キス顔・ドジっ子・妖精の森&お布団ショット…「エロマンガFes」で夢のような人生相談!藤田茜さん&松岡禎丞さんら和泉兄妹がヒロインのキワドい姿を激写
ライトノベル作家の兄・和泉正宗と、その妹で兄の作品のイラストを担当する和泉紗霧。ふたりの兄妹と、彼らを取り巻くキャラクターたちの業界ドタバタコメディとして2017年4月より放送されたTVアニメ『エロマンガ先生』。そんな本作の単独イベント「エロマンガFes」が、2017年11月12日(日)、舞浜アンフィシアターにて開催され、正宗役の松岡禎丞さんと紗霧役の藤田茜さんを筆頭に、6名の声優陣が集結!
作品にちなんだトークはもちろん、原作担当編集の三木一馬氏とアニプレックスの高橋祐馬氏と一緒に、アニメ『エロマンガ先生』を総括するコーナーも行われました!
朗読劇では和泉家を再現した舞台セットで、声優陣がキャラクターとして様々なシチュエーションで写真撮影にチャレンジしたほか、主題歌アーティストのClariSとTrySailのライブコーナーも催され、大盛況のうちに幕を下ろしました。
【出演者】
松岡禎丞さん(和泉正宗役)
藤田茜さん(和泉紗霧役)
高橋未奈美さん(山田エルフ役)
大西沙織さん(千寿ムラマサ役)
木戸衣吹さん(神野めぐみ役)
石川由依さん(高砂智恵役)
ClariS
TrySail
アニメ第1話で動画配信を切り忘れた紗霧と、それを指摘するために駆け出した正宗のやり取りをイベント用にアレンジした影ナレが行われ、「エロマンガFes、はっじまっるよー!」の掛け声でイベント開始が告げられます。
声優陣の自己紹介では、最高に盛り上がっていこー!と勢いのある挨拶で始めた藤田さんや、「エロマンガ(先生)は好きかー!」と観客を大いに煽った松岡さんなど、それぞれの方法で会場を温めていきました。
このイベントをもって放送終了からおよそ4か月が経過したということで、みなさん感慨深げな様子。このまま作品トークに移るかと思われましたが、藤田さんによると“ある企画の準備”があるようで、最初のコーナーで声優陣のトークコーナーは終わりなのだとか。
というわけで、最初で最後のコーナー「エロマンガ先生アンケート!!」を実施。このコーナーでは、声優陣が事前に実施したアンケートをもとにトークを展開します。最初のお題は「妹にするなら?」!!
“妹”ということで女性キャラクターかと思いきや、松岡さん、藤田さん、高橋さん、大西さんの4人が紗霧の“兄”である正宗を選択するまさかの展開になってしまいました。
正宗を選ばなかったのは、めぐみを選んだ石川さんと、智恵を選んだ木戸さんのふたりだけ。お互いがお互いの演じたキャラクターを選んだことから、まずは石川さんと木戸さんがその理由を説明します。
石川さんは、めぐみが実はお姉ちゃんキャラだからこそ妹にしてみたいんだそう。木戸さんは智恵のしっかりしたところに惹かれたのだとか。
正宗を選んだ女性陣は、彼の料理ができて面倒見のいいところや、劇中の紗霧よろしく床をドンと蹴るだけでご飯を出してくれる甲斐甲斐しさが好評な様子。
そんな正宗を演じる松岡さんは、最初に「正宗は多分性転換したらいい」と爆弾発言。なんとこの質問、“妹にするなら?”にもかかわらず、渡されたアンケートの最初の選択肢が男性である正宗だったというのです。
また、彼以外のキャラクターも一応分析してみたそうですが、それでもなお松岡さんは妹にするなら正宗しかないと感じたようです。
この答えを受けて藤田さんが松岡さんに「(逆に)一番妹にはしたくないのは?」と聞くと、「露出が高すぎる子はダメですね」とピシャリ。木戸さんが不服を訴えると、「そんなところが好きな人もいる」「場が明るくなる」「あんなコミュ力が欲しい」と周囲が必死にフォローします。
