『LOST SONG』放送直前SPステージレポート! 鈴木このみさんのパワフルな歌声が響く! そして楽屋では田村ゆかりさんが……!?【アニメジャパン2018】
2018年3月24日から25日まで東京ビッグサイトで開催された日本最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2018(アニメジャパン2018)」にて、4月より放送開始される春の新TVアニメ『LOST SONG』の放送直前スペシャルステージが行われました。
『LOST SONG』は、2016年10月より放送されたテレビアニメ『Occultic;Nine』でシリーズ構成を担当した「森田と純平」さんが原作・監督・脚本を手掛けるファンタジー作品。架空の大陸ヌーナシアを舞台に、村の少女リンと王都の歌姫フィーニスが、「奇跡を生む歌」をめぐる壮大な物語を紡いでいくオリジナル作品です。
3月25日に開催された『LOST SONG』放送直前SPステージには、ダブル主演となる鈴木このみさん(リン役)と田村ゆかりさん(フィーニス役)、そして久野美咲さん(アル役)、茅野愛衣さん(コルテ役/メル役)、鈴木裕斗さん(ベルンシュタイン4世役)、MCとして鷲崎健さんが登壇してトークセッションなどを披露しました。
収録裏話はもちろんのこと、放送直前SPステージの楽屋裏話まで飛び出した楽しいトーク内容とはいったい……!?
午前の眠気を吹き飛ばす、鈴木このみさんのパワフルな歌声!
朝10時20分に設定されたスペシャルステージは、WHITEステージ2日目のトップを飾るとあって、開始前はややまったりとした雰囲気。しかし主演でアーティストの鈴木このみさんがステージにあがると会場の空気は一変!! オープニング主題歌「歌えばそこに君がいるから」の疾走感あるサビが近づくにつれてリズムが眠気を蹴散らします。
鈴木このみさんはアーティストではありますが、2016年11月に開催された「鈴木このみ Birthday Live 2016 ~Cheers!!!~」にて、声優に初挑戦することを発表。1年にも及ぶボイストレーニングに打ち込みながら、主役の少女リンの役作りに挑みました。
声優初挑戦で主役を任され、しかも田村ゆかりさんとのダブル主演という大きなプレッシャーを感じるだろう状況ですが、スペシャルステージではそんなプレッシャーなど微塵も感じさせない、活き活きとしたパフォーマンスで歌い上げます。
客席に手を伸ばし、全身で訴えかけるように紡ぐ鈴木このみさんのパワフルな歌声は、早朝から駆けつけたファンにエナジーを注入!! 感情豊かなパフォーマンスはやがて客席を支配し、はやくもスペシャルステージへの期待感を煽ります。それはスペシャルステージのみならず、アニメジャパン2日目の幕開けにふさわしいオープニングアクトでした。
ステージ楽屋裏話もポロリ!? 『LOST SONG』プレゼントーク
鈴木このみさんのオープニング主題歌「歌えばそこに君がいるから」がフルサイズで披露された後は、いよいよ田村ゆかりさん、久野美咲さん、茅野愛衣さん、鈴木裕斗さんも登壇してトークセッションがスタート!! 本作の魅力・裏話・注目ポイントをそれぞれがパネルに書いてプレゼンする「プレゼントーク」がはじまります。ちなみに出演者のみなさんがパネルに書いたプレゼンポイントは以下の通り。
●鈴木このみさん『実は知っていました』
●田村ゆかりさん『言ってほしいけど、言わないで』
●久野美咲さん 『LOST SONG RADIO』
●茅野愛衣さん 『あの頃は……』
●鈴木裕斗さん 『男子飲み会』
まず田村ゆかりさんは『言ってほしいけど、言わないで』で本作の裏話を披露。田村さんは先のストーリーを知らずにアフレコに挑むことで、キャラクターが感じる「ドキドキ」を共有し、同じ目線に立った演技をされます。そのため監督にも先の展開は黙っていて欲しいとお願いしたそうです。先の展開を早く知りたい作品だけど、言わないで欲しいとも思う……そんな、揺れる気持ちを教えてくれました。
久野美咲さんはパネルの枠にはみ出すほど大きく『LOST SONG RADIO』と書いて、田村さんの笑いを誘っていました。なにしろパネルには回答だけではなくご自身のサインも書き添えることになっています。そのため楽屋でパネルに記入した際には、田村さんにどこにサインを入れるか猛烈に聞かれたそうです。
肝心の『LOST SONG RADIO』の回答は、響ラジオステーションで配信中のWebラジオ『鈴木このみと久野美咲のLOST SONG RADIO』についてでした。今まで色々なゲストを迎えましたが、このステージに登壇している田村さん、茅野さん、鈴木裕斗さんはまだ出演されていないということで、鈴木このみさんと一緒に熱烈なラブコールを送っていました。
ちなみに番組では毎回、鈴木このみさんの生歌が聞けるとのことなので、この機会にぜひ!!
