れ、上映されたのは昨日と同様「宮田幸季の世界にようこそ」! しかし一部趣が異なっていて、今回の映像ではラジオ収録時に宮田さんが育てたプチトマトを坂本さんが食べる場面が主。宮田さんの指示でまだ緑色のプチトマトを食べることになってしまった坂本さんでしたが、お味のほうはやはり想像どおりだったようで……。

もちろん美味しそうな赤いプチトマトも宮田さんと食し、一緒に舌鼓を打っていました。なんだかんだ言っても仲は良いようです。

その後、衣装チェンジした宮田さんと、バッハさん、浅井さんがステージに舞い戻ると、先ほどまでと編成を変えて演奏へと入りました。歌ったのは1曲目に歌唱した「色彩なきパエザッジョ」のアコースティックギターバージョン!

前日は楽曲制作時にあった歌詞の候補をメロディにのせてお届けし、違った側面を見せてくれましたが、今回は演奏する楽器を変えることで、同じ曲でもここまで印象が変わるのかというところを感じさせました。

続く「色づくScene」もアコースティックバージョンでお届けしました。この曲は応援ソングな側面を持っていて、ファンのみなさんの背中を押せたらという思いで歌詞を書いていたのだそうです。

しっとりとした曲調でさらに情感が増した「色づくScene」の世界に酔いしれ、再びMCの時間。こここまでやたらと坂本さんの話が出ていた理由が、遂に明らかになることに! そうです、坂本さんはこの2回目の公演にお忍びで訪れていたのです!!

宮田さんの無茶ぶりでステージに上がることとなった坂本さんでしたが、次々と災難が振りかかることになります。「色彩なきパエザッジョ」「白鳥ブリコラージュ」のCDを購入しなかったことや、宮田さんが階段から落ちた際に笑ったことを追及されて会場からブーイングを貰っていました。

また、宮田さんが持参した納豆ソーダ、イカの塩辛ソーダ、桜エビソーダを一気飲みすることになったりと、色々な意味で美味しい活躍ぶり!! この登場について坂本さんは知らされていなかったそうで、それにも関わらず会場を盛り上げてくれた坂本さんには、会場から温かい拍手が贈られました。

「色づくScene」は宮田さんからのエール……!!
坂本さんが様々な珍味で宮田さんに翻弄された後は、記念撮影を実施。ようやく演奏へと戻って行くことに。続いての曲は「悲しみのLOVE AFFAIR」でしっとりと決め、残すところ後3曲というところで再びMCへと移ります。

ここで宮田さんからあるお願いが……!! 「色彩なきパエザッジョ」のアニメイトツアーイベントのトークショーで決まったニックネームで呼んで欲しいということで、ここから宮田さんを“幸さま”と呼ぶことに。バッハさんと浅井さんのニックネームも宮田さんの提案で決めることとなり、会場のみなさんのアイディアで浅井さんが“ダンディ”。バッハさんが常に帽子をかぶっているからか“ハットマン”に決定!!

続く「Carnaval」では宮田さんの合図でそのニックネームを呼ぶ場面があり、これまで以上の盛り上がりを見せました。立て続けに演奏した「マスカレード」もその盛り上がりのままに熱唱すると、宮田さんはこの2曲の前に、ずっと座りっぱなしだとエコノミークラス症候群になってしまうと、立ってもらった会場のみなさんに、もう一度座ってもらうよう気を使っていました。

2回目の公演ラストの曲は、先ほどアコースティックバージョンでお届けした「色づくScene」!! 歌唱前のMCでこの曲の歌詞についてのトークを展開。一番初めのAメロ「涙も忘れる現実の中」という詞は宮田さんの経験の中から出てきた言葉のようで、「本当に辛い時は必死だから涙も出ない」とコメント。

「白鳥ブリコラージュ」のお渡し会や手紙などで「辛いことがあったが宮田さんの曲に元気を貰えた」というファンの多くの声から、「色づくScene」はそんなみなさんのパワーになるような恩返しソングを目指して書いたのだそうです。この楽曲で幕を閉じるかと思われましたが、席を立つ人は誰もおらず、アンコールを求める拍手の中、再び宮田さんがステージに上ります……。

「幸さまー!」という歓声に包まれると、これまで自分に関わってきてくれた沢山の人たちに心から感謝していると述べた宮田さん。「僕と関わった人はみんな、幸せになって貰いたい」と語ると、「色づくScene」を大切に聞いていって欲しいと求めました。

アンコールの楽曲は「またね」……!! ステージが夕暮れ時を思わせる朱色に染まり、寂しげながらもまた会える日を信じられる、そんなこの曲で2回目の公演は幕を閉じました。

2回目の公演はいかがだったでしょうか? ラジオ「宮田幸季です」から坂本さんも駆けつけ、楽しい時間を共有できたことと思います。またこういった機会を設ける為にも、宮田さんの応援を欠かさずにしていきましょう!

【セットリスト】
01.色彩なきパエザッジョ
02.笑顔の魔法
03.白鳥ブリコラージュ
04.1秒後の未来
05.雲を読む
06.色彩なきパエザッジョ ※アコースティックVer
07.色づくScene ※アコースティックVer
08.悲しみのLOVE AFFAIR
09.Carnaval
10.マスカレード
11.色づくScene
EN.またね


[取材・文/胃の上心臓]

>>宮田幸季 Official Music Information Site
>>宮田幸季ですTwitterアカウント(@MiyataK_staff)

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