柿原さんとゲスト声優の“素”の部分が堪能できる!?『柿原徹也のひざくりげ ~ひびけ!戦国名言編』第1話先行上映会&トークショー【昼の部】をレポート
2018年1月20日(土)、人気声優・柿原徹也さん初のテレビ冠番組となる『柿原徹也のひざくりげ ~ひびけ!戦国名言編~』(通称:かきくり)の第1話先行上映会&トークショーが実施されました。
本番組は、柿原さんがゲストの声優さんたちと一緒に、偉人の名言を求めて1泊2日の旅に出る歴史旅番組です。気になる第1回目のゲストは石川界人さん、第2回目は細谷佳正さん、第3回目は岡本信彦さん! 3月25日(日)23:30よりアニメ専門チャンネル<アニマックス>にて放送開始となります。
本稿では、柿原さんの初冠番組が初めて公開された先行上映&トークショー【昼の部】の模様とあわせて、イベント終了後のインタビューをお届けします!
“かきくり”の撮影秘話やゲスト声優さんとの裏話を披露!
『柿原徹也のひざくりげ ~ひびけ!戦国名言編~』第1話の先行上映が終わり、MCの吉田尚記アナウンサーと柿原徹也さんがステージに登場。普段から飲み仲間であるおふたりは、「お酒なしでのやり取りがめずらしい! 新鮮!」と、他愛ない話で会場を盛り上げます。
今回のイベントで番組が初公開されたということで、おふたりが感想を呼びかけると客席から大きな拍手が起こるシーンも。ゲストに石川界人さんを迎えた第1話の上映会では、たびたび笑いが湧き起こるなど、みなさん楽しんでいたようです。
柿原さんは完成した映像を見て、“アクシデント”が起きた映像もそのまま使われていることに驚いていました。
柿原さん曰く、「結構ヤバい映像」が流れているようなので、視聴する側も柿原さんと一緒に旅をしているような感覚だけでなく、何が起きるかわからないドキドキ感も味わうことができるでしょう。
また、忘れてはいけないのが、本番組は偉人の名言を求めて旅に出る“歴史旅番組”であること。第1話では、柿原さんが1番好きな武将「武田信玄」の名言を求めて、ゆかりの地を巡ります。
そこで、武田信玄を好きになったきっかけの話になり、柿原さんがドイツにいた頃(幼少時はドイツで過ごされていました)、家の本棚に武田信玄の本が置いてあったそうです。
読み進んでいくうちに、男らしさや筋が通っている考え方に惹かれたのだとか。武田信玄の名言を聞くと、「今の世の中に通ずるものがあるなと感じる」と、熱く語る柿原さんに、吉田アナウンサーも「戦国武将になりたいの!?」とツッコミます。
声優というお仕事が注目されている昨今、まさしく「自分も戦国時代を生き抜かなければならない、戦国武将な気分でいる」と柿原さん自身、思いを語られていました。
トークが盛り上がる中、撮影時の写真をステージに映しながら旅を振り返ることに。ロケは、去年の初夏に行われたそうで、半袖姿の柿原さんと石川さんの写真がステージ上に映し出されました。
山梨県を旅したおふたり。甲府駅にある武田信玄像を見に行こうとしたら、ちょうど工事中だったようです(現在は工事が終わっています)。まるで、武田信玄像が工事現場の監督をしているかのような写真に、柿原さんも会場のお客さんからも笑いがこぼれます。
なんと、会場には、甲府から来ていた方もいらっしゃったようで、「柿原さんが地元に来たような感覚になったでしょう?」という吉田アナウンサーの問いに“うんうん”とうなずかれていました。地元民だけが知っているような場所にも行っているそうなので、もしかしたら、あなたが知っている場所に柿原さんが訪れているのかもしれません……!
本番組の見どころポイントでもある“柿原さんとゲスト声優による「偉人たちの名言」朗読”をしている写真が映し出されたときには、会場から笑い声が。第1話の放送をご覧になるとわかりますが、ただ普通に名言の紹介をするのではなく、ちょっとカッコつけたようなアングルと雰囲気の中で紹介されているんです。
柿原さんは撮影時に、カメラマンさんからアングルにこだわった角度を要求され、カッコつけながら名言を紹介するのが「すごく恥ずかしかった」という裏話も披露されました。そんな柿原さんとゲスト声優による「偉人たちの名言」朗読は、思わず“ニヤニヤ”しちゃうような映像になっているのでぜひご注目ください!