その流れで「(めぐみのように)小学生の時に友達100人出来た人っている?」と藤田さんが問うと、「やめようよ」「今日は明るく行こう」と切実な声が上がり、この話題はここまでとなりました。
続いての質問は、正宗と紗霧のように「コンビを組んで一緒に作品を作るなら?」。『エロマンガ先生』は個性的なキャラクターばかりでしたが、松岡さん、藤田さん、大西さん、石川さんの4人が智恵を選ぶ結果に。
残ったふたり、高橋さんは劇中のエルフよろしくエロマンガ先生と仕事をしたいということで紗霧。木戸さんが、やる気MAXファイヤーの時しか仕事をしないエルフと似たところがあるとしてエルフを指名。
個性の強いキャラクターたちの中から4人に選ばれた智恵。しかし、その理由も様々で、(智恵以外は)みんな個性が強すぎると言う大西さんは、一番穏便に済みそうなところを、ライトノベルを作ると考えた藤田さんは、現在の流行りなど傾向と対策を知っていそうなところを挙げました。
ひとりずつ一緒に仕事をすると考えた結果、残ったのが智恵だという松岡さんは、一般の目線で作品を見てくれそうな点に注目。智恵を演じる石川さんは、「智恵はコンビになれば絶対にフォローや応援をしてくれるし、パートナーとしても絶対に良妻物件なのでオススメです!」とアピールしていました。
やはり怒らせなければ優しくしっかり者で、一緒に頑張ってくれそうな智恵はパートナーに最適ということなのでしょうか。といったところで、コーナー終了を告げる鐘が響きます。
ここで声優陣のトークを終えると、始まったばかりにも関わらず締めの挨拶を行い声優陣が退場。「この後は、あのお面を被ったふたりのコーナー」という藤田さんの言葉でClariSのライブかと思われましたが……!?
現れたのはアラフォー男子? まさかの公認トイレタイムに突入!!
トークコーナーの後、お面を被って登場したのは、まさかの原作担当編集・三木一馬氏&アニプレックス・高橋祐馬氏!! お面の二人組でClariSを期待したみなさんに謝罪すると、この時間がトイレタイムであることを告知。
本当にトイレに向かう人が続出すると、その状況すらも笑いに変えるおふたりの「覇権アニメ『エロマンガ先生』のココがスゴイ!!!」のコーナーへ! ここでは、三木氏&高橋氏がアニメ『エロマンガ先生』を総括していき、会場を三木ワールドに取り込んでいきます。
ニコ生で藤田さんを布教されたという高橋氏が、「藤田派に入ろうかと……」と発言……したと思いきや、唐突にスーツを脱ぎ始め……藤田さんの顔が大きく描かれたTシャツを会場のみなさんに披露!! 高橋氏の男気で会場を沸かせます。
東京都在住のM・Kさん「紗霧のエロノビクスマジ最高っす! 人生変わったっす」
「『エロマンガ先生』のアニメが素晴らしかったから、原作者・伏見つかさ先生の腰痛が治る」といったプレゼンでは、『エロマンガ先生』が健康にも良い影響を与えることが分かりました。
続く「君は“エロノビクス”を知っているか……?」では、OP・ED映像など紗霧が踊るシーンを流し、 “紗霧ダンス”にダイエット効果があることを証明!!
実際に東京都在住のM・Kさん(お察しください)が、この“エロノビクス”を試したそうで、「紗霧のエロノビクスマジ最高っす! 人生変わったっす」とコメント。
証拠写真もわざわざ映し出すと、確かにお腹周りがシュッとしていた印象を受けました。
しかし、これを見た高橋氏から「2000人のお客さんの前でこの写真を見せるのはどんな気持ちですか?」と問われると、三木氏は「あの……場を繋いでネタ作れって言われたんですよ……!!」と大人の事情を覗かせ、会場を爆笑の渦に包みました!!
