『シン・ゴジラ』の樋口真嗣監督が手掛ける新作アニメ!『ひそねとまそたん』久野美咲×黒沢ともよ×河瀬茉希 鼎談
4月12日から放送がスタートするオリジナルアニメーション『ひそねとまそたん』。総監督を『ガメラ』シリーズや『シン・ゴジラ』などの特撮映画で知られる樋口真嗣さん。シリーズ構成を『さよならの朝に約束の花をかざろう』で監督デビューも果たした脚本家の岡田麿里さん。その他にも、実力派のスタッフ陣が多数集結した作品で、昨年12月に制作発表会が開催された時から大きな注目を集めています。
不思議な語感のタイトルなど、最初は謎だらけでしたが、その後、徐々に情報が公開。航空自衛隊岐阜基地を舞台に、ドラゴンの「まそたん」と、新人ドラゴンパイロット(Dパイ)の甘粕ひそねを中心とした物語が描かれることも明らかになってきました。
放送も間近に控え、主要キャラクターを演じるキャスト陣へのインタビューが実現。思ったことがすべて言葉として出てしまう甘粕ひそね役の久野美咲さん。ひそねが来るまでは岐阜基地のDパイ最有力候補だった貝崎名緒役の黒沢ともよさん。福岡県築城基地勤務のDパイで文武両道な星野絵瑠役の河瀬茉希さん。
アフレコを通して、すでに『ひそねとまそたん』に夢中になっているお三方に、作品やキャラクターたちについて語り合っていただきました。
航空自衛隊のリアルな現場の雰囲気も描きつつ、空想的なお話が展開
──『ひそねとまそたん』は完全オリジナル作品ですが、どのような作品なのか、簡単に紹介していただけますか?
甘粕ひそね役・久野美咲さん(以下、久野):まそたんというドラゴンと、自衛隊員のひそねが出会うところから始まる物語なんですけれど。ファンタジー……と言って良いのかな?
星野絵瑠役・河瀬茉希さん(以下、河瀬):ファンタジーなんですけれど、リアルなところはリアルなんです。
久野:航空自衛隊の岐阜基地が舞台になっていて、実際にある機体とかも登場します。リアルな現場の雰囲気も描きつつ、現実にはまったく有り得ない空想的なお話が展開していく作品です。
貝崎名緒役・黒沢ともよさん(以下、黒沢):リアルとファンタジーのバランスが絶妙なんですよね。大方のところでリアリティは高いんですけど、エッセンス的にはすごくファンタジー。
河瀬:ドラゴンが出てきますからね。
久野:リアルだけど、どこか非現実的な感じなんだよね。
黒沢:会話感も、キャストに委ねてもらえているところが大きくて、すごくナチュラルなんですけれど、悲鳴とか驚いた時などのお芝居はすごくコミカル。収録の序盤は、(悲鳴などで)「もっとコミカルに」というディレクションもあったのですが、最近は、みんな作品の雰囲気も分かってきて。ますます自由にやらせていただいています。
河瀬:キャラクターはくせ者揃いで、皆さんが本当に自由に演じられている様子をキョロキョロと見ながら、私も楽しく演じさせていただいています。私の演じている絵瑠も、けっこうくせ者なので(笑)。
──皆さんが演じているキャラクターを紹介していただけますか?
久野:甘粕ひそねは、心に浮かんだ感情や考えが、そのまま言葉になって出てしまうキャラクターで、周りの人を傷つけてしまう経験をたくさんしてきた女の子です。
そのことは、ひそね自身も自覚しているんですけれど、どうしても直せないんですよね。だから、相手を傷つけてしまうぐらいだったら黙っていようと決めて、(地元から離れ)任期制隊員の航空自衛官になったんです。
──相手が嫌がることも言ってしまうキャラクターを演じるのは、どのような気持ちですか?