そんな恥ずかしいシーンもあったという柿原さんですが、ロケで使ったカメラの性能に感動したのだとか。レンズが固定されているカメラは走っても被写体を逃さないということで、本番組では技術を駆使したクオリティの高い映像も楽しめちゃいます。
続いて、映し出されたのは、柿原さんと石川さんがお風呂あがりの浴衣姿でお酒を飲んでいる写真。こちらの模様は第2話で放送されますが、「昼も飲んでましたよね?」という吉田アナウンサーに対し、「飲んでなきゃやってられないのよ(笑)」という柿原さん。
番組のロケではあちこち訪れるので休憩時間がほとんどなく、移動中もカメラがまわっていたのだとか。そんな気持ちになるのも納得です。ほかにも、石川さんと熱く語っている様子やおふたりのお風呂シーンなど、見どころがたくさんあるのでぜひお楽しみに!
そして、第3話で放送される武田信玄の装束を身につけた柿原さんの写真も映し出されました。武田信玄の象徴ともいえる赤色の装束に身を包んだ柿原さんはどこか勇ましく、また違った雰囲気を醸し出しています。
カッコいい装束を身につけて何をするのか、期待が膨らみますね♪ ちなみに、第3話は4月8日放送となるのでお見逃しなく!
また、第4話~第6話のゲスト声優・細谷佳正さんとは「織田信長」の名言を求めて愛知県へ。第7話~第9話のゲスト声優・岡本信彦さんとは「徳川家康」の名言を求めて静岡県へ行かれたとのこと。
「それぞれの見どころは?」との問いに、柿原さんは「声優さんのすごさを知りました!」と意外な答えで会場全体がざわめきます。
世間の人たちがどのように自分たちを見ているのか把握しきれていないところがあったという柿原さん。どの現場に行ってもゲスト声優さんが現地の人から声をかけられる様子を見て、「みんなすごく有名なんだな」と改めて実感したそうです。
日頃、室内でお仕事をしている声優さんたちが素の状態で旅をする、そんな姿が見られるのも本場組の見どころとなっています。
ここでちょっと柿原さんのプライベートな面にも触れていくことに。旅番組ということで、「もともと旅好きですか?」という質問に、「好きは好きなんですけど……」と言葉をにごしながらも、「“旅をしても疲れちゃうんだったら家でいいかな~でもちょっとどこかに行きたいな~”と思ったときは、後輩たちに電話をして、1日だけのグランピング(街中でキャンプをすること)をしたりしています。」と、アクティブな一面も見られました。グランピングを楽しむ柿原さんの姿も見てみたいですね♪
まだまだ話を聞いていたいところですが、トークショーも終わりの時間。最後に柿原さんから会場のみなさんへ番組を楽しみにしてほしいというメッセージが述べられました。
柿原さんの気さくな人柄が感じられるトークショーはあっという間に感じられ、会場のみなさんは「楽しかったね!」と口をそろえ、笑顔で満ちあふれていました。
『柿原徹也のひざくりげ ~ひびけ!戦国名言編』は3月25日より毎週日曜日の23:30~放送されます。また、吉田アナウンサーがMCを務める番組『ミュ~コミ+プラスTV presented by アニマックス』の3月23日放送回では、ゲストに柿原さんが登場するので、こちらもぜひチェックしてください!
ゲスト声優さんたちと心から楽しんでいる姿に注目してほしい
先行上映&トークショーの終了後に、インタビューを実施。ゲスト声優さんとの旅で感じられたことなどたっぷり語っていただきました。
――初冠番組が決まったときの感想をお聞かせください。
柿原徹也さん(以下、柿原):芸歴17年、お芝居と歌などのエンターテインメントで表現をしてきましたが、このようなテレビ番組を冠でやらせていただくのは初めてでした。新たな挑戦をいただけたことを、表現者としてとても嬉しく思っています。
――番組収録を終えられて、見どころやポイントを教えてください。
柿原:本気で面白いものを作ってみなさんに見てもらいたい気持ちが強かったので、今回はゲストの方をこだわらせてもらいました。頑張ってプライベート感を出すのではなく、普通に一緒にいるだけでお互いに素でいられる気を遣わない方たちと一緒に番組をつくりたいと思っていたんです。
番組では、心の底から楽しんでいる柿原徹也の姿が見られると思うので、そこを楽しみにしてもらいたいなと思います。
――実際にホストとして番組をまわしてみていかがでしたか?