最後に真面目な話として「『エロマンガ先生』の作品性はみんなへの応援ソング」だったことを話すと、正宗や紗霧のように創作にチャレンジする人へエールを贈りました。
おふたりのありがたいお話が終わったところで、いよいよ声優陣総出の一大コーナーの時間となりました。
壮大な音楽が流れると、会場に和泉家を再現した大掛かりな舞台セットが登場!! こちらはかつての「俺の妹がこんなに可愛いわけがない。フェスティバル」を思わせるセットで、これをもって朗読劇の幕が開きました。
声優陣は作中でそれぞれキャラクターが着ていたものと同じ衣装で登場。ここからは本人としてではなく、キャラクターとして会場のみなさんの前に立つことに。
松岡さん演じる正宗のモノローグからスタートし、早速紗霧の部屋に入ると、いつもは『星くず☆うぃっちメルル』のお面を被っている紗霧こと藤田さんのお面が、ClariSのふたりを思わせるものになっていました。どうやらネットでふたりのライブを見たようで、その影響なのだとか。
正宗と紗霧がClariSのライブの生配信を見るという体で、そのままライブパートに突入。歌ったのはもちろんオープニングテーマ「ヒトリゴト」で、アニメの放送と同じくこの後に始まる物語へのドキドキ感を高めてくれました。
ClariSのライブが終わると、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない。』を思わせる“妹からの人生相談”を受ける正宗。エネルギー切れで絵が描けなくなってしまった紗霧からのオーダー「私以外の可愛い女の子が見たい」をこなしていくことに。
可愛い女の子が見たいと言いつつ、紗霧からは細かくシチュエーションやポーズを指定されており、「妹の人生相談に答えるのが兄貴ってものだ!」と意気込むも正宗は悪戦苦闘。
「美少女たちのあんなポーズやこんなポーズを写真に収めて見せる!」とは言っても、正宗ひとりではやっぱり無理なので、早速エルフとムラマサを家に招いて作戦会議となりました。
高橋さんのロリータファッションと、大西さんの艶やかな着物姿に目を奪われる!!
そうしてエルフとムラマサとして、高橋さんと大西さんが舞台上に現れました。高橋さんがエルフと同じロリータファッション、大西さんがムラマサと同じ着物姿で登場!会場が大歓声に包まれます。
ふたりの可愛らしい姿に沸き上がる会場を尻目に、紗霧からの指令を順番にこなしていくことになりました。最初のお題は“美少女のキス顔が見たい!見たい!!見たい!!!”ということで、このお題は木戸さん演じるめぐみのターンです。
エルフとムラマサが庭で様子を窺いつつ、残った正宗がめぐみを迎えることに。登場するなり「私にエッチなことをするつもりです?」と言うめぐみに、あんなポーズやこんなポーズを写真に収めたい正宗は言い淀んでしまいます。
それでも何とか「ちょっとしたお願いがある」と切り出そうとしたところで、紗霧と以前に借りたライトノベルの感想を語りたいというめぐみ。その流れで彼女の心境を歌ったキャラソン「スマイル同盟」(Blu-ray&DVD第3巻収録)のライブを行いました。
観客席をオレンジ色の光一色で染め上げたライブの後は、遂にめぐみ(木戸さん)のキス顔撮影!!! 渋るかと思いきや、なんと撮影を快諾しためぐみの大変可愛らしい画を写真に収められたところで、次のターゲットは智恵!
シチュエーションは“ドジっ子美少女、尻もちついて本まみれ、イテテテ”。ステージ中央からせりあがって来た“たかさご書店”にて、まずは智恵がオススメライトノベルを紹介する一幕がありました。
そうして発売前のBlu-ray&DVD第6巻収録の智恵のキャラソン「物語のそばで」を歌唱。物販グッズの販促も行い、めぐみと同じようにシチュエーションに即した写真撮影に、智恵(石川さん)が臨むことになりました。
すると、唐突に現れたエルフとムラマサが、ちょっといかがわしいカメラマンのごとく智恵にシチュエーションを細かく指示。その甲斐もあって、とってもドジっ子な写真が撮影できました。
智恵は最後に言いたいことがあるとして“イベントTシャツ”を宣伝。最後まで販促を忘れない彼女が退場したところで、残りはエルフとムラマサのふたりだけ!