久野:普段、私は日常生活の会話の中で、何か伝えようと思ってから実際に言葉にできるのに時間がかかる方なんです。相手に伝えるつもりはないことが口に出てくるって、どういう感覚なんだろうと、すごく考えました。
例えば、気持ち悪いものを見た時、「あ、気持ち悪い」って口からポロッと出てきたりすることはあるのかなと思うんですけど、ひそねの場合はそうではなくて。ひそねの中で文章になっているモノローグがそのまま言葉として出てくるんですよ。
黒沢:早口でバーってね。
久野:そうそう。しかも、頭と心の中に浮かんでから口に出るまでに、ラグがまったく無いんです。感情と思考と言葉がゼロ距離。ひそね独自の話速とリズムは、何度も演じているうちに、やっとつかめてきた感じです。すごく大変でしたが、演じるのは楽しいなって思います(笑)。実際には、なかなかできないことなので。
黒沢:最初、名緒とひそねは全然相性が良くないんですね。私は演じるキャラクターに思考を乗っ取られちゃうタイプだから、それが現場でも反映されて。第1話のアフレコの時、久しぶりに美咲ちゃんに会えたから「すごく嬉しい!」という気持ちでテストを始めたはずなのに、途中で「無理!」って感じになっちゃって。
久野:私が?(笑)
黒沢:違う違う(笑)。名緒としてひそねの言葉を聞くと「マジ、生理的に無理」と思ったんです。だから、最初は全然ひそねが好きになれませんでした。
河瀬:黒沢さん、スタジオでも「ホント、無理」って言ってたかも(笑)。
久野:ひそねは、名緒さんに対しては、特にひどいことを言うんですよ。
河瀬:絵瑠も、ひそねに痛いところを突かれたりするんですけれど……。
久野:ごめんね~本当に!!
河瀬:私と絵瑠は性格が似てないところも若干あって、絵瑠の言葉に「それは言い過ぎだよ」と思ったりもするんです。だから、逆にひそねの言葉に共感もしました。それに、ひそねの言葉は、きっと見ている方もそう思っているだろうという内容なんですよね。あと、ひそねがドラゴンに飲み込まれる時の久野さんのお芝居がすごく可愛いです。
黒沢:うん、めっちゃ可愛い~。
河瀬:悲鳴でも無くて。「どこから出てるの?」みたいな音が出てくるのがすごいんですよね。
アフレコの合間に「クソ野郎!」とか「カス!」と自主練習
──黒沢さんの演じる貝崎名緒について教えて下さい。
黒沢:名緒は、公式サイトでは「ヤンキー」という書かれ方をしているんですけれど、くせ者揃いのこの作品の中では、視聴者の皆さんの一般的な価値観に一番寄り添っている女の子だと思っています。きっと、家族仲良く大切に育てられてきたので、空自に入ってから、人生で初めての挫折を経験して。
今ちょっとグレてる感じなんですよね。だから、これまでの人生でずっとこういう子だったわけではなく、たまたま、グレている時期を切り取られているだけだと思っています(笑)。それに、今の状況に諦めるのではなくて、積極的に自分の人生を進めようともしている。「社会人1年目」という感じの子なので、そこにも共感してもらえそうかなと感じています。
河瀬:私は、名緒ちゃんが第1話のアフレコで、ひそねに対して「オラオラ」ってやってるところを見た時は、「ヤンキーだ」って思いました(笑)。でも、知れば知るほど共感できるところが多いので、この先ももっと名緒ちゃんのことを知れたらなと楽しみにしてます。それに、怒り方や意地悪の仕方が可愛いんですよ。
黒沢:いじめ方も分かってないから、「下手くそか!」って感じなんです。でも、美咲ちゃんは、最初の頃、ずっと「怖い~怖い~」って言ってたよね。
久野:ともよちゃんとは席が隣なんですけど。本番以外の時間にともよちゃんが「クソ野郎!」とか「カス!」とか自主練習をしているのが聞こえて、怖くて怖くて。
黒沢:舌打ちの練習もずっとしてました(笑)。
