舞台『キングオブプリズム』(キンプリ)ゲネプロレポート!劇場版の熱さ、興奮そのままに更なるきらめきを見せた応援上演
応援上映などで大きな話題を読んだ『KING OF PRISM』の初舞台化作品である舞台『KING OF PRISM-Over the Sunshine!-』が、2017年11月8日からAiiA 2.5 Theater Tokyoにて東京公演が行われています。
『KING OF PRISM』は『プリティーリズム レインボーライブ』のスピンオフとして制作された劇場版作品。長期にわたるロングラン上映のほか、観客たちが声援を送りながら映画を観る“応援上映”という鑑賞スタイルなども大きな話題となりました。
そんな本作の初舞台化作品である『KING OF PRISM-Over the Sunshine!-』。キャストには劇場版で鷹梁ミナトを演じた五十嵐雅さんが舞台版にも同じ役として参加している事でも話題となっています。
劇場版では“応援上映”でしたが、舞台でも“応援上演”ということで、どんな作品に仕上がっているのか。本稿ではゲネプロ公演の模様と合わせて、媒体向けに行われた囲み取材の模様もお届けいたします!
おおまかなストーリーは原作どおりですが、一部のシーンには舞台版ならではのシーンや演出も追加されていて、劇場版でもコミカルだったお風呂のシーンは舞台版で更にコミカルなっていたり、シュワルツローズの解説役として高田馬場ジョージが活躍したりなど、細かいところで舞台でしか見られない演出が随所にありました。何度も劇場版を観たというファンの方の目にも新鮮に映るはずです。
もちろん、劇中のプリズムショーも忠実に再現されていて、「athletic core」「EZ DO DANCE」などお馴染みのプリズムショーの数々がキャストの熱演によって舞台上で蘇ります。また、舞台版だけのオリジナルソングもあり、こちらはストーリーに花を添えるものから、終演後にはなかなか見れない氷室聖と法月仁とのデュエットソングなどもありました!
そんな本作を見て驚かされたのは、様々な部分での再現度。例えば「athletic core」のプリズムジャンプ“二人で行こう! 純愛トキメキサイクリング”では、オバレの3人が実際の自転車に乗って登場します。そして特に驚かされたのは、カヅキとアレクサンダーの対決のシーン。カヅキのアクロバットなダンスとアレクサンダーの力強いパワフルなダンスも驚くほどの再現度で、劇場版を見た時に感じたあの熱さや興奮をまた新たな形で体験できるはず。
公演のチケットは全て完売となってしまいましたが、千秋楽のライブビューイングはチケット発売中ですので、キャストたちの熱演を一目観てみてはいかがでしょうか。
ゲネプロ前の囲み取材の模様をお届け!
――大阪公演はスタンディングオベーションがあるほど大盛況でしたが、振り返っていかがですか。
一条シン役・橋本祥平さん(以下、橋本):公演が始まる前に応援上映に行って『キンプリ』の世界を体感したんです。その時にお客さんの熱量が凄くて、公演を行うにあたってちゃんとお客様が映画館の様に声を出してくれるのかという所で不安がいっぱいだったんですけど、大阪を終えて映画館と同じような熱量を向けてくれました。本当にお客さんがいないと成立しない作品だなと改めて思いましたし、千秋楽にスタンディングオベーションしてくださって、お客様の「ありがとう」の声を聞いた瞬間には稽古も遅い時間までやって頑張ってきて良かったなってしみじみ実感しました。
神浜コウジ役・小南光司さん(以下、小南):稽古をやってきて、認めて頂けるかと一生懸命やってきて、お客さんが応援上映と同じ様に応援して下さるのが嬉しかったです。大阪の千秋楽公演でスタンディングオベーションの時は、まだ半分も終わって無いのに裏のモニターから観て涙が出そうになって、感動しました。
速水ヒロ役・杉江大志さん(以下、杉江):この作品は、お客さまと一緒に作っている感覚をこれだけ強く感じる作品は今まで無かったので本当に新しいなと思います。そのお客様のエネルギーが凄いからこそ、いろんなコンテンツに広がっている作品なので、その声援に負けない様にと思いました
仁科カヅキ役・大見拓土さん(以下、大見):大阪の千秋楽でスタンディングオベーションを受けて、本当に幸せで、実際に楽屋で大泣きしている人もいて、それだけ頑張ってきたので、東京では更に大きな声援を頂けられるようにみんなで頑張って行きたいと思います。
大和アレクサンダー役・spiさん(以下、spi):舞台って「お客さんが入って完成する」ってよく言いますけど、この作品はまさにそうだなと思いました。最初はどうなるかと思ったんですけど、応援上映を演劇に持ってきたらどうなるかと思ったんですけど、ここまでお客さんもノリノリで参加して下さって、その歓声で疲れも吹っ飛んで何公演でも出来るぞって気持ちになりました。
