声とイラストと音楽の融合 川上千尋単独朗読劇「星綵Project vol.1」レポート
1月6日~7日に川上千尋さんの単独朗読劇「星綵Project Vol.1」が公演されました。
その朗読劇のレポートをお届けします。
舞台美術に圧巻!
会場に入った瞬間から広がる幻想的な空気感。舞台上にある月や星、雲、そして散りばめられた星くずと思われる電飾が、まるで会場全体がプラネタリウムを思わせます。
入口正面には、今回の朗読劇の題材である天秤座と蠍座の「星座少女」のイラストが飾られていた。
このイラストも川上さんが自身で描いている。
ステージに上がるのは一人、しかしそこに現れたのは……
開演のアナウンスが流れると、まずはステージに浮かぶ星空に幻想的なステージ。音楽に乗せて物語が紡がれていく。優しい柔らかい表情、切なく悲しい表情、激しい怒りの表情と本を読んでいるだけなのに、すごく伝わってくる感情に観客が引き込まれていきました。
単独朗読劇なのでステージに居るのは川上千尋さんただ一人、しかし表情豊かに演じられる物語は一人では無い。見事に演じ分けられ、ステージに映し出されるイラストも相まって、見事に二人が掛け合いをする。
朗読劇ならではの芝居を堪能出来る舞台だった。
脚本も音楽もオリジナル!
作品の脚本も劇中に流れる伴奏音楽も幕間に流された歌唱曲も全てがオリジナルで制作され、セリフと音楽が一体となっていく様はとても素晴らしく、この為だけに作られたと言う事を体感出来ました。
終演後のアフタートークでは羽鳥風画さんと篠崎央彡さんも登壇し、音楽制作の裏話をされていました。
天秤座の楽曲では、現代楽器と昔の楽器が左右でそれぞれ流れていて、コーラスの掛け合いも過去から未来へを渡す演出がなされているとのこと。
劇伴音楽もオリジナル曲のメロディを活かしつつ、生の芝居を活かせるように作られているとのことだった。
最後に川上さんが、星座少女の絵はリスナーからの意見で描き上げられたものであり、この作品は私一人では無くお客さんを含めたみなさんによって作られた作品であると話し、残りの10星座分もいつかは星綵Projectで披露したいと意気込みを語って、閉幕しました。
オリジナル楽曲入り朗読CDやポスナーなどの公演グッズは、ラジオ番組「川上千尋StoryJukeBox」の通信販売サイトで購入可能なので、会場に行けなかった人も星綵Projectの雰囲気を楽しんで頂けます。
【公演日】
2018年1月6日(土)、7日(日)
【会場】
Perfoming Gallary&Cafe 絵空箱
【出演】
川上千尋
【音楽】
羽鳥風画、篠崎央彡
番組情報
川上千尋StoryJukeBox
パーソナリティ:川上千尋
配信日:毎週火曜日更新
更新回:第110回
次回更新予定:1月23日
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