久野:そうそう! 休憩中にゆっくりお茶を飲んでたら、隣から舌打ちが聞こえるんですよ~。だけど不思議なことに、ひそねを演じながら名緒さんと会話をしている時は、全然怖くないんです。どちらかと言うと、ひそねは最初から名緒さんに対して友好的だし、嫌がらせをされても気づいてないので。それが面白いなっていつも思っています。
私個人としては、名緒さんはメインの5人の中で一番ピュアだなと思っていて。ともよちゃんのお芝居も相まって、すごく繊細なところが感じられるし、物事から逃げてないんですよね。その真っ直ぐさが素敵だなって思います。
──河瀬さんの演じる星野絵瑠についても教えてください。
河瀬:絵瑠ちゃんは、常に自分の目標だけを目指していく子なので、周りにも自分にも厳しくて、すごくストイック。あと、ひそねとは少し方向性が違うんですけれど、けっこうストレートに言葉を発する子で。
周りの人に向かって「なぜ君たちは目標に向かって行動しないのか?」みたいなことを言ったりもするんです。台本を読んでいる時は「そこまで言うんだ!」と思った部分もあったんですけど、夢や目標に対して、これだけストイックに取り組めるのは憧れるところもあります。
黒沢:今のところ、名緒は絵瑠とあまり関わってなくて。きっと「なんとなく嫌なやつだな」と思っているんですけれど、ひそねに対する時のように突っかかっていくわけでもなくて……。だから、私としても、何となく嫌なやつだなって感じなんですよね(笑)。
河瀬:ええ~最後、持ち上げてくれるのかと思ったのに(笑)。
黒沢:私は、どうしても名緒を通してしか、絵瑠ちゃんのことを見られないからなあ(笑)。美咲ちゃんはどう?
久野:絵瑠ちゃんは、目標に向かって突き進んでいくから、周りが見えてない感じなんですよね。ひそねは、関わりを持とうと近づいていくんですけど、何を言ってもスパンスパンと切られちゃう。
私としては、周りのことを断ち切ってまで目標に突き進めるのはすごいなって思うし、ひそねとしても、絵瑠ちゃんが頑張っていることは分かっているだろうから、悪い印象は無いと思います。だからこそ、ひどいことを言って、傷つけてしまうんですけどね(笑)。
──ここまで皆さんの演じているキャラクターについてお話を伺ってきたのですが。その他のキャラクターで、特に注目して欲しいキャラクターがいれば教えて下さい。
久野:PVの段階だと、やっぱりお婆さん(樋本貞/CV:朴璐美)が気になりますよね。いったい何者なのかって、きっと誰もが思うはず。
黒沢:思う思う。
河瀬:謎のジョアおばさん。
久野:ただのお婆さんじゃない感じが漂っているのがすごく魅力的ですよね。実は、この顔はマスクで、ベリッと剥がしたら別の人が出てくるんじゃないかというくらい神秘的です(笑)。
黒沢:あと、絵瑠ちゃんと同じく、別の基地から岐阜基地にやって来るDパイの2人は、すごく特徴的ですよね。
──新井里美さんの演じる絹番莉々子と、名塚佳織さんの演じる日登美真弓ですね。
久野:お二方のお芝居が素敵で面白すぎて。アフレコ現場で笑いをこらえるのに必死です。特にビックリするような初登場シーンがあって。
黒沢:あれは衝撃的だった!
河瀬:本当に面白いですよね。
久野:お二人のセリフの後に、ひそねとして会話するのが大変でした(笑)。
樋口真嗣総監督は、キャンプ場で薪を持ってきてくれる人
──制作発表会では、絵を作るよりも先にセリフを収録するプレスコ方式のような方法で制作をされているという話もあったのですが。実際どのような形で収録されているのですか?
黒沢:アフレコとプレスコの中間という感じです。
河瀬:シーンによっては、「間とかは気にしないで良いよ」と言って下さったり、私がお芝居で悩んでいる時には、モニターの映像を消して「自分の好きなタイミング、好きな間で、思うようにやってみて」と言ってくださったりもしました。とても自由にお芝居をさせて頂いていると思います。
久野:自由にお芝居をさせていただいていて。こんな風に、求められているものと自分が表現したいものが一致しているのは、本当に幸せなことだなぁと。素晴らしい現場だなと思っていて……。それって私だけじゃないよね?