鷹梁ミナト役・五十嵐雅さん(以下、五十嵐):劇場版と舞台版の2つの世界を観させてもらって贅沢だなと思っているんですが、『キンプリ』のエリートの方にも『ブタキン』を受け入れて頂けたんじゃないかという証がスタンディングオベーションだったんです。劇場版以上の舞台版でした伝えられない煌めきっていうのが届けられたんじゃないかと思ったんです。もっと虹の向こうを見たいとスタンディングオベーションを見て感じました。
――ご自身の演じるキャラクターの舞台での見所はどんなところでしょうか。
橋本:今回、応援上演という形で舞台をやらせて頂いていますが、劇場版は映画の今までの概念を覆すような作品でして、舞台に関しても僕が知っている舞台の概念を崩す作品になっています。お客さんの熱量も凄いですし、お客さんも含めて作品を作っている感覚でやっています。他の舞台でも声援などはありますけど、僕らのお芝居にお客さんも入ってくるというコミュニケーションをとりながらお芝居を作るというのは新しいものを作っている実感があるので、劇場に来たお客さんも一体感を感じて頂けたらなと思います。
小南:コウジは凄く普段は優しい感じですけど、シンとの対決のシーンではコウジの二面性が出ていて、僕の中では彼のお父さんのとお母さんの性格を兼ね備えている部分を出せているのが演じていて凄く気持ち良いんです。いつもはニコニコしているんですけど、「一条シン!」って叫ぶところは気持ちよくて、そのシーンは快感ですね。
杉江:コウジがハリウッドへ行くお別れのシーンは、歌と踊りが多い作品の中でお芝居として魅せるポイントだなと思っています。オバレが歩んできた道や関係性を少しでも深く伝えられるように、舞台だからこそ伝わる思いがあると思うので是非注目して頂けたらなと思います。
大見:アレクサンダーとの対決のシーンは稽古の時から汗だくで稽古していました。1番歌とダンスが激しくて、本番は疲れも溜まってますけど、お客さんの声援で本番でしか出せないパワーが出ているとおもうので、そのシーンは観て熱くなって頂けたらと思います。あと、バトルスーツも再現度が高いのでそこにも注目して頂けたらと思います。
spi:シュワルツロースでライブが本編の後にあるんですが、仁と聖が一緒に歌ったり、今まで見れなかった組み合わせでのライブもあるので、そこが見所ですかね。
五十嵐:劇場版の鷹梁ミナトと舞台版とで、どうしても求められるものが変わりますので、アプローチを変えざるを得なかったんです。それでも、皆様が愛して下さる鷹梁ミナトを舞台できらめかせたかったので、そのギリギリのラインを攻めてみました。舞台版の鷹梁ミナトとして楽しんで是非楽しんで欲しいですね。それがもろに出るのがメンバー紹介のシーンで、リズムに乗せてセリフを飛ばしていかないといけないので本来のミナト像とは違うんですが、そこも楽しんで頂ければと思います。
――キャスト陣の中で最年長の五十嵐さんの兄貴ぶりはいかがですか。
杉江:1番年上なのに、分け隔てなく気さくに全員に気を使ってくださって、飾らないカッコつけない格好良い大人だなといつも思っています。
spi:和みますよね。
杉江:これだけ後輩にいじられる先輩もなかなかいないと思うくらいムードメーカーだと思います。
橋本:僕らもリスペクトを絶対的にしている所があって、キンプリ愛が爆発している人なので、そこについていこうと思っています。
舞台情報
舞台「KING OF PRISM-Over the Sunshine!-」
■日程
大阪:11月2日(木)~11月5日(日)
東京:11月8日(水)~11月12日(日)
※公演日時は変更の可能性があります
■劇場
大阪:梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
東京:AiiA 2.5 Theater Tokyo
■出演者:
橋本祥平(一条シン役)、小南光司(神浜コウジ役)、杉江大志(速水ヒロ役)、大見拓土(仁科カヅキ役)、横井翔二郎(太刀花ユキノジョウ役)、長江崚行(香賀美タイガ役)、村上喜紀(十王院カケル役)、五十嵐雅(鷹梁ミナト役)、星元裕月(西園寺レオ役)、廣野凌大(涼野ユウ役)、内藤大希(如月ルヰ役)、spi(大和アレクサンダー役)、古谷大和(高田馬場ジョージ役)、and more…
※出演者は変更になる可能性がございます。
■原作:タカラトミーアーツ/シンソフィア/エイベックス・ピクチャーズ/タツノコプロ
■脚本:青葉譲
■演出:宇治川まさなり
■音楽:石塚玲依
■主催「KING OF PRISM -Over the Sunshine!-」製作委員会2017
■チケット:●一般指定席8,000円(税込/全席指定)
11月12日(日)千秋楽ライブビューイングチケット発売中! 残りわずか!
公演Blu-ray&DVD&CD、3月23日(金)発売決定!
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