『鈴木このみと久野美咲のLOST SONG RADIO』配信ページ
続いて鈴木裕斗さんが『男子飲み会』についてプレゼンします。アフレコ現場では出演者みんなで今後の展開を予想したり、監督のひと声で飲み会が開催されたりするなど、いい雰囲気で収録が行われているのだとか。男子飲み会をした時には作品について熱く語りあったばかりか、鈴木さんとヘンリー役の山下誠一郎さんがそれぞれお互いの担当キャラクターでオーディションを受けていたことも判明し、盛り上がったことを教えてくれました。
茅野愛衣さんはコルテとメルの二役を担当しますが、はじめはメル役でオーディションを受けていたとのこと。それがオーディション当日にコルテも受ける流れになり、後日、コルテとメルの二役に決定したそうです。二役に決定した理由は物語に大きく関わることなので詳しくは語れないそうですが、どうやら最後まで目を離せない作品になっている様子。その部分でも期待が膨らみます。
また『あの頃は……』の回答では、鈴木このみさんと縁があったことを報告してくれました。当時まだ16歳だった鈴木さんは主題歌の担当でしたが、その後も何度か同じ作品で一緒になることがあり不思議な縁を感じているようです。そんな経緯もあり、茅野さんの本作オススメポイントは「鈴木このみ」さん。パワフルな歌と同様、演技もパワフルとのことでした。
最後にプレゼントークをするのは鈴木このみさん。出演者は全員、先の展開を知らされずにアフレコに挑んだのですが、なんと鈴木さんだけは結末まで知っていたとか! オープニング主題歌「歌えばそこに君がいるから」の歌詞を畑亜貴さんと共作するために必要な情報だったそうで、ここではじめて打ち明けてくれました。
この告白に、ステージ上の共演者は全員、目を丸くして「まさか!?」の表情。特に田村ゆかりさんは「先の展開を教えないで!!」派なので、混乱するやら胸をなでおろすやら。アフレコ現場では何も知らない様子で出演者のみなさんと盛り上がっていただけに、鈴木このみさんの演技力に、皆さん驚いたり感心したりしていました。
そしてプレゼントークの後は、初公開となるPV第3弾を上映。ひとりずつ締めの挨拶をしてステージは終了しました。
退場間際のフォトセッションでは立ち位置を決めつつお互いにじゃれあっていた出演者の皆さん。そこからも現場のいい雰囲気が伝わってきて、4月から放送開始される本作への期待感が高まりました。
[取材・文/気賀沢昌志]
作品情報
TVアニメ「LOST SONG」
─ この歌は星の運命すら変える
2大歌姫による幻奏叙事詩(ファンタジーオペラ)
<配信情報>
Netflix先行配信:2018年3月31日(土)より毎週土曜
Netflix全世界配信:2018年夏
<TV放送>
TOKYO MX:2018年4月7日(土)より毎週土曜25:30〜26:00
サンテレビ:2018年4月7日(土)より毎週土曜25:30〜26:00
KBS京都:2018年4月8日(日)より毎週日曜23:30〜24:00
テレビ愛知:2018年4月8日(日)より毎週日曜25:35〜26:05
BSフジ:2018年4月11日(水)より毎週水曜24:00〜24:30
<CAST>
リン:鈴木このみ
フィーニス:田村ゆかり
アル:久野美咲
ポニー・グッドライト:たかはし智秋
ヘンリー・レオボルト:山下誠一郎
アリュー・ルックス:瀬戸麻沙美
モニカ・ルックス:芹澤優
コルテ/メル:茅野愛衣
バズラ・ベアモルス:小山剛志
ルード・ベルンシュタイン4世:鈴木裕斗
ドクター・ヴァイゼン:小形満
タルジア・ホークレイ:糸博
<STAFF>
原作・監督・脚本:森田と純平(MAGES.)
キャラクター原案:福田知則(MAGES.)
アニメーションファシリテーター:櫻井親良
メインキャラクターデザイン:金子志津枝
サブキャラクターデザイン:原修一・藤澤俊幸
デザインワークス:バーンストーム・デザインラボ
美術監督:大久保錦一
背景美術:でほぎゃらりー
色彩設計:大西峰代
撮影監督:山本弥芳
作詞:畑 亜貴
音楽:白戸佑輔(Dream Monster)
音楽制作:MAGES.
制作:LIDENFILMS×ドワンゴ(共同制作)
TVアニメ「LOST SONG」公式サイト
TVアニメ「LOST SONG」公式ツイッター(@lostsonganime)