黒沢:うん。スタッフさんも含めて、みんなで一緒に作っている感じがすごくあります。役者という立場は、作品を作る工程の中では末端なので、変な意味では無く、歯車としての役割を果たそうという気持ちで臨んでいる現場もあるんですね。
でも、この現場は役者が思うものを出したら、それをスタッフさんチームが咀嚼した上で具体的な言葉にして投げ返してくれる。さらに、それを私たちがまた返して、というキャッチボールがすごく潤滑に行われているんです。
──特撮映画を中心に活躍してきた樋口真嗣さんが総監督を務めていることも話題ですが、現場での樋口さんの印象を教えてください。
河瀬:最初にお会いする前はとても緊張していたんですけれど、本当に明るく気さくな方で。どんな質問でも丁寧に教えてくださるんです。しかも、その上で、「でも、絵瑠は君なのだから、君の思う絵瑠も見せて欲しい」と委ねても頂けるので本当にありがたいです。お二人はどうですか?
久野:樋口さんは……キャンプ場で薪を持ってきてくれる人。
──え?
黒沢:美咲ちゃん、それが見出しになっちゃうよ(笑)。
河瀬:あはは(笑)。
久野:あ、イメージの話です(笑)。私は、火を燃やすために薪を割るんですけれど、その薪を持ってきてくれる。しかも、スパンと切れる薪を持ってきてくれる人なんです。
──久野さんが良い芝居ができるような状況を作ってくれる人ということですか?
久野:えっと……そうですね……キャンプ場に……。
黒沢:いそうだよね。
久野:うんうん。
黒沢:って、美咲ちゃん。それはビジュアルの話だね(笑)。
久野&河瀬:あはは(笑)。
──たしかに、キャンプ場が似合いそうです(笑)。
黒沢:ちょっぴりシャイだから、作品を通して、私たちにお話して下さっている感じがあって。それがもしかしたら、「薪を持ってきてくれる」ということなのかなって。
久野:あ、分かった?
黒沢:うん、なんとなくだけどね(笑)。口で説明するというより……。
久野:そのもの自体を持ってきてくれる人。
河瀬:「その辺りに良い薪が落ちているよ」とか言うのではなくて、「これを割れば良いと思うよ」と持ってきてくれる感じ?
黒沢:だけど、割り方は、私たち次第。
久野:そうだね。でも、いつもスパンと綺麗に割れます。
──なるほど、分かったような気がします。
久野:あと印象的だったのは……この作品、飲み会のシーンかよく出てくるんですけれど。ひそねが酔っ払う回の収録で、休憩時間にロビーにいたら、コンビニの袋を持った樋口さんがやって来て。「いま 買ってきたから」って(缶チューハイの)氷結を渡されて。「これ、飲んでからやっても良いよ」と言われたんです(笑)。
──飲んだのですか?
