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『プリキュア』15周年ステージで新カードコミューン発表! 魂ネイション2017『プリキュア』シリーズ15周年スペシャルステージ

カードコミューンが約15年ぶりによみがえる!魂ネイション2017『プリキュア』シリーズ15周年スペシャルステージレポート

『ふたりはプリキュア』(04~05年)から現在の『キラキラ☆プリキュアアラモード』(放送中)まで14作にわたって続いている「プリキュア」シリーズ。その15周年を記念したトークショーが、12月1日に「魂ネイション2017」のステージ企画としてベルサール秋葉原で行われました。

ゲストには、『ふたりはプリキュア』を立ち上げて『Yes!プリキュア5GoGo!』(08~09年)までのプロデューサーを務めた東映アニメーションの鷲尾天さん(*1)、『ふたりはプリキュア』『ふたりはプリキュア Max Heart』のシリーズディレクター(SD)・西尾大介さん、美墨なぎさ/キュアブラック役の本名陽子さん、雪城ほのか/キュアホワイト役のゆかなさん、そしてキュアブラックとキュアホワイトの着ぐるみが登壇。当時の思い出話に花を咲かせたほか、グッズ関連の最新情報も明かされました!

*1 『Go!プリンセスプリキュア』(15~16年)、『魔法つかいプリキュア!』(16~17年)、『キラキラ☆プリキュアアラモード』にも企画として参加。

「プリキュアは一年で終わると思っていた」
『ふたりはプリキュア』の放送が始まったのは、2004年2月1日。2018年2月1日からの1年間が、「プリキュア」シリーズ15周年のアニバーサリーイヤーと位置づけられています。11月30日には「プリキュア15周年公式サイト」もオープンしたところでした。



アニバーサリーイヤーの幕開けにふさわしい、『ふたりはプリキュア』の中心を担ったスタッフとキャストが集う貴重なステージとなった今回。冬場の屋外ステージ開催にもかかわらず、たくさんのファンが会場に詰めかけました。

まず語られたのは、『ふたりはプリキュア』立ち上げ当時のエピソード。鷲尾プロデューサーが会社の昼休みに中庭の噴水へと西尾さんを呼び、シリーズディレクターのオファーをした「2003年プリキュア三顧の礼」(鷲尾プロデューサー)が始まりだったといいます。

女の子ものでありつつもアクションを押し出したいという鷲尾プロデューサーのコンセプトに対し、西尾SDは「わかった。うまくいかなかったら、謝って逃げちゃおうか」と承諾。鷲尾プロデューサーは、「ちゃんと謝ってから逃げる。なんて律儀なんだろうと思って、やっぱりこの人と一緒にやろうと思った」と話し、会場の笑いを誘っていました。いまでこそ「プリキュア」シリーズは14作続いていますが、立ち上げ当時は一年きりで終わるものだと思っていたそうです。

西尾SDは、女の子が激しいアクションをする理由付けについて、「日ごろの生活レベルでの疑問などを大事にしつつ、それがもとで体を張ることになる。登場人物の一人ひとりが、自分の頭と体で事に向かう。そうできれば(女の子ものでも)『アクション』をやれるはずだと考えた」と解説。このあたりは、その後のシリーズ全作に受け継がれている要素だといえそうです。

そんな立ち上げ話を受けて、本名さんとゆかなさんはオーディションの話題に。ふたりはオーディション中にたまたまペアになり、決まった役とは逆の配役――本名さんがほのか、ゆかなさんがなぎさ――を演じたそうです。

「小さいころからアクションに憧れがありました。オーディションは、とにかく楽しんで演じて、それが音として伝わればいいなと思っていました」(ゆかなさん)、「力のなさを痛感しているタイミングでのオーディションでした。当時していたアルバイトを抜けて行ったことをおぼえています。プリキュアがなかったら、本当に私自身の人生が始まってなかったなと思います」(本名さん)と、当時の心境を振り返っていました。


プリキュアシリーズ15周年記念グッズが続々と発売
この日のイベントでは、プリキュア15周年を記念したグッズも複数発表されました。なかでも注目は、『ふたりはプリキュア』の変身アイテム・カードコミューン! 「ふたりはプリキュア カードコミューン 15th Anniversary Edition」として、劇中のビジュアルを忠実に再現したデザイン、仕様に生まれ変わって発売されることが明かになりました。

新しいカードコミューンには、妖精のミップル(CV:関智一)とメップル(CV:矢島晶子)の声はもちろん、なぎさとほのかの声も新録されるとのこと。本名さんとゆかなさんは、まさにこの日にボイス収録のオファーを受けたそうで、「また一緒に収録できて、それを皆さんに喜んでいただける日が来るんだと思うと、すごくうれしいです」(ゆかなさん)と喜んでいました。

また、新作ヴィネットフィギュアの情報も解禁に。バンダイが「スケールフィギュアの最高峰に挑戦する」という新しい高品質フィギュアブランドのキャラクター第一弾に、キュアブラックとキュアホワイトが決定し、試作品がお披露目となりました。

アニメOP映像に登場するビルと瓦礫をイメージしたヴィネットをバックに、ポーズを決めるキュアブラックとキュアホワイト。キャラクターデザイン・稲上晃さんが原画を描きおろし、監修もしているとあって、迫力は抜群です。

さらに、プリキュアのアクションフィギュアを毎シリーズ展開中の「S.H.Figuarts」ブランドにおいても、プリキュアシリーズ15周年を記念した新プロジェクトが進行中とのこと。『Yes!プリキュア5』、『Yes!プリキュア5GoGo!』のキャラクターデザイン・川村敏江さんが原画描きおろしと監修を行う、「究極のキュアドリーム」を製作中ということで、こちらも要チェックです。

記念グッズの発表ラッシュを受けて、「当時は1シリーズ目ということで、ひとつ商品化されるたびに感動して、みんなで買いに走ったり、アフレコに持ち寄ったりしました」(本名)、「数量限定の商品を、みなさまと争って買っていました……(笑)」(ゆかな)など、ゲストの4人は感慨深げな様子でした。


着ぐるみと一緒に名乗りを生披露!
あっという間にエンディングを迎えたトークショー。『ふたりはプリキュア』放送当時からのファンや、その後の作品から遡って好きになったファンなど大勢を前にして本名さんは、「みなさんの愛で後押しをしてもらいながら、前へ前へ進み続けてこられた気がします。プリキュアシリーズ15周年、とにかく楽しく、激しく、熱く盛り上げていきたいなと思います!」と熱くコメント。

ゆかなさんも、「みんなで全力を出して切り開いてきたこの道が、振り返るとこんな風景になっていて感動します。自分たちの力で工夫して、もしくは気合をひねり出して、なんとか一歩でも先に進むということを、ずっとしてきました。これからも頑張っていきますので、よろしくお願いします!」と、プリキュアらしい力強さを感じる挨拶で締めていました。

最後には、本名さんとゆかなさんが、キュアブラック、キュアホワイトと並び、「光の使者、キュアブラック! 光の使者、キュアホワイト! ふたりはプリキュア! 闇の力の下僕たちよ! とっととお家に帰りなさい!」と、名乗りの生アテレコを披露。約15年前のシリーズということもあり、そのありがたみはひとしおで、会場からは歓声やため息がもれていました。

プリキュアシリーズ15周年のアニバーサリーイヤーは、来年2月を前に早くもヒートアップ気味。今後の展開にも期待です!

>>プリキュア15周年公式サイト

(C)ABC-A・東映アニメーション
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