柿原:大変でした!冠番組を作ることがどれくらい大変なのかちゃんと分かっていなかったんです。スタッフの皆さんもすごく体力を使って制作されていることを初めて知りました。
僕自身も初めてのテレビ冠番組でしたので本気で取りかからせていただきました。第1回目のゲストが界人でよかったなと思っています。
――石川界人さん、細谷佳正さん、岡本信彦さんとそれぞれ旅をされて、新たな一面を感じたことはありましたか?
柿原:界人は、自分が想像していたよりも頑張り屋さん。もっと飄々としているのかなと思っていましたが、覚悟を決めて「何でもやります!」と全力で挑んでくれました。界人の熱い部分や素直な部分がそのまま出ていたのではないでしょうか。
細谷は、良い意味で頑固! 「やりたい!」と思ったことは曲げないんです。お芝居では求められたものにしっかり返していますが、番組では「せっかく柿原さんとの時間なので、こういうことを話したいんです」「こういう会話をしたいからカメラを止めないでください」と、良い頑固さと彼がやりたいことをそのまま伝える素直な一面が垣間見れたかなと思います。
また、意外と映像でのお芝居が苦手という一面も分かり、見ていてかわいいなぁと。カッコつけた姿よりも自然体な彼が1番かっこいいなと感じました。
のぶは、柔軟ですごく器用。3人の中でも、その器用がゆえに何にでも対応してくれるという感じでした。もちろん、ほかのふたりとも楽に過ごせましたが、のぶと過ごした時間が1番自然だったかな。
同じレーベルで歌を出したり、ライブやイベントをしているので、その点でお互いに慣れていますよね。想像していた以上に僕のことを信用してくれているんだな、と感じました。
――今回の旅番組を経験して、声優としてのお仕事に影響した部分はありましたか?
柿原:完成した番組を見たときにDJ.ナイクさんのナレーションを聴いて、バラエティ番組のナレーションをやりたいなとすごく思いました。やはり声優が本業なので、お仕事お待ちしています(笑)
――今回が初の“冠”番組ということで、柿原さん自身“キング”と思うところがあれば教えてください。
柿原:うーん……キングと言ってもいいかどうかわかりませんが、「人に干渉しない“キング”」かな。人からどう思われているのか気にしない性格なので、“自分は自分”という部分があるんです。なんか変な答えになってすみません(笑)
――番組のテーマが“歴史”と聞いたときの感想や、改めて日本の歴史や戦国武将に感じられた気持ちをお聞かせください。
柿原:僕としては“歴史”にフィーチャーするのではなく、その土地へ一緒に行きたいと思ったゲストと、その土地ならではのものを楽しむことを1番大切にしたつもりです。この番組を通して、“本気で歴史を知ってもらいたい!”と強く意識しているわけではないので、気楽に見てもらえたらと思います。
後は、僕自身、戦国ものの作品はそんなに関わったことがなかったので、めちゃくちゃカッコいい武将、特に武田信玄の役を演じてみたいなと思いました。
――番組内では武田信玄の装束を身につけたり、石川さんとは一緒にお風呂に入るサービスシーンもありましたね。
柿原:お風呂のシーンは滅多にやらないので、界人も承諾してくれてよかったです。第1話では河原で青春ごっこみたいなことをするシーンもありましたけど、ずっとカメラをまわしているので大変でした(笑)。
だけど、普段はカメラがまわっていないところで見せるような自然体な部分が、この番組では詰まっているのかもしれません。そんな生々しいところを見て、みなさんに楽しんでいただけるポイントだと思います。
――放送日を楽しみにしています! ありがとうございました!
番組情報
【番組タイトル】
「柿原徹也のひざくりげ ~ひびけ!戦国名言編~」
【出演】柿原徹也
【ゲスト】
第1話~3話 石川界人
第4話~6話 細谷佳正
第7話~9話 岡本信彦
【放送日時】3月25日(日)より毎週日曜23時30分放送
※リピート放送あり ※5月6日(日)は休止予定