久野:「いやいや、これから本番ですから!」って。
河瀬:そのアフレコよりも前に、飲み会があったんですよ。
黒沢:そうなんです。その時に樋口さんも、美咲ちゃんの姿を見ていて、あのまんまでひそねをやって欲しかったの(笑)。あの日、「(酔っ払った)ひそねは、あの久野さんで良いと思うんだよ」って、ずっと言ってたよ。
河瀬:「上手く行かなかったら、(お酒)あるからね!」って。
久野:そうだったんだ……!! 結局、スタジオで実際の酔っ払いになることはできず、氷結は大事にお家に持って帰りました。声優をやっていて、現場で監督にお酒を渡されて「飲んでも良いよ」って言われたのは初めてでしたね(笑)。でも、そのくらい、作品に対して熱いハートを持っていらっしゃる方なんです。
黒沢:そうだね。本当にみんな熱くて、楽しい現場なんですよ。幸せです。
──では、最後に『ひそねとまそたん』の放送開始を楽しみにしている皆さんへのメッセージをお願いします。
黒沢:じゃあ、トリは座長にお願いして私から……。『ひそねとまそたん』は、私にとってご褒美みたいな作品だと思っていて。今まで役者として、声優として、一つ一つ丁寧に作品作りに関わってきたご褒美に、「ちょっとだけわがままにしても良いよ」と言ってもらえる作品を神様からもらったみたいな気がしています。
今発表されているメインキャスト以外にも、整備員さんの役などをやってくださる男性声優の方が毎回、7、8人くらいいらっしゃるんですけれど。その皆さんもすごく熱くて、全員で一つの劇団のような感覚なんです。良い意味で全員が役者として並列に立っていて。お互いの意見を尊重し合っているし、お互いの言葉に感銘を受け合ってもいる。
そして、みんなが楽しみながら収録をさせていただけている、すごく素敵な作品です。樋口さんも、こだわっているからこそのわがままをいっぱい通しているらしくて(笑)。とても素敵な絵にもなっています。音楽や音響効果へのこだわりもすごいです。
そのこだわりと、私たち役者に与えられたご褒美のような自由さとのマリアージュで、とても品質の高い作品になっていると感じています。まだ、どんな作品になるのか分からない方も多いとは思うんですけれど、とりあえず第1話を見ていただければ、その先も見てもらえるはず! どうぞ楽しみにしていてください。よろしくお願いします。
河瀬:『ひそねとまそたん』は、初めてレギュラーとして参加させていただいた作品なので、色々と分からなかったり難しいなと思ったりすることもあるんですけれど。本当に素敵な先輩方やスタッフの方々に支えてもらいながら収録させていただいています。たくさんの素敵なキャラクターが登場する作品なので、どなたでも絶対にツボに入るキャラクターが見つかると思います。
その一方で、航空自衛隊に関することなどはすごくリアルに描かれているので、飛行機などが好きな方には、そのこだわりも感じていただけるはず。収録もまだ途中なので、物語がどんな風に展開していくのかは、私たちも分かっていないのですが、非常にスケールの大きなストーリーになっています。
それぞれのキャラクターたちの仕事やドラゴンとの向き合い方に、最終目標。本当にたくさんの見所がある作品なので、ぜひ放送を楽しみにしていただけたらなと思います。
久野:ひそね役はオーディションで決まったのですが、実は最初にマネージャーさんから受けて欲しいと言われたのは別の役だったんです。でも、資料をいただいて脚本を読んだ時、ひそねのセリフがすごく自然にスッと体の中に入ってきて。「どうしても挑戦したいです」とお願いして、ひそねも受けさせていただきました。
オーディションの資料には、スタッフさんのお名前も載っていて、脚本の岡田さんと、監督の小林(寛)さんが参加がされていることも分かっていたんです。お二人には、別の作品(『キズナイーバー』) でもお世話になっていて。その時、作品や演者に対する真摯な姿勢や愛をすごく感じて、本当に信頼している方々だったので、絶対にこの作品に関わりたいと思っていました。
だから決まった時はすごく嬉しかったですし、作品に参加できたことで、他のスタッフさんや役者さんたちとの新しい出会いもありました。ともよちゃんも言っていたけれど、役者さんたちも本当に魅力的な方ばっかりですし、いつもたくさん支えていただいていて。そんな環境の中、「自由にやっていいよ」と言っていただけるということに感謝しながら、お芝居をしています。
ひそねはセリフ量もすごく多いですが、毎回毎回、頭が真っ白でクタクタになるほど全力で演じて。魂を込めて死ぬ気で頑張っているので、ぜひ観ていただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。
黒沢: (拍手しながら)座長ー!
河瀬:かっこいいー!