エルフへの指示は「山田先生と兄さんが見た光景を再現してほしい」のため、第9話「妹と妖精の島」でふたりが語らった蛍のいる森を、会場のみなさんが持つペンライトを蛍に見立てて再現することに。一面緑の光に包まれたところで、「FREEDOM GIRL」(Blu-ray&DVD第2巻収録)を歌い、エルフ(高橋さん)は会場をバックに記念撮影。
そして、ラストのムラマサ(大西さん)はまさかの“全裸”! となりかけましたが、絶対無理ということで“パンイチ”→男物シャツ、びしょびしょ、スケスケ”→“正宗と添い寝”と過激さが抑えめになっていきます。
しかし“正宗と添い寝”は紗霧から「絶対ダメ!」とNGが出てしまい、結局“お布団ショット”で手を打つことになりました。
舞台上に畳と布団が召喚されると、その代わりに自分の頼みも聞いて欲しいというムラマサ。Blu-ray&DVD第5巻収録のキャラソン「夢想君語り」をもって「私のために小説を書いて欲しい」という思いの丈を正宗にぶつけたところで、いよいよ撮影へ……!!
ムラマサの写真は、3日ほど寝ていない着物姿の女の子が、布団の中から誘ってくる際どいシチュエーションとなりました。珍しく正宗からも布団を少しめくるよう指示が入り、会場から歓喜の声が轟きます。
この羞恥に耐え切れなくなったムラマサが舞台からはけていくと、「次はどんな写真を撮る!?」と嬉々として語るエルフ。しかし、そんな彼女も担当編集の差し金で、仕事に戻るように強制連行され、正宗と紗霧だけが舞台に残りました。
兄妹の夢はまだ終わらない!
「みんなといる時、楽しそうだった」と正宗に拗ねて見せる紗霧。しかし、「どこにいても、誰といても、何を見ても、いつもお前のことを考えてるんだ」と正宗が話すと、たちまち照れた表情を浮かべます。そして、「Secret Link」(Blu-ray&DVD第1巻収録)を歌ったところで正宗と紗霧が2ショットで記念撮影を行い、この物語も終了の時間が近づいてきました。
どうやらこれまでの企画は、正宗のスランプに気づいた紗霧の作戦だったようで、最後はすべてが丸く収まりました。でも、紗霧には最後にひとつ「TrySailのライブが見たい」という人生相談があるようで……!!
急に人生相談の規模が大きくなって戸惑う正宗でしたが、「今夜はエロマンガFesだから、叶わないことはない!」と、ステージにTrySailの3人を呼び込みました!!
そうして「adrenaline!!!」を歌うTrySailのパフォーマンスで一通り盛り上がると、これまで朗読劇で大活躍だった声優陣が再登場。代表して藤田さんと松岡さんがコメントを残すことに。
ふたりとも、このイベントでアニメ『エロマンガ先生』が一区切りとなることに寂しさを感じているようでしたが、終演後に特報映像が公開!! なんと2018年に新作OVAの制作が決定しました!!!
兄妹の夢と、彼らを取り巻く人たちの日常はまだまだ続きます! 今後もアニメ公式サイトやTwitterアカウントを追いかけて、情報をチェックしていきましょう。
[取材・文/胃の上心臓]
「エロマンガFes」イベント概要
【日時】11月12日(日)
【場所】舞浜アンフィシアター
【出演者】藤田茜・松岡禎丞・高橋未奈美・大西沙織・木戸衣吹・石川由依
【アーティスト】ClariS、TrySail
作品情報
●スタッフ
原作:伏見つかさ(電撃文庫刊)
原作イラスト:かんざきひろ
監督:竹下良平
シリーズ構成:高橋龍也
キャラクターデザイン:織田広之
総作画監督:岡勇一・小林真平
色彩設計:ホカリカナコ
美術監督:小川友佳子(KLAS)
撮影監督:青嶋俊明
音響監督:山口貴之
音楽:菊谷知樹
制作:A-1 Pictures
製作:EMP
●キャスト
和泉紗霧:藤田茜
和泉正宗:松岡禎丞
山田エルフ:高橋未奈美
千寿ムラマサ:大西沙織
神野めぐみ:木戸衣吹
高砂智恵:石川由依
神楽坂あやめ:小松未可子
獅童国光:島崎信長
>>TVアニメ『エロマンガ先生』公式サイト
>>『俺妹』&『エロマンガ先生』公式Twitter(@oreimo_eromanga)