黒沢:ずっと、ついていく~(笑)。
久野:二人とも、いつもありがとね~!!以前、樋口さんに「死ぬ気で頑張ります!」って言ったら「重い!」って言われたんだけど、また「重い」って言われちゃうかな?(笑)
[取材・文/丸本大輔]
TVアニメ『ひそねとまそたん』
<イントロ>
航空自衛隊が管理するドラゴンと新人搭乗員たちの斬新なお仕事ストーリーが発進する!
トップクリエイターたちが、『交響詩篇エウレカセブン』のアニメーション制作会社ボンズに結集。大ヒット作『シン・ゴジラ』の樋口真嗣(総監督)が『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の岡田麿里(シリーズ構成)とのコンビで練りあげたオリジナルストーリーは、ドラゴンと少女の交流を通じてハートフルに展開する。小林寛(監督)、青木俊直(キャラクター原案)、伊藤嘉之(キャラクターデザイン)、岩崎太整(音楽)を始め、豪華スタッフが全方位から盛りあげる、愛と笑いと涙の現代日本神話!
<ストーリー>
「私は、君とソラを飛ぶ。」甘粕ひそねは、航空自衛隊の岐阜基地に勤務を始めた新人だ。素直すぎて無意識で他人を傷つけるのに疲れ、任期限定の自衛官を選んだのだ。だが、運命の出逢いが彼女の人生を根底から変える。基地に秘匿された戦闘機に擬態するドラゴンがひそねを選び、大空高く舞いあがったのだ。こうして「OTF(変態飛翔生体)」であるドラゴンに乗り込む飛行要員が、ひそねの仕事になった。国家的な命運を左右するとも言われるドラゴンには、はたしてどんな秘密が隠されているのだろうか……。
<放送情報>
TOKYO MXにて 2018年4月12日(木)24:00~
BSフジにて 2018年4月12日(木)24:00〜
岐阜放送にて2018年4月12日(木)24:45〜
MBSにて 2018年4月17日(火)26:30~
NETFLIXにて 2018年4月13日(金)国内独占配信開始
放送開始予定
※放送日時は変更になる場合がございます。
<スタッフ>
原作: BONES・樋口真嗣・岡田麿里
総監督:樋口真嗣
監督:小林 寛
シリーズ構成€b0:岡田麿里
キャラクター原案:青木俊直
キャラクターデザイン:伊藤嘉之
メインメカニックデザイン:河森正治
モンスターコンセプトデザイン:コヤマシゲト
コンセプトデザイン: okama
ミリタリーアドバイザー:小柳啓伍
美術デザイン:平澤晃弘
美術監督:金子雄司
色彩設計:小針裕子
撮影監督:佐々木康太
3DCG監督:安東容太
編集:奥田浩史
音楽:岩崎太整
音響監督:山田 陽
音響効果:野口 透
アニメーション制作:ボンズ
OPテーマ
タイトル:「少女はあの空を渡る」
歌:福本莉子/作詞:岡田麿里/作曲・編曲・プロデュース:岩崎太整
EDテーマ
タイトル:「Le temps de la rentrée~恋の家路(新学期)~」
歌:Dパイ(甘粕ひそね(CV:久野美咲)/貝崎名緒(CV:黒沢ともよ)/星野絵瑠(CV:河瀬茉希)/絹番莉々子(CV:新井里美)/日登美真弓(CV:名塚佳織)
作詞:Robert Henri Gall/作曲:Patrice Maurice Gall/編曲・プロデュース:岩崎太整
<キャスト>
甘粕ひそね(あまかす・ひそね):久野美咲
貝崎名緒(かいざき・なお):黒沢ともよ
星野絵瑠(ほしの・える):河瀬茉希
絹番莉々子(きぬつがい・りりこ):新井里美
日登美真弓(ひとみ・まゆみ):名塚佳織
樋本貞(ひのもと・さだ):朴 璐美
小此木榛人(おこのぎ・はると):梶 裕貴
財投豊(ざいとう ゆたか):徳本恭敏
柿保令美(かきやす れみ):釘宮理恵
幾嶋博己(いくしま ひろき):諏訪部順一
曽々田弘(そそだ ひろし):中田譲治
まそたん:神田松之丞